1月 292015
 

大好きな国オーストリアのおやつ「Kaiserschmarren(カイザーシュマーレン)」。 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んで食べたという、ふわふわ甘くて温かいお菓子で、奥さん(皇后エリザベート)の分まで平らげてしまったのだとか。 どんなお菓子かというと、レーズン入りのスフレパンケーキを引き裂いて皿に盛ってフルーツソースを添えたものです。あらかじめ切り分けられてあるのでパンケーキより食べやすいです。

デザートにも、食事にも。バレンタインデーにできたてフワフワを「これって皇帝のおやつなんだって」と言ってごちそうしたら会話も弾みそう。

ちょっとこげちゃって香ばしすぎたけど、フルーツがよくからんでおいしかったです。

カイザーシュマーレン

カイザーシュマーレン

<材料>2人分

  • 薄力粉…50g
  • 卵…1個
  • 牛乳…30ml
  • ヨーグルト…20g
  • グラニュー糖…大さじ2
  • バニラビーンズ…1/2本
  • 仕上げ用のグラニュー糖…3g
  • 溶けない粉砂糖…適宜
  • レーズン…20g
  • 赤ワイン…15ml
  • プルーンジャム・リンゴジャムやフルーツソースなどお好みで

<作り方>

  1. レーズンにひたひたの赤ワインを振って一晩かけてふやかします。
  2. レーズンの汁気をざるで切っておきます。
  3. ボウルで卵白を泡立て、さらにグラニュー糖を大さじ1加えてしっかり泡立てます。
  4. 別のボウルに卵黄、牛乳、ヨーグルト、グラニュー糖大さじ1を加えて、泡立て器で混ぜ、さらに薄力粉を加えてよく混ぜます。
  5. フライパンを熱しておきます。バニラビーンズを縦に切り込みを入れて、中身をそぎ落として4のボウルに加え、さらに卵白を何回かに分けて加えてさっくり混ぜ合わせます。
  6. フライパンに生地を一気に流し入れ、レーズンをトッピングして弱火で焼きます。
  7. 生地がプツプツしてきたらひっくり返して軽く焼き、完全に焼き上がる手前でヘラと菜箸で手早く切り分けます。
  8. 仕上げ用のグラニュー糖を振り入れ、一瞬強火でキャラメリゼして皿に盛ります。
  9. 粉砂糖を茶こしで振りかけ、フルーツジャムやソースを添えます。

バレンタインの料理レシピ

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12月 142014
 

いつものアメリカンアップルパイの生地を、オーストリアの小麦粉で作りました。

オーストリアの小麦粉で作ったアメリカンアップルパイ

オーストリアの小麦粉で作ったアメリカンアップルパイ

温めてナイフとフォークで切り分けると、味わいのある生地がしっかり酸味のあるリンゴにホロホロとまとわりついて、素材の素朴な風味が楽しめます。いいですねこういう組み合わせ。

今回は底が抜けないパイ皿で焼きましたが、キレイに取り出せました。

オーストリアの小麦粉で作ったアメリカンアップルパイ

オーストリアの小麦粉で作ったアメリカンアップルパイ

<材料>直径18センチ1ホール

タルト生地

  • オーストリアの小麦粉タイプw480…180g
  • シナモンシュガー…大さじ1
  • 塩…小さじ1/4
  • 無塩バター…90g
  • 卵…大さじ1
  • 水…大さじ1
  • ラム酒…大さじ1

フィリング

  • 紅玉…2個
  • きび糖…リンゴの正味の30%
  • 薄力粉…20g
  • シナモン…小さじ1
  • グローブ…適宜
  • 塩…ひとつまみ

<作り方>

  1. タルト生地を作ります。パイ皿に薄く油を塗り、粉を振ってはたいて冷蔵庫で冷やしておきます。
  2. 中ボウルに粉類を入れて泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  3. バターを加えて両手に持ったカードで切り刻みながら粉と混ぜてホロホロにします。
  4. 卵と水を合わせておき、生地にサッとまわしかけ、ヘラでサクッとまぜあわせ、ラム酒を加えたらヘラで生地を押しつけては切って重ねて押しつけるを繰り返します。
  5. 生地をポリ袋に入れてぎゅっと丸めて休ませます。冬場は室温で、夏は冷蔵庫へ。
  6. フィリングを作ります。リンゴを5ミリ幅のイチョウ切りにしてボウルに入れ、残りの材料を加えて混ぜ合わせておきます。
  7. 生地の2/3をオーブンペーパーで挟み、薄く丸く伸ばし、ペーパーをはがしてパイ皿の上に敷き、はみ出した部分をナイフでカットします。
  8. フィリングのリンゴをパイ生地の上にのせて均等に並べて、しみ出た液も流し入れます。
  9. 生地の1/3を丸く薄くのばして、パイ皿の方の生地の縁に卵を塗り、伸ばした生地パイ皿にかぶせて縁を指で押して接着します。ナイフではみ出した生地をカットします。
  10. 残った生地を丸めてリンゴの形にして、松の実を2個押し込んで、カットしたオーブンペーパーに乗せておきます。
  11. 240度に余熱したオーブンで10分、220度で20分、様子を見ながら200度で10分焼きます。最後の15分でリンゴの形の生地を入れて焼きます。
  12. 冷めてからパイ皿から取りだし、溶けない粉糖をふりかけます。
12月 092014
 

オーストリアの小麦粉で初めて作ったパン。質素に焼いてみました。

オーストリアの小麦粉で初めて焼いたパン

オーストリアの小麦粉で初めて焼いたパン

小麦粉はW480というタイプなのですが、袋をあけてびっくりしたポイントが2つ。

  • 1つ目は色。粉が黄色い。日本のように真っ白じゃないので驚きました。
  • 2つ目は香りの強さ! 小麦の香りってこういうものなんだと初めて知った気がする。

そして食べてみてビックリ!
パンをかみしめるほどに濃厚な小麦の味。全粒粉でもこんなに感じたことが無かったので。
日本の一般的な小麦粉って丁寧に精製しすぎてるってことなのかな?

スライスしてチーズを挟むととても合う!
日本ならコシヒカリ、ササニシキとかお米の銘柄にこだわるように、欧米では小麦粉のタイプにこだわるんだろうなぁ。

日本の天然酵母でもちゃんと膨らんでパンになってくれてなんだか嬉しい。

<材料>4個分

  • 小麦粉(タイプW480)…160g
  • 塩…2g
  • きび糖…15g
  • 水…90ml
  • あこ天然酵母生種…12g

<作り方>

  1. 粉類を大ボウルに入れて泡立て器でふんわり混ぜ合わせます。
  2. 水を少し温めて、生種とともに加えてよくこねます。
  3. 室温で6〜7時間一次発酵。
  4. 生地が2倍に膨れたらガス抜きをして4等分して丸めて20分ベンチタイム。
  5. 生地を丸め直して、70分二次発酵。
  6. 200度に熱したオーブンで20分焼きます。

小麦粉の袋にはクグロフの作り方が書いてあったので、参考にして作ってみよう!

12月 072014
 

ここ数年試行錯誤しながら自作していましたが、今年は先月オーストリアで購入したものを、今日初めて切って食べてみました。

オーストリアで購入したシュトレン

オーストリアで購入したシュトレン

粉砂糖の衣をまとっているのだから相当甘くて、具もゴロゴロ入っているものだと想像していたのですが、それほど甘くなく、具も細かく刻んであり、とってつけたような味付けではなくてとても食べやすい。生地がとても密なので口の中でホロッとほどける感じ。コーヒー、紅茶でさらにおいしい。
スーパーで購入した3ユーロ(500円弱)ほどの小ぶりのシュトレンですが、日本だとこれくらいでもお菓子やさんで数千円で売っている(信じられない!)高価なお菓子…。
そういえばこれにはマジパン入ってなかったです。安い理由はそこなのかな?

賞味期限まであと15日!

賞味期限まであと15日!

11月 092014
 

グラーツの老舗のパン屋さん「Hofbäckerei Edegger-Tax」で、その名もカイザーデサートをいただきます。

その名もカイザーデザート

その名もカイザーデザート

雨の日にここを通りかかり、店内でコーヒーを飲みながらと寄ってみました。パンとお菓子も選べます。

カプチーノとともにとてもゆったりとしたひととき。それにしてもお客さんが全然来ないので、雨の日のおかげかなーと思っていたら、一時的にカギをかけていたのでした。お昼休みだたったのかしら?

おかげさまで貸し切り状態という、贅沢な時間をいただきました。

Hofbäckerei Edegger-Taxのお菓子とパン。

Hofbäckerei Edegger-Taxのお菓子とパン。

パンも食べたかった。

パンも食べたかった。

Hofbäckerei Edegger-Tax

Hofbäckerei Edegger-Tax