10月 072023
 
ふっくら黒豆大福

黒豆大福を手作りしたくて、黒豆を炊くところから開始。この日のためにこしあんは手作りよりもおいしい富澤商店の北海道の小豆こしあんと、特上白玉粉も用意。どちらもヨドバシで送料無料で購入できてしまうのはとても便利で嬉しい限りです。

こしあん玉が偏っても気にしない

こしあんは煮詰め直さなくてもキッチンペーパーで簡単に水気を取れる便利な方法です。固めに丸めておいたので包みやすくて甘さも凝縮されました。

黒豆はホットクックのレシピ通りに作りましたが、重曹は不使用です。それでもふっくら炊けました。

正直、できたての手作り大福は極上のおいしさで感激しました。食べ終わって感動したまましばらくボーッとしてしまうほど。

1度に4個作れるのもちょうど良い

ただ作り終わった後の調理器具の山に驚きました。手の込んだケーキを作るよりも多くてビックリ。調理器具は多くてもきちんと使いこなせば美味しく作れるんだなぁと実感しました。でももう少し効率良く作りたいです。今回も気持ちだけは和菓子職人になりきりました。特にこしあんを包むとき。

〈材料〉4個(4人分)
  • 黒豆 20粒(中サイズ5粒×4)
  • こしあん 150g(水気をとって143g)32g×4
  • 白玉粉 80g
  • 水 80ml
  • グラニュー糖 15g
  • 片栗粉 大さじ3
〈作り方〉
  1. 黒豆を炊いておきます。今回はあらかじめホットクックで作っておいた黒豆を使いました。
  2. こしあんは市販の袋入り(今回は冨澤商店の北海道の小豆こしあん)から150gを取り出してキッチンペーパーで包み、もう1枚包んでラップで巻くかまたはポリ袋に入れて冷蔵庫で1晩おきます。水分を取ってあんを丸めやすくします(今回は143gになりました)。
  3. 水気を取ったこしあんを32gずつ4個丸めておきます。
  4. バットに片栗粉を入れて敷いておきます。
  5. 中ボウルに白玉粉を入れて、水を少し残して加えてシリコンヘラでねり混ぜます。グラニュー糖を加えて練り混ぜて、柔らかい粘性のゾル状になるように残りの水で調整します。
  6. 深さのある蒸し器が入る鍋に少量の湯を沸かします。蒸し器の上にオーブンシートを濡らして敷いて、もち生地を移し入れます。蓋をして強火で10分蒸します。
  7. ボウルにたっぷりの水を入れて木べらを浸しておきます。黒豆をキッチンペーパーに載せて汁を切っておきます。
  8. 中ボウルに蒸したもち生地をオーブンペーパーをひっくり返して入れて、濡らした木べらではがします。
  9. 絶えず木べらを濡らしながらもち生地をこねて、薄く伸びるまでこねます。
  10. 片栗粉を敷いたバットにもち生地を移して、全体に片栗粉をまぶしてナマコ型にしたら親指と人差し指で真ん中を握り切って半分にします。さらに半分に握り切って4個に分けます。
  11. 生地のひとつを粉を付けた手に取り、手早く大まかに楕円形に伸ばして、上半分に黒豆を5個置いたら生地の下半分を折り重ねて、円形に整えながら軽く伸ばし広げます。
  12. 丸めておいたあんを乗せて手早く端を伸ばしながらあんを包み、きゅっと閉じて綴じ目を下にして片栗粉の上に並べます。絶えず手に片栗粉をまぶしながら残りの生地も同じように包んで丸めます。
  13. 刷毛で粉を払って完成です。
ふわふわしていて作っていて癒やされます

  • 食べきれなかった大福は密封容器に入れて冷蔵庫へ。硬くなっていたのでフライパンでじっくり両面をこんがり香ばしく焼くと、餅がとろ~りとして甘さも増して美味しくいただきました。
2月 042023
 
桜あんパン(低温発酵)

こしあんたっぷりの桜あんパン。桜の花はしっかり塩抜きをしました。イースト少なめの低温発酵なので、それぞれの素材が引き立って味わい深いです。

<材料>5個分
  • 桜の花の塩漬け 5〜6個
  • 強力粉(春よ恋) 160g
  • きび糖 16g
  • 塩 2.4g
  • 無塩バター 13g
  • ドライイースト(サフ金) 小さじ1/4
  • 浄水 100ml
  • こしあん 200g
  • 溶き卵 1個
<作り方>
  1. 桜の花の塩漬けをサッと洗って水を切り、密封容器に入れて水をたっぷり注ぎフタをしてそのまま冷蔵庫で一晩塩抜きをします(塩気が強いので)。
  2. 大ボウルに塩以外の粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  3. 浄水をレンジで35度にあたためて、バターもやわらかくしておきます。
  4. 浄水を少しだけ残して大ボウルの粉に注ぎ、手でこねます。生地がまとまってきたら塩を加え、固さを残りの浄水で調整しつつ、バターを加えて軽くこねてまとめます。ボウルにラップをかけてそのまま20分休ませます。
  5. 生地を丸めて中ボウルに移しラップをかけて室温で1時間置きます。ボウルごと大きい密封袋に入れて冷蔵庫で12時間ほど1次発酵。
  6. 冷蔵庫からボウルを取り出し1時間以上かけて室温に戻します。時間は大まかでも構わないので、おおよそ2倍に膨れるまで暖かいところに置いておきます。
  7. こしあんを1個40gでラップで丸めておきます。塩抜きした桜の花をペーパータオルで挟んで水分を取っておきます。
  8. パン生地のガス抜きをして5等分して、優しく軽く丸めてフタをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. パン生地を手で平たく丸く伸ばして、麺棒で中央を少し高めにしてのばします。丸めておいたあんこを包み、つまんで閉じて天板に並べます。天板の上で上から押して平らにします。
  10. 30〜35度のスチーム発酵で50分2次発酵。
  11. オーブンを200度15分にセットして余熱を開始します。表面に溶き卵を塗り、中央に水気を切った桜の花を置いて指でギュッと奥深く押し込みます。
  12. オーブンで焼きます。こんがりと焼く場合は5分延長します。
1月 252023
 

毎年恒例の黒米おはぎ。作り方もほぼ定着してきました。今回は黒米を少し減らして餅米をその分増やしましたが、色味的にも何ら変わりありませんでした。

こしあんの黒米おはぎ。好評です。

今回こしあんは冨澤商店の物を使いました。これが一番作りやすい硬さ、甘さ、美味しさなので気に入っています。500gは使いきれないので、水羊羹でも作ろうかな。あんぱんもいいな。

<材料>10個分
  • もち米…210g
  • うるち米…75g
  • 黒米…15g

(もち米、うるち米、黒米がそれぞれ「7対2.5対0.5」の割合で、合わせて300g。約2合)

  • こしあん…300g
  • きび糖…大さじ2
  • 塩…小さじ1/4
<作り方>
  1. 米類を一緒に洗って水を切り、炊飯器の内鍋に入れて2合分の水量ラインよりも少しだけ少なめ注ぎ、2〜3時間浸しておきます。
  2. こしあんは10等分して(1個30g)、ラップで包んで優しく丸めて、バットに並べておきます。あんは絞りすぎずラップで形を丸く整えて、逆さにしてそっと置いておくと、あとで取りやすいです。
  3. オーブンペーパーを直径5センチほどの円形に10枚カットして、並べておきます。
  4. ご飯を標準の炊飯モードで炊きます。
  5. 中ボウルに水を満たして、しゃもじとスリこぎを浸しておきます。炊けたご飯を大きいボウルに移します。
  6. ご飯にきび糖と塩を加えて、しゃもじで切るように混ぜます。
  7. すりこぎ(めん棒の端でも)を、こまめに水に濡らしながらご飯をつきます(粒が半分つぶれる程度)。ご飯のグラム数を測っておきます(今回は約690g)。
  8. 手を水またはアルコールスプレーで濡らし、手のひら大のご飯をのせて(今回は1個69g)、ご飯を手早く丸く伸ばして中央を少しへこませます。
  9. 丸めておいたこしあんをへこみにのせて、手早くご飯で包み、形を整えます。
  10. 並べておいたオーブンペーパーに丸めたおはぎの閉じ目を下にしてのせて冷まします。
〈後記〉
  • ご飯が炊けた後の操作は手早く行います。ご飯が冷めるとうまく形成しにくいからです。
  • ご飯の形成は水をたっぷりつけた素手で行うのがおすすめです。気になるようであればアルコールスプレーで。

8月 202022
 
アガーで作る水羊羹
口当たりと口溶けが良いです

子どもの頃から大好きな水ようかん。市販の缶詰やパックされている水ようかんではなかなか昔の味や食感のものには出会えなくて。自分で作ってみたら一番近い仕上がりに。好みの固さに調整できるのも嬉しいです。このレシピは少し固めで、日を置くとより固めになります

こしあんは富澤商店のものが優しい甘さでくせもなくとても食べやすいです。ヤオコーのも最近購入したので作ってみたいです。

<材料>プリン型4個分
  • アガー 10g ※1
  • きび糖 10g
  • 水 200g ※1
  • こしあん 200g
  • 塩 ひとつまみ
<下準備>

※1 サラッと仕上げるのであればアガーを少なめに抑えて、水を少し足します。
アガーを小鉢できび糖とよく混ぜ合わせておきます。
容器を水に濡らしておきます。

<作り方>
  1. お鍋に水を入れて、混ぜ合わせたアガーときび糖を加えてよく溶かします。
  2. 中火にかけて沸騰させます。
  3. こしあんと塩を加えてよく混ぜ合わせます。
  4. 1分くらい練りながら煮ます。
  5. 容器に入れてあら熱を取ります。
  6. 冷蔵庫で冷やします。
7月 132020
 
水ようかん。真ん中にレフ版が写り込んでます。

冷蔵庫にちょこっと残っていたこしあんを消費。申し訳ないくらい簡単なのに高級水ようかんのレベル。冷たくておいしかった!

<材料> 140ml丸製氷器2個分

  • 水 150ml
  • 粉寒天 小さじ1/2
  • こしあん 130g

<作り方>

  1. 器に一度水をかけておきます。ボウルに水を張り、凍った保冷剤を入れておきます
  2. 小鍋にを入れて、粉寒天を振り入れてふやかします。
  3. 中火にかけてヘラで静かに混ぜながら沸々と沸騰させます。
  4. 火を止めてこしあんを加えて、ヘラで滑らかにします。
  5. 再び中火で静かに混ぜながら、沸々してきたところで火を止めます。
  6. 鍋底をボウルに浸して、ヘラで混ぜながら冷まし、粗熱が取れて気持ちもったりしてきたところで取り出して、鍋底の水を拭いてから、器に注ぎ入れます。
  7. 製氷器のふたをして、冷蔵庫で冷やし固めます。