1月 242014
 

生アーモンドからミルクを作りました。よく見るレシピでは材料に「生」アーモンドとあるのですが、市販されている生アーモンドには「必ず加熱してお召し上がりください」と記載されています。必ずとまで書かれているのだから生を飲食してはまずいなにかがあるのでしょう。

自家製生アーモンドミルク

自家製生アーモンドミルク

なので、今回は生アーモンドを購入して、ミルクを作った後に加熱をして仕上げることにしました。残ったカスで香ばしいアーモンドプードルを作ります。

ちなみに私は、先日作ったローストアーモンド(皮付き)のミルクの方が、アーモンドの味がしておいしいと思いました。生アーモンドミルク状態でも一口なめてみましたが、香ばしさもアーモンドらしい味も無くあっさりした豆乳のようでした。加熱して蜂蜜を加えると、おいしくて飲みやすい調整豆乳になった感じです。

今回漉すのに使ったナッツミルクバッグ。本来の表側を裏側にして使った方が、縫い代部分にナッツのカスが残りにくいと思います。

今回漉すのに使ったナッツミルクバッグ。

今回漉すのに使ったナッツミルクバッグ。

<材料>アーモンドミルク500mlとアーモンドプードル50gができあがります

  • 生の皮付きアーモンド…アメリカ製のカップ1
  • 水…アメリカ製のカップ3
  • 塩…ひとつまみ
  • はちみつ…大さじ1

<作り方>

  1. 生アーモンドをボウルに入れてたっぷりの水を注いで10時間おきます。
  2. アーモンドを水洗いして水を切り、ミキサーに入れて、水を注ぎます。皮ははがれないことはないのですが、今回はあえて皮付きで。ちなみに皮はローストの方がはがれやすかったです。

  3. ミキサーを徐々に回転数をあげていき、しっかりミルク状になるまで撹拌します。皮がついていたのにこんなに白くなりました。先日買ったばかりのクイジナートのクッキングブレンダーです。音がスゴイですけど、加熱調理もできちゃうユニークなミキサーです。

  4. ナッツミルクバッグを鍋にとりつけて、アーモンドミルクをバッグに注ぎます。

  5. バッグをねじりながら、ミルクを鍋に漉し入れます。とことん絞り出したいところですが、絞りかすのうまみも出きってしまうと、アーモンドプードルがおいしくなくなってしまうでしょうから、ミルクとプードルで相殺できるよう、ほどほどでいいのだと思います。

  6. 鍋を火にかけて軽く沸騰させて、塩と蜂蜜を加えます。
  7. 残ったカスは大きめのフライパンに入れて、中火で煎っておきます。50gのアーモンドプードル(アーモンドパウダー)ができあがりました。

アーモンドミルクの絞りカスで作ったクッキーはこちらです。

アーモンドとココナッツの絞りかすで作ったくまくまクッキー

アーモンドとココナッツの絞りかすで作ったくまくまクッキー

そもそもなんでアーモンドミルクを作ろうかと思ったかというと、昨年暮れにNYのバビーズで飲んだホームメイドのアーモンドミルクがおいしかったから。

NYハイラインのバビーズで飲んだアーモンドミルク

NYハイラインのバビーズで飲んだアーモンドミルク

オーダーしてからすぐには出てきません。「今作ってるからもう少し待って」ということで、食事が終わった頃にやっとこれが出てきました。
ホームメイドなので、オーダーしてから砕いて絞っているのかも。

ものすごく濃厚でした。色も褐色なので、皮付きの方がやっぱりおいしいのだと思います。

1月 012014
 

新年早々、アップルパイに纏わるビックリな体験をしました。

昨年暮れに訪れたNYのハイライン近くにオープンしたカフェ&レストラン「バビーズ」で食べたアップルパイがとてもおいしくて印象に残ったので、昨日再現すべく挑戦して作ってみました。

バビーズ風アメリカンアップルパイ

今回作ったバビーズ風アメリカンアップルパイ

ホームメイドなアメリカンアップルパイなので、いわゆる何層にもなったパイ生地ではなく、薄いタルトのようなパイ生地の中に、イチョウ切りのリンゴがぎっしり詰められていて、さらに上からもパイ生地で覆ういわゆる「ダブルクラスト」と呼ばれるホームメイドなパイです。

ホールの状態。

ホールの状態。

NYのバビーズで食べて感じた特徴は、

・パイ生地が薄くてサクッ、ホロッとしている
・リンゴのボリュームが多く食感が残っている
・パイ生地の方がシナモン味が強い

というものでしたので、これにポイントを定めて、NYと同じ緯度にある生まれ故郷のリンゴを使って作りました。試食してみて自分なりに納得できたので、今朝お呼ばれされていた知人宅のお年始にお持ちしたところ、一口頬張って「おいしい!」と喜んでくれて、まずはホッとしました〜。

もちろん知人にはバビーズ風に作ったなんてひとことも言っていません。ところが、続いて知人の口から出た質問に、思わず戦慄が走りました!

「東京駅の八重洲にあるバビーズって知ってる?」

ええーっ! なぜここで突然「バビーズ」が?!
実はNYのバビーズは、「バビーズヤエチカ」という名称で東京駅八重洲地下街にも出店しています。

驚いて私が、
「私、NYのバビーズで食べたのがおいしかったから、これ真似して作ったんですよー!」

と答えると、知人も驚いていました!

知人はNYのバビーズには行ったことはないですが、私のアップルパイを一口食べて、バビーズヤエチカのアップルパイを思い出したとのこと。逆に私はヤエチカのを食べたことがないだけに、双方のアップルパイがここで話題になること自体が信じられなくて。バビーズのおいしいアップルパイを食べたい!…もとい食べてもらいたい! という私の強い思いが通じたんでしょうかね(笑)。
近いうちにバビーズヤエチカで味を確かめてみよう!

ちなみに下がNYのバビーズのアップルパイ。

NYハイラインのバビーズのアップルパイ

NYハイラインのバビーズのアップルパイ

今回のリンゴはあらかじめ煮るといったことはせずに、生のリンゴに砂糖やスパイスをまぶしてから詰めるタイプです。量はピッタリでした。パイ生地は多めでしたが、そのほうが一定の厚みに形成しやすかったです。お店でもじっくり時間をかけて蒸し焼きにするんだそうです。

りんごに砂糖などをまぶして生のままパイ生地に重ねます。

りんごに砂糖などをまぶして生のままパイ生地に重ねます。

メニューには、「地元のリンゴに、シナモン、グローブ、レモンの皮、海塩、ダブルクラスト。豪華」と記載されています。

NYのバビーズのメニューより。

NYのバビーズのメニューより。$8なり。

バビーズの日本上陸は、2009年横浜開港150周年に合わせて、桜木町駅高架下に2年間の期間限定オープンだったそうです。下の写真はバビーズ横浜の店舗が桜木町駅高架下にあったころの店構えとネオン。日本とは思えないです! かっこいいっ!

写真は2010年8月28日にFacebookのお友達の水牧健介さんが撮影されたものを頂戴しました。メニューにはアップルパイらしきものが…。

水牧健介さんが2010年8月に撮影したバビーズ桜木町のネオン。

水牧健介さんが2010年8月に撮影したバビーズ桜木町のネオン。

現在国内では、横浜のバビーズ ランドマークプラザ、東京のアークヒルズ汐留ヤエチカの計4店舗で展開されています。

 

バビーズ風アメリカンアップルパイ

<材料> 直径20センチ

パイ生地

  • 薄力粉(エクリチュール)…100g
  • 強力粉…100g
  • シナモンシュガー…大さじ1
  • 塩…小さじ1/3
  • 無塩バター…100g
  • 冷水…大さじ2
  • ラム酒…大さじ1

フィリング

  • りんご(今回はふじ)…大1個(可食部分が333g)
  • ブラウンシュガー…50g
  • 薄力粉…20g
  • シナモンシュガー…小さじ1/2
  • グローブ…少し
  • レモンの皮をおろしたもの…少し
  • 塩…ひとつまみ

<作り方>

  1. 中ボウルに粉類を入れて泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  2. バターを1.5センチ角に切って冷蔵庫で冷やします。
  3. フードプロセッサーにバター、粉類の順に入れてさらさらになるまで撹拌します。
  4. 注入口からラム酒と冷水を少しずつ注ぎながら撹拌します。
  5. 生地をポリ袋に入れてぎゅっと丸めて冷蔵庫で30分ほど休ませます。
  6. フィリングを作ります。リンゴを5ミリ幅のイチョウ切りにしてボウルに入れ、残りの材料を加えて混ぜ合わせておきます。
  7. 生地の2/3をオーブンペーパーで挟み、薄く丸く伸ばし、ペーパーをはがしてパイ皿の上に敷き、はみ出した部分を麺棒を転がしてカットします。
  8. フィリングのリンゴをパイ生地の上にのせて均等に並べて、しみ出た液も流し入れます。
  9. 生地の1/3を丸く薄くのばしてパイ皿にかぶせて、麺棒ではみ出した生地をカットします。
  10. 240度に余熱したオーブンで10分、220度で20分、様子を見ながら200度で10分焼きます。
  11. 冷めてからパイ皿から取りだし、溶けない粉糖をふりかけます。
3月 202013
 

New York旅行記の4日目。待ち望んでいた快晴!撮影日和! 早朝のユニオンスクエアのマーケットから、ハイラインを経て、今回の旅の最大ミッションに臨みます!
最後の方でバックグラウンドに流れるサイレンは、撮影中の録音です(効果音ではありません…)