3月 022013
 

先日、ユニオンスクエアのマーケットに行く途中で目に付いた、BestBuyという大型パソコンショップに入ってみたところ、今一番の「押し」は、Microsoftの新端末「Surfece Pro」(タブレット、キーボードもセット)でした。米国ではCMも盛んに流していたので、Microsoftは本当に売りたいのだと思います。

そんな中で意外と目立っていたのが、そのSurface Proではなく、昨年末に発売された「199ドルパソコン」の「Chromebook C7」でした。日本では未発売なので一部の業界でしか話題になっていませんでしたが、199ドルという圧倒的な低価格で、米国での年末商戦を賑わしたらしいです。

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とは言え、Chrome OSでは仕事用には使えないだろうと最初はスルーしていたのですが、ニューヨークを離れる当日、なぜかどうしても欲しくなって、早朝にBestBuyに行ってしまいました…(24時間営業なのです)。

で、持ち帰ってっきたのが、この「Chromebook」。

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パソコンとしてのスペックなどは、昨年末にいろいろ発表されているので割愛しますが、まず値段なりの軽薄さがまったく気になりません。(当たり前なんですが)望んでいた英語キーボード。そして、日本語がそのまま使えるため、タブレットから入力するよりも数段捗ります。

ACアダプターは日本でそのまま使えます。開封の議からバッテリーを装着し、天板を開けると、すぐに起動してしまいました。初期設定画面で日本語を選べば、あとは、ほぼ日本語で操作できます。また、意外と綺麗な液晶に驚きました。視野角は狭いのですが、正面から使う分には気になりません。無線LANに繋げると、あとは、Chrome OSを最新の状態にアップデートされて、いよいよ始動です。

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日本語の入力も、Googleが用意している「Google日本語入力」を選べば、「英語キーボード+日本語入力環境」が出来上がります。 アプリケーションは、基本的には、Googleが用意しているWebアプリケーションで賄うものです。

テキストを書いたり、PDFを閲覧するのも、ChromeブラウザにあるGoogleアプリ群で作業することになります。この作業、テキスト入力などの操作とWeb閲覧などが同じ様にWEbブラウザ「Chrome」の「タブ」で管理されるため、若干違和感がありますが、慣れてしまえば、結構な速度で日本語も入力できます。ただ、「backspace」を多用すると、Webページが戻ってしまいます=文章を入力していたGoogleDocのページから離れてしまうので、その部分だけは、もうちょっと慣れる必要があるかな、と。

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マウスもWindwos用のものがそのまま使えますす、SDカードもスロットに差し込むだけでそのまま読み込めます。Buluetoothが搭載されていないとか、アプリケーションが少ないなどいろいろな制約はありますが、本来の「ネットブック」としては十分な機能ですし、何よりもこの安さは驚異的です。 ちなみに、この文章自体も、「Chromebook」で入力しました。意外と侮れないというのが、使ってみたところの感想です。