12月 042023
 
いちじく果肉をたっぷり入れたバターケーキです

クグロフは本来ならパン生地で作るところですがシュトレンとかぶるので、クグロフ型を使ってフルーツ入りのバターケーキを焼きました。日持ちするのでクリスマスに向けて少しずつ食べられます。

アンゼリカやドレンチェリーで彩り鮮やかに

ブランデー漬けにしておいたいちじくは思いの外少なくて、カットすると見た目に物足りないのですが、食べるといちじくの食感を十分に楽しめるので適量だったかもしれません。

トッピングとれちゃいました

今回はしっかり焼きすぎたのかふんわり感はありません。そのぶん確実に日持ちはします。お酒も結構使ったのに暖冬でアルコールも飛んでしまったかも。

<材料> 直径18cmクグロフ型 1 台分

生地

  • 無塩バター 120g
  • グラニュー糖 120g
  • 卵  120g
  • 薄力粉 120g
  • ベーキングパウダー 2g(小さじ1/2)
  • 塩 ひとつまみ

フィリング

  • イチジクのラム酒漬け 100g(シロップを漉した果肉が65g)
  • アンゼリカ 20g
  • ドレンチェリー 15g(5粒)
  • ドライパイナップル 40g 
  • アーモンドスライス 25g
  • 牛乳 15ml

シロップ

  • フルーツを漉したラム酒 15ml
  • 水 15ml

トッピング

  • 溶けない粉砂糖 小さじ2
  • ピーカンナッツ 6個
  • オレンジピール 12粒
<下準備>
  • 無塩バターを室温にもどしておきます。
  • ドライパイナップルとアンゼリカを5ミリ角に切って、たっぷりの熱湯に20秒ほど漬けたら湯を切って、ザルの上に敷いたオーブンシートの上に散らして風をあてて乾かしておきます。
  • アンゼリカを5ミリ角に切っておきます。
  • イチジクのブランデー漬けの汁を切って5ミリ角に切っておきます。
  • アーモンドスライスをオーブンで150度/15分ローストして牛乳に浸しておきます。
  • 粉類を合わせて振るっておきます。
  • クグロフ型に分量外のバターを塗って粉を振り、冷蔵庫に入れておきます。
  • ピーカンナッツをフライパンで5分ほど煎って冷ましておきます。
<作り方>
  1. 生地をつくります。薄力粉とベーキングパウダーを合わせて3回振るっておきます。
  2. ステンレスのボウルに卵とグラニュー糖を入れ、フライパンで湯を40度まで上げて湯煎にかけ、38度になったら湯煎から取り出しハンドミキサーのホイッパーで中速でトロリとするまで泡立てます。
  3. バターをハンドミキサーのビーターでクリーム状になめらかにしたら、ふるっておいた粉類を加えて、全体が馴染み粉気がなくなるまで低速で混ぜます。
  4. このタイミングでオーブンに天板を入れて180度/45分にセットして余熱を開始します。
  5. ホイップした卵生地をバター生地に数回に分けて加えては馴染ませるように混ぜます。
  6. 具を加えてシリコンヘラでサクッと混ぜ合わせます。
  7. 生地を型に均等に分けて入れ、型の底を手のひらでパンパン叩いてならします。
  8. オーブンで170度/45分焼き、取り出したらトンと高いところから落として網にひっくり返して型からはずして冷まします。
  9. シロップのラム酒と水を小鍋に入れて火にかけて一煮立ちさせて、暖かいうちに刷毛で塗ります。
  10. 冷めたら溶けない粉砂糖を振りかけて、ピーカンナッツやオレンジピールをトッピングします。
10月 292023
 
フルーツとナッツザクザクのレトロなパウンドケーキ

無性に昭和レトロなケーキを作って食べたくなりました。レトロなケーキのシンボルは何なのか、自分なりに突き詰めて浮かび上がってきたのが「ドレンチェリー」と「アンゼリカ」の存在。

めちゃくちゃレトロ感満載

昔はこれらの毒々しい色と甘さが苦手だったのですが(そもそも正式な名前を最近知ったくらい)、今でも売っているのだろうかと近所のスーパーを探しても売っていませんでした。ちょっと前まで製菓用品売り場で見かけたような気もするのですが。キラキラ粒のアラザンは売ってるけど。

ネットで購入しようかと思っていたところたまたまレイクタウンの富澤商店に寄ることができたので探してみると、店の奥の角の隅にアンゼリカを発見! 

子どもの頃アンゼリカが蕗でできてると知ったときは冗談でしょとショックでした。

今回初めての購入に際して手に取ってよく見て、本当に蕗なんだと改めて思い知らされました。

ピーカンナッツびっしり

もうひとつ今回のこだわりはクリスマスが近くなると思い出す「COLLIN STREET BAKERYのフルーツケーキ」風に作りたかったのです。昔カード会社のチラシで写真を見て思い切り妄想しまくったアメリカのケーキ。数年前にようやく初めて購入して食べることができましたが、やはりこの時期になるとピーカンナッツがびっしりのベタなやつが恋しくなります。それに近い見た目のケーキを目指してみました。

ミニサイズ2個分

また今回は卵と砂糖を泡立てて薄力粉とバターを混ぜた所に加える「フラワーバッター法」で作ったので粉っぽさが無くしっかりした固さで形よく焼けました。

1個をラッピングして、箱にいろいろ詰めてお楽しみセットにして年配の叔母に送ったところ「メチャメチャ美味しかった!」と喜んでもらえたので、クリスマス用にまた作ろうと思います。

<材料> 5×12センチミニパウンドケーキ型2本分(20センチパウンドケーキ型は1本分)

パウンドケーキの具

  • ドライフルーツビッツ 100g
  • オレンジピール 15g
  • ドライいちじく 30g
  • (フルーツは合計で100~150g)
  • アンゼリカ 12g
  • ドレンチェリー 10g
  • くるみ 15g
  • アーモンドスライス 15g

パウンドケーキ生地

  • 無塩バター 100g
  • 薄力粉 100g
  • シナモン 小さじ1/3
  • ナツメグ 2振り
  • ベーキングパウダー 小さじ1/3
  • 細粒グラニュー糖 80g
  • 卵 100g

シロップ

  • 水 50ml
  • グラニュー糖 30g
  • ラム酒 大さじ1

仕上げ用

  • アンズジャム 50g
  • ラム酒 大さじ1
  • ピーカンナッツ 24個
  • ドレンチェリー 2個
  • アンゼリカ 10スライス
〈作り方〉
  1. 型にオーブンシートを折って敷いておきます。バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。
  2. 具の準備をします。いちじく、アンゼリカ、ドレンチェリーを5ミリ角にカットしておきます。
  3. ドライいちじくとフルーツビッツはくっついていたら一粒ずつほぐしてバットに網を置いてその上に並べます。
  4. 湯をひたひた入れて1〜2分浸し、湯を捨てクッキングペーパーの上に移して水気を切ります。
  5. くるみとアーモンドスライスをフライパンで5分ほど焦げないように煎り、皿に移して冷まします。くるみを5ミリ角にカットしておきます。
  6. 生地をつくります。薄力粉とベーキングパウダー、シナモン、ナツメグを合わせて3回振るっておきます。
  7. ステンレスのボウルに卵とグラニュー糖を入れ、フライパンで湯を40度まで上げて湯煎にかけ、38度になったら湯煎から取り出しハンドミキサーのホイッパーで中速でトロリとするまで泡立てます。
  8. バターをハンドミキサーのビーターでクリーム状になめらかにしたら、ふるっておいた粉類を加えて、全体が馴染み粉気がなくなるまで低速で混ぜます。
  9. このタイミングでオーブンに天板を入れて180度/35分にセットして余熱を開始します。
  10. ホイップした卵生地をバター生地に数回に分けて加えては馴染ませるように混ぜます。
  11. 具を加えてシリコンヘラでサクッと混ぜ合わせます。
  12. 生地を型に均等に分けて入れ、型の底を手のひらでパンパン叩いてならし、シリコンヘラでX状にえぐるように切り込みを入れます。具が出ていたら押し込んでおきます。
  13. オーブンに入れて10分後に取り出し、水をつけたナイフで手早く切込みを入れて戻し、のこり25〜30分やきます。
  14. アルミホイルを広げてその上にラップを重ねて置きます。シロップを作っておきます
  15. 焼き上がったら空中からラップの上に転がしてオーブンペーパーを剥がし、ラップの中央に置き直します。
  16. シロップを表面に塗り、ラップで包み、さらにアルミホイルで包んで涼しい所に置いて半日〜1日冷まします。
  17. ピーカンナッツをオーブンで150度/15分ローストします。ドレンチェリーを半分にカットして、アンゼリカをスライスしておきます。
  18. 仕上げ用のアプリコットジャムを裏ごしして小鍋に入れラム酒を加えて混ぜます。弱火にかけて焦がさないように煮詰めて、少量皿に取りすぐに乾くようになったら火から下ろします。
  19. ケーキの表面全体に刷毛で手早くジャムを塗り、ローストしたピーカンナッツ、ドレンチェリー、アンゼリカを貼り付けます。
  20. 貼り付けたピーカンナッツにもジャムを塗り、冷蔵庫に15分ほど入れて乾かします。