今回のGOPANで作るのは、もっちり系の銘柄米「広島の品新種 夢の華」を使ったお米食パンです。
まず最初にお米を洗っていて、米粒の透明感に目を奪われました。
キラキラしている米粒の縦にスッと一本白いすじが顕著に入っているのがおもしろいです。比較的粒は大きくて、ビーズか宝石のようにキレイです。
そして今回の夢の華は、ミルの粉砕音が家中に響きました。これは強そう。
こねているときも重く硬い感じ。ずっしりとした腰の強さがずんずん伝わってきます。
水が少なかったわけではなく、今回は「+7.9ml」と比較的多めに足しましたが、生地の伸び感が少なかったです。それだけねっぱり(粘りけ)が勝っているのでしょう。
焼きの最初のミル動作で、微動だにしないほど、生地がしっかりしていました。
「夢の華」米は「低アミロース、低タンパク質」が特徴で、アミロースはコシヒカリよりも2%低いのだそう。
なお、アミロースが低いほど粘りが強く、冷めても硬くなりにくく、味も保たれるとのことです。
夢の華の来歴を見ると、やぱりコシヒカリが関わっているんですね。
<材料>
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広島県産 夢の華…220g
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水…白米と合わせて410g からスタート
- 今回はこの水分量に「+7.9ml」足したので、
白米(220g)+水=417.9g
になります。
- 今回はこの水分量に「+7.9ml」足したので、
- 上白糖…16g
- 塩…4g
- 無塩バター…10g
- 小麦グルテン…50g
- ドライイースト…3g
夢の華お米食パンの自己評価
- もっちり 5
- 甘さ 4
- 身の柔らかさ 3
- きめの細かさ 3
- 形の良さ 5
- 耳の食感 3
- 口溶け 3
- 粘りけ 5
まず、パンをちぎろうとする手にパンの切り口がくっついて離れません。
ねっとりとした粘りけが強烈で、食べていると舌の奥の方で味わえます。
耳がしっかりしていて味が濃縮されている感じ。
この夢の華お米食パンは、オープンサンド向きで、フランスパンのようにカットしていただくのが適しているかな。
耳が細かく砕けて、散らかりやすいのがちょっと難ですが。
時間をおいて食べると、耳がフランスパン並の硬さになってました。
口に含んでいると、シリアルのコーンフレークのような味わいがあって意外でした。
また、甘みも増していました。
今まで食べたお米食パンの中でもっちり・ねっとりの西の横綱(これに相当するほどの東のお米にはまだ出会っていないです)。
マンガで「夢の華」という横綱を描くとしたら、肌つやが良くて無双の粘り強さ、という設定にするだろうな。
翌日食べると、さらに甘みが増していました。
耳はパサパサしていますが身がしっとりと柔らかいままでした。