9月 272023
 
葛西水族園

少ししのぎやすくなってきたので先日久しぶりに葛西臨海公園の水族園に行きました。

コロナ過の頃にはとても空いていたのですが、今や子どもたちの遠足や外国からの観光客など、賑やかさが戻って来ていました。

前の3羽は直立不動

お気に入りのお魚も元気に泳いでいて癒やされつつ、おみやげコーナーに立ち寄り、海の仲間たちそっちのけで「八丈島の塩チョコレート」と、「青ヶ島のひんぎゃの塩羊羹」がどうしても気になってしまいました。

八丈島の塩チョコレートと青ヶ島のひんぎゃの塩羊羹

塩好きには興味津々なこれらの東京みやげを購入。ワクワクして水族園を出て「おべんとうひろば」を歩いていると、東京都のアンケートの方に声をかけられました。回答後、東京都の「Tokyo Tokyo」ボールペンをいただきました。本来は観光客向けのアンケートなので「今日はおみやげを買いましたか?」という質問があり、地元だし東京みやげなんて滅多に買わないのだけど…、今回は「買いました」と答えました(笑)。

気になる味は…。

青ヶ島のひんぎゃの塩羊羹をカット

美味しいです! 塩羊羹をひとくち食べたら「しょっぱい!」けど甘くて。よくある塩羊羹よりも塩味が強めなのですがとんがっていないというか、甘さとなじんでいるというか、塩がちゃんと主張しているので塩好きにはたまりません。

八丈島の塩チョコレート

塩チョコレートは少し柔らかめでマイルドなミルクチョコレートかなと思って口に含んでいると、突然塩の粒が舌にあたって「しょっぱい!」。時折出てくる塩の粒がアクセントになって止められない感じです。これもちゃんと塩が主張しているとてもおもしろいスイーツ。どちらもまた食べたいです。

彼岸花咲いていました
臨海公園はちょっとした憩いの散歩道
緑いっぱい
9月 242023
 
貝柱ならぬカスタード柱をどら焼きの皮でサンド

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どら焼きの皮でカスタードクリーム挟んでガッツリ頬張ってみたくて考案しました。少し固めのカスタードクリームを棒状にして冷凍してから大胆にカット。小さめのどら焼きの皮を焼いてサンドしました。

並べるとにょきにょきキノコみたい

みりんを煮詰めて作ったシロップ入りのどら焼きの皮がとても深みのある甘さで美味しくて、主役はどら焼きの皮かもしれません。きれいに焼けたのが嬉しくて。

どら焼きの皮にシロップとして使用した「日の出 純国産純米本みりん」
上から見てもかわいい

濃い目のドリップコーヒーがとても良く合いました。

<材料> 直径6センチ4個分(4人分)

カスタードクリーム

  • 卵黄 40g(2個分)
  • グラニュー糖 40g
  • 薄力粉 10g
  • コーンスターチ 6g
  • 塩 ひとつまみ
  • 牛乳 200ml
  • バニラエッセンス 数滴

どら焼きの皮生地

  • 卵 50g
  • グラニュー糖 50g
  • 薄力粉 50g
  • 重曹 0.6g
  • 重曹を溶く水 1ml
  • みりん 10ml
  • 調整用の水 少量(1ml~)
<作り方>
  1. カスタードクリームを作ります。粉類とグラニュー糖を小ボウルに入れて泡立て器でふんわり混ぜます。
  2. 中ボウルに卵黄を入れて牛乳を少し加えて泡立て器で溶かします。
  3. 卵黄のボウルに粉類を加えてよく混ぜます。
  4. 残りの牛乳を小鍋に入れて、60度に温めます。
  5. 卵黄のボウルに少しずつ加えてはよく混ぜて、茶漉しで漉しつつ鍋に移し、バニラエッセンスを加えます。
  6. 鍋を中火にかけて、シリコンヘラでゆっくり混ぜます。かたまりかけてきたら弱火にして、手早くまぜます。
  7. 火から下ろして鍋底を冷水につけて粗熱を取ります。
  8. ラップを大きめに敷いて、カスタードクリームを乗せて筒状にして両端を輪ゴムでしっかり閉じた状態で冷まします。
ラップで包んでバットの端に寄せて冷ましています
  1. 冷めたら冷蔵庫で冷やして、さらに冷凍します。時々取り出し、転がして筒状の形を整えます。
  2. どら焼き生地を作ります。みりんを小鍋に入れて火にかけて半量になるように煮詰めて冷ましておきます。薄力粉を数回振るっておきます。
  3. ボウルに卵を入れて溶き、グラニュー糖を加えて泡立て器でサッと混ぜます。
  4. 重曹に水を加えて溶かして卵のボウルに加えます
  5. ふるっておいた薄力粉を加えてシリコンヘラでサッと混ぜて、冷蔵庫で30分~1時間休ませます。
  6. 生地にみりんを加えて、生地の跡が残る程度のもったりした固さになるように水で調整します。
  7. フライパンを熱して火を消し、油を敷いたらキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。濡れタオルにフライパン底を当てていったん熱を落ち着かせてから火にかけて、生地を丸い大さじ1の計量スプーンで掬ってフライパンの中央に流し入れます。フライパンの温度は150度くらい。
よーく見ていると小さい気泡がプチプチと沸いてきます
  1. 表面に小さい穴が空いてきたら、薄いフライ返しを小刻みにふるわせながら生地の下に挿入して一気に裏返します。裏を1分くらい焼いて、オーブンペーパーの上にのせて冷まします。フライ返しに付いた生地はその都度濡らしたキッチンペーパーで拭き取ります。
  2. フライパンの熱が徐々に上がってくるので、火を弱くするなど温度に気をつけます。
  3. 焼き上がったら冷凍庫からカスタードクリームを取り出して、しばらく室温に置いてから4つにカットします。
少し解凍させてからカットします
  1. クリームにラップが残らないように気をつけて剥がし、どら焼きの皮の裏に乗せて、その上にどら焼きの皮を乗せてサンドします。室温でカスタードクリームの中まで解凍させてからいただきます。
ミントが爽やかでどら焼きの甘い皮に良く合います

カスタードクリームで残った卵白は、ピーマンとソーセージと一緒に炒めて、トマトケチャップを絡めていただきました!

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
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9月 202023
 
手間がかかる分だけおいしさも格別

今年も栗仕事。栗を見つけると手間がかかるのが分かっているのに渋皮煮を作りたくなります。

昨年は茨城県の笠間で買ってきたのだけど、今年は近くのスーパーで茨城県産のものを購入。大きくてツヤっとしていて立派な栗です。

鬼皮を向いた時点で、388g。

この量の鬼皮を向くだけで、指先の感覚が無くなるくらい疲労してしまいました…。1日に作れる適量ってものがあるんですね。よくばらずに1袋にとどめておいてよかったです。

鬼皮向いた後の重量の約60%のきび糖を用意しました。…すごい量ですが、ちょうど良い甘さに仕上がりました。

割ると中までシロップがしみしみで、食べるとほっこり上品な甘さ。がんばって作って良かったなぁと報われる瞬間。

シロップ多めになってしまいましたが十分甘いので、残ったら炭酸割りでも美味しいです。シンプルだけどこの時期ならではの贅沢なスイーツ。栗って手間がかかるのにいろな国で重宝がられれていて(動物も然り)、みんな同じように栗のおいしさを求めているんだなぁと思うと嬉しくなります。

良い栗を見つけたらまた作りたくなりそう。

〈材料〉
  • 栗 450~500g(今回は鬼皮を剥いて388g)
  • きび糖 鬼皮剥いた後の重量の60%(今回は280g)
  • 重曹 小さじ1
〈作り方〉
  1. 鍋に栗が被さる量の湯を沸かして火を消します。
  2. 栗を水洗いしてから熱湯に浸します。
  3. 5分たったら栗を1個ずつ、栗の下方に包丁の刃の付け根の方で切り込みを入れて、隙間に刃を入れて少しずつ鬼皮を剥きます。はじめは皮が硬いので無理せず湯に戻して、次の栗の皮剥きをします。湯に浸けているうちに皮が柔らかくなり剥きやすくなります。
  4. 剥いた栗を水に浸しておきます。
  5. おおまかに鬼皮を剥き終わる頃に、鍋にたっぷりの水と重曹を入れて湯を沸かします。
  6. 栗を湯に入れて10分茹でます(茹で1回目)。
  7. 茹でている間にもう一つの鍋に湯を沸かしておきます。
  8. 10分後、栗をザルにあげて湯を切り、沸かしておいた鍋の湯に入れて10分間茹でます(茹で2回目)。
  9. 茹でている間に最初の鍋に湯を沸かしておきます。
  10. 10分経ったら栗をザルにあげて湯を切り、沸かしておいた鍋の湯に入れて10分間茹でます(茹で3回目)。
  11. 茹で汁の半量を捨てて水を足して湯の温度を下げます。
  12. 左手に軍手をはめて、軍手と右手の素手で栗を優しく擦り渋皮を取ります。渋皮のスジは竹串で取り除きます。
  13. きれいにした栗は水につけておきます。
  14. 栗を水でサッと洗って細かい皮を取ったら鍋に移します。
  15. 栗が浸るくらいの水を入れて、きび糖の半量を加えて、中火で沸騰させます。
  1. 沸騰後、極弱火にして残りのきび糖を数回に分けて加えながら、オーブンペーパーの落とし蓋をして20分煮ます。
  1. 火を消してそのまま冷めるまでおきます。
  2. 冷凍する分は製氷器に入れてシロップで浸して冷凍します。凍らせても硬くならないので、取り出すときは先の丸いナイフなどを側面に入れて外します。
凍る前
凍らせたところ
  1. アイラップに入れて閉じ口を上にした状態でさらにジップロックの袋にいれて閉じ、綴じ目が常に上になるように冷凍庫に立てて保存します。シロップの糖度が高いので袋から漏れないように注意します。
  2. 残りの栗も容器に移して、シロップでひたひたにして冷蔵庫て冷やします。

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今日は6年ぶりに新しいMacBookProが家に来ました。使いやすい。見やすい。速い。環境もまるごと移行アシスタントアプリで引き継げてめちゃくちゃ助かりました。グラフィック環境最強です。動画もがんばろう。

9月 182023
 
とろろ昆布をさっとあとがけたらこスパゲッティ

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青森の叔母から送られてきた大間のとろろ昆布がとても幅広の大判でしょっぱくなく食べやすいので、お吸い物や味噌汁はもちろんのこと、おむすびにそれこそこけだまのように巻いてかぶりつくと、ミネラルな旨みが口いっぱいに広がって止められません。

そんなお気に入りのとろろ昆布を「パスタの上にてんこ盛りにしてみたい…」と思い立ち、今回「パキット たらこ」にあとのせしてみました。海の幸同士合わないわけがない。とろろ昆布がパスタに絡みついて最後は塊になってしまいましたが、そこは事前に乾麺を二つ折りにしているので食べやすかったです。あっという間に完食です。

今回使った「パキット たらこ」と、後ろの方にとろろ昆布
シンプルにたらこパスタを皿に盛ってから…
とろろ昆布どーん!
〈材料〉1~2人分
  • スパゲッティ(乾麺1.8ミリ) 100g
  • パキット たらこ 1袋
  • とろろ昆布(塩分控えめ) 3g
  • バジル 適宜
〈作り方〉
  1. とろろ昆布を優しくほどいておきます。
  2. パキットの袋をあけて、スパゲッティを半量ずつ半分にひねりながら一気に折り、袋に入れます。
  3. 袋をしっかり閉じて軽く揉んで、600Wで4分30秒加熱した後、8分30秒蒸らします。
  4. 袋の口を開けてよく混ぜて皿に盛ります。
  5. とろろ昆布を上から盛ります。
  6. お好みでバジルを添えていただきます。

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
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9月 162023
 
砂糖不使用。みりんの優しい甘さが黒ごまの風味を際立たせます

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最近黒ごま味が大好きで、本当は黒ごまのジェラートが食べたかったのだけど冷凍庫がパンパンなので、黒ごまプリンを何度も作って食べています。卵を使うとなんとなく茶碗蒸し風だったり、ゼラチンを使うと胡麻豆腐風だったりと、いまひとつ味と食感に納得できなかったのですが、今回みりんを甘み付けとして利用してみたいと思い、みりんを煮詰めて加えてみたところとても優しいまろやかな甘みに。しかも食感がとろ~りとした絶品黒ごまプリンに仕上がりました!

今回使ったみりんは「日の出 純国産純米本みりん」。煮詰めると茶色くなることから、黒ごまと牛乳の色と混じると緑っぽく、まるできな粉プリンのように見えます。

表面がまだらになります

みりんを煮詰めているとみたらしのような香りが漂い、ともするとみりんの味が濃すぎるのかと思いきやその逆で、上品な甘みは黒ごまの風味を引き立てて、今まで作ってきた黒ごまプリンのなかで断然トップに躍り出ました。みりんの甘みでいろいろお菓子を作りたくなりました。

<材料> プリン型4個分(4人分)
  • みりん 150ml
  • 卵 2個
  • 練りごま 大さじ2
  • 牛乳 250ml
  • アーモンドスライス(ロースト) 適宜
  • ミントの葉 適宜
<作り方>
  1. みりんを鍋に入れて中火で沸騰後、極弱火で20分ほど煮詰めて、火から下ろして60度まで冷まします。
  2. ボウルに溶き卵、練りごまを入れて良く混ぜ合わせます。
  3. 小鍋に牛乳を入れて温めて60度になったら火から下ろし、1.のみりんを加えて混ぜ、ボウルに少しずつ加えてはよく混ぜます。
  4. 粗目のでザルで一度漉します。
  5. 水に濡らしたプリン型に均等に注ぎ、アルミホイルで蓋をします。
  6. フライパンに1/3ほどの水を入れて沸騰させて、プリン型を入れたら蓋をして極弱火で10分蒸し、火を消したらそのまま10分置きます。
  7. 湯から取り出して粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
  8. ローストアーモンドスライスとミントの葉を飾ります。

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
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