バビーズ風アメリカンアップルパイの戦慄!
新年早々、アップルパイに纏わるビックリな体験をしました。
昨年暮れに訪れたNYのハイライン近くにオープンしたカフェ&レストラン「バビーズ」で食べたアップルパイがとてもおいしくて印象に残ったので、昨日再現すべく挑戦して作ってみました。
ホームメイドなアメリカンアップルパイなので、いわゆる何層にもなったパイ生地ではなく、薄いタルトのようなパイ生地の中に、イチョウ切りのリンゴがぎっしり詰められていて、さらに上からもパイ生地で覆ういわゆる「ダブルクラスト」と呼ばれるホームメイドなパイです。
NYのバビーズで食べて感じた特徴は、
・パイ生地が薄くてサクッ、ホロッとしている
・リンゴのボリュームが多く食感が残っている
・パイ生地の方がシナモン味が強い
というものでしたので、これにポイントを定めて、NYと同じ緯度にある生まれ故郷のリンゴを使って作りました。試食してみて自分なりに納得できたので、今朝お呼ばれされていた知人宅のお年始にお持ちしたところ、一口頬張って「おいしい!」と喜んでくれて、まずはホッとしました〜。
もちろん知人にはバビーズ風に作ったなんてひとことも言っていません。ところが、続いて知人の口から出た質問に、思わず戦慄が走りました!
「東京駅の八重洲にあるバビーズって知ってる?」
ええーっ! なぜここで突然「バビーズ」が?!
実はNYのバビーズは、「バビーズヤエチカ」という名称で東京駅八重洲地下街にも出店しています。
驚いて私が、
「私、NYのバビーズで食べたのがおいしかったから、これ真似して作ったんですよー!」
と答えると、知人も驚いていました!
知人はNYのバビーズには行ったことはないですが、私のアップルパイを一口食べて、バビーズヤエチカのアップルパイを思い出したとのこと。逆に私はヤエチカのを食べたことがないだけに、双方のアップルパイがここで話題になること自体が信じられなくて。バビーズのおいしいアップルパイを食べたい!…もとい食べてもらいたい! という私の強い思いが通じたんでしょうかね(笑)。
近いうちにバビーズヤエチカで味を確かめてみよう!
ちなみに下がNYのバビーズのアップルパイ。
今回のリンゴはあらかじめ煮るといったことはせずに、生のリンゴに砂糖やスパイスをまぶしてから詰めるタイプです。量はピッタリでした。パイ生地は多めでしたが、そのほうが一定の厚みに形成しやすかったです。お店でもじっくり時間をかけて蒸し焼きにするんだそうです。
メニューには、「地元のリンゴに、シナモン、グローブ、レモンの皮、海塩、ダブルクラスト。豪華」と記載されています。
バビーズの日本上陸は、2009年横浜開港150周年に合わせて、桜木町駅高架下に2年間の期間限定オープンだったそうです。下の写真はバビーズ横浜の店舗が桜木町駅高架下にあったころの店構えとネオン。日本とは思えないです! かっこいいっ!
写真は2010年8月28日にFacebookのお友達の水牧健介さんが撮影されたものを頂戴しました。メニューにはアップルパイらしきものが…。
現在国内では、横浜のバビーズ ランドマークプラザ、東京のアークヒルズ、汐留、ヤエチカの計4店舗で展開されています。
バビーズ風アメリカンアップルパイ
<材料> 直径20センチ
パイ生地
- 薄力粉(エクリチュール)…100g
- 強力粉…100g
- シナモンシュガー…大さじ1
- 塩…小さじ1/3
- 無塩バター…100g
- 冷水…大さじ2
- ラム酒…大さじ1
フィリング
- りんご(今回はふじ)…大1個(可食部分が333g)
- ブラウンシュガー…50g
- 薄力粉…20g
- シナモンシュガー…小さじ1/2
- グローブ…少し
- レモンの皮をおろしたもの…少し
- 塩…ひとつまみ
<作り方>
- 中ボウルに粉類を入れて泡立て器でふんわり混ぜておきます。
- バターを1.5センチ角に切って冷蔵庫で冷やします。
- フードプロセッサーにバター、粉類の順に入れてさらさらになるまで撹拌します。
- 注入口からラム酒と冷水を少しずつ注ぎながら撹拌します。
- 生地をポリ袋に入れてぎゅっと丸めて冷蔵庫で30分ほど休ませます。
- フィリングを作ります。リンゴを5ミリ幅のイチョウ切りにしてボウルに入れ、残りの材料を加えて混ぜ合わせておきます。
- 生地の2/3をオーブンペーパーで挟み、薄く丸く伸ばし、ペーパーをはがしてパイ皿の上に敷き、はみ出した部分を麺棒を転がしてカットします。
- フィリングのリンゴをパイ生地の上にのせて均等に並べて、しみ出た液も流し入れます。
- 生地の1/3を丸く薄くのばしてパイ皿にかぶせて、麺棒ではみ出した生地をカットします。
- 240度に余熱したオーブンで10分、220度で20分、様子を見ながら200度で10分焼きます。
- 冷めてからパイ皿から取りだし、溶けない粉糖をふりかけます。