4月 182011
 

GOPANのブランド米食パン、今回は「山形県産どまんなか」で作りました。
名前の響きからすると、強そうなイメージですが、果たして?

山形県産どまんなかお米食パン

山形県産どまんなかお米食パン

山形ばコシヒカリ系の「はえぬき」が有名ですが、そういえばササニシキ系の「どまんなか」って、数年前のデビュー当時、あまりにもイメージとかけ離れた名前ということで話題になったことを思い出しました。その由来は

 

庄内平野のどまんなかにある、山形県農業試験場で生まれたお米

ということなのです。
以来記憶から遠のいていたのは、作れる農家さんが少なくなってしまったからなのですね。

 

山形県産どまんなか

山形県産どまんなか

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+10.3ml」足したので、
      白米(220g)+水=420.3g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

どまんなかお米食パンの自己評価

 

  • もっちり 5
  • 甘さ 2
  • 身の柔らかさ 4
  • きめの細かさ 3
  • 形の良さ 4
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 2
  • 粘りけ 5

 

どまんなかお米食パンの断面。大きめの気泡が特徴

どまんなかお米食パンの断面。大きめの気泡が特徴

どまんなかお米食パンの食感は、ササニシキ系のイメージに反して、弾力と粘りけがものすごいです。
身はふわふわして柔らかいのですが、噛むと反発するほどの弾力があります。

身を引っ張るとゴムみたいに伸びます。
耳は焼きたてはパリパリしていていますが、時間がたつと硬くなります。

食感は「どまんなか」の力強い響きがぴったりな感じがします。

 

さて味の方ですが、甘みは少なめです。
お米の素朴で繊細な味わいに「ササニシキ系」だというのがよくわかります。

クリーム系のスープよりも、オニオングラタンや、ユッケジャンなど口当たりがサラッとしていて味の濃いスープが合いそうです。

どまんなかお米食パン。弾力と粘りが強くスライスするのに一苦労

どまんなかお米食パン。弾力と粘りが強くスライスするのに一苦労

お米の素朴な味わいのある、もっちり系のお米食パンが好みの方におすすめです。

 

4月 162011
 

GOPANのブランド米パンシリーズ、今回は、関東では超レアなお米、しっかり系の「岐阜県産 ハツシモ」です。
名前からして、興味深くて、どんなお米食パンになるのか楽しみ!

岐阜県産ハツシモお米食パン

岐阜県産ハツシモお米食パン

「ハツシモ」の名前の由来と特徴は、

特に収穫時期が遅い品種で、初霜の降るころに稔ることから付けられたもの。収穫量が少なく、幻のお米ともよばれ、米粒が大きいのが特徴。

なのだそうです。

 

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+3.4ml」足したので、
      白米(220g)+水=413.4g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

ハツシモお米食パンの自己評価

 

  • もっちり 5
  • 甘さ 2
  • 身の柔らかさ 3
  • きめの細かさ 3
  • 形の良さ 4
  • 耳の食感 4
  • 口溶け 2
  • 粘りけ 3

 

ハツシモお米食パンの断面。見るからにしっかりしてます

ハツシモお米食パンの断面。見るからにしっかりしてます

こねの段階で、羽の動き、生地の弾力を見ているだけで、「強そう」な予感が…。

発酵、そして焼き始めの窯伸びもよく、ぐいぐい膨らんでいきます。

ハツシモお米食パンの発酵。とばしてるねー

ハツシモお米食パンの発酵。とばしてるねー

焼き上がり、パンケースからパンを取りだして、羽の周りのバリを取るとるときに、その強さを実感しました。
バリを取るというより、「かち割る」感じ。強力。ガリガリです。

ハツシモお米食パン。美味しいのだけどちょっと後悔

ハツシモお米食パン。美味しいのだけどちょっと後悔

まず、身がもっちり柔らかく、耳に香ばしさがしっかり集結されています。
パン自体にうまみはあるのですが、身の味は比較的淡泊で口当たりが優しい。

噛んだときに、うにゅーっと歯に反発するような弾力はありますが、歯にくっつくような粘りけはさほどありません。

米の味がします…って当たり前のようでいて、お米食パンにするとお米の味が感じられなくなる傾向にあるなかでは、特徴の1つに含まれるのではないかと思います。

甘さがどぎつくないので、食べ終わったあとで口の中がべとつく感じはありません。
また、翌日は、少しむっちりしますが、おいしくいただけます。

ただ、これはあとからハツシモのご飯をいただいてから思ったことなのですが、ハツシモはパンには向きません。
十分美味しいのですが、お米食パンとして特化したものを探すよりも、ハツシモの優れた特徴(米粒が大きくしっかりしている)をパンにすることで失ってしまうのは、実にもったいないです。

パンにしてしまったことが少し申し訳なく感じるほど、ご飯の方が極まっていました。

 

4月 142011
 

GOPANで作るブランドお米食パン。今回の銘柄は、「佐賀県白石産 ヒノヒカリ」です。
ご飯では甘みとうま味が際立ちましたが、お米食パンでいただくとまた違った味の印象を持ちました。

佐賀県白石産 ひのひかりお米食パン

佐賀県白石産 ひのひかりお米食パン

 

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+3ml」足したので、
      白米(220g)+水=413g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

ヒノヒカリお米食パンの自己評価

  • もっちり 5
  • 甘さ 3
  • 身の柔らかさ 4
  • きめの細かさ 3
  • 形の良さ 2
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 2
  • 粘りけ 5

 

ヒノヒカリお米食パンの断面。比較的大きい気泡により膨らみが増しています

ヒノヒカリお米食パンの断面。比較的大きい気泡により膨らみが増しています

さて、今回のゴパンのひのひかりお米食パンは、こねている段階で、生地に重さが感じられました。
羽の動きが止まるといった生地の硬さではなくて、ずっしり腰と粘り気のある重さというのでしょうか。
なので、このお米の特性がわかりやすいように、こねの状態で追加する水分は幾分少なめの「+3.0ml」にしました。

案の定、身の伸びが良くて、もっちもち!
ということは、当然ナイフで切りにくいという特性につながります。

ヒノヒカリお米食パン。カットするというよりは、ナイフで引きちぎるという感じ

ヒノヒカリお米食パン。カットするというよりは、ナイフで引きちぎるという感じ

口に含んで間もなくは、甘さはあまり感じられません。
また、口の中で溶ける感はなく、飲み込むまでよく噛むことになるので、そのうちに甘みが増していきます。
そして、食べ終わったあとに甘さのピークを迎え、その後もしばらく口の中に残ります。

あまりにも身のもっちりした食感が勝っているからなのか、味の方では米っぽさがあまり感じられませんでした。これが食べやすさにつながり、ぱくぱく口に運んでしまいます。

この伸びです!

この伸びです!

ヒノヒカリお米食パンは、お米の味は控えめでもかまわないので、もちもちして伸びのいい腰のある食感を求めている人におすすめしたいです。

翌日でも柔らかく、もっちり。おいしくいただきました。

佐賀県産ひのひかりご飯

 

4月 102011
 

島根県簸川郡斐川町産「きぬむすめ」でお米食パンを作りました。

GOPANのきぬむすめお米食パン

GOPANのきぬむすめお米食パン

 

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+7.3ml」足したので、
      白米(220g)+水=417.3g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

きぬむすめお米食パンの自己評価

 

きぬむすめお米食パンの自己評価

きぬむすめお米食パンの自己評価

  • もっちり 4
  • 甘さ 2
  • 身の柔らかさ 3
  • きめの細かさ 4
  • 形の良さ 4
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 3
  • 粘りけ 4

 

 

 

食べた感想

今回のきぬむすめお米食パンは、ご飯をいただいたときとはまた違う印象を持ちました。
お米パンの食感は出ているけれど、お米の味の特徴がほとんど無いんです。お米臭さも、くせもありません。お米の味を舌全体を使って必死になって探したけれど、不思議なくらい感じられないという、これは今までのお米食パンでは初めての経験です。

きぬむすめお米食パンの断面

きぬむすめお米食パンの断面

身のきめが整っていて、もちもちふわふわしていて、素直で食べやすく、美味しいです。
ただ、甘みが少ないので、塩気の方が強く感じられます。
これまで食べてきたお米食パンでは、ササニシキが近いのかも。

きぬむすめお米食パンをカット。きめが整っていてきれいです

きぬむすめお米食パンをカット。きめが整っていてきれいです

名前の通り素直な女性のような印象です。
前回のミント米が力強い男米だとすると、きぬむすめは女米かも。

私は、この品種はお米食パンよりも、やはりご飯の方が断然好みです。

 

4月 072011
 

昨日、亀太商店で購入した銘柄米、「あずみ野エコファーム  ミント米こしひかり」でお米食パンを作りました。

GOPANのミント米コシヒカリお米食パン

GOPANのミント米コシヒカリお米食パン

 

ミント米とは…?

 

今朝、炊きたてのご飯で衝撃を受けたミント米の由来は次の通りです。

害虫や雑草を防ぐという目的で、あぜ道にアップルミントを植えて育てたお米です。

 

足した水の量は12.0ml

足した水の量は12.0ml

< 材料>

  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

ミント米コシヒカリお米食パンの自己評価

 

ミント米コシヒカリお米食パンの自己評価

ミント米コシヒカリお米食パンの自己評価

  • もっちり 5
  • 甘さ 4
  • 身の柔らかさ 5
  • きめの細かさ 4
  • 形の良さ 2
  • 耳の食感 2
  • 口溶け 5
  • 粘りけ 5

 

 

 

 

こねの過程で、水分量がいつもよりも多めに必要でした。こねている段階から、強さを感じさせます。

ミント米コシヒカリの断面

ミント米コシヒカリの断面

耳の硬さはこれまでで随一。羽を取ったあとのバリを取るときも、手で耳を割るという感触です。
パンを切り分ける時には、ナイフが生地にねっぱって(粘って)、ナイフが動かなくなるくらい、粘り強いです。
切ったパンをちぎろうと、身を引っ張るとこれがものすごい反発力。太いゴムのようでなかなかちぎれません。
ようやく口に入れて噛むとはじめ歯切れは重く、さぞかし口の中でもちもちするのかと思いきや、そのうちに自然と口の中で溶けていく~!

こんな両極端の食感は、初めてです!

身のきめ細やかさが口溶けの良さを物語っています

身のきめ細やかさが口溶けの良さを物語っています

 

食感的には、私の好きな「ふっくりんこ」に近い物があります。ふっくりんこをより強力にしたような、意外性がありました。
食べたときの弾力性と、そのあとすぐに溶ける身の食感のギャップがとてもおもしろく、耳の味もしっかりしていて、食べているときよりも、食べたあとで甘さの余韻を強く感じます。

ミント米コシヒカリお米食パンをやっと切り分けたところ

ミント米コシヒカリお米食パンをやっと切り分けたところ

難点は、切り分ける時にものすごく粘って苦労することでしょうか。

次の日でも柔らかいまま!ミント米はすごすぎる!