10月 182023
 
賞味15分のメレンゲモンブラン

2年ぶりに国営ひたち海浜公園へ。コキアの紅葉が目当てだったのですが、たどり着く前に一度食べてみたかった笠間の栗のモンブランケーキの屋台を見つけてしまいました。

昨年の道の駅では限定で食べられなかったので、数組並んでいたのですが待ちながら店員さんの見事な手さばきに見とれてしまい、できあがりの美しさにお客さんたちから感嘆の声があがっていました。

にゅる~んと絞り出された栗が蕎麦のようにおりてきて
メレンゲとクリームの上に小刻みに手を動かしながら盛りつけます
ナイフでタイミングよくカットするワザがすごすぎ
思わず「美しい!」と声が漏れるほど
粉糖をふりかけて完成です
笠間の栗が食べられるなんてラッキーです

蕎麦のように栗を搾り出す機械は電動ではなくて人力だそうで、お店のお兄さんは腕が鍛えられたと言っていました。相当大変だと思いますが、笑顔で作ってくれるなんてさすがだなぁ。

賞味期限が15分。メレンゲがサクサクでクリームとラズベリーソースの酸味がアクセントになってあっという間に食べてしまいました。栗はとても上品な味で、細く絞り出すことで栗の味が口いっぱいにひろがる仕組みなんだなと改めて感心してしまいました。

笠間の栗のモンブランに満足して人の流れに乗って歩いていたら道に迷ってしまい、かなり引き返してからやっとコキアにたどり着きました。2年前とは逆のコースで回ってしまったようです。

人です人・人・人・稜線にぽつぽつ見えるのは人の列です

まだ緑のコキアも残っていてまだらなレベルなのですが、平日でも観光客が多くて。それでも2年前よりは少なかったですが。

青空と海とコスモスとコキアの色のコントラストが素敵すぎです

幸い雲一つ無く風も比較的弱く最適な気候でした。

場所によってコキアのきめ細かさが違うのも興味深いです

コキアのほわほわが笠間の栗のモンブランのほわほわとリンクしていたなぁと後から思った次第です。茨城大好きです。また行きたい。

コキアみたいなモンブランケーキ
お昼に大洗めんたいパークで食べた生明太子おにぎりと明太豚まん

国営ひたち海浜公園を出る際にスタッフの方に声をかけられて(先日の葛西臨海水族園でもそうだったな)アンケートに答えたら種をいただきました。早速植えよう。

セージと小松菜の種
10月 132023
 
岩塚製菓のさつまいもバター餅

先日ヤオコーで見つけた岩塚製菓のさつまいもバター餅。オリジナルのバター餅も大好きなのですが、なんでしょうこの愛らしいパッケージは! 一目惚れで抱え込みました。

袋を開けて驚喜!
ミルク壺ウシ(左から2つ目)はもしかしてレア?

個包装のパッケージがまた感涙ものです。さつまいもウシはやる気があるのかないのかわからない表情で一生懸命バター餅を作っていたり、ウシの後ろ姿がサツマイモだったり、ウシがミルク壺抱きかかえていたり(見たら絶対笑う)、作ったバター餅をせっせとウシが頭にのせて運んでいたり、なぜかウシがカメラ目線でこちらをじっと見つめていたり。手書き風のロゴもかわいくて、おせんべいじゃなくて「おせんべ」。食べたあとも袋を額にいれて飾っておきたいレベルです。

ちょっと黄色いバター餅

味は…個人的ににはオリジナルの方が好きですが、スイートポテト風な優しい味。おいも好きには止められない止まらないでしょう。とにかくパッケージが気に入ってしまったので記念に。

1枚あたり15キロカロリーって嬉しい

イオンであんバター餅せんべいも発見しました。

2023/11/02

冬だけあんバター餅せんべい
優しいあんこ味
10月 132023
 
初物の紅玉でアーモンドクリームタルト

青森の叔母が紅玉、ゆで栗、新米、しゃもじ(笑)を箱にいつものように限界ギリギリまでぎゅーぎゅーに詰めて送ってくれました。栗はりっぱでホクホクしておいしくて、早速青森の新種「はれわたり」で栗ご飯にしました。ごはんがふっくらもちもちで、まるで餅米を加えてたいたかのようで感動(いつも食べてるお米と全然違ーう!)。

今年初ものの紅玉で何を作ろうか迷いましたが、贅沢に3個使ってアーモンドクリームタルトにしました。

青森の叔母が送ってくれた紅玉

叔母が言ってたように今年の紅玉はさらに小ぶり。そのぶん味が凝縮されているような気がします。

りんごのお皿に青森ひばをイメージしてみました
<材料>直径18センチタルト型

タルト生地

  • 無塩バター 50g
  • 粉砂糖 33g
  • 卵 15g
  • 薄力粉 83g
  • アーモンドプードル 11g
  • 塩 ひとつまみ

りんごのキャラメリゼ

  • りんご(紅玉) 3個(500gうち可食部400g)
  • 無塩バター 10g
  • グラニュー糖 25g

クレームダマンド(アーモンドクリーム)

  • 無塩バター 55g
  • グラニュー糖 60g
  • 卵 55g
  • 薄力粉 15g
  • アーモンドプードル 55g
  • ラム酒(お好みで) 小さじ 1
<下ごしらえ>
  • バターは室温に戻しておきます。
  • 底の取れるタルト型を使います。バターなどは塗らなくてもOKです。
<作り方>
  1. タルト生地を作ります。小ボウルに薄力粉とアーモンドプードル、塩を入れて泡立て器でふんわりまぜておきます。
  2. 中ボウルにバターを入れて、シリコンヘラでなめらかにしてから、粉砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。さらに溶き卵を加えて混ぜます。
  3. 薄力粉、アーモンドプードルをバサッと中ボウルに加えて、シリコンヘラで切るようにして混ぜます。大きくカットしたラップ(なんでもシートが便利)に乗せて平たく包んで、冷蔵庫で1~2時間休ませます。
  4. 休ませたタルト生地をめん棒でタルト型よりもひとまわり大きめに延ばします。
  5. 型に生地をかぶせて、底のくぼみに合わせて指で優しく押しながら敷き、めん棒で型のエッジを転がしてはみ出した生地を切り落とします。生地の底にフォークで空気穴をあけます。余った生地は後でりんごをのせて焼いていただきます。
フォークで優しく押して穴を開けます
  1. オーブンを170度25分にセットして余熱を開始します。
  2. 生地よりも少し大きめに丸くカットしたオーブンシートを敷きその上にタルトストーンを乗せて焼きます。
タルトストーンを乗せた焼きます
  1. 15分焼いたところでいったん取り出して、オーブンシートごとタルトストーンをやけどしないように気をつけて外して、生地をオーブンに戻してさらに10分焼きます。
  2. 焼けたら型から外して冷まします。
タルトが焼けて型から外して冷ましているところ
  1. りんごのキャラメリゼを作ります。りんごを4つ割にして芯を取って皮をむき、5ミリ幅にスライスしておきます。
  2. 大きめのフライパンを火にかけてバターを溶かし、カットしたりんごを加えて焼きます。りんごが崩れないように焦げないようにまんべんなくシリコンヘラで優しくひっくり返しながらしっとりするまで炒めます。
バターでりんごをソテー
  1. グラニュー糖を加えて溶かし絡めて、焦げ付かない程度に炒めたら大皿またはバットに移して冷ましておきます。多少水っぽさが残っていた方が盛りつけがしやすく、後で焼くのでムラが残っていても構いません。冷めたところでりんごを大・中・小に仕分けしておくとあとでトッピングしやすいです。
バットで冷まします
  1. クレームダマンド(アーモンドクリーム)を作ります。小ボウルに薄力粉とアーモンドプードルを入れて泡立て器でふんわりまぜておきます。
  2. 中ボウルにバターを入れて、シリコンベラでクリーム状に練り、グラニュー糖を加えてよく混ぜます。
  3. 溶き卵を少しずつ加てよく混ぜます。ラム酒を加えて混ぜます。
  4. アーモンドプードル、薄力粉を加えて混ぜます。
  5. タルトにアーモンドクリーム生地を乗せ、シリコンベラで平らにのばします。
アーモンドクリームを盛り付けてならします
  1. オーブンを180度35分にセットして余熱を開始します。
  2. りんごをトッピングします。小サイズのりんごをずらしながら重ねて巻いて生地の中央に置き、中サイズのりんごを少しずつずらしながら重ねて一周します。さらに大きいサイズのりんごを一周重ねます。
りんごを並べ重ねたところ
  1. オーブンで30~35分焼きます。小さくカットしたオーブンシートに余った生地を延ばしてりんごをのせて横に置いて一緒に焼きます。20分焼いたところでオーブンシートの小タルトを取り出すついでに、タルト型を180度回転させて、残り10~15分焼きます。
  2. 粗熱がしっかり取れてから型から取りだして冷まします。
りんごをのせるのが楽しい

タルト生地を仕込んだところで近くのヨーカドーへ行ったら、なんとこの時期恒例の青森県産フェアを大々的に開催していました。ひろさきふじ、ときなどが安かったので購入。好物のやっこいサブレ、イギリストーストも。そういえば毛ガニも売っていました。食べたいけど手がかゆくなる…。

10月 112023
 
口当たり軽くて美味しい

【フーディストアワード2023レシピ&フォトコンテスト参加中】

もう四半世紀前に地元で食べた黒ごまのジェラートがとても美味しくて、今でも帰省すると時々食べに行くのですが、今回シンプルな材料を使ってそれに近い味ができたと思います。みりんを煮詰めた甘さが好きなので今回も日の出純国産純米みりんを使いました。ただできあがりが緩いので、みりんの量や煮詰め具合、砂糖の種類や量などなど研究の必要があります。美味しいだけに繰り返し作って固さを極めたいです。

ガチガチに硬くはならなくて盛りやすいけれど溶けやすい
〈材料〉5人分以上
  • 牛乳 400ml
  • みりん 80g
  • きび糖 30g
  • 練りごま 15g
〈作り方〉
  1. フライパンまたは鍋に牛乳、みりん、きび糖を入れて、中火にかけて沸々してきたら極弱火で時々混ぜながら沸騰しないように約半量になるまで30〜40分ほど煮詰めます。
  2. 火から下ろし練りごまを加えてよく混ぜて、鍋底を冷水に浸してしっかり冷まします。
  3. 金属製のバットに移して蓋をして、冷凍庫に入れます。
  4. 2~4時間たったら取り出してシリコンか木製のスプーンで空気を含ませながらかき混ぜてならし、蓋をして冷凍庫へ。
  5. 一晩以上冷凍庫に置き、アイスクリームディッシャーで掻き出して盛ります。

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト

10月 102023
 
1週間かけて完成したマロングラッセ

今年の栗仕事の締めくくりは難関のマロングラッセ。スーパーで茨城県産のおつとめ品の栗を安く購入できたので、気楽に作ることにしました。

栗くり坊主でガシガシ皮を剥いて、割れても気にしない方針であえてガーゼで包みませんでした。そこまでやっても割れる栗は割れるので。それよりもガーゼの細かい糸が残りそうなのが気になったので裸のまま煮込みました。

優しく煮込みを繰り返したのでガーゼなしでもほとんど割れませんでした。砂糖も鬼のように加えたくなくて低糖度に仕上げたかったので乾くまでに日数がかかりましたが、硬くなることはなかったです。

割れたのは3個ほど

マロングラッセは昔は超高級品で憧れのスイーツでした。なぜ高いのか作ってみて納得しました。

完成品を口に入れた時の感動たるや筆舌に尽くしがたいです。シンプルな材料で時間をかけることにワクワクしながら作りました。

〈材料〉
  • 栗(皮付き) 445g
  • 洗双等 180g+60g×4日分
  • ブランデー 大さじ1×2回分
  • ラム酒 大さじ1×2回分
〈作り方〉
  1. 栗を洗い水につけておきます。
  2. 鍋にたっぷりの水を入れて40度に温め、火を消し栗を入れて30分浸します。
  3. 鬼皮を剥いて水に浸けます。
  4. 渋皮を剥いて重量を測り(今回は321g)、鍋に栗を入れてたっぷりの水を入れて中火にかけて、沸々してきたら火を消し、今回はシャトルシェフに1時間入れて保温します(栗の割れを防ぐため)。
  5. 剥いた栗を厚手の鍋に移し入れてひたひたになる量の水を測りながら注ぎます。今回は水の量は300ml。
  6. 水の量の60%の1日目の砂糖を用意します(今回は180g)。
  7. 1日目の砂糖の1/3加えてオーブンペーパーに所々穴を開けた落とし蓋をして中火にかけて、沸々としてきたら火を止め1/3の砂糖を加えます。
  8. 再度沸々させて、残りの砂糖とブランデーとラム酒を大さじ1ずつ加えて砂糖か煮溶けたら火を消し、落とし蓋をしたまま、鍋蓋は外して冷まします。1日目終了です。
  9. 2日目の朝、前日の1/3の砂糖を用意して(今回は60g)、その1/3加えて落とし蓋をして中火にかけて、沸々としてきたら火を止め1/3の砂糖を加えます。
  10. 再度沸々させて、残りの砂糖を加えて煮溶かしたら火を止めて落とし蓋をしたまま、鍋蓋は外して冷まします。
  11. 夜に一度沸々とさせて火を消して、落とし蓋をしたまま冷まします。2日目終了です。
  12. 3日目は2日目と同じ工程を行います。もう少しお酒の風味を付けたかったのでブランデーとラム酒を大さじ1ずつ加えました。
  13. 4日目も朝の工程を行います。夜には鍋の縁が白く結晶化していたので、乾かす作業に移ります。
砂糖の結晶が白くこびりついている
  1. 沸々させてごく弱火で15分泡だらけになりますがしっかり煮ます。
油で揚げてるイメージ
  1. その間に網に油を塗り、大皿にオーブンペーパーを重ねてその上に網を置いておきます。
  2. 火を消したら優しく栗を取り出して金網に並べます。
  3. 食卓カバーをかけて風通しを良くしてベタつきがなくなるまで乾かします。今回は4日乾かしました。
ダイソーで買ったレトロな食卓カバー良いです
  1. 個包装ラッピングして完成です。
個包装16個できました

  • 残った栗シロップは100mlほど水を加えて沸騰させた後に容器に移して、プロテインやヨーグルト、その他のいろいろな料理に使用しています。とても美味しいです。結構な量なので冷蔵庫に入れていますが結晶化するのでときどきかき混ぜます。