6日目−四角いパンと赤い屋根の街
3月15日(土)。ホテル5日目の朝食は、四角い固いパンに初挑戦。
このパンはグラーツのパン屋さんならどこでも見かけました。名前がわからないのですが、チャパタのような表面にクランチのようなものがまぶしてあって、細かくひび割れています。所々にスパイスのきいたシードがまぶしてあります。表面はカリカリと噛みごたえがあるので、1個食べるとかなり満腹になります。味は香ばしくておいしいです。
ジュースはオレンジと、マンゴーみたいな色の2種類のジュース。ヨーグルトはプレーンとブルーベリー入りと、オートミールのようなものが入っている3種。私は主にプレーンにシリアルやコーンフレーク、プルーンも入れたりして。
お皿には毎日サーモンをのせています。わさびと酸味のきいた白いソースがおいしいです。わさびじゃなくてきっとホースラディッシュでしょうね。
この頃からエスプレッソとマキアートのダブルショット?ワザを覚えました。砂糖を入れなくてもミルク自体が濃厚で甘いです。
この日は土曜日なので、午前中仕事をして午後からは旧市街のカフェに連れて行ってもらいました。
途中立ち寄った教会のドアをあけた瞬間、息をのみました。
いきなり中世ヨーロッパの世界に飲み込まれました。
これまでの数日間はどうしてもテーマパークに迷い込んだとしか考えられなかった光景が、ここではじめてこれが本物なんだと認識できた気がしました。
なにしろ、仕事のことで頭がいっぱいで、事前にオーストリアやグラーツの事はなにも調べていなかったし、ましてや歴史なんて忘れかけた高校の世界史のわずかな記憶しかありませんでしたから。なぜここに自分がいるのか不思議でした。魂は日本にあって、体だけがここにいるような。
日本で言うお寺と同じようなものなのでしょうけど、歴史も文化もまったく違う、まさに別世界。比べようがありません。
まだまだこのあと、もっとスゴイ教会を見てきましたが、それよりもまずここでのインパクトは相当強かったです。
土曜日ということもあって、街はとても賑わっていました。
デパートは日本に比べるときらびやか。おそらく中級よりも少し上のデパートだと思うのですが、アメリカのデパートに比べても陳列がとてもきれいで、高級感があります。
デパートの屋上にあるカフェはそれは多くの人が訪れていて、やっと席を見つけたほどです。
赤い屋根の街を身近に感じることができ、岩山の時計台もすぐです。
ここでカプチーノを頼むと、期待通りハート型のラテアート。嬉しい!
のどが渇いていたので、レッドブルコーラも飲みました。
オレンジジュースにお酒が入ったドリンクが人気でしたね。
ウェイターさん、かっこいいです。もうみんなかっこいい人ばかりなんですけどね。
この日は薄曇りで、少し肌寒かったのですが、でも風が気持ちよかったです。
この国は喫煙者が多く、街を歩いていると煙かったりするのですが、建物の中ではほとんど禁煙なのはありがたいです。
その後歩いて仕事場に戻って一仕事して、ホテルの帰り道。おぼろ月夜でした。
デパート Kastner & Öhler(K&O)