11月 132022
 
りんごのアーモンドクリームタルト

久しぶりにスーパーで青森県産の訳あり紅玉をお得に買えたので、りんごのタルトを作りました。クレームダマント(アーモンドクリーム)の上にキャラメリゼしたりんごのスライスを重ねていく作業は楽しいです。タルトタタンとはまた違った、パンチのある甘酸っぱいタルトになりました。

甘さと酸っぱさであっという間に食べちゃいます。
焼き上がり直後。また作りたくなる瞬間。
<材料>直径15センチタルト型

りんごのキャラメリゼ

  • りんご(紅玉) 2個
  • 無塩バター 10g
  • グラニュー糖 大さじ2

タルト生地

  • 無塩バター 50g
  • 粉砂糖 30g
  • 卵黄 1個
  • 薄力粉 90g
  • アーモンドプードル 10g
  • 塩 ひとつまみ

クレームダマンド(アーモンドクリーム)

  • 無塩バター 50g
  • グラニュー糖 60g
  • 卵 1個
  • 薄力粉 10g
  • アーモンドプードル 50g
  • ラム酒(お好みで) 小さじ 1
<下ごしらえ>
  • バターは室温に戻しておきます。
  • 底の取れるタルト型を使います。バターなどは塗らなくてもOKです。
<作り方>
  1. りんごのキャラメリゼを作ります。りんごを4つ割にして芯を取って皮をむき、5ミリ幅にスライスしておきます。
  2. 大きめのフライパンを火にかけてバターを溶かし、カットしたりんごを加えて焼きます。りんごが崩れないように焦げないようにまんべんなくトングで優しくひっくり返しながらしっとりするまで炒めます。
  3. グラニュー糖を加えて溶かし絡めて、焦げ付かない程度に炒めたら大皿に取り出して冷ましておきます。多少水っぽさが残っていた方が盛りつけがしやすく、後で焼くのでムラが残っていても構いません。
  4. タルト生地を作ります。小ボウルに薄力粉とアーモンドプードル、塩を入れて泡立て器でふんわりまぜておきます。
  5. 中ボウルにバターを入れて、シリコンベラでなめらかにしてから、粉砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。さらに卵黄を加えて混ぜます。
  6. 薄力粉、アーモンドプードルをバサッと中ボウルに加えて、シリコンヘラで切るようにして混ぜます。大きくカットしたラップに乗せて平たく包んで、冷蔵庫で1時間休ませます。
  7. クレームダマンド(アーモンドクリーム)を作ります。小ボウルに薄力粉とアーモンドプードルを入れて泡立て器でふんわりまぜておきます。
  8. 中ボウルにバターを入れて、シリコンベラでクリーム状に練り、グラニュー糖を加えてよく混ぜます。
  9. 溶き卵を少しずつ加てよく混ぜます。
  10. アーモンドプードル、薄力粉をバサッと加えて混ぜます。
  11. タルト生地をラップに挟んで、めん棒でタルト型よりもひとまわり大きめに延ばします。
  12. 型に生地をかぶせて、底のくぼみに合わせて指で優しく押しながら敷き、めん棒で型のエッジを転がしてはみ出した生地を切り落とします。余った生地は後記の方法で消費しちゃいます。
  13. 生地の底にフォークで空気穴をあけて、アーモンドクリーム生地を乗せ、シリコンベラで平らにのばします。
  14. オーブンを180度35分にセットして余熱を開始します。
  15. 小さくカットしたりんごをずらしながら重ねて巻いて生地の中央に置き、中サイズのりんごを少しずつずらしながら重ねて一周します。さらに大きいサイズのりんごを一周重ねます。
  16. オーブンで35分焼きます。
  17. 粗熱がしっかり取れてから型から取りだして冷まします。
<後記>

余ったタルト生地はひとまとめにして平たく伸ばして、少量のクレームダマンドと残ったりんごを重ねて、オーブンペーパーの端切れに乗せて一緒に焼きます。味見用、つまみ食い用。

残りをまとめて(右)同時に焼きます。こんがり焼けて美味しかった!

紅玉は見切り品でもやわらかくなりすぎず、炒めていても形をとどめているので調理しやすいです。力強い酸味はやっぱり紅玉だなぁ。この時期だけのお楽しみ。見つけたら即買いです。残りそうなときはジャムにして食べきります。

外側から内側に重ねたバージョン。バラのように飾るならこっちかな。
11月 102022
 

割れないベイクドチーズケーキ。バウンドケーキ用のラム酒漬けフルーツビッツを散りばめて味のアクセントに。側面にもシワが寄らないように工夫してみました。表面が平になりました。

ラム酒漬けフルーツ入りベイクドチーズケーキ
〈材料〉直径15センチ底の抜けないホール型
  • グラハムクラッカー(カルケットでも) 80g
  • 無塩バター 30g
  • ラム酒漬けフルーツビッツ 20g
  • クリームチーズ 200g
  • 細粒グラニュー糖 80g
  • 生クリーム 150ml
  • ホワイトチョコ(お好みで) 20g
  • レモン汁 小さじ1
  • バニラエッセンス 数滴
  • 薄力粉 10g
  • コーンスターチ 10g
  • 卵 2個
〈下ごしらえ〉
  • 底の抜けない型に薄くバターを塗り、細長くカットしたオーブンペーパーを型からはみ出すように渡して敷いてから(最後に型から取り出しやすくするため)、繰り返し使えるオーブンシートを側面内側に貼ります(側面にしわを寄せにくくするポイント)。
  • 側面のオーブンシートは型の高さに合わせたサイズにすると焼きムラを押さえられます(※後記ポイント)。
  • 底はオーブンペーパーを円形にカットして敷いておきます(ケーキをカットするときに底紙ごと切ってしまうことがあるため)。
  • クリームチーズ、卵、生クリームを室温に戻しておきます。
〈作り方〉
  1. ポリ袋にグラハムクラッカーを入れて、上から麺棒を転がして砕き、溶かしバターを回し入れて袋を軽く振ったりもんだりしてバターをなじませます。型の底に袋からひっくり返して敷き、袋に手を通したまま袋越しに底に押しつけて平らにします。
  2. ラム酒漬けフルーツビッツをグラハムクラッカーの台に乗せます。
  3. 薄力粉とコーンスターチを小ボウルに入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  4. 中ボウルにクリームチーズ、グラニュー糖を入れて、湯せんにかけて泡立て器ででなめらかになるまでよく混ぜます。
  5. 溶き卵を数回に分けてクリームチーズのボウルに加えて、泡立て器でよく混ぜます。
  6. さらにレモンの搾り汁とバニラエッセンスを加えて混ぜ、薄力粉とコーンスターチを加えて混ぜます。
  7. オーブンを180度50分にセットして、予熱を開始します。
  8. 小鍋に生クリームを入れて中火にかけ、沸騰直前に火からおろして、(お好みで)ホワイトチョコを加えてシリコンベラで溶かし混ぜます。
  9. クリームチーズのボウルに、鍋の生クリームを加えて泡立て器で手早く混ぜます。
  10. 一度ザルなどで漉して小鍋に入れ替えてから型に流し入れます。小鍋の内側に残った生地は型に無理矢理いれずに取り除きます(割れにくくするためのポイント)。
  11. チーズケーキの型よりも一回り大きいスクエア型にチーズケーキの型を入れて、底から2~3cmくらいの高さまで40度程度の湯をそそぎます。
  12. オーブンに入れて180℃で25分、170〜150℃で25分焼きます。途中で割れそうであれば徐々に温度を下げ、最終的に中央まで緩く持ち上がり、全体に焼き目が付けばOK。焼き目が薄いようであれば、160度で5〜10分程度追加で焼きます。
  13. 粗熱をとり、冷蔵庫で一晩冷やして、底を熱めのお風呂程度の湯煎で温めてから取り出します。
<ポイント>

側面の繰り返し使えるオーブンシートは、幅5センチと7センチの2種類をそれぞれ2枚用意しています。今回は高さに余裕を持たせて7センチを使用したため、表面に焼きムラができてしまいました…。

オーブンペーパーをリボン状にして渡しておくと型から外しやすいです。
8月 292022
 
ダッチベイビーパンケーキ

先日、有明のパンケーキ専門店で初めて「ダッチベイビーパンケーキ」を食べました。王冠のような不思議な形のインパクトに加えて、初めての食感と味に心打ち抜かれました。

「パンケーキにレモンかけるの?」というのも斬新で、おそるおそるかけてみたらこれがまた酸味がとてもいい味を引き出していて、パンケーキ甘くみていてごめんなさい状態です。これを食べにだけ有明にまた来たいと思ったほど。

バニラアイスとレモンを添えて

さすがに家では作れないものだと思っていましたが、ポップオーバーが原点らしく、ああなるほど! つまりは膨らまずにつぶれて焼けてしまったポップオーバーと思えばきわめて簡単。気軽に作ることができました。

おもてなしにもきっと盛り上がる一品ですね。

ふんわりもっちり!
〈材料〉直径15センチスキレット1個分
  • 薄力粉 35g
  • 砂糖 大さじ1
  • 塩 ひとつまみ
  • 牛乳 60g
  • 卵 35g
  • 無塩バター 10g
  • 粉糖(泣かない粉糖) 小さじ1
  • バニラアイスクリーム 適宜
  • レモン 1/8個
〈作り方〉
  1. ボウルに薄力粉、砂糖、塩を入れ、泡立て器で混ぜ合わせます。
  2. 牛乳を回し入れて泡立て器て混ぜて、溶き卵を加えて軽く混ぜ合わせます。
  3. ラップをして冷蔵庫で休ませます。
  4. スキレットをオーブンの天板に置き、200度15分にセットして予熱を開始します。
  5. 予熱が完了したらスキレットを取り出して、バターを溶かします。
  6. 冷やしておいた生地をスキレットに流し入れます。
  7. 200℃で15分焼いてオーブンから取り出します。皿に取り出して粗熱が取れたら粉糖を茶こしでふるい、バニラアイスとレモンを添えます。
8月 212022
 
かぼちゃのプリン

旬のかぼちゃ少量をカットして、窓辺で1日天日干し。さてどうやって食べようかと思ったときに、ふとプリンを食べたくなったので、久しぶりにかぼちゃのプリン。レンジで蒸してマッシュしたものの、ほくほくではなくてしゃりしゃりした果肉でした。かぼちゃも個性いろいろだなぁ。

今回かぼちゃは控えめです。何も言われなければちょっとコクのある蒸しプリンという感じ。

型からひっくり返して皿に盛った状態
倍の量でもいいかもしれないです
〈材料〉18センチパウンド型1個

カラメルソース

  • グラニュー糖 大さじ1.5
  • 水 小さじ1
  • 熱湯 大さじ1

プリン生地

  • かぼちゃ 蒸して皮を取り正味100g
  • 牛乳 150ml
  • グラニュー糖 60g
  • 塩 ほんのひとつまみ
  • 卵 2個
  • ラム酒(お好みで) 小さじ1
〈作り方〉
  1. カラメルソースを作ります。フライパンにグラニュー糖と水を入れ火にかけ、香ばしくなってきたら火を止めて、フタで覆いながら熱湯を加えます。
  2. 型にカラメルを流し入れます。
  3. プリン生地を作ります。かぼちゃは蒸してから皮と緑の部分を取り除き、マッシュしておきます。
  4. ボウルに卵をときほぐし、グラニュー糖と塩を加えて混ぜて、牛乳の半量を加えて混ぜます。
  5. マッシュしたかぼちゃに残りの牛乳を加えて混ぜたら、卵のボウルに加えて混ぜます。お好みでラム酒やバニラエッセンスなどを加えて混ぜます。
  6. オーブンを170度45分でセットして予熱を開始します。天板用(耐熱皿)の湯を沸かします。
  7. 5のプリン生地を一度ザルで裏ごししてから型に注ぎます。型よりもひとまわり大きな耐熱皿に型を置き、湯を型の下から1センチ程度まで注ぎます。160度で45分焼きます。
  8. 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
  9. 型の内側をナイフで一周して、お皿をかぶせてひっくりかえして切り分けます。
8月 192022
 
サワークリームもタルト台も不使用
割れずに焼けるトンカ豆のチーズケーキ

最近はMr.Cheesecakeを公式レシピ通り何度も作って美味しくいただきました。個人的にはもう少し甘さと油っこさを減らしたくて、今回はサワークリームは不使用で自家製ヨーグルトに置き換えてみました。トンカ豆の風味はそのままに、濃厚な味わい。割れずに焼けるので気に入っているレシピです。

トンカ豆のチーズケーキ
味わい濃厚!
<材料>(20〜22cmパウンド型1個分)
  • トンカ豆 1/3個
  • バニラビーンズ 1/4本
  • クリームチーズ 200g
  • グラニュー糖 80g 
  • 生クリーム(乳脂肪45%) 200g
  • 水切りヨーグルト 50g ※1
  • 卵 2個
  • コーンスターチ 20g
  • レモン汁 小さじ1(冷凍レモン1/8個を絞った分)
  • ホワイトチョコレート 20g
<準備>
  • ※1 ヨーグルト100gをコーヒーフィルターで1〜2時間漉して正味50gを使用します。
  • 型にオーブンシートを折って敷き、型の周りをアルミホイルで包みます。
  • 中ボウルは2つ用意します。1つはクリームチーズを入れて室温に戻し、もう一つは生クリーム(半量)と水切りヨーグルトを混ぜる用です。
<作り方>
  1. トンカ豆をおろし金で削り、バニラビーンズは縦に切れ目を入れてナイフの背でこそげ取り、これらを小鍋に入れます。取ったあとのさやも入れます。
  2. 上記の小鍋に生クリームを半量(100ml)加えて中火にかけます。
  3. 沸騰する前に(60〜70度)火からおろし、ホワイトチョコレートを加えて溶かします。軽くフタをしてしばらくそのまま蒸らしておきます。
  4. クリームチーズの中ボウルにグラニュー糖を入れて、熱めのお風呂程度の湯せんにかけて、泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜます。
  5. 別の中ボウルに残りの生クリームと水切りヨーグルトを入れてよく混ぜます。
  6. 上記の5のボウルに卵を数回に分けて加えて泡立て器でよく混ぜ、レモン汁を加えて混ぜ、コーンスターチを加えてさらに混ぜます。
  7. 4のクリームチーズのボウルに小鍋の生地を加えで泡立て器で混ぜます。
  8. オーブンを180℃45分にセットして予熱を開始します。
  9. 6の卵とヨーグルトの生地を、7のクリームチーズのボウルに加えてなめらかにします。一度ザルで漉してから型に流し入れます。
  10. 型よりもひとまわり大きい耐熱皿に型を入れ、型の下から1/3ほどの高さまで40度(熱めのお風呂程度)の湯をそそぎます。
  11. 180℃で25分、160℃に下げて20分焼きます。
  12. 焼き上がったらオーブンのトビラを少しあけて熱気を徐々に逃がしながら粗熱をとり、オーブンから取り出してしっかり冷めてから型から外して、すっぽり入る保存容器に移して冷蔵庫で一晩冷やして切り分けます。