9月 162023
 
砂糖不使用。みりんの優しい甘さが黒ごまの風味を際立たせます

【フーディストアワード2023レシピ&フォトコンテスト参加中】

最近黒ごま味が大好きで、本当は黒ごまのジェラートが食べたかったのだけど冷凍庫がパンパンなので、黒ごまプリンを何度も作って食べています。卵を使うとなんとなく茶碗蒸し風だったり、ゼラチンを使うと胡麻豆腐風だったりと、いまひとつ味と食感に納得できなかったのですが、今回みりんを甘み付けとして利用してみたいと思い、みりんを煮詰めて加えてみたところとても優しいまろやかな甘みに。しかも食感がとろ~りとした絶品黒ごまプリンに仕上がりました!

今回使ったみりんは「日の出 純国産純米本みりん」。煮詰めると茶色くなることから、黒ごまと牛乳の色と混じると緑っぽく、まるできな粉プリンのように見えます。

表面がまだらになります

みりんを煮詰めているとみたらしのような香りが漂い、ともするとみりんの味が濃すぎるのかと思いきやその逆で、上品な甘みは黒ごまの風味を引き立てて、今まで作ってきた黒ごまプリンのなかで断然トップに躍り出ました。みりんの甘みでいろいろお菓子を作りたくなりました。

<材料> プリン型4個分(4人分)
  • みりん 150ml
  • 卵 2個
  • 練りごま 大さじ2
  • 牛乳 250ml
  • アーモンドスライス(ロースト) 適宜
  • ミントの葉 適宜
<作り方>
  1. みりんを鍋に入れて中火で沸騰後、極弱火で20分ほど煮詰めて、火から下ろして60度まで冷まします。
  2. ボウルに溶き卵、練りごまを入れて良く混ぜ合わせます。
  3. 小鍋に牛乳を入れて温めて60度になったら火から下ろし、1.のみりんを加えて混ぜ、ボウルに少しずつ加えてはよく混ぜます。
  4. 粗目のでザルで一度漉します。
  5. 水に濡らしたプリン型に均等に注ぎ、アルミホイルで蓋をします。
  6. フライパンに1/3ほどの水を入れて沸騰させて、プリン型を入れたら蓋をして極弱火で10分蒸し、火を消したらそのまま10分置きます。
  7. 湯から取り出して粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
  8. ローストアーモンドスライスとミントの葉を飾ります。

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
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1月 252023
 

毎年恒例の黒米おはぎ。作り方もほぼ定着してきました。今回は黒米を少し減らして餅米をその分増やしましたが、色味的にも何ら変わりありませんでした。

こしあんの黒米おはぎ。好評です。

今回こしあんは冨澤商店の物を使いました。これが一番作りやすい硬さ、甘さ、美味しさなので気に入っています。500gは使いきれないので、水羊羹でも作ろうかな。あんぱんもいいな。

<材料>10個分
  • もち米…210g
  • うるち米…75g
  • 黒米…15g

(もち米、うるち米、黒米がそれぞれ「7対2.5対0.5」の割合で、合わせて300g。約2合)

  • こしあん…300g
  • きび糖…大さじ2
  • 塩…小さじ1/4
<作り方>
  1. 米類を一緒に洗って水を切り、炊飯器の内鍋に入れて2合分の水量ラインよりも少しだけ少なめ注ぎ、2〜3時間浸しておきます。
  2. こしあんは10等分して(1個30g)、ラップで包んで優しく丸めて、バットに並べておきます。あんは絞りすぎずラップで形を丸く整えて、逆さにしてそっと置いておくと、あとで取りやすいです。
  3. オーブンペーパーを直径5センチほどの円形に10枚カットして、並べておきます。
  4. ご飯を標準の炊飯モードで炊きます。
  5. 中ボウルに水を満たして、しゃもじとスリこぎを浸しておきます。炊けたご飯を大きいボウルに移します。
  6. ご飯にきび糖と塩を加えて、しゃもじで切るように混ぜます。
  7. すりこぎ(めん棒の端でも)を、こまめに水に濡らしながらご飯をつきます(粒が半分つぶれる程度)。ご飯のグラム数を測っておきます(今回は約690g)。
  8. 手を水またはアルコールスプレーで濡らし、手のひら大のご飯をのせて(今回は1個69g)、ご飯を手早く丸く伸ばして中央を少しへこませます。
  9. 丸めておいたこしあんをへこみにのせて、手早くご飯で包み、形を整えます。
  10. 並べておいたオーブンペーパーに丸めたおはぎの閉じ目を下にしてのせて冷まします。
〈後記〉
  • ご飯が炊けた後の操作は手早く行います。ご飯が冷めるとうまく形成しにくいからです。
  • ご飯の形成は水をたっぷりつけた素手で行うのがおすすめです。気になるようであればアルコールスプレーで。

1月 182023
 
久々の大ヒット。干し柿のチーズロール。

叔母から時折り食品やいろいろな食材が詰まったお楽しみ箱が送られできます。今回の箱には富山干柿、小岩井のぬるチーズ、つや姫、札幌味噌ラーメン、豆せんべい、太子食品の生こうじ…などなど、叔母おすすめの美味しい物や私が好きそうな物の選りすぐりが、毎回小さい箱にパンパンに詰め込まれていて、何が出てくるか分からないので楽しいです。またどれも美味しく新しい味の発見もできて、叔母のセンスの良さにいつも感銘を受けています。食品の質、新鮮さを重視して、少量ずつ送ってくれるところも嬉しいです。

早速今回は富山干柿に、小岩井のぬるチーズを塗って巻いて食べてみました。すると想像だにしないあまりのおいしさにビックリ!

干し柿は好んで(買ってまで)食べるほうではないけれど、これはついつい食べ過ぎてしまいそうなほど危険。絶品。ハマります。

チーズの塩味によって改めて干し柿は芳醇なドライフルーツだと納得させられました。富山干柿そのものがおいしいからなのかもしれません。

富山干柿の由来

〈材料〉

  • 干し柿 2個
  • ぬるチーズ 大さじ2
ぬるチーズと富山干柿。

〈作り方〉

  1. 干し柿のへたを切り取って、縦に切り込みを入れて、開きます。種があれば取りのぞきます。
  2. 実の下の部分に短く縦に切り込みを入れて、開いた身が長方形になるように整えます。
  3. 開いた干し柿を縦長に置き、塗るチーズを1個につき大さじ1ずつ乗せて、均等に伸ばします。向こう側の巻き終わる方の縁は塗らずに残しておきます。
  4. 手前から緩く巻いて、巻き終わりを下にします。
  5. ナイフでチーズがはみ出さないように優しく5〜8ミリ幅にカットします。

8月 202022
 
アガーで作る水羊羹
口当たりと口溶けが良いです

子どもの頃から大好きな水ようかん。市販の缶詰やパックされている水ようかんではなかなか昔の味や食感のものには出会えなくて。自分で作ってみたら一番近い仕上がりに。好みの固さに調整できるのも嬉しいです。このレシピは少し固めで、日を置くとより固めになります

こしあんは富澤商店のものが優しい甘さでくせもなくとても食べやすいです。ヤオコーのも最近購入したので作ってみたいです。

<材料>プリン型4個分
  • アガー 10g ※1
  • きび糖 10g
  • 水 200g ※1
  • こしあん 200g
  • 塩 ひとつまみ
<下準備>

※1 サラッと仕上げるのであればアガーを少なめに抑えて、水を少し足します。
アガーを小鉢できび糖とよく混ぜ合わせておきます。
容器を水に濡らしておきます。

<作り方>
  1. お鍋に水を入れて、混ぜ合わせたアガーときび糖を加えてよく溶かします。
  2. 中火にかけて沸騰させます。
  3. こしあんと塩を加えてよく混ぜ合わせます。
  4. 1分くらい練りながら煮ます。
  5. 容器に入れてあら熱を取ります。
  6. 冷蔵庫で冷やします。
5月 042021
 

先日電気ホットサンドメーカーをいただいて朝食に大活躍しているのですが、今日は十数年前から使っている直火式のホットサンドメーカー(バウルー Baw-Loo)でベランピング。ミルク求肥あんこホットサンドを焼いてみました。

いかにも年季はいってる

自家製食パンは小ぶりなので、はみ出すこと無くちょうどいいサイズ。風が強くて焼き目が思ったほど付かなかったけど、焼きたて美味しい!

あんこも自家製なのですが、固めに炊いてしまって失敗したものをブレンダーで強引にこしあん風にしたものを使いました。甘み控えめ。ミルク求肥加えるだけでモチモチ度絶妙!

<材料>

  • 食パン 8枚切り4枚
  • あんこ 120g

ミルクぎゅうひ

  • 白玉粉 25g
  • 練乳 25g
  • グラニュー糖 10g
  • 牛乳 40ml

<作り方>

  1. 食パン8枚切り4枚用意します。私の場合自家製角食パン1斤を4枚切りにしてから、さらに半分にスライスして使っています。
  2. あんこを2等分しておきます。
  3. ミルクぎゅうひを作ります。バットにコーンスターチを敷いておきます。鍋に牛乳以外の材料を入れて、牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜます。そのまま20分ほど休ませて、白玉粉をふやかします。
  4. 滑らかになったら中火にかけてゆっくりヘラで鍋底をなぞり、固まり始めたら鍋を火からおろして勢いよく混ぜます。
  5. ぎゅうひをバットの上にのせて手早く粉をまぶしながら2等分して、食パンよりひとまわり小さく四角形に平たく均等に伸ばします。
  6. 食パンにあんこを均等に塗り、その上にぎゅうひをのせて、食パンを重ねて軽く上から押しておきます。
  7. ホットサンドメーカーの焼き面に薄くオイルを塗って閉じ、火にかけて両面十分温めます。
  8. やけどをしないようにパンをはさんで閉じて、両面こんがり焼きます。