同じあじさいを撮ったものです。
上はGR、下はRX1。
ホノルルに着いたビリーとジョニー。
ここは常夏の楽園。みんな楽しそう。
ビリーもジョニーもうきうきで遊びに夢中。
「あ、こんなことしてる場合じゃないよ、Kを探さなきゃ」
と言っても、ここはホノルル。初めて訪れた南国の地、
右も左もわかりません。
途方にくれていると、なにやら涼しげな格好をしたくまの女の子が。
「なにをしてるの? おのぼりさんたち」
「ぼくらはおのぼりさんじゃないぞ。ニューヨークから来たんだ」
「そう。でも、そのださい格好は、どう見てもJ○Lパックの団体さんよ」
「えー!」
自分たちは、決めたつもりだったのに、ださいと言われてショックを隠せない
ビリーとジョニー。
「そんなことより、なにをしてるのよ?」
「じつは、ぼくたちKっていうのを探してるんだ。ホノルルのK」
「K? そうね。ホノルルのKと言えば、あれのことかも。そうそう、私の名前はデボラよ。あなたたちの名前は?」
「ぼくはビリー」「ぼくはジョニー。兄弟なんだ」
「そう、ビリーとジョニーの兄弟さんなのね。じゃ、私がKまで案内してあげるわ」
「本当? 嬉しいなぁ。ありがとう」
「でも、そのかわりに、私のことは「デボラさん」って呼ぶのよ」
「わかったよ、デボラ、じゃない、デボラさん」
こうして、デボラに引きつられ、ビリーとジョニーは、
一路、ホノルルのKを目指すことに。
ニューヨーク、DUMBOで出生の秘密を知ったビリーとジョニー。
「お母さんたちはどこにいるんだろう?」
せっかく生まれ故郷のDUMBOに行けたのに、肝心のお母さんの消息は知れず。
そんな時、アザラシのデイジーが、1枚の紙切れをくわえてやってきた。
「くまの兄弟がたずねてきたら、この紙を渡して欲しい」
と、くまのお母さんからの伝言があったと。お母さんの伝言だ。
ビリーとジョニーが紙切れを見てみると、そこには「K」の文字が。
「K?」
Kと言えば、ビリーが肌身離さず持ち歩いているポシェットにも、「K」と書かれた紙切れが。
2つの紙切れを見比べると、デイジーがくわえてきた紙切れには、うっすらと「ホノルル」の文字が。
「ホノルルのK?」
「そこにお母さんの手がかりがあるのかも」
「ホノルルに急ごう」
ビリーとジョニーは、こうしてホノルルを目指しました。