ホノルルに着いたビリーとジョニー。
ここは常夏の楽園。みんな楽しそう。
ビリーもジョニーもうきうきで遊びに夢中。
「あ、こんなことしてる場合じゃないよ、Kを探さなきゃ」
と言っても、ここはホノルル。初めて訪れた南国の地、
右も左もわかりません。
途方にくれていると、なにやら涼しげな格好をしたくまの女の子が。
「なにをしてるの? おのぼりさんたち」
「ぼくらはおのぼりさんじゃないぞ。ニューヨークから来たんだ」
「そう。でも、そのださい格好は、どう見てもJ○Lパックの団体さんよ」
「えー!」
自分たちは、決めたつもりだったのに、ださいと言われてショックを隠せない
ビリーとジョニー。
「そんなことより、なにをしてるのよ?」
「じつは、ぼくたちKっていうのを探してるんだ。ホノルルのK」
「K? そうね。ホノルルのKと言えば、あれのことかも。そうそう、私の名前はデボラよ。あなたたちの名前は?」
「ぼくはビリー」「ぼくはジョニー。兄弟なんだ」
「そう、ビリーとジョニーの兄弟さんなのね。じゃ、私がKまで案内してあげるわ」
「本当? 嬉しいなぁ。ありがとう」
「でも、そのかわりに、私のことは「デボラさん」って呼ぶのよ」
「わかったよ、デボラ、じゃない、デボラさん」
こうして、デボラに引きつられ、ビリーとジョニーは、
一路、ホノルルのKを目指すことに。