グラーツのデザインホテルダニエル(Hotel Daniel Graz)に3週間滞在したときの印象をトリップアドバイザーの口コミに初投稿。写真もいっぱいアップしました。
日本語での投稿にも関わらず、ホテルのスタッフがコメントをしてくれましたよ。
「じゃあね」って日本語で入れてくれてます。嬉しいですね!(^o^)
グラーツのデザインホテルダニエル(Hotel Daniel Graz)に3週間滞在したときの印象をトリップアドバイザーの口コミに初投稿。写真もいっぱいアップしました。
日本語での投稿にも関わらず、ホテルのスタッフがコメントをしてくれましたよ。
「じゃあね」って日本語で入れてくれてます。嬉しいですね!(^o^)
Salzach川にかかるマカルト橋を渡り、細いけれど賑わうゲトライテガッセ(Gerreidegasse)という通りを歩いて東へ向かいます。
今まで見たうちで一番風格のあるSPAR。それもそのはず、この上がモーツアルトの生家なのです。
ザルツブルクカードを提示してモーツアルトの生家へ。
こんな繁華街で生まれ育ったとは。部屋の数が多く、部屋には資料や展示物が置かれているため、当時の生活感はあまり感じられれなかったのですが、窓からみる外の景色は興味深かったです。
モーツアルトももこの窓から街の様子を見ていたんだろうなぁと考える方が、ここが生家なんだと実感しやすかったです。
当時もこんな風に陽が射していたのかしら。
ひとつ山側のChurfürststraße通りでストリートパフォーマンスをしていたEd Silverさん。Facebookのお友達に(笑)。
大司教の住居レジデンツ。門や中庭をいくつも通って進みます。目的はとあるレストランなのですが、奥の奥の方にあるようです。
この宮殿もミラベル庭園を造った大司教ヴォルフ・ディトリヒによって造り始められたのだそうです。
門をくぐるたびに目の前に広がる想像もしなかった光景に、ただもうため息が出るばかりです。
フランツィスカーナー教会(Franziskanerkirche)の塔も相当高いです。
世界的に広がってますね〜。”Happy”
ザルツブルク編。オーストリアの人はダンス好きなのでみなさんノリノリお上手(*^_^*)
モーツアルトの生家前や、サウンドオブミュージックでも出てきたモーツアルト小橋も出てきます。さすが音楽の街。
3月22日(土)
定刻通り午前10時にザルツブルク中央駅へ到着。さすがドイツ鉄道!
駅から通り沿いに観光スポットが集中している南側へ向かいます。とてもいい天気で暖かく、ザルツブルクも桜が満開! 白い壁に青空と花の色が映えます。
ザルツブルクは映画「サウンドオブミュージック」の舞台です。てっきりチロル地方が舞台だと思い込んでいたので、滞在中は撮影ゆかりの地だということを全く知りませんでした。
それでも要所はちゃんと撮影していたので、後から観て「おおー! なるほどー、ここだったのかー!」と驚いています。逆に映画を観て「それは無理があるだろう」といった距離感の矛盾もわかるようになりました。
なによりザルツブルクが舞台なのにドイツ語ではなくて英語というのがとっても不思議です(笑)。
さてさて、現実のザルツブルクの印象は、グラーツよりも開けていて、垢抜けている感じ。
グラーツの方が人口が多いのですが、ザルツブルクの方が人が多く感じるのは、観光客の比率がはんぱないのだと思います。
グラーツにはない、街の珍しいものがいっぱい目に飛び込んできます。
目的地の多くはSalzach川を渡った先にあるので、まず橋を目指します。
川の手前に広い庭園が現れます。MIRABELLGARTEN(ミラベル庭園)です。
街角ライブ、音楽学校の楽器の音だったり、 どこからともなく音楽が聞こえてきます。
ミラベル庭園の北の方の入り口では、アコーディオンを演奏していました。ずーっと同じフレーズで耳に残ります(笑)。この入り口は、サウンドオブミュージックに出てきましたね〜。
先の山にホーエンザルツブルク城が見えます。
映画ではここで子どもたちと歌うシーンもありました。ペガサスの泉です。
この場所はだれもが立ち止まり、写真を撮っていたのでなにかあるのかなぁ? と眺めていたら、外国のカップルに写真を撮ってくださいと声をかけられまして。
膝をついて、ペガサスをバックに撮ってあげたら喜んでくれました。ほほー、名所なんだと思って私も写真を数枚撮っておいてよかったー。
ザルツは「塩」、ブルクは「城」ですから、まさに塩で栄えた文化なのですね。ミラベル庭園は大司教ヴォルフ・ディトリヒが愛人のために建設したものだそうです。しかもホーエンザルツブルク城塞が真正面に見える位置を狙ってねぇ。
ミラベル宮殿は現在市庁舎として機能しているそうです。敷地をくぐり抜けて正面に出ると、花嫁さんでしょうか。宮殿に向けてカメラを構えていたらオフィシャルのカメラマンと間違われたみたいで、こちら側に視線を向けてくれちゃいました(汗)。
ミラベル宮殿の向かい側には、ザンクト・アンドレー教会があります。
右に曲がり、通り沿いに進んでいくと、ちょっとした広場に突き当たり、木蓮が咲き乱れているスポットが!
多くの観光客が、木蓮をバックに写真を撮っています。ほぉー、なるほど、こっちの人はやっぱりこういうボリュームのある花が好きなんだろうなぁとマップを見ると、この一画はマカルト広場で、木蓮の向こう側の通りを挟んでモーツアルトの住居があります。ここは入っておかなきゃ!
その前に、バスやケーブルカー、博物館などがお得になる「ザルツブルクカード」の存在を知り、駅で買っておけばよかったのですがまた戻るのも大変。広場の主要ホテルで購買できるということでホテルを探したのですが、改装で閉まっていました。
あたりをあちこち探して、かなり敷居の高そうなホテルのロビーへ。
あまりにも高級なホテルなので、そんな俗っぽいカードなんて取り扱っていないのではないかと、おそるおそるホテルマンに「ザルツブルクカードありますか?」と尋ねると、「ありますよ!」笑顔でこれまた丁寧に英語で対応してくださって。ほんとオーストリアのおじさまは紳士ばかりなんですよ。親切で、涙が出そうになります。
24時間券 26ユーロで購入しました。どこで使えるか詳しく書かれたパンフレットももらえます。英語ですけど。博物館がだいたい10ユーロと考えると、3館見たら元は取れちゃいます。
ここでもお礼を言って、ビッテシェーンと見送ってもらい、本当に気持ち良い思い出ができました。振り返ってホテルの名前を確認すると「ザッハ−・ザルツブルク」でした。
…ってそのときは名前を見てもピンとこなかったのです。後日、改めてホテルの名前をみてビックリしました(゜Д゜)
あ、あのザッハトルテのホテル・ザッハーです。ウィーンのホテル・ザッハーにあるレストランで提供されたのが始まりなんですって。数日後にグラーツのホテル・ザッハー直営のカフェで、ザッハトルテをいただいた後で知りました。なにかいろいろな縁でつながっている気がします。
さて、ザルツブルクカードを握りしめて、モーツアルトの住居へ。
日本語のガイドが聴ける端末を貸してくれたので聴きながら観覧しましたが、これ全曲聴いていたら日が暮れてしまいそうなので駆け足でまわりました。楽譜とか、当然なのでしょうがレプリカが展示してあって、ちょっとがっかりかなぁ。後半は日本語版が用意されていないようで英語に切り変わっちゃったし、お土産屋さんのおねーさんも無愛想で、ふーんって感じでした。
この先にあるSalzach川にかかるマカルト橋を渡ります。観光客であふれています。
ミラベル庭園
MIRABELLGARTEN
モーツァルトの生家
MOZARTS GEBURTSHAUS
モーツァルトの住居
MOZARTS WOHNHAUS
ホーエンザルツブルク城
FESTUNG HOHENSALZBURG
3月22日(土)朝5時25分。
早朝のフランクフルト行きの列車に乗って、4時間かけてザルツブルクへ向かいます。
チケット販売機で購入して駅構内に。改札機はありません。ホームに直結していてそのまま列車に乗り込めます。
線路からホームまでの高低差はとても低く30センチ程度かしら。そのぶん列車のステップが高いところにあります。昔の雪国の列車みたいです。
車両の「2」は2等車両を意味しています。DBはドイツ鉄道。オーストリア連邦鉄道はÖBBなのですが、フランクフルト行きの列車でドイツ国境をまたぐため、ドイツ鉄道の列車が使われているのですね。
1車両の長いこと! 新幹線よりも長い気がしたので調べてみたら、ドイツ鉄道の客車は26.5mで、日本の新幹線は25mだそうです。
シートの向きがユニークです。車両の数カ所にテーブルを挟んで向かい合った席があり、車両の2カ所くらいにクリアなしきりがあり、それを背にして、それぞれシートの向きが出入り口の方を向いています。
なので車両の半分のシートが進行方向に向かって背を向けることになります。
発車してまもなく夜が明けてきました。畑を靄が覆う光景に、思わず声をあげてしまいました。
しばらくすると車掌さんがまわってきて検札をします。
アルプスの山々が遠くに見えます。チロルのような(まだ見たことはないけど)車窓にうっとり。
スイッチバックは2回あります。初めての経験です。一瞬引き返すのかと思ってあせりましたけどね(O_O)
列車室内ドアは、ハンドルに手をかけて少し引っ張る半自動。閉じるときも半自動かと思って、何度も必死で引っ張っても閉じ無くて、もがき疲れて放って置いたら自動で閉まりました。(^^;)
端から見ていたらコントだと思われただろうなぁ。数秒間放っておけば自動で閉まります。
トイレはおもしろい。室内はブルーグリーンが基調で広いです。水洗はや後ろの壁にあるボタンを押します。どのボタンも小さくて、まるで脱出ゲームのアイテムを探すかのよう。これ押したらどうなるんだろう?的なドキドキ感満載!
水洗ボタンを押すとシュパーッっと飛行機並に噴出力がものすごくて、洗面台で手をかざすとなんと粉石けんがパフッと出てきて笑いました。手洗いボタンを押すとお湯が出ます。
コンパートメントの車両もあります。ヨーロッパというとこういうイメージが強かったのですが、コンパートメントは一部しかありません。
4時間の旅は長いのですが、とてもリラックスして飽きることはありませんでした。
朝食は車内販売のカプチーノと、昨日食べ残して持ち込んだマクドのハンバーガー。
列車はガタンゴトンいいません。とても静かにスムーズに走るので快適です。
高速列車ですが、坂のきついところはとてもゆっくりです。
ザルツブルクHBFに到着です。
4時間共にしたこの車両は、このあとフランクフルトに向かいます。それはそれは先の長い旅です。いってらっしゃーい!
グラーツ中央駅からザルツブルク中央駅のルート
ザルツブルク中央駅(Salzburg Hbf)
お昼は中央駅のマクドナルドへ。グラーツのマクドはこれが初めて。
CMでも、街の看板でも緑色を強調していて、ヘルシー路線を意識しているようです。現地の人の話では、こちらではマクドナルドができるときに反対運動が繰り広げられたとのこと。遺伝子組み換え食品にはとにかく敏感だと聞きました。
で、オーストリアのマクドの味ってどうなんだろう?ということで、定番のビックマック。
それととても目立っていた、ビッグマックよりも大きいBig Tastyも注文してみました。
日本のようなセットが無いので、ドリンクとポテトも個別に注文。価格も高い印象。100円マックに相当する1ユーロマックもありますけど、円に換算すると140円マックになっちゃいますもんね。
味はどこでも食べても一緒。ビッグマックはビッグマックでした(笑)。レタスがボロボロこぼれるのもいっしょ。
お腹はすいていたものの、かなり疲れていたのであまり食べられませんでした。残りは明日の列車内での朝ごはん用にお持ち帰り。
一息ついたら中央駅から朝とは逆方向のトラム乗り場から1番の「Eggenberg」行きに乗って、西のエッゲンベルグ城に向かいます。
降車の停留所はその名も「Schlosspark Eggenberg」。公園を囲む塀に沿って進むと、入り口の門があります。
公園の入場料は2ユーロ。ここでもチケット売り場のおじさまが、日本人だと認識してくださって、英語で場内の展示は工事中で見られないとの詳しい説明と、日本語のパンフレットを手渡してくれました。もちろん笑顔でのお礼を忘れずに。
日本語版パンフレット。おお〜! 日本語表記は嬉しい!
場内には「日本の間」があり、1600年代にオランダ商人から購入したという、豊臣期の大阪図屏風が壁の装飾として組み込まれているのだそう。
日本では大阪夏の陣でこの時代の資料が焼失してしまったけれど、唯一この屏風絵だけがエッゲンベルク城に数世紀にわたり保存されていたということです。
エッゲンベルク城は日本国外の城としては唯一、大阪城と友好城郭提携を締結したお城だそうですよ。
ああ、ぜひまた訪れて屏風絵を見たいものです。
お城は左右対照的できちっとした四角形の箱のような形で、日本人が好みそう。
エッゲンベルグ城は、ハンス・ウルリヒ・フォン・エッゲンベルク候爵が1625年に建築に着手し、365個の窓は一年を表しているなど、天文・宗教・人文主義的な世界観を表現した建築物なのだそうです。グラーツが古くから教養あふれる街だったという象徴ですね。今でもグラーツには多くの大学関係者が居住しているのだそうです。
庭園文化財の広い公園内にはあちこちにクジャクがいます。甲高い声で鳴くのですぐわかります。
城の内部はドラクエかゼルダの世界。入ってすぐに聖なる泉が…?
昼間は明るくていいけど、今回は室内の様子はわかりませんが、夜は怖いだろうなぁ。実はお城や教会は苦手です。あまりにも古い歴史が重くのしかかってくるようで。
階段を上り下りするときには思わず「ザッザッザッ」と擬態音を言ってみたり。
お城をぐるりとまわるだけでも結構歩きます。
ベンチで一休みしてから、エッゲンベルク城を後にしました。
ぶらぶらと中央駅に向かって歩いて行くと、戦闘機見つけました。
こんなものが柵で囲まれることなくどどーんと置いてあるなんて!(O_O)
SAAB 35 Draken(サーブ 35 ドラケン)というスウェーデンのサーブ社の戦闘機だそう。「Draken」はドラゴンの意味だそう。オーストリア空軍で採用されていたけれど、2005年に全機退役したということです。
FH JOANNEUMという大学構内の一画で展示しているようです。
さらに東に向けて歩いて行くと、こんな怪しげな看板も。入ってみたいような気も…。
その先にLiDLというスーパーマーケットを見つけました。あちここちで見かけた名前だったので、とりあえず入ってみると、ディスカウントスーパーでした。
外にある大きなカートを押して店内に入ると、まず最初にパンのコーナーがあって、ケースの中からワイヤー製の桑みたいな器具を使ってお目当てのパンを書き出すようにいして引きずり出し、紙パックに入れます。これが大きくて安くてビックリ! アップルパイとドーナツをいただきました。おいしかった!
アパートだったらいろいろ調理できてそれもおもしろいだろうなぁ。
LiDLすぐそばの停留所からトラムでHauptbahnhofまで戻りました。まだ早い時間でしたが、さすがに歩き疲れたので、ホテルに戻りゆっくり休みました。
シュロスシュパーク エッゲンベルク(Schlosspark Eggenberg)
LiDL(ディスカウントストア)