6月 142011
 

昨日のご飯でいただいたお米、「島根県産奥出雲仁多米」でGOPANのお米食パンを作りました。

GOPANの奥出雲仁多米お米食パン

GOPANの奥出雲仁多米お米食パン

奥出雲仁多米ご飯はとても軽い印象だったのですが、お米食パンは真逆の食感に変貌。驚きです。

 

<材料>

  • 奥出雲仁多米…220g
  • 水…白米と合わせて410g からスタート
    • 今回はこの水分量に「+13.2ml」足したので、
      白米(220g)+水=423.2g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

奥出雲仁多米お米食パンの自己評価

  • もっちり 5
  • 甘さ 5
  • 身の柔らかさ 2
  • きめの細かさ 3
  • 形の良さ 4
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 2
  • 粘りけ 4

 

奥出雲仁多米お米食パンの断面

奥出雲仁多米お米食パンの断面

こねているときから、弾力の強さがわかりました。
水を追加する前はかなり固く、水も13.2gも追加したにもかかわらず、粘りけは出ずに、弾力が少し弱まった程度でした。

一口食べてびっくり。もっちりさが尋常じゃないです。

身はふわふわしているのに、噛むのには結構力がいります。また飲み込むまで咀嚼の回数も多いです。

耳もかみ切るというより、引きちぎって食べるといった感じで、食べ続けると顎が疲れるほど。

奥出雲仁多米お米食パンをスライス

奥出雲仁多米お米食パンをスライス

味も強いです。
お米らしい香ばしい味が口の中に広がり、あとから甘みとうま味が主張し始めて、食べ終わったあとも、甘さ、うま味がじーんと残ります。
後味がかなり強いので、おかずを選びます。

ご飯では軽やかだったのに対して、お米食パンではもっちもっちしているのはなぜなんだろう。

おそらくご飯粒では空気を多く性質だったものが、ミルで粉砕してこねることによって密度が濃くなり、もっちもっちになったのではないのかと考えています。

翌日に食べたところ、身のもっちりさは少し緩和されていました。
やはり水分が飛ぶので多少ぱさつき間がはありますが、そのぶんさらに甘く塩気も濃いです。

お米らしい味わいも増していて、濃い味のおかずを食べた後でも十分にお米パンの味が楽しめました

 

5月 052011
 

今回のGOPAN銘柄米食パンは、しっかり系の「千葉県いすみ産 ふさこがね」です。
一昨年デビューした期待の大型新人で、「鉄人28号のような骨太な食感」なのだそう。
個人的にも期待度が高く、お米食パンやご飯でいただくのを楽しみにしていました。

GOPANのふさこがねお米食パン

GOPANのふさこがねお米食パン

 

「ふさこがね」の名前の由来は、

千葉県の「ふさ」と、品種の特徴である「黄金色でたわわに実る」様子をイメージする「こがね」を組み合わせたもの。

なのだそうです。
ふさこがねちゃん」というカントリーな女の子キャラもいます。

千葉県産ふさこがね

千葉県産ふさこがね

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+2.8ml」足したので、
      白米(220g)+水=412.8g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

ふさこがねお米食パンの自己評価

 

  • もっちり 4
  • 甘さ 5
  • 身の柔らかさ 4
  • きめの細かさ 2
  • 形の良さ 4
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 2
  • 粘りけ 3

 

GOPANのふさこがねお米食パンの断面。きめは多少粗め

GOPANのふさこがねお米食パンの断面。きめは多少粗め

「しっかり系」といえば、以前食べた「ハツシモ」の印象が鮮烈に残っています。

なので、ふさこがねも洗米してから、分量の水に一晩浸しておきました(とはいっても洗米したのが夜中2時30分頃だったので、正味4時間ほど)。

そのかいあってなのか、ミル音は滑らかでした。

さて、「ふさこがね」は「こね」の段階で、生地は柔らかめなのに、重く、パンケースからずっしずっしと弾力感が伝わってきます。

GOPANふさこがねお米食パンのスライス。切るときも粘りが強い手応え

GOPANふさこがねお米食パンのスライス。切るときも粘りが強い手応え

まず、一口目から強烈な甘さに驚きました。
全体が甘いのかと思って耳と身を分けて食べたところ、身も十分甘いのですが、それ以上に耳の方が突出していました。

耳はお菓子を食べているよう。甘さが口に残ります。

耳の食感は硬めで、ミルが滑らかだった割にはシャリシャリ感が残っています。
それに対して身はとてもふんわり柔らかで弾良性がありますが、想像していたほど粘りは強くなかったです。

お米の味はさほど強くなく、少し感じる程度。

耳が香ばしいのでトーストで食べてもおもしろいかも。とにかく甘さではこれまでのブランドお米食パンではダントツ1位です。

「しっかり系」でもハツシモお米食パンとはまったく違った味と食感。
ふさこがねご飯の方も興味深いです。

翌日、トーストにしたところ、案の定ものすごく甘い!

ふさこがねお米食パンをこんがりトースト

ふさこがねお米食パンをこんがりトースト

6枚切りほどの厚みにカットして、トーストし、マーガリンまたはバターを塗るだけで、ジャムなどをつけなくても十分味わえます。

トーストしないパンの方は弾力性が増し、ちょっと硬めでぱさつき感がありますが、甘さは健在。
ふさこがねお米食パンは、甘いトースト向きだと思いました。

 

4月 292011
 

GOPANで作るお米食パン、今回の銘柄は優しい食感系の「三重県産 伊賀の ヤマヒカリ」です。

GOPANのヤマヒカリお米食パン。山高に盛り上がる姿が美しい

GOPANのヤマヒカリお米食パン。山高に盛り上がる姿が美しい

お米の品種来歴を見ると、名前からもわかるとおり、親がコシヒカリなのですね。

 

名前の由来は

熟色が美しい品種で、中山間に光り輝く。

なのだそうです。

「滅びゆく米」だったヤマヒカリ。それを復活させた女性がいて、信念を持って守り、育てられたものなんだと思うと、とても感慨深いものがあります。
ゴパンも楽しみだけど、ご飯でも早く食べたいなぁ。

さて、米粒は前回の「夢の華」に比べると小粒です。でもミルの粉砕音は負けず劣らず大きかったです。

焼きの段階で、山高の凛としたフォルムに見とれていたら、あれよあれよという間に盛り上がり、パンの上面がGOPANの上蓋にくっつくんじゃないかと心配になったほど。

ヤマヒカリお米食パンの焼きはじめ。このままいったらやばいでしょう

ヤマヒカリお米食パンの焼きはじめ。このままいったらやばいでしょう

また、焼けているときのお米の香りにもハッとしました。
ほかのお米食パンはどちらかというと小麦グルテンやドライイーストの香りが先に立ちますが、ヤマヒカリはお米の香りが際立っています。

パンにナイフを入れたときにも、お米の香りがフワッと先に来ました。

切り分けると、大きな気泡が!  これが驚異的な盛り上がりの原因だったとは。

ヤマヒカリお米食パンの断面に大きな気泡。まぁ、これはどうしようもない

ヤマヒカリお米食パンの断面に大きな気泡。まぁ、これはどうしようもない

膨らむ速度が速い分、きめが粗くなりやすかったんですね。

 

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+3.4ml」足したので、
      白米(220g)+水=413.4g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

ヤマヒカリお米食パンの自己評価

  • もっちり 3
  • 甘さ 5
  • 身の柔らかさ 5
  • きめの細かさ 2
  • 形の良さ 3
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 3
  • 粘りけ 4

 

ヤマヒカリお米食パンをカット。きめは粗めです

ヤマヒカリお米食パンをカット。きめは粗めです

 

食べ始めの食感はあっさりしていて、身の柔らかさ以外に際だった特徴は感じられませんでした。

甘みも初めは控えめなのでうま味が先にきます。
ところが、噛みしめているうちに甘みもうま味も強くなっていきます。
特に耳は「硬い」というよりも「しない」(北海道の方言で、「弾力・柔軟性はあるが歯でかみ切りにくい」)ので、口の中で溶かすように食べると、うま味がじわじわとしみ出してくるようです。

食べ終わると、口の中がまるでお菓子を食べたあとのように甘みがじーんと残っています。

耳の香ばしく焼けたところにうま味が凝縮しています。お米の味もしつこくない程度に感じます。ただし耳の食感に粒々したものが残ります。

切り分けたり、耳をちぎっても、細かいパンくずが比較的散らばりにくかったです。

ふんわりしたパンの食感で優しいお米らしさを味わいたい人に向いているかなと思います。

翌日食べたところ、少しパサパサしていますが、身は十分柔らかく、やはりパンくずが散らかりにくいのがいいです。
味はあっさりしていますが、昨日ほどではないにしろ、食べたあとに甘みが残ります。
サンドイッチや、ジャムなどをペーストするのに適した、優しい味です。

 

4月 102011
 

島根県簸川郡斐川町産「きぬむすめ」でお米食パンを作りました。

GOPANのきぬむすめお米食パン

GOPANのきぬむすめお米食パン

 

<材料>

  • 水…白米と合わせて410g からスタート

    • 今回はこの水分量に「+7.3ml」足したので、
      白米(220g)+水=417.3g
      になります。
  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

きぬむすめお米食パンの自己評価

 

きぬむすめお米食パンの自己評価

きぬむすめお米食パンの自己評価

  • もっちり 4
  • 甘さ 2
  • 身の柔らかさ 3
  • きめの細かさ 4
  • 形の良さ 4
  • 耳の食感 3
  • 口溶け 3
  • 粘りけ 4

 

 

 

食べた感想

今回のきぬむすめお米食パンは、ご飯をいただいたときとはまた違う印象を持ちました。
お米パンの食感は出ているけれど、お米の味の特徴がほとんど無いんです。お米臭さも、くせもありません。お米の味を舌全体を使って必死になって探したけれど、不思議なくらい感じられないという、これは今までのお米食パンでは初めての経験です。

きぬむすめお米食パンの断面

きぬむすめお米食パンの断面

身のきめが整っていて、もちもちふわふわしていて、素直で食べやすく、美味しいです。
ただ、甘みが少ないので、塩気の方が強く感じられます。
これまで食べてきたお米食パンでは、ササニシキが近いのかも。

きぬむすめお米食パンをカット。きめが整っていてきれいです

きぬむすめお米食パンをカット。きめが整っていてきれいです

名前の通り素直な女性のような印象です。
前回のミント米が力強い男米だとすると、きぬむすめは女米かも。

私は、この品種はお米食パンよりも、やはりご飯の方が断然好みです。

 

4月 072011
 

昨日、亀太商店で購入した銘柄米、「あずみ野エコファーム  ミント米こしひかり」でお米食パンを作りました。

GOPANのミント米コシヒカリお米食パン

GOPANのミント米コシヒカリお米食パン

 

ミント米とは…?

 

今朝、炊きたてのご飯で衝撃を受けたミント米の由来は次の通りです。

害虫や雑草を防ぐという目的で、あぜ道にアップルミントを植えて育てたお米です。

 

足した水の量は12.0ml

足した水の量は12.0ml

< 材料>

  • 上白糖…16g
  • 塩…4g
  • 無塩バター…10g
  • 小麦グルテン…50g
  • ドライイースト…3g

 

ミント米コシヒカリお米食パンの自己評価

 

ミント米コシヒカリお米食パンの自己評価

ミント米コシヒカリお米食パンの自己評価

  • もっちり 5
  • 甘さ 4
  • 身の柔らかさ 5
  • きめの細かさ 4
  • 形の良さ 2
  • 耳の食感 2
  • 口溶け 5
  • 粘りけ 5

 

 

 

 

こねの過程で、水分量がいつもよりも多めに必要でした。こねている段階から、強さを感じさせます。

ミント米コシヒカリの断面

ミント米コシヒカリの断面

耳の硬さはこれまでで随一。羽を取ったあとのバリを取るときも、手で耳を割るという感触です。
パンを切り分ける時には、ナイフが生地にねっぱって(粘って)、ナイフが動かなくなるくらい、粘り強いです。
切ったパンをちぎろうと、身を引っ張るとこれがものすごい反発力。太いゴムのようでなかなかちぎれません。
ようやく口に入れて噛むとはじめ歯切れは重く、さぞかし口の中でもちもちするのかと思いきや、そのうちに自然と口の中で溶けていく~!

こんな両極端の食感は、初めてです!

身のきめ細やかさが口溶けの良さを物語っています

身のきめ細やかさが口溶けの良さを物語っています

 

食感的には、私の好きな「ふっくりんこ」に近い物があります。ふっくりんこをより強力にしたような、意外性がありました。
食べたときの弾力性と、そのあとすぐに溶ける身の食感のギャップがとてもおもしろく、耳の味もしっかりしていて、食べているときよりも、食べたあとで甘さの余韻を強く感じます。

ミント米コシヒカリお米食パンをやっと切り分けたところ

ミント米コシヒカリお米食パンをやっと切り分けたところ

難点は、切り分ける時にものすごく粘って苦労することでしょうか。

次の日でも柔らかいまま!ミント米はすごすぎる!