11月 092023
 
真ん中だけ盛り上がってしまいました

久しぶりの自家製酵母でライ麦パンを焼きました。りんご酵母の元気のピークが落ちてきていたのですが、ちゃんとパン生地を熟成して膨らんでくれました。

今回は強力粉が多めではあるのですが、ライ麦の香ばしさをしっかり味わうことができました。はちみつも少なめですが、十分甘さを感じます。

発酵中は気泡の粒がとても小さかったのですがカットしてビックリ
<材料> 1本分

ライ麦パン用元種 66g(うち粉は33g)

  • ライ麦粉(全粒粉) 22g
  • りんご酵母元種 22g
  • りんご酵母液 22g
  • はちみつ 1滴
  • モルトエキス ほんの少し

本捏ね用液

  • プレーンヨーグルト 30g
  • 浄水 50ml+10ml
  • はちみつ 5g
  • モルトエキス 0.9g(爪楊枝の先にちょっと付ける程度)

本捏ね用粉 160g

  • 強力粉(春よ恋) 110g
  • ライ麦粉(細挽き) 50g
  • 塩 3g 
<作り方>
  1. ライ麦パン用元種を作ります。レーズン酵母の元種にライ麦粉とレーズン酵母液、はちみつ、モルトエキスを加えてよく混ぜて、フタをして28度ほどのところに2倍に膨れるまで置いておきます。
  2. 浄水を人肌に温めてはちみつとモルトシロップを溶かし、ライ麦パン用元種を加えてよく溶き混ぜます。
  3. 中ボウルに強力粉とライ麦粉を入れてふんわり混ぜ合わせてから、元種液を回し入れて、シリコンカードでざっくり粉気がなくなるまで混ぜます。
  4. 塩を加えて捏ねます。
  5. 発酵用のボウルに生地を移してラップをして、室温(26度)に2時間置き、冷蔵庫で12~18時間、2倍に膨れるまで発酵させます。
  6. 冷蔵庫から取り出して1時間室温に置きます。打ち粉をしたパンマットに生地を取り出して、軽く丸めてボウルをかぶせて20~30分ベンチタイム。
  7. 正方形に広げます。生地の下に手を入れて生地を傷めないように優しく伸ばします。
  8. 左右の端をそれぞれ縦中央に合わせてたたみ、優しく手で押さえながら縦長にしたら、手前と向こう側をたたんで三つ折りにします。
  9. 上1/3と下1/3を重ねて三つ折りにします。
  10. 90度回転させて上下を半分に折って端をきっちり閉じ、俵型に整えます。
  11. 綴じ目を下にしてオーブンシートに乗せて、30度スチーム/30~60分。その後お湯を入れたミルクジャグを添えてフタをして20分発酵を続けます。
  12. 上記のスチームオーブンから取り出したタイミングでオーブンを250度スチームあり/25分にセットして、空の天板を入れた状態で余熱を開始します(家のは20分かかります)。
  13. 予熱のアラームが鳴ったら、一度オーブンのトビラを開閉して生地を入れずにスタートボタンを押し、空のままスチームを開始している間に、生地に粉を振りクープを入れます。
  14. 空のままスチーム開始3分後に、生地をオーブンシートごとオーブンの天板に移し、再びスタートボタンを押します。
  15. スチームを3分追加した後、220度/17〜20分こんがりと焼きます。
11月 072023
 
角食パンをスライスしたところ

そろそろ消費したいと思っていたりんご酵母の元種を全量使って角食パンを焼きました。元種は元気な状態で角までぴっちぴちに焼けました。

少し焼きすぎたかもしれません
<材料>1斤分
  • 強力粉(春よ恋) 230g
  • きび糖 20g
  • スキムミルク 10g
  • りんご酵母元種 92g(ベーカーズ40%)
  • 浄水 150ml
  • 塩 3.5g
  • 無塩バター 20g
<作り方>
  1. 大ボウルに強力粉、きび糖、スキムミルクを入れて泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  2. 浄水をレンジで600w/20秒かけて人肌に温めます。無塩バターを室温に戻しておきます。
  3. 大ボウルに元種を加えて、浄水を少し残して注ぎ、ハンドミキサーのドゥフックの低速で混ぜ合わせます。
  4. ある程度混ざってきたら一段階早くして捏ね、浄水を加えて固さを調整し、まとまってきたところで塩を加えて良く捏ねます。
  5. なめらかに粘りがでてきたら無塩バターを加えて、つややかに生地が薄く伸びるまで捏ねます。
  6. 発酵用のボウルに生地を丸めて移し、濡らして硬く絞ったキッチンペーパーをかぶせて室温に1時間置きます。
  7. ボウルごとポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で12~18時間低温発酵します。
  8. ボウルをポリ袋から取り出して、1時間室温に戻します。
  9. 粉を振った台に生地を取りだして2等分にカットし、軽く丸めて濡らして絞ったキッチンペーパーをかぶせて20~30分ベンチタイム。
  10. 型に薄く油を塗っておきます。
  11. 生地を長方形に延ばして、左右を縦中央に向けて折り、手前からくるくる丸めて端をしっかり閉じ、型に入れます。
  12. 30度ほどの暖かいところか、またはオーブンをスチームの35度/60~90分にセットして2次発酵を開始します。型の8分目まで膨らむまで時間を調整します。
  13. 型にフタをして、オーブンを190度/25分にセットして余熱を開始します。
  14. オーブンに入れて途中で180度回転させて25分焼きます。
  15. オーブンから取り出したら型を少し高いところから落として空気を入れ換えて、網に取り出して冷まします。
10月 192023
 
焼いているととても良い香りに包まれます

自家製レーズン酵母の元種が2週間以上たってしまったので使いきろうと思い、フォカッチャを作りました。そろそろ発酵の元気もなくなってきていたので膨れるかどうか心配でしたが、思い切り膨らんでくれました。強いなぁ。

四角い方はおすそわけ用

想定していたよりも分厚いフォカッチャになりましたが、焼いているときの猛烈に良い香り! 一口頬張るごとにトッピングのミニトマトやキッチンハーブのバジル、生ハム、玉ねぎ、ローズマリーなどそれぞれの味を楽しめて、粗塩が良いあんばいでした。

元種使い切るのにフォカッチャは最適
〈材料〉2枚分

フォカッチャ生地

  • 準強力粉(リスドォル) 250g
  • きび糖 9g
  • 自家製天然酵母元種 118g
  • 浄水 120ml
  • 塩 4g
  • オリーブオイル 28ml

トッピング

  • オリーブオイル 大さじ1
  • 粗塩 4つまみ
  • ローズマリー(ドライ) 
  • ミニトマト 4個
  • 生ハム 2枚
  • 玉ねぎ 1/8個
  • ピザ用チーズ 散らす程度
  • バジルの葉 6枚
  • 仕上げのオリーブオイル 小さじ1
〈作り方〉
  1. 浄水をレンジで20秒ほど人肌程度に温めておきます。
  2. 大ボウルにリスドオルときび糖を入れてふんわり混ぜ合わせます。
  3. 自家製天然酵母元種を加えて、浄水を少し残して加えて捏ね始めます。
  4. 生地がまとまってきたら塩を加えてなめらかになるまでボウルの中で捏ねます。
  5. オリーブオイルの半量を加えて馴染むまで生地を握ったり折り込んだりして捏ねて、なじんできたらさらに半量を加えて根気良くこねます。
  6. 生地が薄く伸びるようになったら丸め直し、ボウルに濡らして絞ったクッキングペーパーを被せて、室温に1時間おきます。
  7. 発酵用の一回り小さめのボウルに丸め直して移し、濡らしたクッキングペーパーを被せてポリ袋にボウルごと入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室に一晩おきます。
  8. ボウルを冷蔵庫から取り出し、室温に1時間ほど置きます。
  9. 打ち粉をした台に生地を取りだして2つにカットして丸めます。今回は300gと200gに分けました。濡らして絞ったキッチンペーパーをかけてフタをかぶせて30分ベンチタイム。その間にミニトマトを8つに、生ハムを長方形に、玉ねぎを薄切りにしておきます。
  10. 平らにのばして、オーブンペーパーを敷いた型に入れて、30度のスチームオーブンで40分最終発酵。
  11. 生地を取りだしたらオーブンを210度20分にセットして余熱を開始します。
  12. 生地に均等に穴を開けます。今回は圧力鍋のおもりの丸くなっている部分を使って穴を開けました。表面にオリーブオイルを刷毛で塗ります。
四角い方の生地が300gで丸い方が200g
  1. 岩塩を振りかけてからローズマリー、トマト、生ハム、玉ねぎ、ピザ用チーズ、バジルなどをトッピングします。
焼く前
  1. 210度で20〜23分焼きます。
  2. 焼き上がり、取り出したら表面にオリーブオイルを塗ります。
 Posted by on 2023年10月19日 at 4:17 PM
9月 082023
 
簡単だけどちゃんと発酵させて作るベルギーワッフル(少量)

ふと、ベルギーワッフルが食べたくなったので、久しぶりにワッフルメーカーを出してきて、少量作ることにしました。

ワッフルって意外と簡単
〈材料〉4個分
  • 強力粉 50g
  • 薄力粉 50g
  • きび糖 15g
  • 塩 1g
  • ドライイースト 2g
  • 牛乳 75ml
  • 無塩バター 25g
  • 卵 25g
  • バニラエッセンス 数滴
  • ワッフルシュガー 20g
  • 有塩バター 少量
〈作り方〉
  1. 粉類を中ボウルに入れて泡立て器でふんわり混ぜます。
  2. 牛乳、バターを小鍋に入れて人肌に温めて、粉類に加えます。
  3. 溶き卵とバニラエッセンスも加て、シリコンヘラで混ぜこねます。
  4. ワッフルシュガーを半量加えて混ぜ、シリコンヘラで丸くまとめて、ボウルにラップをかけて、暖かいところで生地が1.5倍になるまで1時間1次発酵。
  5. 生地を4つに均等にカットして丸めなおします。
  6. 残りのワッフルシュガーを均等に裏と表にまぶします。
  7. ワッフルメーカーを温めます。ランプが消えたらプレートに有塩バターをサッと塗り、プレートに生地を置いて蓋をして、5分ほど焼きます。
プレートのお手入れ

取り外しのできないプレートなので後始末が面倒でしたが、良い方法を見つけました。電源を入れた状態で、キッチンペーパーを4つにカットしたものをたたんでサッと水に濡らし、先の細い箸でつまんで、プレートの表面と溝を拭き取ります。ジュウジュウ湯気が立ちますがラクにキレイ取れます。火傷しないように充分気をつけて行います。

7月 282023
 
久しぶりに焼いた自家製酵母の塩バターロールパン。パリパリでジュワーッ! ピリッと塩味がやめられない。

レーズン酵母から始まって、ドライマンゴーや現在ドライプルーンで酵母液を起こして楽しんでいましたが、あまりの猛暑続きのためパンを焼くという気になれないというか、特に高温でライ麦パンを焼くのは無謀なのでしばらく敬遠していました。

でも冷凍ストックしていたパンももう残りわずかになってきたこともあり、冷蔵しておいたプルーン酵母液から久しぶりに元種を起こしてみました。

室温が30度近くあるため、過発酵になるのではと心配でしたが、時間を調整して進めました。特にバターを使ったロールパンなので、最終発酵でバターが流れないように、オーブンでのスチーム発酵を短時間にとどめました。

<材料>6個分
  • 春よ恋 160g
  • 自家製天然酵母元種 74g
  • 塩 3g
  • きび糖 15g
  • スキムミルク 5g
  • 浄水 80ml
  • 無塩バター 15g
  • 中に入れる有塩バター 5gずつ6個分
  • 粗塩 適量
<作り方>
  1. 元種を取り分けて、浄水を加えて混ぜて緩めておきます。
  2. 大ボウルに粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  3. 大ボウルに緩めた元種液を加えて、ハンドミキサーのドゥーフックで低速で捏ねます。
  4. まとまってきたら塩を加えて、柔らかくしたバターを加えて捏ねます。
  5. 生地を発酵用のボウルに移し、濡らしたキッチンペーパーとラップやフタをして、室温で(今回は26度で1時間)発酵させます。
  6. ボウルごとポリ袋に入れて閉じ、冷蔵庫の野菜室で今回は10時間低温発酵させます。
  7. 冷蔵庫から取り出し、室温に(今回は26度で1時間)戻します。
  8. 生地を6等分して、丸めて濡らして固く絞ったペーパータオルをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. 楕円形にのばして、長辺を中心に向けて三つ折りにして、さらに二つ折りにしながら、親指の付け根を使って、軽く押してたたみ、端を摘んで閉じ、転がして細長くします。
  10. 濡らして絞ったペーパータオルをかぶせて少し休ませてから、生地の端を手のひらではさんで空中でこすり合わせながら上の端を細く長く伸ばします。
  11. ペストリーボードに置いて、麺棒を使って細長〜い涙形に伸ばし、太い方に縦に1センチほど切り込みを入れてバターを5gのせたら軽くくるく巻き、端をしっかり押さえて閉じます。
  12. 天板の上にオーブンペーパーを敷き、生地を並べてスチームオーブンで30度10分、そのまま50分2次発酵。
  13. オーブンを210度20分にセットして予熱開始。
  14. 溶き卵を刷毛で塗り、粗塩をひとつまみずつ振りかけます。
  15. 予熱完了したオーブン中段に天板ごと入れ、210度で20分間焼きます。
  16. オーブンペーパーごと取り出して、しみ出たバターを刷毛でパンに塗ってテリを出します。