2月 042023
 
桜あんパン(低温発酵)

こしあんたっぷりの桜あんパン。桜の花はしっかり塩抜きをしました。イースト少なめの低温発酵なので、それぞれの素材が引き立って味わい深いです。

<材料>5個分
  • 桜の花の塩漬け 5〜6個
  • 強力粉(春よ恋) 160g
  • きび糖 16g
  • 塩 2.4g
  • 無塩バター 13g
  • ドライイースト(サフ金) 小さじ1/4
  • 浄水 100ml
  • こしあん 200g
  • 溶き卵 1個
<作り方>
  1. 桜の花の塩漬けをサッと洗って水を切り、密封容器に入れて水をたっぷり注ぎフタをしてそのまま冷蔵庫で一晩塩抜きをします(塩気が強いので)。
  2. 大ボウルに塩以外の粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  3. 浄水をレンジで35度にあたためて、バターもやわらかくしておきます。
  4. 浄水を少しだけ残して大ボウルの粉に注ぎ、手でこねます。生地がまとまってきたら塩を加え、固さを残りの浄水で調整しつつ、バターを加えて軽くこねてまとめます。ボウルにラップをかけてそのまま20分休ませます。
  5. 生地を丸めて中ボウルに移しラップをかけて室温で1時間置きます。ボウルごと大きい密封袋に入れて冷蔵庫で12時間ほど1次発酵。
  6. 冷蔵庫からボウルを取り出し1時間以上かけて室温に戻します。時間は大まかでも構わないので、おおよそ2倍に膨れるまで暖かいところに置いておきます。
  7. こしあんを1個40gでラップで丸めておきます。塩抜きした桜の花をペーパータオルで挟んで水分を取っておきます。
  8. パン生地のガス抜きをして5等分して、優しく軽く丸めてフタをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. パン生地を手で平たく丸く伸ばして、麺棒で中央を少し高めにしてのばします。丸めておいたあんこを包み、つまんで閉じて天板に並べます。天板の上で上から押して平らにします。
  10. 30〜35度のスチーム発酵で50分2次発酵。
  11. オーブンを200度15分にセットして余熱を開始します。表面に溶き卵を塗り、中央に水気を切った桜の花を置いて指でギュッと奥深く押し込みます。
  12. オーブンで焼きます。こんがりと焼く場合は5分延長します。
1月 022023
 
デコレーションケーキ直径15センチ。

お年賀用に作りました。4層にしました。ホームメイドとして美味しく楽しめるレベル。デコレーションはもっと練習しないと。

ここ数週間で複数デコレーションケーキを作って食べて理解したことは、今まで生クリームの乳脂肪が高い方がいいと思い込んでいましたが、タカナシの42%がとっても扱いやすくて、食べたときの口溶け、後味がいちばん合っているというのが分かりました。量も200mlで十分(余ったくらい)。でもちょっと遠出しないと手に入らないのが難点。35%と47%をブレンドすればいいのだけど、400mlを使い切れないです。

〈材料〉

シロップ

  • グラニュー糖 15g
  • 水  30g
  • コアントロー 小さじ1/2

スポンジケーキ 直径15センチ

ホイップクリーム

  • 生クリーム (乳脂肪42%) 200ml
  • グラニュー糖 15g

フルーツ

  • いちご (小粒) 10粒程度
  • 黄桃缶詰(小) 1/2缶
  • ブルーベリー(大粒) 7個

ナパージュ(半量でも可)

  • ゼラチン 5g
  • ゼラチンをふやかす水 大さじ2
  • 水 50ml
  • グラニュー糖 10g
<下ごしらえ>
  • いちごは洗って水気を取り、程度のいいものを3粒を二つ割りに、それ以外は厚み3ミリ程度にスライスして、ペーパータオルに並べて置きます。
  • 黄桃も水気を取り、厚み3ミリ程度に斜めにスライスしてペーパータオルに並べて置きます。
  • ブルーベリーは洗って水気を取り、ペーパータオルに並べておきます。
  • ボウルに氷水を用意しておきます。
  • ゼラチンを水に入れてふやかしておきます。
<作り方>
  1. シロップを作ります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて一煮立ちしたら火から下ろし、コアントローを加えて、小瓶などに移して冷まします。
  2. ナパージュを作ります。小鍋に水とグラニュー糖を入れて一煮立ちさせて火から下ろし、ふやかしたゼラチンを加えて溶かし混ぜます。小鉢などに移してあら熱を取ります。
  3. スポンジケーキをスライスします。1センチ幅のルーラー(私は木の棒を使ってます)をガイドにしてスライスして、下の層から順にオーブンペーパーに並べます。4層スライスして、トップの層は平らになるように水平に薄くスライスします(切れっ端はラップで包んで冷凍しておいてちょっとしたおやつ用に)。
  4. ホイップクリームを作ります。ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れて、底を氷水にあてながら、高速でゆるめに泡立てて、低速でトロリと落ちる程度まで泡立てます。
  5. 手前だけを中速でもったりと落ちない程度まで泡立てて、層の中に塗るサンド用にします。おおよそクリーム全体の半量をサンド用に使います。
  6. 回転台にスポンジケーキの一番下の層のオーブンペーパーを剥がして直接中央に置き、上面に刷毛でシロップを塗ります。
  7. ホイップクリームの手前のもったりした部分をスポンジケーキに盛ったら、スパチュラで平らにならして、スライスしたいちごと黄桃を軽く押す感じで並べます。中央には置かないように気をつけます。
  8. その上にサンド用のホイップクリームを盛って軽く平らにしたら、次の層のスポンジケーキを手に取り、裏側にシロップを塗って、ホイップクリームの上に重ねます。中央から外側に軽く押してクリームが少しはみ出る程度に、上面が水平になるように整えます。
  9. 重ねたスポンジケーキの表面にシロップを塗り、クリームを塗り、フルーツを重ねて、クリームを塗って、次の層のスポンジケーキの裏にシロップを塗って、重ねて、表面にシロップを塗るまでの操作を4層まで繰り返します。
  10. 残ったゆるめのクリームを、ホイッパーですくってスポンジケーキの上にのせたら、スパチュラで上面に薄く透ける程度に下塗りします。側面も薄く一層覆います。
  11. ここでナパージュが冷えて固まっていたら、レンジで10秒ほど温めて液体にしておきます。
  12. クリームの本塗りをします。クリームをホイッパーで盛ったら、側面に垂らすイメージで上面を平らにします。側面にクリームを足しながらスパチュラを縦にあてて回転させながら平らにのばします。
  13. スパチュラについたクリームは、別途バターナイフなどで払って足りない部分を補ったり、仕上げはスパチュラを濡らして絞ったペーパータオルでクリームをきれいにぬぐってから(もったいないけど心を鬼にして)、ケーキの表面をきれいにならします。ケーキの下のエッジにスパチュラを浅く入れて、回転台を一周して下に接しているクリームをきれいにすくい取ります。
  14. 残ったホイップクリームを泡立て器ですくって一瞬とどまり角が曲がる程度まで軽く混ぜて固さを調整してから、絞り袋に入れておきます。
  15. ケーキの上面に均等に6箇所印をつけて、ブルーベリーを箸やピンセットでつまみながらナパージュに浸してから、印に合わせて6個置きます。
  16. ブルーベリーを目安に、外側にクリームを6箇所絞り、さらにその間に均等に1周絞ります。
  17. 中央にブルーベリーを置いて、ブルーベリーの間に、刷毛でナパージュを塗ったいちごを重なるように並べて完成です。

<後記>

  • 残ったホイップはバットにオーブンペーパーなどを敷いた上に大さじ1ずつ絞り出して冷凍し、パンケーキのトッピングやチーズケーキなどに利用します。
  • 残ったナパージュは冷蔵庫で固めて砕いてヨーグルトのトッピングにすると食感が楽しいです。
1月 022023
 
焼いてからポリ袋に入れて涼しい場所で2日保存した状態です。しっとりしています。

冬場に作りたくなるのがデコレーションケーキ。今回はお年賀用のショートケーキを作ろうと、12月29日に直径15センチの型でスポンジケーキを焼きました。デコレーションしてお渡ししたのは大晦日です。

先日カルディのスポンジケーキを使って作ったドーム型のデコレーションケーキも美味しかったのだけど、自分で納得した材料で作りたかったので。

少ないシンプルな材料ですが、思いの外、嵩があるので、これで4〜5層にスライスできます。パサつきもなく、しっとりしたデコレーションケーキになります。

<材料> 底の取れない直径15センチ型
  • 卵 2個
  • グラニュー糖 80g
  • 薄力粉 70g
  • 無塩バター 20g
  • 牛乳 20g
<下ごしらえ>
  • オーブンシートを型の底にあわせて円形に2つ作って1枚を敷いておきます。側面は繰り返し使えるオーブンシートを巻いています(しわになりにくいので)。
  • 薄力粉は最低2回はふるって、さらにふるいに入れておきます。
  • ボウルよりひとまわり大きいフライパンに、湯煎用の60度のお湯をはっておきます。
  • バターと牛乳を小鍋に入れ、上記の湯煎で溶かして湯から外しておきます。
<作り方>
  1. 中ボウルに卵を割りほぐして、グラニュー糖を加えてムラが無いように泡立て器で軽く混ぜます。
  2. ボウルを湯煎にかけて、低速で混ぜて滑らかにしながら、卵液を人肌まで上げます。
  3. ボウルを湯煎から外して、ハンドミキサーの高速で泡立てます。
  4. 緩く形を描けてすぐに戻る状態になったら低速できめを整えます。
  5. オーブンを180度30分にセットして余熱を開始します。
  6. 生地に薄力粉をふるい入れます。
  7. シリコンヘラで底からすくい上げては返して、粉を生地になじませます。
  8. 溶かしバターの小鍋に生地をひとすくい加えて混ぜたら、生地のボウルに戻して軽く混ぜ合わせます。
  9. 生地を型に流し入れます。シリコンヘラについた生地は加えません。
  10. 型の底を軽くトントンたたいて大きな気泡を出し、180度で15分、170〜160度で10分焼きます。
  11. オーブンから出した直後に、型を少し高い位置からコンと落として空気を入れ換えて、ケーキクーラーに敷いたオーブンペーパーの上に逆さにして型を外し、そのまま冷まします。
  12. 冷めたら上下を入れ替えて、大きめのポリ袋に入れて、できるだけ冷蔵庫は避けて涼しい場所に保存します(夏場は野菜室がいいかも)。

その後のスライス、仕上げは「デコレーションケーキ 直径15センチ」に続きます。

12月 012022
 
パウンドケーキ
今年はマーガリンを太白ごま油に置き換えました

半世紀以上作り続けているパウンドケーキ。いつも油脂は無塩バターと無塩マーガリンを半々で作っていましたが、最近マーガリンの味が気になるようになり、今回は油脂の3/4をバター、1/4を太白ごま油に置き換えてみました。

いつもよりもしっとりやわらかくて口当たりも軽やか

これからはこのレシピでいこうかなと思います。

1本を12等分して袋詰めして各所にお裾分け。あっという間に消えます。

<材料>18センチパウンド型2個分

パウンド生地

  • ラム酒漬けフルーツ 150g
  • くるみ 50g
  • 無塩バター 150g
  • 太白ごま油 50g
  • 薄力粉 225g
  • ベーキングパウダー 小さじ1
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • グローブ 小さじ1/4
  • 塩 ひとつまみ
  • 細粒グラニュー糖 200g
  • 卵 3個
  • バニラエッセンス 数滴

シロップ

  • グラニュー糖 30g
  • 水 50ml
  • ブランデー(またはラム酒) 大さじ1
<下ごしらえ>
  • ラム酒漬けフルーツをザルで漉しておきます。汁は生地に使います。
  • くるみを余熱無しのオーブンで150度で15分焼きます。冷めてから大きい粒はカットしておきます。
  • バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。
  • 型に合わせてオーブンペーパーを折って敷いておきます。
  • 卵を溶いておきます。
<作り方>
  1. パウンドケーキ生地を作ります。中ボウルに粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  2. 大ボウルのバターをハンドミキサーでクリーム状にして、太白ごま油を加えてよく混ぜます。
  3. グラニュー糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。
  4. 溶き卵を数回に分けて加えてよく混ぜます。バニラエッセンスと、ラム酒漬けフルーツの汁も加えて混ぜます。
  5. 粉類をバサッと加えて、ラム酒漬けフルーツを粉の上に乗せ、シリコンヘラで切るように混ぜ、粉気が少なくなったところにくるみを加えて、サッと混ぜ合わせます。
  6. オーブンを200度45分にセットし、余熱を開始します。
  7. 型に均等に生地を入れて、手のひらで型の底をパンパンたたいて空気を出しながらならします。生地にXのように切り込みを深く入れて型の角に生地を盛り上げて、オーブンに入れます。
  8. 180度で10分焼いたらナイフで中央縦に切り目を入れます。残り35分を170度で焼きます。
  9. 焼いている間にシロップを作ります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて火にかけて煮溶かし、沸騰したら火から下ろしてブランデー(またはラム酒)を加えて冷まします。
  10. 広いテーブルにアルミホイルを敷き、その上にラップを敷いて、焼き上げたケーキをひっくり返してオーブンシートを剥がして中央に置き直します。とても熱いので気をつけます。
  11. シロップを均等にシリコン刷毛で手早く塗り、ラップでピッタリ包んでさらにアルミホイルで包んで冷まします。
  12. 涼しい所に3日〜1週間おいてからいただくと美味。
11月 302022
 
マジパン入りシュトレン

今年のマジパン入りシュトレン作り。気合を入れたのはいいのですが、1年に1度きりの作業に結構手間取ってしまって、キッチンはしっちゃかめっちゃか。11月22日に作り、28日にカットして味見をしてみました。

こだわっただけおいしく仕上がり正直ホッとしました。これからカットして各所にお裾分け。気に入ってもらえると良いなぁ。

薄くスライスしていただきます

マジパンのラム酒が効いていて、大人向け。甘さもちょうどよかったです。常温で寝かせたので熟成したのかな。

<材料> 2個分

フィリング

  • ラム酒漬けフルーツ 300g
  • スライスアーモンド 80g

マジパン

  • アーモンドプードル 140g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • 細粒グラニュー糖 90g
  • 練乳 大さじ2
  • フルーツ漬けのラム酒 大さじ3〜5

シュトレン生地

  • ライ麦粉 10g
  • 準強力粉 145g
  • 薄力粉 145g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ2/3
  • カルダモン 小さじ1/3
  • グローブ 小さじ1/3
  • ドライイースト 4g
  • 無塩バター 60g
  • 卵 1個
  • きび糖 60g
  • 塩 4g
  • 牛乳 50ml
  • 水 40ml

仕上げ用

  • ラム酒 大さじ3
  • 無塩バター 50g
  • グラニュー糖 50g
  • シナモン 小さじ1/2
  • 粉砂糖 30g
<下ごしらえ>
  • ラム酒漬けフルーツをザルで漉しておきます。漉したラム酒はマジパンに使います。
  • スライスアーモンドを150度15分ローストして、牛乳にいったん浸し、ザルで漉しておきます。漉した牛乳はシュトレン生地に使います。
<作り方>
  1. マジパンを作ります。粉類をボウルに入れて泡立て器でよく混ぜたら、練乳と漉したラム酒を少しずつ加えながらシリコンベラで混ぜて、緩くなりすぎない程度にまとめて、ラップに2等分して筒状にして丸めて冷蔵庫に入れておきます。
  2. シュトレン生地を作ります。大ボウルに粉類を入れて泡立て器でよく混ぜます。
  3. スライスアーモンドを浸して漉した牛乳と水と卵を加えて、こねを開始します(今回はキッチンエイドの低速でこねました)。
  4. 生地の固さを確認しながら、固いようであれば水を少しずつ足します。
  5. バターを加えてこねて、さらに漉したあとのフルーツとスライスアーモンドを加えて軽くこねます。
  6. こねが終わったら大きめの密封容器に生地を移して、室温(19度くらい)で数時間一次発酵。
  7. 生地が2倍にふくれたらガス抜きをして取り出し、生地を2等分にして丸めて30分ベンチタイム。
  8. 軽く伸ばしてマジパンを挟んで二つ折りにします。
  9. オーブンの発酵モード(40度)で45分二次発酵。
  10. 1.5倍にふくれたら180度で30分、170度に下げて20分焼きます。
  11. 取り出したらラム酒を塗り、溶かしバターを刷毛で塗ります。
  12. 粗熱がとれたらポリ袋に入れ、シナモンシュガーを入れてまぶします。そのまま一晩おきます。
  13. アルミホイルの上にラップを大きめにカットして敷き、シュトレンを置いて上から1個につき15gずつ粉砂糖をふるって、包んで涼しいところに1週間保存します。

<後記>

冷蔵庫ではなく常温で約1週間熟成しました。涼しい場所を選んだつもりですが、ふんだんにまぶしておいた粉糖はとけていたので、改めてふりかけました。