1月 122024
 
元日の東京湾上空
海ほたるから神奈川県を望みその先に富士山

2024年元日に北九州へ。とてもお世話になっている親戚へのご挨拶に行ってきました。コロナ過を経てやっと5年ぶり。羽田はとても良い日和りでスターフライヤーにも順調に乗ることができて無事北九州に到着。

TULLY’Sのコーヒー
ブラックだとチョコレートがもらえます

着いて早速隠れ家のような素敵なネイルサロンへ。初めてなので緊張しましたが、和やかな会話ととても丁寧な施術に見とれて、旅の疲れもほどけていきました!

とてもていねいにかわいいグラデーションとお花のポイントを入れてもらいました

ピカピカきれいな指先に見とれながら車で移動中に、ナビのテレビでまさかの津波警報。北九州は全く揺れなかったので実感が無いものの、福岡沿岸にも津波注意報の範囲内になっている様子。

お世話になる家に到着後、温かく迎えていただきご馳走を用意してくれていてどれもとても美味しかった! 胸がいっぱいであまり食べられなかったのがとても残念…。なにより元日から大変なことになっているのに、どうにも実感できていないことがもどかしいというか申し訳ないというか。

翌日は神社にお参りをしておみくじ(大吉!)を引き、宿泊するホテルに荷物を移動してから、親戚への新年のご挨拶に。ここでも歓迎してもらって感謝の念に堪えないです。本当に温かいファミリー。私は失礼がなかったかととても心配です。

ホテルに戻ってホッと一息ついたところで東京の知人から羽田でなにやら事故があったとメッセージが届いて、テレビをつけたら飛行機が着陸して燃えている光景が。えっ?!

これは東京に戻れるんだろうかと不安に襲われましたが、この時点でスターフライヤーは通常通り飛んでいるようだったので、4日の便が欠航になるとは思いもしませんでした。

3日目は「北九州市立いのちのたび博物館」へ行ってきました。子どもから大人まで生物の進化と文化を興味を持って辿れる工夫が凝らされていて、まるであつ森のリアル博物館。子どもの頃に近くにあったら通っただろうなぁとうらやましい施設でした。とにかく広い!

北九州市立いのちのたび博物館

地元スーパーの食品売り場が大好きな私は、ホテル近くのイオンタウンが楽しくて、特に精肉売り場の充実っぷりが半端なくて驚きでした。かねてから一度食べてみたかった鶏のたたきや炭火焼きも少量で買えたので、ホテルで(お酒無しでも)美味しくいただきました。

その日の夜中に4日の帰りの便が「欠航」というメールが届き、初めてこれはやばいなと思いました。おみくじは大吉だったのに…。

全便ではなく間引くように欠航になった便に当てはまっていて、慌ててその日の空席待ちの予約を入れても順位がどんどん後の方に押し出されていくので、1日遅らせて帰ることに。夜中にホテルのフロントに電話で延泊が可能かどうか問い合わせて、部屋は移動になるけれども可能ということでホッとしました。

4日目はもともと夜の便で帰るつもりだったので、日中は古賀サービスエリアに連れて行ってもらい、おみやげを買いました。下りの古賀SAではネットの動画で見ていたかわいいウシのソフトクリーム製造ロボットの実演を見ることができて嬉しかった!

とても上手にソフトクリームを盛り上げるウシくん

延泊をして早朝6時にチェックアウト。九州でも息が白かった。この時点で空席待ち順位は2番目。バスで北九州空港へ。もちろん飛行機はほぼ満席ですが、手荷物検査後に空席待ちの状態で手続きをしました。荷物は便が確定したら積んでくれるとのことですが、未確定のまま私自身は保安検査を通って搭乗口で待つことに。この間本当にドキドキでした。搭乗開始後に空席待ちの名前の一部と空席登録ナンバーが表示され、画面の文字が小さいので近くまで寄らないと見えない。すぐにチェックインをして航空券を受け取れました。非常口の通路側なので最後の最後に搭乗。空席待ちは私を含めて2名搭乗できました。たった2名…。もしかしたら乗れなかったもと思うと、この便に賭けて良かったです。

中央席ではなくてラッキーだったとしみじみ。もちろんTULLY’Sコーヒーのブラックとチョコレートをいただき体も心もホッとしました。

羽田に到着して、荷物が無事出てくるのか心配でしたが、最後に積まれたのですぐに出てきてサクッと受け取れました。これは空席待ちならではのメリットかも。

くたくたでしたがお腹が空いたので、到着ロビーのベンチでローソンのおにぎり食べながらテレビのニュースで羽田の様子を映し出しているのを見て何とも言えない気分でした。

家に帰ってからもネイルが嬉しくて写真を撮りました。気泡が見当たらずきれいが長続きするのでとても嬉しいです。

帰ってからもまだまピカピカネイル

ただ落ち着いたころに地震と津波の情報がワッと入ってきて、いろいろな思いが錯綜している状態です。

12月 012023
 
今年は自家製天然酵母で作りました

12月のおやつといえばシュトレン。シュトレンは10数年前から毎年、作るのも食べるのもとても楽しみな特別なお菓子です。

年に一度のことなので準備が大変! 今年は自家製天然酵母で作ろうと決めていたのでなおのこと時間がかかりました。

今年は水分を少なめにして、いつもは2本作る量で3本作りました。そのため生地が引き締まって味が凝縮された感じにできあがりました。

いつもより小さい分もう少し厚めに切れば良かった
ラッピングして贈答用に

今年は11月27日に仕込んで寝かせて12月1日解禁です。

〈材料〉15センチ/3本分

フィリング

  • ラム酒漬けフルーツ 300g
  • スライスアーモンド 80g
  • 牛乳 50ml

シュトレン用元種(合計約100gになるように)

  • ライ麦粉(全粒粉) 10g
  • 準強力粉 23g
  • 自家製天然酵母元種 33g
  • レーズン酵母液 33ml

マジパン (今回は合計で296g)

  • アーモンドプードル 140g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • 細粒グラニュー糖 90g
  • 練乳 30g
  • フルーツ漬けのラム酒 30g

シュトレン生地・粉類(合計250gになるように)

  • 準強力粉(今回はリスドオル) 105g
  • 薄力粉(今回はドルチェ) 145g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ2/3
  • カルダモン 小さじ1/3
  • グローブ 小さじ1/3
  • 無塩バター 60g
  • 卵 1個(50g)
  • きび糖 60g
  • 塩 4g
  • 浄水 40ml
  • モルトエキス 爪楊枝の先にちょこっと

仕上げ用

  • ラム酒 20ml
  • 無塩バター 50g
  • グラニュー糖 50g
  • シナモン 小さじ1/2
  • 溶けない粉砂糖 50g
<下ごしらえ>
  • 元種を用意しておきます。
  • ラム酒漬けフルーツをザルで漉しておきます。漉したラム酒はマジパンに使います。
  • スライスアーモンドを150度/15分ローストして、牛乳(50ml)に浸し、ザルで漉しておきます。漉した牛乳はシュトレン生地に使います。
<作り方>
  1. マジパンを作ります。粉類をボウルに入れて泡立て器でよく混ぜたら、練乳と漉したラム酒を少しずつ加えながらシリコンベラで混ぜて、緩くなりすぎない程度にぎゅっとまとめます。ラップに3等分して、長さ12センチの筒状にして冷蔵庫に入れておきます。
  2. シュトレン生地を作ります。大ボウルに粉類を入れて泡立て器でよく混ぜます。
  3. スライスアーモンドを浸して漉した牛乳(30ml)、水、溶き卵を加えて、こねを開始します(今回はキッチンエイドの低速で)。通常のパン生地よりも固めにします。まとまったら塩を加えてこねます。
  4. 柔らかくしたバターを加えてこねたら、漉したあとのフルーツとスライスアーモンドを加えて、シリコンヘラで生地を折り畳むようにして軽くこねつつまとめます。
  5. こねが終わったら発酵容器に移して、暖かい所(26度くらい)に1〜2時間置き、その後冷蔵庫の野菜室で12時間低温発酵します。
  6. 冷蔵庫から取り出して室温に2時間くらい置いてから打ち粉をした台に取り出し、生地を3等分にして丸めて30分ベンチタイム。マジパンを冷蔵庫から取り出して室温に戻しておきます。
  7. 生地を軽く伸ばして中央の気持ち手前に横長に少しくぼませてマジパンを置き、生地で挟んで二つ折りにして上に重ねた生地を手の側面で軽く押して閉じ、オーブンペーパーに乗せて形を整えます。
  8. オーブンの発酵モードで35度/50分発酵させます。
  9. オーブンを190度/40分にセットして予熱を開始します。
  10. 180度/30分→170度/10分、しっかり焼きます。3つのポリ袋にそれぞれ均等にシナモンシュガーを入れておき、バターを湯煎で溶かしておきます。
  11. 取り出したら熱いうちに刷毛でラム酒を塗り、さらに溶かしバターの上澄みを塗ります(塗る順は逆でもOK)。
  12. 粗熱がとれたらポリ袋に入れ、シナモンシュガーを入れてまぶします。そのまま一晩おきます。
  13. アルミホイルの上にラップを大きめにカットして敷き、シュトレンを置いて上から溶けない粉砂糖を1個につき16gずつ茶こしでふるって覆い、包んで涼しいところに3日寝かせます。
  14. 仕上げに溶けない粉糖を追加で1個5gずつ(分量外)振りかけて完成です。中央からカットして薄くスライスしていただきます。カット面を合わせてラップで包んで冷蔵庫で保存します。
11月 242023
 
紅玉を使ったタルトタタン

青森県産の紅玉を見つけて買ってしまったのですが、今年はりんごを使ったお菓子はほとんど作って食べ尽くしたので何を作ろうかと悩んだ末、紅玉4個使って果肉ゴロゴロのタルトタタンを作ることにしました。

紅玉の果肉感とカラメルのしみ具合のグラデーションは見ていて飽きません

パイ生地作りは苦手です。こういう作業は向いていないと悟ったので、今回は潔く冷凍のベラミーズパイシートを使いました。丸くカットして焼いただけでスポンジケーキ並みに膨れました。オーブンの扉越しにもりもり膨れるパイ生地にぼーぜんと目は釘付け。プロの技に脱帽です。

ベラミーズパイシートすごい

今回は新しい取っ手の外せる鍋を使って作ったのですが、思いの外ひっくり返して取り出すのに苦労しました。鍋底が厚く加熱する加減がよくわからなくて、結構加熱してから取り出しました。

ナパージュで凸凹をカバー

ほろにがのカラメルしみしみ。歯ごたえのある紅玉をかみしめると口いっぱいに酸味と甘みが広がり、パイのバターがまろやかに収めてくれます。

〈材料〉直径15センチ1個分
  • 冷凍パイ生地(今回はベラミーズ パイシート) 1枚(150g/1枚のうち100gを使用)

カラメル

  • グラニュー糖 60g
  • 水 大さじ1
  • 熱湯 大さじ1

フィリング

  • 紅玉  4個(約800g/可食部は今回655g)
  • 無塩バター  10g
  • グラニュー糖 40g
  • ブランデー 小さじ2
  • シナモンシュガー 大さじ1
  • パイ切り落とし

ナパージュ

  • あんずジャム 30g
  • 水 小さじ1
  • ブランデー 小さじ1
〈作り方〉
  1. 土台になるパイを最初に焼いておきます。冷凍パイシートを室温に10分置いて戻します。オーブンに天板を入れた状態で200度/17分にセットして予熱を開始します。
  2. パイシートを生地を台に広げて、伸ばしたり畳んだりせずそのまま軽く粉を振り、15センチ鍋を逆さにあてて、ナイフで縁に沿って切り取ります。残った生地はまとめて冷凍します(今回は100g使用)。
  3. カットした生地をオーブンシートに乗せて、フォークで突いて穴を開けます。
  4. オーブンシートごとオーブンの天板に移して、200度/17分、きつね色に焼きます。取り出して網で冷ましておきます。
  5. 冷めたら15センチ鍋にすっぽり入るように、優しくナイフで縁を切り落としておきます。切れ端はまとめておき、後で使います。
  6. カラメルを作ります。大きめのフライパンにグラニュー糖と水を入れて火にかけ、香ばしくなったら蓋ではねないようにガードしながら火傷しないように気をつけてお湯を注ぎ、フライパンをサッと回してから型用の鍋に注ぎます。型を回してカラメルを均等にならして冷まします。フライパンは洗わず続けて使います。
  7. フィリングを作ります。紅玉の皮をむき、種を取って、8等分のくし切りにします。
  8. フライパンを火にかけてバターを溶かし、紅玉を加えて優しくシリコンヘラで返しながらソテーします。
  9. グラニュー糖を加えて絡めてしんなりしてきたらブランデーを回し入れて絡めて、バットに移して冷まします。
  10. オーブンに天板を入れた状態で200度/35分にセットして予熱を開始します。
  11. ソテーした紅玉を型の外側に沿って一周重ねながら並べたら、内側に放射状に並べます。中央に折れてしまった紅玉を丸めて隙間に押し込みます。残った紅玉を隙間に入れて、大きなサジなどで軽く上からプレスしてならします。
紅玉4個分余すことなく重ねて並べました
  1. オーブンに入れて200度15分/180度20分焼き、 いったんオーブンから取り出します。
  2. シナモンシュガーを表面に均等に振りかけて、パイの切れ端を均等に敷き、焼いておいたパイを逆さまにして被せて軽く押さえて、オーブンで180度/10分焼きます。
パイ生地をかぶせて焼きます
  1. 取り出したらオーブンペーパーを被せて、一回り小さい鍋を重ねて押さえた状態で平らにしながら冷まします。蓋をして冷蔵庫に一晩置きます。
  2. 型を火にかけ、耳を澄まし、かすかにピチピチ音がしてきたら火から下ろし、型にオーブンシートと皿を被せて、ひっくり返して取り出します。
  3. あんずジャムをザルで裏ごしして小鍋に入れ、水とブランデーを加えて軽く煮詰めて、刷毛で表面に塗ってテリを出し、冷まします。
ホイップクリームを添えて

11月 042023
 
オーストリアのアップルパイ

オーストリアの代表的なお菓子でまだ作ったことがなかったのがアプフェルシュトゥルーデル。生地を薄ーく広ーく延ばしてりんごを包んで巻くという工程がとても難易度高そうだったので、作りやすいように少ない量でチャレンジしたところうまくいきました。

職人になりきりシリーズ、今回は生地を薄くのばすところではピザ職人になってました。体全体を使ってリズム感良くノリノリで両手の甲に交互に渡しながら回転させて少しずつ広げていきます。素人の私でも破れずにきれいに延ばすことができました。

できあがって皿に盛って粉糖を振っている時点で初めて気がついたのですが、これってまるでバビーズで食べたアメリカンアップルパイじゃないですか。りんごを生のまま使ったりフィリングの作り方もそっくりで、工程も生地で巻くか、型に入れてかぶせるかの違いだけで、当たり前ですが食べてみて味もそっくり。

NYのBubby’sで食べたアップルパイ

この写真を見て、さらにホイップクリームを添えているところまでそっくり。生地の香ばしくてパリッとした食感とともに感動してしまいました。

アップルパイって世界をつなぐお菓子なのかも。

<材料>20センチ1個(4人分)

クラム

  • スポンジケーキ 50g

生地

  • 塩 小さじ1/4
  • 凖強力粉(リスドオル) 60g
  • 水 23ml
  • 太白ごま油 7g
  • 卵 10g

フィリング

  • りんご(紅玉) 200g
  • ラム酒漬けレーズン 15g
  • てんさい糖 10g
  • シナモンパウダー 小さじ1/2

仕上げ用

  • 無塩バター 25g
  • 泣かない粉砂糖 小さじ1
〈作り方〉
  1. スポンジケーキを細かくちぎってクラムを作ります。バットに入れて半日かけて乾燥させ、ザルで漉すかフードプロセッサーで細かくしておきます。先日作ったデコレーションケーキ用のスポンジの切れ端を冷凍しておいたのでちょうど使い切れました。
  2. 凖強力粉と塩を振るって中ボウルに入れます。
  3. 水、太白ごま油、卵を加えてシリコンヘラで混ぜ、馴染んできたら手で捏ねます。
  4. 生地がなめらかに薄く伸びるようになったら、濡らして硬く絞ったキッチンペーパーを被せて室温で30分休ませます。
  5. りんごを八つ割にして皮と芯を取り、3ミリ幅にカットしておきます。
  6. バターを湯煎で溶かしておきます。てんさい糖とシナモンを合わせて混ぜておきます。天板にオーブンシートを敷いておきます。
  7. 捏ね台の上に清潔な目の細かいふきんを広げて粉を振り、生地を乗せて可能な限り麺棒で薄く伸ばします。
  8. 生地を手に取り、両手の甲に交互に渡しながら回転させて少しずつ薄く伸ばしていきます。
  9. ふきんの上に広げて、縦長の長方形に生地を破らないように縁を優しく引っ張りながら薄く伸ばします。ふきんが透けるような薄さにします。
横25センチ縦40センチほどに広げます
  1. 手前5センチを開けてクラムを全量横長に盛り付けます。その上にりんごを全量盛り、ラム酒漬けレーズンを均等に散りばめて、てんさい糖とシナモンを満遍なく振りかけます。
フィリングを盛りつけます
  1. 生地の端をそれぞれ2センチ残して溶かしバターを塗ります。
  2. このタイミングでオーブンを200度/30分にセットして予熱を開始します。
  3. 手前のふきんを持って巻き簀のように向こう側に生地を被せたら、左右の端から具がこぼれないように整えながら半分転がします。今度は向こう側のふきんの端を手前の生地に被せます。被せ目は上にある状態です。左右の端を軽く抑えて閉じます。
  4. ふきんで生地を包んで天板の上に移し、オーブンシートに転がし、綴じ目を下にして置きます。溶かしバターを表面に塗ります。
オーブンシートに転がしてバターを塗ったところ
  1. 竹串の先で数ヶ所突いて穴を開け、オーブンに入れます。
  2. 15分焼いたところで一度取り出して手早くバターをささっと塗り、天板を180度回転させてオーブンに入れ直してこんがり焼きます。
  3. 焼き終えたら残っている溶かしバターを全て塗り、粗熱を取ります。
  4. 温かいうちにカットして皿に盛り付けてから、粉糖を振りかけます。ホイップクリームを添えていただきます。
クラムが甘かったので砂糖少なめでも十分甘みがありました
11月 012023
 
今季最後の栗で緑茶入れて炊いたおこげ付きのおこわ

今年はもう栗仕事はいいかなと思っていた矢先に、茨城県産の大袋に入った大きな栗とともに「今季最後の栗」というポップを目にしてしまい、安かったので買ってしまいました。

申し訳ないくらいに良い栗で、あれもこれも作りたいと思ったのですが、渋皮煮と栗のおこわに絞りました。とはいえやっぱり大変な栗仕事。

渋皮煮は大鍋で。渋皮まで剥けてしまった栗をおこわ用に。普通に炊いたのではおもしろくないなぁと、先日叔母から聞いた「緑茶を入れて栗ご飯を炊くとめちゃくちゃ美味しい」という話を思い出して、炊く直前に緑茶を少量挽いて振りかけて炊いてみました。

味に深みと旨みが増してとても美味しかったです。家の炊飯器は2合でもパンパンになるので、ストウブの20センチで炊きました。少し柔らかかったのですが、折りに詰めてお裾分けしたところ喜んでもらえました。

栗に緑茶がかかっています
<材料>2合分
  • うるち米 1合
  • 餅米 1合
  • 栗(渋皮まで剥いたもの) 200g
  • 昆布 10センチ角1枚
  • 昆布水+水 100m+250ml(合わせて350ml)
  • 日本酒 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 塩 小さじ1
  • 緑茶を挽いたもの 小さじ1/8
<作り方>
  1. 栗は渋皮まで剥き水に浸けておきます。
  2. 米類は洗って一晩水(分量外)に浸けておきます。
  3. 昆布は軽く水洗いしてから水100mlに浸しておきます。
  4. 米類の水をザルにあげて5分ほど水を切ってから鍋(今回はストウブ20センチ)に入れます。
  5. 昆布水と水を合わせて日本酒、みりん、塩を加えて軽く混ぜます。
  6. 昆布を上に乗せて、その上に栗を並べます。
  7. 挽いた緑茶を振りかけて、30分ほど置きます。
緑茶をミルで挽いてふりかけました
  1. 蓋を少しずらして置き、強火にかけて、沸騰したら蓋をして、吹きこぼれないようにぐつぐつ音を確認しながら中火→弱火→極弱火と調節します。
  2. 音がしなくなるまで約11分炊き、残り30秒で強火にして火を止め、15分そのまま蒸らします。
  3. 栗と昆布をいったん取り出し、ご飯をほぐしてから茶碗によそい、栗をのせます。
炊きあがったところです