GOPANのブランド米パンシリーズ、今回は、関東では超レアなお米、しっかり系の「岐阜県産 ハツシモ」です。
名前からして、興味深くて、どんなお米食パンになるのか楽しみ!
「ハツシモ」の名前の由来と特徴は、
特に収穫時期が遅い品種で、初霜の降るころに稔ることから付けられたもの。収穫量が少なく、幻のお米ともよばれ、米粒が大きいのが特徴。
なのだそうです。
<材料>
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岐阜県産 ハツシモ…220g
-
水…白米と合わせて410g からスタート
- 今回はこの水分量に「+3.4ml」足したので、
白米(220g)+水=413.4g
になります。
- 今回はこの水分量に「+3.4ml」足したので、
- 上白糖…16g
- 塩…4g
- 無塩バター…10g
- 小麦グルテン…50g
- ドライイースト…3g
ハツシモお米食パンの自己評価
- もっちり 5
- 甘さ 2
- 身の柔らかさ 3
- きめの細かさ 3
- 形の良さ 4
- 耳の食感 4
- 口溶け 2
- 粘りけ 3
こねの段階で、羽の動き、生地の弾力を見ているだけで、「強そう」な予感が…。
発酵、そして焼き始めの窯伸びもよく、ぐいぐい膨らんでいきます。
焼き上がり、パンケースからパンを取りだして、羽の周りのバリを取るとるときに、その強さを実感しました。
バリを取るというより、「かち割る」感じ。強力。ガリガリです。
まず、身がもっちり柔らかく、耳に香ばしさがしっかり集結されています。
パン自体にうまみはあるのですが、身の味は比較的淡泊で口当たりが優しい。
噛んだときに、うにゅーっと歯に反発するような弾力はありますが、歯にくっつくような粘りけはさほどありません。
米の味がします…って当たり前のようでいて、お米食パンにするとお米の味が感じられなくなる傾向にあるなかでは、特徴の1つに含まれるのではないかと思います。
甘さがどぎつくないので、食べ終わったあとで口の中がべとつく感じはありません。
また、翌日は、少しむっちりしますが、おいしくいただけます。
ただ、これはあとからハツシモのご飯をいただいてから思ったことなのですが、ハツシモはパンには向きません。
十分美味しいのですが、お米食パンとして特化したものを探すよりも、ハツシモの優れた特徴(米粒が大きくしっかりしている)をパンにすることで失ってしまうのは、実にもったいないです。
パンにしてしまったことが少し申し訳なく感じるほど、ご飯の方が極まっていました。