4月 292014
 

ザンクト・ペーター教会から、いよいよホーエンザルツブルク城塞のある山へ登ります。
ケーブルカーの乗り口までは墓地を通ります。西洋の墓地がほんっと苦手です。さっきまであんなに青空だったのに、なにやら雲行きもあやしくなってきました。
ザルツブルク自体が高い場所にある街なので、天候も変わりやすいのだとは思います。

ケーブルカー乗り場に向かいます。

ケーブルカー乗り場に向かいます。

ここもサウンドオブミュージックで出てくる場所だそうです。

左も右にもお墓が並んでいるのです。でもまるで花壇のよう。

左も右にもお墓が並んでいるのです。でもまるで花壇のよう。

お城はお城で、相当恐ろしい歴史から成り立っているのだと思うとホントだめですね。テーマパークのお城ではなくて本物のお城の免疫ができていないというか。歴史もろくに知らずに訪れちゃってごめんなさいという感じです。

墓地を通り過ぎるとケーブルカーの鉄看板が。かわいいです。ザルツブルクカードがあれば無料で乗れます。

ケーブルカーの鉄看板。

ケーブルカーの鉄看板。

ケーブルカーは、なんと1892年からあったのだそう。

ケーブルカーはとっても近代的。

ケーブルカーはとっても近代的。

向こう側のお城に向かって登っていきます。

向こう側のお城に向かって登っていきます。

上から見たケーブルカーの線路。

上から見たケーブルカーの線路。

お城に登って思ったこと。お城は遠くから見る方がいいなぁ。

ホーエンザルツブルクを下から望む。

ホーエンザルツブルクを下から望む。

ホーエンザルツブルク城塞から旧市街方向を見たパノラマ。

ホーエンザルツブルク城塞から旧市街方向を見たパノラマ。

城壁をくぐると、ライオンの紋章が目に入ります。そして場内にはライオンとともに「蕪(カブ)」の紋章が。58の碑文とかぶの紋章があるのだそう。それにしてもなぜに「かぶ」?

あったあった! かぶの紋章!

あったあった! かぶの紋章!

ホーエンザルツブルク城塞は1077年に大司教ゲープハルトによって建設が始まり、1500年(16世紀はじめ)に大司教レンパルト・フォン・コイチャッハによって拡張され、ロマネスクから後期ゴシック様式に変わったのだそうです。かぶの紋章は、貧しい農村から大出世したこの大司教のシンボルとして定着したようです。

「隠れミッキーを探せ!」もとい「隠れかぶを探せ!」みたいな。…って本末転倒。ランドの方がここからインスパイアされたのかも。ああまったくもう、ランド基準の自分の思考をなんとかしなくちゃ。

お城の中には街が。ドラクエの街の曲が流れてきそう。

お城の中には街が。ドラクエの街の曲が流れてきそう。

お城の中庭のようなところ。坂になっているのでここでボール蹴ったら下まで一気に転がっていきそう。

長い歴史の中で、その姿が完璧に残されているという数少ないお城の1つなのだそうです。
地下牢には囚人があふれていたらしいし、あの大司教ヴォルフ・ディートリッヒも獄中で亡くなってると言うし。

これもお城に物資を運ぶための相当古い軌道なんでしょうね。ここにもありましたよ、ライオンとかぶの紋章。

ホーエンザルツブルクは山の上の城塞だけあって、平らな場所が少なく、常に坂を登っているか下っているか。しかも敷地が広く、迷路とは行かないまでも通路がグルグル回りくねっているような構造なので、同じ場所をなんども通ったり、目的の場所になかなかたどり着けないため、非常に疲れます。
お城に住んでいる人は足が鍛えられただろうなぁ。
煌びやかな部屋や家具、大広間、大きなストーブなど、豪華な暮らしがうかがえましたが、住み心地がいいとは思えないです。

色調をこんな風にすると結構コワイかも。

色調をこんな風にすると結構コワイかも。

黄金の部屋の煌びやかな壁。補修中。

黄金の部屋の煌びやかな壁。補修中。

お城から見た風景。バリバリHDR風に見えますが、実は明瞭度はいじっていないのでまさにこんな風景。

お城から見た風景。

お城から見た風景。

サウンドオブミュージックの主人公マリアがいたノンベルク修道院。

サウンドオブミュージックの主人公マリアがいたノンベルク修道院。

下界へと降りるとまた陽が射してきました。

ドーム広場。

ドーム広場。

日も落ちてきました。ゲトライデガッセ通りを西に歩きます。

ゲトライデガッセ通りを西に向かった突き当たりにあるSankt Blasiuskirche教会。

ゲトライデガッセ通りを西に向かった突き当たりにあるSankt Blasiuskirche教会。

帰り道の雑貨屋さんにいたやつ。かわいかったなぁ。

帰り道の雑貨屋さんにいたやつ。かわいかったなぁ。

再びザルツブルク中央駅。この時間でもウィーンに行く列車があるんだなぁ。チューリッヒなんてのもある!

03-22-84

18時15分発のGraz行きで帰ります。約8時間の滞在でした。十分楽しめました〜!

18時15分発のGraz行き。4時間かけて帰ります。

18時15分発のGraz行き。4時間かけて帰ります。

帰りの列車内で、高度を測るアプリをダウンロード。早速計測してみると864m越え!

列車内で高度を計測。

列車内で高度を計測。

日本だと筑波山の頂上を走っているようなものですね。緯度も北海道よりも高いです。

4月 272014
 

創業なんと803年という、京都の老舗も真っ青な歴史を誇るザルツブルクのレストラン「ザンクト・ペーター・シュティフツケラー」へ。
ザルツブルグ旧市街の奥の奥、ケーブルカー登り口の近くにお店があります。
お目当てはもちろん、名物「ザルツブルガーノッケルン」というスイーツです。巨大なスフレということなので、おなかを空かして向かいました。

ザンクト・ペーター教会。この右下に目的のレストランがあります。

ザンクト・ペーター教会。目的のレストランはここにあります。

ザンクト・ペーター教会。目的のレストランはここにあります。

St. Peter Stiftskellerの看板。

入り口も、ちょっと奥まったところにあり、ここなのかなというところで店員さんらしき人がいたので、「ザルツブルガーノッケルン」がメニューにあるかどうかを尋ねてみたところ、まさにそうでした。

入り口。

入り口。

奥の奥に正式な入り口が。

お店はとても奥行きがあって、いくつもの部屋に分かれ、とても広いようです。
混んでいるようでしたが、ラッキーなことに、すぐに入れました。しかも、案内されたのは、窓際の綺麗な席。喜び勇んで着席しました。

入り口が見える窓側の席。

入り口が見える窓側の席。

グラスのこのセッティングがこのお店の特徴らしい。

グラスのこのセッティングがこのお店の特徴らしい。

ところが、出されたメニューはランチメニューとお食事メニューで、「ザルツブルガーノッケルン」の記載がありません。どうしようかと思いましたが、お腹も空いていたので、普通にコースをオーダーしました。

ランチメニューでこの値段。しかも読めない(笑)。

ランチメニューでこの値段。しかも読めない(笑)。

パンとスプレッド3種とじゃがいも。それぞれに初めての味が楽しめました。でもしょっぱーい!
だってザルツブルクは「塩の砦」ですもんね。塩をふんだんに使えるというのは、贅沢なことだったのかもしれないですね。

お魚料理はとても柔らかく深みのある味ですばらしいです! 美味しくいただきました。

Dorade vom Grill
mit Holzofengemüse und Mandelbutter
「鯛のアーモンドバターグリルと木のオーブン野菜」だそうです。

Dorade vom Grill mit Holzofengemüse und Mandelbutter

Dorade vom Grill
mit Holzofengemüse und Mandelbutter

家でこんな風にオイルをかけると油っこくなるところでしょうが、さらっと食べられました。オイルの中にはナッツが入っていますね。
レモンをガーゼに包んであるのは、絞るときに飛び散らないようにするためかしら。こういう心配りって、今でこそお客様向きですが、元は皇帝・貴族への奉仕から伝わってきているんだろうなと感じます。普段着の旅行者にはあまりにももったいなさすぎます。 

こちらは、
30 std gegartes und Scharf gegrilltes vom Rinderrucken, Rosmarin Karoffel Pilz Grostel und Hollandaise Schaum
30時間料理して強火で焼かれれた牛肉とローズマリー、じゃがいもキノコのオランデーソース添え

「30時間調理して」というのは味付けのことかしら。マヨネーズみたいなのはオランデーソースだったんですね。

30 std gegartes und Scharf gegrilltes vom Rinderrucken, Rosmarin Karoffel Pilz Grostel und Hollandaise Schaum

30 std gegartes und Scharf gegrilltes vom Rinderrucken, Rosmarin Karoffel Pilz Grostel und Hollandaise Schaum

はぁ〜。人生で初めてってくらい高級な料理です。

が、正直、メインディッシュまででお腹いっぱいになってしまいました。食事も終わり、ゆっくり水(炭酸の入ってない方の水です)を飲んでいたところ、メニューを渡されました。

そうです。コースにはデザートが含まれておらず、デザートメニューが食事後に出てきたのです。そこには堂々と「ザルツブルガーノッケール」の文字が並んでました。

これよこれ! ザルツブルガーノッケルン!

これよこれ! ザルツブルガーノッケルン!

そうそう、メニューと言えば、ドイツ語か英語か問われましたので、英語のメニューをお願いしてました。

ということで、ここで食べておかないと悔いが残る! ということで、「ザルツブルガーノッケルン」を注文しました。それほどの覚悟が必要なくらい、お腹いっぱいだったのです。

メニューには「25分」とありましたが、その間に飲み物が運ばれてきました。オーストリアに来てからすっかりカプチーノ好きになってしまったので、ここでもカプチーノをオーダーしました。

いろいろ種類のお砂糖が器に入っていてかわいい。中にはスティックの先に飴状に結晶しているごついのとかおもしろい!

お砂糖(Zucker)。

お砂糖(Zucker)。

黒いコーヒーカップに注がれたカプチーノ。ATTIBASSIってイタリアのエスプレッソを提供しているメーカーらしいです。ということは本格的な…ではなくて本物のカプチーノですね〜!

そもそもザルツブルガーノッケルンの発祥を調べてみたところ、大司教ヴォルフ・ディトリヒが愛人サロメのために、初めて作らせたようです。…って、この大司教の名前を書くのこれで3度目です。ミラベル宮殿・庭園→レジデンス→ザルクブルガーノッケルンと、目的はともあれ、ザルツブルグの名所や名物を作り上げることに尽力した、一途な大司教だったんでしょうねぇ。
その後ホーエンザルツブルク城に幽閉され、5年後の1617年にその牢獄で亡くなったのだそうです。なんとも。

さて、ザルツブルガーノッケルンを待つこと15〜20分ほどで、それは運ばれてきました。

「大きい。。。。。」

予想していた大きさよりもずっと大きな3つのとんがったメレンゲの山が並んだスフレです。私の顔よりも大きいんです。
運ばれてくる際、それを見ていた周りのお客さんらの視線が一点に集中しました。
どよめきとともに「あれはなんだ?」とウェイターさんに盛んに聞いているのが各所で聞こえました。
誇張ではなく本当なのです。
それほど珍しい、といいますか、巨大なスフレだったのです。

ウェイターさんが手際よくお皿にサーブしてくれました。

Salzburger Nockerl with fuit sauce ザルツブルガー・ノッケルン・フルーツソース添え。

Salzburger Nockerl with fuit sauce ザルツブルガー・ノッケルン・フルーツソース添え。

味は、ちょっと日本人好みではないかな、という感じでとろみと甘みが分かれている感じ。もちろん、とても美味しいです。ただ、量がとても多く、食べても食べても減りません。もったいない話ですが、最初はよく味わっていたのですが、後の方では、なんか流し込む様な感じで食べてしまいました。さすがに残すのはもったいないお化けが出てしまいますので。

食べている最中も、最寄りの席のお客さんがずーっと身を乗り出して見ていて、目を合わせたら笑っちゃいそうで堪えるのが大変でした。

ということで何とか完食。コースもデザートも非常に美味しくいただきましたが、最初から「ザルツブルガーノッケルン」だけを頼んでいた方が、ちゃんと味わえたかなとも思いました。まあ、すべて美味しかったので「良い」としておきましょう。

St. Peter Stiftskeller

4月 262014
 

Salzach川にかかるマカルト橋を渡り、細いけれど賑わうゲトライテガッセ(Gerreidegasse)という通りを歩いて東へ向かいます。

マクドナルドの鉄看板がおしゃれです〜。

マクドナルドの鉄看板がおしゃれです〜。

これはよく見るとZARAの鉄看板。

これはよく見るとZARAの鉄看板。

今まで見たうちで一番風格のあるSPAR。それもそのはず、この上がモーツアルトの生家なのです。

モーツアルトの生家1階にあるSPAR。

モーツアルトの生家1階にあるSPAR。

ザルツブルクカードを提示してモーツアルトの生家へ。
こんな繁華街で生まれ育ったとは。部屋の数が多く、部屋には資料や展示物が置かれているため、当時の生活感はあまり感じられれなかったのですが、窓からみる外の景色は興味深かったです。
モーツアルトももこの窓から街の様子を見ていたんだろうなぁと考える方が、ここが生家なんだと実感しやすかったです。

モーツアルトの生家の窓からのぞく外の風景。当時もこんな風に賑わっていたのでしょうか。

モーツアルトの生家の窓からのぞく外の風景。当時もこんな風に賑わっていたのでしょうか。

当時もこんな風に陽が射していたのかしら。

03-22-49

ひとつ山側のChurfürststraße通りでストリートパフォーマンスをしていたEd Silverさん。Facebookのお友達に(笑)。

Ed Silverさん

Ed Silverさん

大司教の住居レジデンツ。門や中庭をいくつも通って進みます。目的はとあるレストランなのですが、奥の奥の方にあるようです。

レジデンツ広場。

レジデンツ広場。

この宮殿もミラベル庭園を造った大司教ヴォルフ・ディトリヒによって造り始められたのだそうです。

ドーム広場。

ドーム広場。

門をくぐるたびに目の前に広がる想像もしなかった光景に、ただもうため息が出るばかりです。
フランツィスカーナー教会(Franziskanerkirche)の塔も相当高いです。

フランツィスカーナー教会(Franziskanerkirche)。

フランツィスカーナー教会(Franziskanerkirche)。

世界的に広がってますね〜。”Happy”
ザルツブルク編。オーストリアの人はダンス好きなのでみなさんノリノリお上手(*^_^*)
モーツアルトの生家前や、サウンドオブミュージックでも出てきたモーツアルト小橋も出てきます。さすが音楽の街。

4月 212014
 

お昼は中央駅のマクドナルドへ。グラーツのマクドはこれが初めて。

CMでも、街の看板でも緑色を強調していて、ヘルシー路線を意識しているようです。現地の人の話では、こちらではマクドナルドができるときに反対運動が繰り広げられたとのこと。遺伝子組み換え食品にはとにかく敏感だと聞きました。

で、オーストリアのマクドの味ってどうなんだろう?ということで、定番のビックマック。
それととても目立っていた、ビッグマックよりも大きいBig Tastyも注文してみました。

ビリーとジョニーのビッグマックとBig Tasty。

ビリーとジョニーのビッグマックとBig Tasty。

日本のようなセットが無いので、ドリンクとポテトも個別に注文。価格も高い印象。100円マックに相当する1ユーロマックもありますけど、円に換算すると140円マックになっちゃいますもんね。

左がビッグマックで右がBig Tasty。ビッグマックの1.5倍はある。

左がビッグマックで右がBig Tasty。ビッグマックの1.5倍はある。

味はどこでも食べても一緒。ビッグマックはビッグマックでした(笑)。レタスがボロボロこぼれるのもいっしょ。

お腹はすいていたものの、かなり疲れていたのであまり食べられませんでした。残りは明日の列車内での朝ごはん用にお持ち帰り。

一息ついたら中央駅から朝とは逆方向のトラム乗り場から1番の「Eggenberg」行きに乗って、西のエッゲンベルグ城に向かいます。
降車の停留所はその名も「Schlosspark Eggenberg」。公園を囲む塀に沿って進むと、入り口の門があります。

鉄門の向こうにエッゲンベルグ城が!

鉄門の向こうにエッゲンベルグ城が!

公園の入場料は2ユーロ。ここでもチケット売り場のおじさまが、日本人だと認識してくださって、英語で場内の展示は工事中で見られないとの詳しい説明と、日本語のパンフレットを手渡してくれました。もちろん笑顔でのお礼を忘れずに。

日本語版パンフレット。おお〜! 日本語表記は嬉しい!
場内には「日本の間」があり、1600年代にオランダ商人から購入したという、豊臣期の大阪図屏風が壁の装飾として組み込まれているのだそう。

日本では大阪夏の陣でこの時代の資料が焼失してしまったけれど、唯一この屏風絵だけがエッゲンベルク城に数世紀にわたり保存されていたということです。
エッゲンベルク城は日本国外の城としては唯一、大阪城と友好城郭提携を締結したお城だそうですよ。
ああ、ぜひまた訪れて屏風絵を見たいものです。

お城は左右対照的できちっとした四角形の箱のような形で、日本人が好みそう。

エッゲンベルグ城。

エッゲンベルグ城。

エッゲンベルグ城は、ハンス・ウルリヒ・フォン・エッゲンベルク候爵が1625年に建築に着手し、365個の窓は一年を表しているなど、天文・宗教・人文主義的な世界観を表現した建築物なのだそうです。グラーツが古くから教養あふれる街だったという象徴ですね。今でもグラーツには多くの大学関係者が居住しているのだそうです。

庭園文化財の広い公園内にはあちこちにクジャクがいます。甲高い声で鳴くのですぐわかります。

優雅です。

優雅です。

城の内部はドラクエかゼルダの世界。入ってすぐに聖なる泉が…?

昼間は明るくていいけど、今回は室内の様子はわかりませんが、夜は怖いだろうなぁ。実はお城や教会は苦手です。あまりにも古い歴史が重くのしかかってくるようで。

03-21-34

階段を上り下りするときには思わず「ザッザッザッ」と擬態音を言ってみたり。

お城をぐるりとまわるだけでも結構歩きます。

エッゲンベルク城の裏側。このアングルってゲームではよく見てたので、初めてって気がしない。

エッゲンベルク城の裏側。このアングルってゲームではよく見てたので、初めてって気がしない。

ベンチで一休みしてから、エッゲンベルク城を後にしました。

誰が勇者になるかで一騒動。

誰が勇者になるかで一騒動。

ぶらぶらと中央駅に向かって歩いて行くと、戦闘機見つけました。
こんなものが柵で囲まれることなくどどーんと置いてあるなんて!(O_O)

戦闘機見つけました。

戦闘機見つけました。

SAAB 35 Draken(サーブ 35 ドラケン)というスウェーデンのサーブ社の戦闘機だそう。「Draken」はドラゴンの意味だそう。オーストリア空軍で採用されていたけれど、2005年に全機退役したということです。

FH JOANNEUMという大学構内の一画で展示しているようです。

大学構内の展示物のようです。

大学構内の展示物のようです。

さらに東に向けて歩いて行くと、こんな怪しげな看板も。入ってみたいような気も…。

その先にLiDLというスーパーマーケットを見つけました。あちここちで見かけた名前だったので、とりあえず入ってみると、ディスカウントスーパーでした。

この看板が目印。

この看板が目印。

お店は小さそうでも品揃えは豊富で安い!

お店は小さそうでも品揃えは豊富で安い!

外にある大きなカートを押して店内に入ると、まず最初にパンのコーナーがあって、ケースの中からワイヤー製の桑みたいな器具を使ってお目当てのパンを書き出すようにいして引きずり出し、紙パックに入れます。これが大きくて安くてビックリ! アップルパイとドーナツをいただきました。おいしかった!

生鮮品もおもしろい。アーティチョークありました。安かったなぁ。

生鮮品もおもしろい。アーティチョークありました。安かったなぁ。

アパートだったらいろいろ調理できてそれもおもしろいだろうなぁ。

LiDLすぐそばの停留所からトラムでHauptbahnhofまで戻りました。まだ早い時間でしたが、さすがに歩き疲れたので、ホテルに戻りゆっくり休みました。

シュロスシュパーク エッゲンベルク(Schlosspark Eggenberg)

LiDL(ディスカウントストア)

4月 202014
 

城山を登って来た裏側のルートを下って、王宮へと向かいます。観光ガイド本(グラーツの紹介はわずか4ページのみ)とスマホが頼りです。

城山から下る途中のお土産屋さん。このクマかわいい。欲しかったなぁ。

城山から下る途中のお土産屋さん。このクマかわいい。欲しかったなぁ。

ドーム、マウソレウム(Mausoleum・霊廟)はすぐにわかりましたが、王宮がイメージしていたものよりもかなり質素な建物なので、どれがメインの王宮なんだろうとぐるーっと公園も含めて一回り。疲れてベンチに座って調べ直すと、なんとこの広い敷地全体が王宮だったとは!

マウソレウムの外観。

マウソレウムの外観。

ドームの内部。天井がものすごく高く、ものすごく古い。1400年代に建てられたって...室町時代? はぁ?な世界(世界史も日本史も弱い...)。

ドームの内部。天井がものすごく高く、ものすごく古い。1400年代に建てられたって…室町時代? はぁ?な世界(世界史も日本史も弱い…)。

王宮の庭で見た空。飛行機雲のクロス。

王宮の庭で見た空。飛行機雲のクロス。

ガイドブックで必ず紹介している「二重らせん階段」へ。
これがまた実にわかりづらく、街角の観光案内掲示板を見ても書いていません。ご当地の人にとってはほとんど関心がない場所なのかも。

王宮は現在も市の施設として機能しているるため、門や建物の入り口にはスーツをきた係の人が立っていて、関係無いところに入ろうとすると注意されます。そりゃそうだ。

数十分ぐるぐる敷地をまわっても、それらしき指示版もなければ看板も見当たりません。たとえ書いてあったとしても、読めません(T_T)。

そこで窓口の紳士にガイドブックの二重らせん階段のページを開いて、ここ、ここ、と写真を指さして尋ねたところ、最初どこの写真なのかわかりづらそうでしたが(それだけ普段からあまり感心がない場所なのでしょう)さすが紳士です、丁寧にわかりやすく英語で「まっすぐ行って左側」と教えてくれました。笑顔でお礼をいうと、笑顔でビッテ! ビッテ!と見送ってくれました。オーストリアの人は本当に親切です。

指示通り行くと、ありました! 何度も通り過ぎた場所でした(笑)。
看板小さい〜!

二重らせん階段の入り口。

二重らせん階段の入り口。

小さい小さい看板。確かに「Double Spiral...」と、なるほどそれらしき文字の羅列が...。

小さい小さい看板。確かに「Double Spiral…」と、なるほどそれらしき文字の羅列が…。

二重らせん階段は人がすれちがうのがやっとな狭さで、写真で見るとだまし絵のようですが、実際は2つの対照的ならせん階段がくっついているというものです。

この二重らせん階段は皇帝マキシミリアン1世が1499年に造らせたもので、中世後期の傑作だそうです。

とはいえ、これも500年以上も前に造られたと思うと、…いや思ってもやっぱりピンとこないのですが、そんな昔の建築物にこうやって自由に出入りできて触れられるってすごい。

二重らせん階段。離れてもまた出会う。なにか輪廻みたいな思想から造られたんでしょうかねぇ。

二重らせん階段。離れてもまた出会う。なにか輪廻みたいな思想から造られたんでしょうかねぇ。

歩き疲れたし、お昼なのでとりあえずいったんトラムで中央駅に戻り仕切り直し。
ところがトラムが数十分待ってもなかなか来ません。さっきまで頻繁に行き交っていたのに。
どうもお昼休みのようです。そんなのありですか〜。

仕方がないので歩いて駅に向かいます。
途中で美味しいときいていたジェラート屋さんへ。今日は暑いのでとーっても繁盛していました。

ジェラート!

ジェラート!

ものすごく種類が豊富なのですが、やっぱり基本のバニラの味に興味があったので。
でも「バニラ」といっても通じませんでした。「Vanille(ヴァニレ)」だそうです。

お店のおじさん、たぶんヴァニレだろうなと察してくれてありがとう! (ToT)

甘くて美味しい! 疲れた体に効きます!

甘くて美味しい! 疲れた体に効きます!

トラムに乗ってたら食べられなかったということですね。トラムに乗らずにこれを食べろという事だったのですね。神様の国ですから。感謝感謝。