滅多に柑橘系のケーキを作ろうなんて思わないのに、ポンカンのシロップ煮を使ったパウンドケーキを作りたい衝動に駆られて、チャレンジしてしまいました。昨日作って丸1日寝かしただけなのですが、とってもしっとり。ポンカンの甘み、酸味、皮の歯ごたえもいい感じに仕上がっていて、想像以上においしい! この時期だけ味わえるケーキを贅沢に厚くカットできるのも自家製ならでは。毎年の恒例にしたいほどお気に入りです。
柑橘系が好きな遠方のお叔母に送り、喜んでもらえました。カットしない状態で送ったので、自分の好きな厚みにカットして冷凍しておいたそうです。このあとさらに2本作ったので、1本は遠方への贈り物に、1本は自分用に冷凍しておこうと思います。
〈材料〉20×7×6センチパウンド型2個分
- 無塩バター 240g
- グラニュー糖 240g
- 卵黄 4個
- 卵白 4個
- ラム酒漬けフルーツのシロップ 大さじ2
- ポンカンのシロップ 大さじ1
- 薄力粉 240g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- ポンカンのシロップ煮(果肉部分・フィリング用) 100g
- ラム酒漬けフルーツ(汁を切ったもの) 85g
仕上げのシロップ
- ポンカンのシロップ 大さじ2
- ラム酒漬けフルーツのシロップ 大さじ2
- 水 大さじ2
〈作り方〉
- 型にオーブンシートを敷いておきます。
- バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。薄力粉とベーキングパウダーを3回ふるっておきます。ラム酒漬けフルーツのシロップを切っておきます。汁も使います。
- フィリング用のポンカンのシロップ煮の皮を取り除き※1、果肉部分を房ごとに分けて100gにしておきます。
- バターを泡立て器でクリーム状にして、グラニュー糖の半量を加えて混ぜます。
- 卵黄を加えて混ぜて、シロップを入れて混ぜます。
- 別ボウルに卵白と残りのグラニュー糖を加えてしっかりと泡立てます。
- 卵黄のボウルに泡立てた卵白を1/4加えて、シリコンヘラで混ぜます。
- ふるっておいた薄力粉の半量を加えて、切るようにして粉をなじませたら、泡立てた卵白を半量加えてさっくり混ぜます。
- このタイミングでオーブンを180度50分にセットして予熱を開始します。
- 残りの薄力粉を加えて軽く混ぜたら、細かくしたポンカンの果肉と汁気を切ったラム酒漬けフルーツを加えて、粉をなじませながら混ぜます。
- 残りの泡立てた卵白を加えて、さっくり混ぜ合わせます。
- 2つの型に同量の生地を交互に計りながら入れ、底を手のひらでパンパンたたいて気泡を出してならします。
- シリコンヘラで生地の表面の中央をえぐるようにX状に溝を入れます。
- オーブンで約18分焼いたところでナイフで中央に切り込みを入れます。
- 15分ほど焼き、ポンカンのシロップ煮を1個につき3枚ずつのせて残りの時間を焼きます。
- 仕上げ用のシロップを作ります。小鍋にポンカンのシロップ、ラム酒漬けフルーツのシロップ、水を入れて一煮立ちさせて火から下ろします。
- 焼き上がったケーキを広げたラップの上に、オーブンシートを外して置き、ハケでシロップを塗り、ラップでしっかり包んで、さらにアルミホイルで包んで一晩以上おいてから切り分けていただきます。
※1 果肉部分から取り除いた皮でさらに甘露煮を作りました。皮を細かく刻んで鍋に入れて、皮の重量の半量の砂糖とひたひたの水を加えて鍋で20分コトコト、アクを取りつつ煮て、保存容器に移します。ゆず茶のように活用して、ポンカンまるまる食べ尽くします。