11月 152023
 
ラ・フランスのアップサイドダウンケーキ

ミニパウンドケーキ型で焼くシリーズ、今回はラ・フランスのタルトタタン…ではなくてアップサイドダウンケーキを作りました。

ラ・フランスがみずみずしく生地にカラメルしみしみ

いただきもののラ・フランスの、硬そうなものを使ってアップサイドダウンケーキに、柔らかいのはコンフィチュールにしました。

ミニパウンドケーキ型3本分

ミニパウンドケーキ型で焼くと贈り物にもしやすいので、ラップにくるんでガス袋に入れてシーラーで閉じると喜ばれます。

〈材料〉5×12センチパウンドケーキ型3個分(5人分以上)

カラメルソース

  • グラニュー糖 80g
  • 水 大さじ1
  • 熱湯 大さじ1

ラ・フランスのソテー

  • ラ・フランス 2個(400gうち可食部320g)422
  • 無塩バター 7g
  • グラニュー糖 13g
  • ブランデー 小さじ1

ケーキ生地

  • 無塩バター 70g
  • 卵 112g
  • きび糖 80g
  • 薄力粉 70g
  • アーモンドプードル 15g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • シナモン 小さじ1/4
  • ジンジャー・カルダモン 各少々
  • 塩 ひとつまみ
  • ブランデー 大さじ1
<作り方>
  1. パウンドケーキ型にオーブンシートを敷いて起きます。
  2. カラメルソースを作ります。大きめのフライパンにグラニュー糖と水を入れて火にかけ、適度に焦げてきたところで蓋でガードしなから熱湯を注ぎ混ぜます。
  3. 手早く型に均等に流し入れ、まわして広げます。フライパンは洗わずそのままにしておきます。
  4. ラ・フランスのソテーを作ります。ラ・フランスを4つ割にして芯を取って皮をむき、8ミリ幅にくし切りしてバットに入れておきます。
  5. 先ほどのフライパンを火にかけてバターを溶かし、カットしたラ・フランスを静かに入れて、あまり動かさずにそのまま強火で沸騰させたら余話微にして、崩れないように焦げないように時々シリコンヘラ動かす程度にとどめてしっとりするまで炒めます。
  6. グラニュー糖を加えて軽く溶かし絡めて、ブランデーをまわしい入れ、焦げ付かない程度に炒めたらバットに移して冷ましておきます。
  7. パウンド型のカラメルの上にラ・フランスを少しずつずらしながら重ねます。3個に均等に並べて、表面を大きなスプーンかヘラで軽くプレスして、大きな気泡を防ぎます。残った汁はあとで生地に加えます。
  8. ケーキ生地を作ります。バターを小鍋に入れて、50度の湯煎で溶かしておきます。粉類を合わせて3回振るっておきます。
  9. 中ボウルに卵ときび糖を入れて、ボウルを50度の湯煎にかけてハンドミキサーの低速で溶き、卵液が38度に温まったら湯煎から外して高速で泡立ててとろりとさせます。ラ・フランスの汁とブランデーも加えて混ぜておきます。
  10. このタイミングでオーブンを190度/30分セットして予熱を開始します。
  11. 卵液に粉類を振るいながら加えて、シリコンヘラで底からすくい上げたら切るように混ぜ合わせ、さらに溶かしバターを回し入れて混ぜてツヤを出します。
  12. 鍋に生地を流し入れ、底を軽くトントンたたいて大きな気泡を取り、オーブンで180度/30分焼きます。
  13. オーブンから取り出したら少し高いところから鍋ごと落として空気を入れ替え、そのまま冷まします。
  14. 型から取り出します。パラフィン紙を型よりも少し大きめにカットしておきます。フライパンを火にかけてあたためたら型を置き、耳を澄ませてピチピチとかすかに音がしたら火を止めて、パラフィン紙を置いて取り皿でふたをして型をひっくり返して取り出します。汁が垂れますがそのままにして生地に染みこませます。型に敷いていたオーブンシートを剥がすと型の中にカラメルと汁がたまっているので、ケーキの上から流しかけます。
  15. そのまま涼しいところに1時間ほど置いて汁を生地に染みこませます。
  16. ラップを広げてケーキを移し、ラップで包んで涼しい所に一晩おきます。
  17. 冷蔵庫に移して形が落ち着いたら切り分けます。
11月 142023
 
ごつごつした無骨なフォルムと食感が魅力

先日TULLY’Sでハリーポッターのハグリッド ロックケーキを食べたらとても美味しくて、ロックケーキの名の通り本来は硬いクッキーとスコーンの中間のようなイギリスのお菓子らしいのですが、TULLY’Sのは袋に入っているためかとてもやわらかくホロホロと崩れ落ちる大きなフルーツとナッツのクッキーという印象でした。

家では硬さとザクザク感を味わいたかったので、あえて無骨に作って焼いてみました。

ザクザクでジャリジャリなワイルドなクッキーという印象

好みのスパイスを調合して、仕上げにカソナード(フランスの砂糖だけど)を振りかけてこんがり焼いたらもう、ザクザク食感と風味がたまらなく美味しかったです。

ホロホロ崩れるところはTULLY’Sとそっくり。

〈材料〉5〜6個分
  • 無塩バター 50g
  • 薄力粉 100g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • シナモン 小さじ1/2
  • オールスパイス 小さじ1/2
  • コリアンダー ナツメグ 少し
  • 塩 ひとつまみ
  • きび糖 35g
  • ミックスフルーツビッツ 40g
  • いちじく 10g
  • スライスアーモンド 10g
  • 卵 1/2個
  • 牛乳 小さじ2
  • カソナード 小さじ1/2
〈作り方〉
  1. 無塩バターを1センチ角にカットして冷蔵庫に入れておきます。スライスアーモンドをフライパンで軽く炒っておきます。
  2. 中ボウルに薄力粉とベーキングパウダー、スパイス、塩を振るって入れておきます。
  3. 無塩バターを加えて、粉をまぶしながらカードで切りながら混ぜ、米粒程にします。
  4. きび糖を加えて混ぜ、フルーツビッツを加えて混ぜます。
  5. 溶いた卵と牛乳を回し入れて、シリコンヘラで混ぜまます。
  6. このタイミングでオーブンを200度/18分にセットして予熱を開始します。
  7. ラップに生地を45g計って包み、軽くギュッと握ってから平たく円形に整えて、中央を少しだけくぼませてオーブンシートを敷いた天板に並べます。周りを軽く押さえて形をととのえます。
  8. カソナードをふたつまみずつ生地に振りかけます。
  9. 200度/18分焼き、天板の上で粗熱を取ってからオーブンシートごと網に移して冷まします。
11月 092023
 
かぼちゃの黄色とみりんの濃い焼き色が食欲をそそります

今回はチーズケーキではなく、バターも使わず、かぼちゃを裏ごしして生クリームとみりんを使って薄力粉を加えて焼きました。十分コクがあって、甘さは控えめなので仕上げに粉糖をたっぷり振るといいかも。

ミニパウンドケーキ型に合わせて何度でも使えるようにオーブンシートをカットしたので、トロトロの生地でも型離れ良く焼くことができるようになりました。

焼き上がってしばらくすると形は崩れますが冷やすとしっかりしています
〈材料〉ミニパウンドケーキ型2個
  • かぼちゃ 300g/正味158g(蒸して皮を取ったあとの果肉部)
  • 本みりん 50ml
  • グラニュー糖 35g
  • 薄力粉 20g
  • シナモン 小さじ1/4
  • 卵 2個(100g)
  • 生クリーム 200ml
  • ラム酒漬けフルーツビッツ 40g
  • 泣かない粉砂糖 小さじ2
〈作り方〉
  1. 型にオーブンシートを折って敷いておきます。薄力粉を2回振るっておきます。ラム酒漬けフルーツビッツの汁を切っておきます。汁は生地に使います。
  2. かぼちゃの種を取り5センチ角にカットして鍋に並べます。鍋底1センチの水を加えて蓋をして火にかけて、沸騰後10分蒸し煮します。蓋を開けて軽く水分を飛ばします。
  3. 熱いうちに皮と緑の部分を取り除き、目の粗いザルで漉し、中ボウルに入れます。
  4. みりんを小鍋に入れて火にかけて、沸騰したら弱火で半量になるまで煮詰め、冷まします。
  5. かぼちゃ生地に卵、みりん、グラニュー糖、生クリーム、フルーツビッツの汁を加えて滑らかに混ぜます。
  6. このタイミングでオーブンを180度/50分にセットして予熱を開始します。
  7. 薄力粉を振るって加えて、シリコンヘラで切るようにしっかり混ぜます。
  8. 型の底に汁を切ったフルーツビッツを均等に敷き、生地を流し入れ、オーブンに入れたら170度/50分焼きます。
  9. 粗熱がとれたら型から外して冷まし、泣かない粉砂糖を茶こしで振ります。
11月 092023
 
真ん中だけ盛り上がってしまいました

久しぶりの自家製酵母でライ麦パンを焼きました。りんご酵母の元気のピークが落ちてきていたのですが、ちゃんとパン生地を熟成して膨らんでくれました。

今回は強力粉が多めではあるのですが、ライ麦の香ばしさをしっかり味わうことができました。はちみつも少なめですが、十分甘さを感じます。

発酵中は気泡の粒がとても小さかったのですがカットしてビックリ
<材料> 1本分

ライ麦パン用元種 66g(うち粉は33g)

  • ライ麦粉(全粒粉) 22g
  • りんご酵母元種 22g
  • りんご酵母液 22g
  • はちみつ 1滴
  • モルトエキス ほんの少し

本捏ね用液

  • プレーンヨーグルト 30g
  • 浄水 50ml+10ml
  • はちみつ 5g
  • モルトエキス 0.9g(爪楊枝の先にちょっと付ける程度)

本捏ね用粉 160g

  • 強力粉(春よ恋) 110g
  • ライ麦粉(細挽き) 50g
  • 塩 3g 
<作り方>
  1. ライ麦パン用元種を作ります。レーズン酵母の元種にライ麦粉とレーズン酵母液、はちみつ、モルトエキスを加えてよく混ぜて、フタをして28度ほどのところに2倍に膨れるまで置いておきます。
  2. 浄水を人肌に温めてはちみつとモルトシロップを溶かし、ライ麦パン用元種を加えてよく溶き混ぜます。
  3. 中ボウルに強力粉とライ麦粉を入れてふんわり混ぜ合わせてから、元種液を回し入れて、シリコンカードでざっくり粉気がなくなるまで混ぜます。
  4. 塩を加えて捏ねます。
  5. 発酵用のボウルに生地を移してラップをして、室温(26度)に2時間置き、冷蔵庫で12~18時間、2倍に膨れるまで発酵させます。
  6. 冷蔵庫から取り出して1時間室温に置きます。打ち粉をしたパンマットに生地を取り出して、軽く丸めてボウルをかぶせて20~30分ベンチタイム。
  7. 正方形に広げます。生地の下に手を入れて生地を傷めないように優しく伸ばします。
  8. 左右の端をそれぞれ縦中央に合わせてたたみ、優しく手で押さえながら縦長にしたら、手前と向こう側をたたんで三つ折りにします。
  9. 上1/3と下1/3を重ねて三つ折りにします。
  10. 90度回転させて上下を半分に折って端をきっちり閉じ、俵型に整えます。
  11. 綴じ目を下にしてオーブンシートに乗せて、30度スチーム/30~60分。その後お湯を入れたミルクジャグを添えてフタをして20分発酵を続けます。
  12. 上記のスチームオーブンから取り出したタイミングでオーブンを250度スチームあり/25分にセットして、空の天板を入れた状態で余熱を開始します(家のは20分かかります)。
  13. 予熱のアラームが鳴ったら、一度オーブンのトビラを開閉して生地を入れずにスタートボタンを押し、空のままスチームを開始している間に、生地に粉を振りクープを入れます。
  14. 空のままスチーム開始3分後に、生地をオーブンシートごとオーブンの天板に移し、再びスタートボタンを押します。
  15. スチームを3分追加した後、220度/17〜20分こんがりと焼きます。
11月 072023
 
昭和レトロチーズケーキシリーズ

秋の恵みの栗とりんごのフィリングを生地に託してこんがりと焼いたチーズケーキです。甘みのベースは今回もみりんを使う事で、より濃い味わいになりました。秋らしい焦げ茶色、そしてマイブームのアンゼリカとドレンチェリーとピーカンナッツをトッピングしてレトロ風に。

みりんのテリに加えてあんずジャムのナパージュでテリテリ

栗とりんごのフィリングは同量加えたのですが、りんごの味が勝っていました。はじめは栗だけにしようかと思っていたのですが、りんごとアンゼリカとドレンチェリーの甘さはアクセントになって良かったです。

ミニパウンド型は見た目がかわいいし量的にもちょうど良いです

もうすぐクリスマスなので、今月末にはレトロシリーズでいろいろ試してみようと思います。

〈材料〉5×12センチパウンドケーキ型3個分(5人分以上)

りんごの甘露煮(下記の材料で作ったものを90g使用)

  • りんご 1個(今回は紅玉180g/可食部148g)
  • 本みりん 86ml
  • グラニュー糖 21g
  • 有塩バター 5g
  • シナモン ひとつまみ

クッキー台生地 3個分

  • 薄力粉 40g
  • アーモンドプードル 4g
  • 小豆パウダー 6g
  • きび糖 18g
  • 塩 ひとつまみ
  • 無塩バター 20g
  • 卵 5g

チーズケーキ生地

  • 生クリーム 90ml
  • プレーンヨーグルト 78g(水切りして50g)
  • クリームチーズ 200g
  • 本みりん 50ml
  • きび糖 25g
  • 卵 2個(100g)
  • 薄力粉 20g
  • 栗の甘露煮 90g

ナパージュ

  • あんずジャム 30g
  • 水 小さじ1
〈作り方〉
  1. ヨーグルトをコーヒードリッパーのペーパーで一晩かけて水切りしておきます。
  2. りんごの甘露煮を作ります。りんごを4つ割にして芯を取りの皮をむき8ミリ角にカットします。
  3. フライパンにみりんを入れて火にかけて沸騰したら弱火にして半量になるまで煮詰めます。
  4. りんごとグラニュー糖を加えて強火にかけて沸騰したら弱火で10分ほど煮詰め、バターとシナモンを加えて和えたら器に移して冷まします。
  5. クッキー生地を作ります。無塩バターを中ボウルに入れて室温に戻しておき、粉類を小ボウルに入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  6. 無塩バターときび糖を混ぜ、溶き卵と塩を加えて混ぜます。
  7. 粉類をザッと加えてヘラで切るようにまぜたらラップを広げて移して四角く包み、麺棒でならして冷蔵庫で休ませます。
  8. その間にオーブンペーパーを型に合わせて折っておきます。
  9. 生地を台に置いて麺棒で型の底(内側)の大きさに合わせて伸ばし(今回は幅4.5×3=13.5センチ/高さ11.5センチ)、3つにカットしてオーブンシートに並べます。オーブンシートに乗せてからナイフやヘラなどである程度形を整えます。
  10. オーブンを180度/13分にセットして余熱を開始します。爪楊枝の頭の部分でクッキー地に均等に穴を開けます。
  11. 170度に下げて13分焼きます。冷めたら型に合わせてナイフで削って型の底に敷いておきます。
  12. チーズケーキ生地を作ります。クリームチーズを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。みりんを小鍋に入れて中火にかけて、沸騰したら弱火で5分ほど約半量になるまで煮詰め、冷ましておきます。薄力粉をふるっておきます。栗の甘露煮はキッチンペーパーで水気を切って、8ミリ角にカットしておきます。
  13. クリームチーズを練り、きび糖を加えて泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜます。
  14. 別の中ボウルに生クリームと水切りヨーグルトとみりんを入れて混ぜ、溶き卵を数回に分けて加えて泡立て器でよく混ぜます。
  15. このタイミングでオーブンを180度/50分にセットして予熱を開始します。
  16. 生クリームの生地を、クリームチーズのボウルに加えてなめらかにします。ふるっておいた薄力粉を加えてサックリ混ぜます。
  17. りんごの甘露煮と栗の甘露煮をそれぞれ90gずつパラパラと加えて混ぜ、生地を型に均等に流し入れます。型の底を軽くトントンたたいて気泡を出し、オーブンできつね色になるまでしっかり焼きます。
  18. オーブンから取り出して粗熱が取れてから型から外し、冷めてからオーブンペーパーを剥がします。
  19. 小鍋にあんずジャムと水を入れて火にかけて、沸騰したら弱火でとろみがつくまで煮詰めます。
  20. ケーキの表面に刷毛でジャムをサッと塗り、お好みでフライパンで炒ったピーカンナッツと半分にカットしたドレンチェリーやアンゼリカを飾り、乾かします。ラップに包んで冷蔵庫で保存します。
 Posted by on 2023年11月7日 at 4:45 PM