待ち遠しいなぁ。ゼルダの伝説 風のタクトHD。
2002年にゲームキューブ用に発売された風のタクトは、ゼルダシリーズでは「トワイライトプリンセス」に次いで大好きな作品です。
大海原を延々と船に乗って移動しつつ、細かいイベントをクリアしていくのが煩わしくて不評だったりするのですけど、耳を澄ませていると音で状況の変化を感じ取ることできるというのをはじめてこのゲームで体験して感激しました。
このシステムは当時は画期的だったらしく、バトルシーンでのトーンの変化などがリアルに感じられてわくわくしました。
なによりBGMがいいです。単調なリズムが自分の波長と共鳴してしまって、今でも忘れられない名曲も多く、また新旧のテーマ曲がカノンとなって新たなメロディーを生み出していたり、バラエティ豊かな各国の民族風の曲を1つのゲームに惜しげもなく投入しているところがすごいです。2枚組のサウンドトラックCDが現在も発売されていて、何度聞いても飽きない名盤です。
特にアップテンポな日本民謡風の「モルド・ゲイラ」は今までどれだけ自分を活気づけてくれたことか。最初のバトルではめちゃめちゃ苦労したけど…。
キャラクターも、トゥーン化されていることで親しみが持てるし、子どもっぽいキャラばかりが繰り広げる世界なのに、いい大人の自分の琴線に触れるシーンやエピソードはいくつも存在しました。マコレかわいいし、チンクルの存在もまたしかり(笑)。子どもから大人まで、きっと心にずっと残るいいゲームだと思いますよ。
大人になってもいつまでも大切にとっておきたい絵本のようです。
この秋、Wii U の風のタクトがHD化して復活します。9月26日発売です。
地デジ化や、オリンピックといったテレビを買い換えるきっかけをことごとく逃し、今もって小画面テレビを使い続けていますが、発売を機にもしかしたら大画面テレビに買い換えるかも…しれません(今更宣言するのも恥ずかしいですが)。