10月 242023
 
純米本みりんを煮詰めて作るりんごのコンフィチュール

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早生りんごが手に入る時期になりました。生でも良いのですが早生は傷みやすいのでおいしいうちにコンフィチュールにしました。

りんごは高温で調理すると栄養価が高まると聞いたことがあります。今回も純国産純米本みりんを煮詰めてとろみのある蜜状にしてからりんごに絡めるようにして作りました。砂糖も加えましたが量はいつもよりも格段に少ないです。本みりんがりんごに染みこんで飴色に。上品な甘さでそのまま食べても美味しいし、みりんにはオリゴ糖も含まれているのでヨーグルトに加えると相性が抜群によさそうです。

〈材料〉約400g(5人以上分)
  • りんご 2個(今回は早生ふじ432g/可食部342g)
  • 本みりん 200ml
  • グラニュー糖 50g
  • レモン 1/8個(12g)
〈作り方〉
  1. フライパンに本みりんを入れて中火にかけて煮立ったら弱火にして15分かけて約半量になるまで煮詰めます。
  1. りんごの皮を剥き芯を取って、1センチ角にカットします。
  2. みりんを煮詰めたフライパンにカットしたりんごとグラニュー糖とレモンを入れて、強火かけます。
  1. 煮立ったら中弱火にしてあくを取りながら15分ほど煮ます。
  1. レモンを取り出して消毒した瓶に移し、蓋をしめて冷まします。
りんご2個がおいしさ凝縮された状態で瓶に封印

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10月 232023
 
みりんを煮詰めて加えた酒粕甘酒

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酒粕の甘酒が恋しい季節になり、いつもならきび糖で甘みを付けるのですが今回は純国産純米本みりんを煮詰めて作ってみたくなりました。

お米同士合わないはずがないと信じていましたが、想像以上に味に深みが増して、いつもよりもワンランク上等な甘酒になりました。

すりおろししょうがで体がポカポカ

しょうががのどにぴりぴり。乾燥しているからなのかな。こういう気づきも大切なんだなと。

酒粕甘酒は簡単に作れそうでいて、以外と時間と手間がかかります。特に今回はみりんを煮詰める一手間こそが価値のあるレシピだと思っています。

〈材料〉4~5人分
  • 酒粕 100g
  • 水 400ml
  • しょうが 一切れ(9g)
  • みりん 100ml
  • 塩 ひとつまみ

お好みで

  • きび糖 大さじ1〜2
〈作り方〉
  1. みりんをフライパンに入れて中火にかけて沸騰したら弱火にして10〜15分、約半量になるまで煮詰めます。
  2. 生姜をすりおろしておきます。
  3. 本みりんを煮詰めたフライパンに酒粕と水を加えて、マッシャーで静かに酒粕を押し混ぜて溶かしてから中火にかけて、時々ゆっくりまぜながら沸騰しないように極弱火にして20分煮ます。
  4. 途中ですりおろした生姜を加えて味見をして、甘味が足りないようであればきび糖を大さじ1〜2加えて、仕上げに塩をひとつまみ加えます。

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10月 212023
 
カット面はほぼ栗

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今年の和栗で作った甘露煮をゴロゴロ入れてチーズケーキを作りました。ミニサイズのパウンド型3本分。ほぼ直径15センチのホール型と同量です。

本みりん入りなのでてりってりツヤツヤ

本みりんを煮詰めて加えた和風味のチーズケーキです。クリームチーズやサワークリームの酸味がまろやかで和栗にとても合います。なによりきつね色に焼けた照りがきれい。もちろん甘さの深みと美味さも増します。今回も日の出純国産純米みりんを使いました。とても気に入ってしまったので追加購入してしまいました。

クッキー地は小豆パウダー入り
〈材料〉5×12センチパウンドケーキ型3個分(5人分以上)

クッキー台生地

  • 薄力粉 40g
  • アーモンドプードル 4g
  • 小豆パウダー 6g
  • きび糖 18g
  • 塩 ひとつまみ
  • 無塩バター 20g
  • 卵 5g

チーズケーキ生地

  • 生クリーム 100ml
  • プレーンヨーグルト 10g
  • クリームチーズ 200g
  • 本みりん 50ml
  • きび糖 30g
  • 卵 2個(100g)
  • 薄力粉 20g
  • 栗の甘露煮 9個
〈作り方〉
  1. 生クリームにプレーンヨーグルト(今回はオイコス)を混ぜてヨーグルトメーカーにセットし(今回は40度/7時間)、サワークリームを作っておきます。オーブンペーパーを型に合わせて折っておきます。
  2. クッキー生地を作ります。無塩バターを中ボウルに入れて室温に戻しておき、粉類を小ボウルに入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  3. 無塩バターときび糖を混ぜ、溶き卵と塩を加えて混ぜます。
  4. 粉類をザッと加えてヘラで切るようにまぜたらラップを広げて移して四角く包み、麺棒でならして冷蔵庫で休ませます。
この大きさに整えて冷蔵庫へ
  1. 台に置いて麺棒で型の底(内側)の大きさに合わせて伸ばし(今回は幅4.5×3=13.5センチ/高さ11.5センチ)、3つにカットしてオーブンシートに並べます。
  2. オーブンを180度/15分にセットして余熱を開始します。爪楊枝の頭の部分でクッキー地に均等に穴を開けます。
小豆パウダー入りのクッキー地。オーブンシートに乗せてからナイフやヘラなどである程度形を整えます。
  1. 170度に下げて15分焼きます。冷めたら型に合わせてナイフで削って底に敷いておきます。
型の底にピッタリ収まりました
  1. チーズケーキ生地を作ります。クリームチーズを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。みりんを小鍋に入れて中火にかけて、沸騰したら弱火で5分ほど約半量になるまで煮詰め、冷ましておきます。薄力粉をふるっておきます。栗の甘露煮はキッチンペーパーで水気を切っておきます。
いよいよ私たち「栗の甘露煮(クチナシ無し)」の出番だ!
  1. クリームチーズを練り、きび糖を加えて泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜます。
  2. 別の中ボウルにサワークリームとみりんを入れて混ぜ、溶き卵を数回に分けて加えて泡立て器でよく混ぜます。
  3. このタイミングでオーブンを180度/50分にセットして予熱を開始します。
  4. サワークリーム生地を、クリームチーズのボウルに加えてなめらかにします。ふるっておいた薄力粉を加えてさらに混ぜます。
  5. 各型に大さじ5ずつ流し込み、15分焼いたら一度取り出して、生地の上に汁を切った栗の甘露煮を1個の型に3個ずつ並べて置きます。
やけどに気をつけて手早く並べます
  1. 残りの生地を均等に流し入れて、35分焼きます。
  2. オーブンから取り出して粗熱が取れたら型から外して、冷めてからオーブンペーパーを剥がします。
照り照りです
きつね色になるまでじっくり焼きます
緑茶やコーヒーが良く合います

小豆パウダー入りのクッキー地がとても香ばしくて、そのままクッキーにしてもいいくらい美味しいです。

チーズケーキと言えばレモン汁ですが、今回は入れなくて正解でした。

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10月 192023
 
焼いているととても良い香りに包まれます

自家製レーズン酵母の元種が2週間以上たってしまったので使いきろうと思い、フォカッチャを作りました。そろそろ発酵の元気もなくなってきていたので膨れるかどうか心配でしたが、思い切り膨らんでくれました。強いなぁ。

四角い方はおすそわけ用

想定していたよりも分厚いフォカッチャになりましたが、焼いているときの猛烈に良い香り! 一口頬張るごとにトッピングのミニトマトやキッチンハーブのバジル、生ハム、玉ねぎ、ローズマリーなどそれぞれの味を楽しめて、粗塩が良いあんばいでした。

元種使い切るのにフォカッチャは最適
〈材料〉2枚分

フォカッチャ生地

  • 準強力粉(リスドォル) 250g
  • きび糖 9g
  • 自家製天然酵母元種 118g
  • 浄水 120ml
  • 塩 4g
  • オリーブオイル 28ml

トッピング

  • オリーブオイル 大さじ1
  • 粗塩 4つまみ
  • ローズマリー(ドライ) 
  • ミニトマト 4個
  • 生ハム 2枚
  • 玉ねぎ 1/8個
  • ピザ用チーズ 散らす程度
  • バジルの葉 6枚
  • 仕上げのオリーブオイル 小さじ1
〈作り方〉
  1. 浄水をレンジで20秒ほど人肌程度に温めておきます。
  2. 大ボウルにリスドオルときび糖を入れてふんわり混ぜ合わせます。
  3. 自家製天然酵母元種を加えて、浄水を少し残して加えて捏ね始めます。
  4. 生地がまとまってきたら塩を加えてなめらかになるまでボウルの中で捏ねます。
  5. オリーブオイルの半量を加えて馴染むまで生地を握ったり折り込んだりして捏ねて、なじんできたらさらに半量を加えて根気良くこねます。
  6. 生地が薄く伸びるようになったら丸め直し、ボウルに濡らして絞ったクッキングペーパーを被せて、室温に1時間おきます。
  7. 発酵用の一回り小さめのボウルに丸め直して移し、濡らしたクッキングペーパーを被せてポリ袋にボウルごと入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室に一晩おきます。
  8. ボウルを冷蔵庫から取り出し、室温に1時間ほど置きます。
  9. 打ち粉をした台に生地を取りだして2つにカットして丸めます。今回は300gと200gに分けました。濡らして絞ったキッチンペーパーをかけてフタをかぶせて30分ベンチタイム。その間にミニトマトを8つに、生ハムを長方形に、玉ねぎを薄切りにしておきます。
  10. 平らにのばして、オーブンペーパーを敷いた型に入れて、30度のスチームオーブンで40分最終発酵。
  11. 生地を取りだしたらオーブンを210度20分にセットして余熱を開始します。
  12. 生地に均等に穴を開けます。今回は圧力鍋のおもりの丸くなっている部分を使って穴を開けました。表面にオリーブオイルを刷毛で塗ります。
四角い方の生地が300gで丸い方が200g
  1. 岩塩を振りかけてからローズマリー、トマト、生ハム、玉ねぎ、ピザ用チーズ、バジルなどをトッピングします。
焼く前
  1. 210度で20〜23分焼きます。
  2. 焼き上がり、取り出したら表面にオリーブオイルを塗ります。
 Posted by on 2023年10月19日 at 4:17 PM
10月 182023
 
賞味15分のメレンゲモンブラン

2年ぶりに国営ひたち海浜公園へ。コキアの紅葉が目当てだったのですが、たどり着く前に一度食べてみたかった笠間の栗のモンブランケーキの屋台を見つけてしまいました。

昨年の道の駅では限定で食べられなかったので、数組並んでいたのですが待ちながら店員さんの見事な手さばきに見とれてしまい、できあがりの美しさにお客さんたちから感嘆の声があがっていました。

にゅる~んと絞り出された栗が蕎麦のようにおりてきて
メレンゲとクリームの上に小刻みに手を動かしながら盛りつけます
ナイフでタイミングよくカットするワザがすごすぎ
思わず「美しい!」と声が漏れるほど
粉糖をふりかけて完成です
笠間の栗が食べられるなんてラッキーです

蕎麦のように栗を搾り出す機械は電動ではなくて人力だそうで、お店のお兄さんは腕が鍛えられたと言っていました。相当大変だと思いますが、笑顔で作ってくれるなんてさすがだなぁ。

賞味期限が15分。メレンゲがサクサクでクリームとラズベリーソースの酸味がアクセントになってあっという間に食べてしまいました。栗はとても上品な味で、細く絞り出すことで栗の味が口いっぱいにひろがる仕組みなんだなと改めて感心してしまいました。

笠間の栗のモンブランに満足して人の流れに乗って歩いていたら道に迷ってしまい、かなり引き返してからやっとコキアにたどり着きました。2年前とは逆のコースで回ってしまったようです。

人です人・人・人・稜線にぽつぽつ見えるのは人の列です

まだ緑のコキアも残っていてまだらなレベルなのですが、平日でも観光客が多くて。それでも2年前よりは少なかったですが。

青空と海とコスモスとコキアの色のコントラストが素敵すぎです

幸い雲一つ無く風も比較的弱く最適な気候でした。

場所によってコキアのきめ細かさが違うのも興味深いです

コキアのほわほわが笠間の栗のモンブランのほわほわとリンクしていたなぁと後から思った次第です。茨城大好きです。また行きたい。

コキアみたいなモンブランケーキ
お昼に大洗めんたいパークで食べた生明太子おにぎりと明太豚まん

国営ひたち海浜公園を出る際にスタッフの方に声をかけられて(先日の葛西臨海水族園でもそうだったな)アンケートに答えたら種をいただきました。早速植えよう。

セージと小松菜の種