3月22日(土)朝5時25分。
早朝のフランクフルト行きの列車に乗って、4時間かけてザルツブルクへ向かいます。
夜明け前のグラーツ中央駅前。いい天気です。
チケット販売機で購入して駅構内に。改札機はありません。ホームに直結していてそのまま列車に乗り込めます。
駅の構内。地上から直接と地下からホームに続いています。
線路からホームまでの高低差はとても低く30センチ程度かしら。そのぶん列車のステップが高いところにあります。昔の雪国の列車みたいです。
フランクフルト行きの列車。
車両の「2」は2等車両を意味しています。DBはドイツ鉄道。オーストリア連邦鉄道はÖBBなのですが、フランクフルト行きの列車でドイツ国境をまたぐため、ドイツ鉄道の列車が使われているのですね。
1車両の長いこと! 新幹線よりも長い気がしたので調べてみたら、ドイツ鉄道の客車は26.5mで、日本の新幹線は25mだそうです。
2等車両。
シートの向きがユニークです。車両の数カ所にテーブルを挟んで向かい合った席があり、車両の2カ所くらいにクリアなしきりがあり、それを背にして、それぞれシートの向きが出入り口の方を向いています。
なので車両の半分のシートが進行方向に向かって背を向けることになります。
出発!
発車してまもなく夜が明けてきました。畑を靄が覆う光景に、思わず声をあげてしまいました。
朝靄に覆われた風景。映画みたいだ〜。
しばらくすると車掌さんがまわってきて検札をします。
車窓からの日の出。
アルプスの山々が遠くに見えます。チロルのような(まだ見たことはないけど)車窓にうっとり。
スイッチバックは2回あります。初めての経験です。一瞬引き返すのかと思ってあせりましたけどね(O_O)
アルプスだ〜!
列車室内ドアは、ハンドルに手をかけて少し引っ張る半自動。閉じるときも半自動かと思って、何度も必死で引っ張っても閉じ無くて、もがき疲れて放って置いたら自動で閉まりました。(^^;)
端から見ていたらコントだと思われただろうなぁ。数秒間放っておけば自動で閉まります。
出入り口付近。飛行機みたい。
トイレはおもしろい。室内はブルーグリーンが基調で広いです。水洗はや後ろの壁にあるボタンを押します。どのボタンも小さくて、まるで脱出ゲームのアイテムを探すかのよう。これ押したらどうなるんだろう?的なドキドキ感満載!
水洗ボタンを押すとシュパーッっと飛行機並に噴出力がものすごくて、洗面台で手をかざすとなんと粉石けんがパフッと出てきて笑いました。手洗いボタンを押すとお湯が出ます。
トイレの中。
コンパートメントの車両もあります。ヨーロッパというとこういうイメージが強かったのですが、コンパートメントは一部しかありません。
コンパートメント。欧州の列車というとこのイメージが強いです。これも2等車両。
4時間の旅は長いのですが、とてもリラックスして飽きることはありませんでした。
朝食は車内販売のカプチーノと、昨日食べ残して持ち込んだマクドのハンバーガー。
車内販売のカプチーノ。おいしいです。3ユーロだったかな? トレーにエスプレッソと共に数個のせて通路を歩いて販売しています。
列車はガタンゴトンいいません。とても静かにスムーズに走るので快適です。
高速列車ですが、坂のきついところはとてもゆっくりです。
今回の旅の仲間。ビリー、ジョニー、デビたん、キャンたん、ねむたん、三太、リーダー、おむたん、ちび太、チロたん。
車窓に突然こんな感じでお城が現れる。
世界の車窓から。
ザルツブルクHBFに到着です。
ザルツブルク・ハウフトバーンホフなのかな。
ホームが明るくてそして長い。ゴミ箱の分別のカラーがきれい。
車両までの階段が高い。
4時間共にしたこの車両は、このあとフランクフルトに向かいます。それはそれは先の長い旅です。いってらっしゃーい!
駅構内。とても新しくてきれい。
駅舎。最近で来たばかりなんでしょうね。歴史ある街なのに新しくて不思議な感じ。
グラーツ中央駅からザルツブルク中央駅のルート
ザルツブルク中央駅(Salzburg Hbf)