4月 212014
 

お昼は中央駅のマクドナルドへ。グラーツのマクドはこれが初めて。

CMでも、街の看板でも緑色を強調していて、ヘルシー路線を意識しているようです。現地の人の話では、こちらではマクドナルドができるときに反対運動が繰り広げられたとのこと。遺伝子組み換え食品にはとにかく敏感だと聞きました。

で、オーストリアのマクドの味ってどうなんだろう?ということで、定番のビックマック。
それととても目立っていた、ビッグマックよりも大きいBig Tastyも注文してみました。

ビリーとジョニーのビッグマックとBig Tasty。

ビリーとジョニーのビッグマックとBig Tasty。

日本のようなセットが無いので、ドリンクとポテトも個別に注文。価格も高い印象。100円マックに相当する1ユーロマックもありますけど、円に換算すると140円マックになっちゃいますもんね。

左がビッグマックで右がBig Tasty。ビッグマックの1.5倍はある。

左がビッグマックで右がBig Tasty。ビッグマックの1.5倍はある。

味はどこでも食べても一緒。ビッグマックはビッグマックでした(笑)。レタスがボロボロこぼれるのもいっしょ。

お腹はすいていたものの、かなり疲れていたのであまり食べられませんでした。残りは明日の列車内での朝ごはん用にお持ち帰り。

一息ついたら中央駅から朝とは逆方向のトラム乗り場から1番の「Eggenberg」行きに乗って、西のエッゲンベルグ城に向かいます。
降車の停留所はその名も「Schlosspark Eggenberg」。公園を囲む塀に沿って進むと、入り口の門があります。

鉄門の向こうにエッゲンベルグ城が!

鉄門の向こうにエッゲンベルグ城が!

公園の入場料は2ユーロ。ここでもチケット売り場のおじさまが、日本人だと認識してくださって、英語で場内の展示は工事中で見られないとの詳しい説明と、日本語のパンフレットを手渡してくれました。もちろん笑顔でのお礼を忘れずに。

日本語版パンフレット。おお〜! 日本語表記は嬉しい!
場内には「日本の間」があり、1600年代にオランダ商人から購入したという、豊臣期の大阪図屏風が壁の装飾として組み込まれているのだそう。

日本では大阪夏の陣でこの時代の資料が焼失してしまったけれど、唯一この屏風絵だけがエッゲンベルク城に数世紀にわたり保存されていたということです。
エッゲンベルク城は日本国外の城としては唯一、大阪城と友好城郭提携を締結したお城だそうですよ。
ああ、ぜひまた訪れて屏風絵を見たいものです。

お城は左右対照的できちっとした四角形の箱のような形で、日本人が好みそう。

エッゲンベルグ城。

エッゲンベルグ城。

エッゲンベルグ城は、ハンス・ウルリヒ・フォン・エッゲンベルク候爵が1625年に建築に着手し、365個の窓は一年を表しているなど、天文・宗教・人文主義的な世界観を表現した建築物なのだそうです。グラーツが古くから教養あふれる街だったという象徴ですね。今でもグラーツには多くの大学関係者が居住しているのだそうです。

庭園文化財の広い公園内にはあちこちにクジャクがいます。甲高い声で鳴くのですぐわかります。

優雅です。

優雅です。

城の内部はドラクエかゼルダの世界。入ってすぐに聖なる泉が…?

昼間は明るくていいけど、今回は室内の様子はわかりませんが、夜は怖いだろうなぁ。実はお城や教会は苦手です。あまりにも古い歴史が重くのしかかってくるようで。

03-21-34

階段を上り下りするときには思わず「ザッザッザッ」と擬態音を言ってみたり。

お城をぐるりとまわるだけでも結構歩きます。

エッゲンベルク城の裏側。このアングルってゲームではよく見てたので、初めてって気がしない。

エッゲンベルク城の裏側。このアングルってゲームではよく見てたので、初めてって気がしない。

ベンチで一休みしてから、エッゲンベルク城を後にしました。

誰が勇者になるかで一騒動。

誰が勇者になるかで一騒動。

ぶらぶらと中央駅に向かって歩いて行くと、戦闘機見つけました。
こんなものが柵で囲まれることなくどどーんと置いてあるなんて!(O_O)

戦闘機見つけました。

戦闘機見つけました。

SAAB 35 Draken(サーブ 35 ドラケン)というスウェーデンのサーブ社の戦闘機だそう。「Draken」はドラゴンの意味だそう。オーストリア空軍で採用されていたけれど、2005年に全機退役したということです。

FH JOANNEUMという大学構内の一画で展示しているようです。

大学構内の展示物のようです。

大学構内の展示物のようです。

さらに東に向けて歩いて行くと、こんな怪しげな看板も。入ってみたいような気も…。

その先にLiDLというスーパーマーケットを見つけました。あちここちで見かけた名前だったので、とりあえず入ってみると、ディスカウントスーパーでした。

この看板が目印。

この看板が目印。

お店は小さそうでも品揃えは豊富で安い!

お店は小さそうでも品揃えは豊富で安い!

外にある大きなカートを押して店内に入ると、まず最初にパンのコーナーがあって、ケースの中からワイヤー製の桑みたいな器具を使ってお目当てのパンを書き出すようにいして引きずり出し、紙パックに入れます。これが大きくて安くてビックリ! アップルパイとドーナツをいただきました。おいしかった!

生鮮品もおもしろい。アーティチョークありました。安かったなぁ。

生鮮品もおもしろい。アーティチョークありました。安かったなぁ。

アパートだったらいろいろ調理できてそれもおもしろいだろうなぁ。

LiDLすぐそばの停留所からトラムでHauptbahnhofまで戻りました。まだ早い時間でしたが、さすがに歩き疲れたので、ホテルに戻りゆっくり休みました。

シュロスシュパーク エッゲンベルク(Schlosspark Eggenberg)

LiDL(ディスカウントストア)

4月 162014
 

3月21日(金)。
今日の朝食のパンは、ツオップのケシの実(青)バージョン。プチプチしていて食べやすいんです。

ツオップのケシの実(青)バージョン。

ツオップのケシの実(青)バージョン。

おかずは相変わらず欲張ってます。右上の小さいパックはクリームチーズで、その下は鶏肉のソフトなスプレッドで、離乳食みたい! と思いました。でもパンに塗ると食べやすいです。少ししょっぱいですけどね。

今日は1日グラーツ巡りをしようと決心していたので、朝からトラムの24時間券を購入。4.70ユーロです。

チケット販売機。

チケット販売機。

チケット販売機はデフォルトはドイツ語表記ですが、英語にも切り替えられます。
カードとコインはOKですが、紙幣はNGでした。コインもおつりはでないと思います。

チケットには、
「24時間券 2014年3月22日8時42分(購入日時)」と書かれています。たぶん。

トラムの1日券チケット。

トラムの1日券チケット。

トラムに乗ったらまず出入り口近くにある検印機にチケットを入れて、刻印をします。1度刻印をしておけば、あとは乗り降り自由です。たまに車掌さんにチケット見せてと言われたときに見せればOKです。実におおらかなシステムなんですが、もしチケットを持っていないと罰金が厳しいらしいです。

仕事場に立ち寄るため一度下車。近くのコミック書店の入り口のドアの一番目のつきやすいところに、日本の少女漫画のポスターが貼ってあります。これを見た時は複雑な気持ちになりましたね。こっちでいう今の日本の文化がこれなのかぁ?
上の方にはゼルダの絵も。ゼルダが人気なのは嬉しいけど。

6日目に訪れた教会に再び入ってみました。やっぱりスゴイなぁ。今日は人がいて祈ってましたね。映画やドラマでしか見たことがなかったので、リアルに感動しました。

6日目にも立ち寄った教会。

6日目にも立ち寄った教会。

城山へと向かいます。
坂道を登っていくのですが、途中にお土産屋さんがあって、ディスプレイがとてもステキでした。ああ、このおみやげ欲しい! と思ったのですが、思ったときに買うべきでした。結局買えずじまいでした。

途中にあるツインの塔になっているMariahilferkircheという教会にも寄りました。さらに古めかしく厳かでした。
それにしてもなんという青空でしょうか。

ムーア川にかかるデザインされた橋「Murinsel」を渡っていきます。おもしろい橋です。

Murinsel

Murinsel

橋を渡った先にある城山の急な階段があります。ひたすら上っていきます。

03-21-17

大きな時計台が目の前に現れます。それはそれは大きな時計です。

おもしろいのは、短針が分を示し、長針が時間を示しています。この時計の時刻は「9時44分」を示しています。

さらに上を目指すと城跡のような建物が見えてきます。本当に古い。

03-21-18

鐘楼もあります。

鐘楼

鐘楼

城山の頂上は開けていて、グラーツを囲む山々と、さらに向こう側のアルプス山脈も望めます。ミュンヘン、ロンドン、ダブリン、フランクフルト、アムステルダムなどの方向を示しています。

城山へ行き来するケーブルカーはこの日は動いていなかったのでした。残念。
乗り降り口の近くには、観光地によくあるコインをプレスして刻印する手回しマシンがありました。1ユーロと5セント硬貨を入れ、ハンドルを回すと5セント硬化がプレスされて出てきます。2枚ほど記念に作ってきました。

3種類あるのですが、1ユーロのコインが足りなくてもう1種が類作れませんでした。ケーブルカーの刻印のようです。

あとの2種類は、Murinselというムーア川にかかるデザインされた橋と、時計台でした。

Murinselと時計台がプレスされたコイン。

Murinselと時計台がプレスされたコイン。

12日目。ハウフト広場の街角ライブのマリンバの音にのせて

Mariahilferkirche(教会)

Murinsel(橋)

Glokenturm(鐘楼)

Uhrturm(時計台)

4月 142014
 

今日の朝食パンは白ごまのツォップにしました。これも比較的ソフトです。それにしてもオーストリアでは三つ編みパンをよく見かけました。

グラーツは春のような陽気が続いたので、桜が満開!

グラーツの満開の桜。

グラーツの満開の桜。

こんな真っ青な空を背景に桜の花が咲くなんて、日本では絶対あり得ないので、もう本当に感激しました。桜は手入れとか全くされていないので、野生かもしれません。

緯度が高いので、光も横から強烈に差し込みます。

喜んで桜の花の写真を撮っていたら、地元の人が「あらまぁ!」といった感じで見ていきました。桜に執着するのは日本人だけなんだなぁと実感しました。こんなにきれいなのにね。
こちらでは黄色い花が多く咲いていました。

ウィーンに向かうビリーとジョニー。

ウィーンから届いたビリーとジョニーからの画像。

ウィーンも桜が満開だそう。

ウィーンの満開の桜。

ウィーンの満開の桜。

夜までみっちり仕事をして、へろへろで帰りにMERKURへ夕飯を買いにいきました。
でも食べたいのは甘いものばかり。ケーキも大きくて圧巻です。

クグロフ買いました。クグロフってクリスマスだけかと思っていたけど、スーパーで山ほど売ってました。日常的なお菓子なんですね。甘かったですけど、美味しかったです。

小さくクグロフ。2層になっています。

小さくクグロフ。2層になっています。

リステリンを購入。ドイツ語だとなんか強そう。

4月 122014
 

3月19日(水)。

今日の朝食のパンのコーナーに、一皿だけケーキが置いてありました。ロールケーキのようです。ビュッフェですから好きなものを取っていいはずなので、ラッキーと思ってサッとキープしてしまいました。後にも先にもこれ一度だけでしたね。スポンジはチョコレート、中はカスタードクリームでした。甘いですが、日本人好みの味だと思います。

ロールケーキ。一皿のみのサプライズ!

ロールケーキ。一皿のみのサプライズ!

いつもの朝食。今日もロールパン。

いつもの朝食。今日もロールパン。

ここのレストランは朝食だけでなく、昼はカフェ、夜は貸し切りのパーティが開かれていることもあるので、その残りものかもしれません。いずれにしてもケーキを食べたかったのですごく嬉しかったです。でも朝食後に食べたのでお腹苦しい…。

宿泊中のホテルの「起こさないでください」カード。

03-20-2
なんて書いてあるのかずっと気にとめてなかったんですが、よく見ると…

「あんたがクエンティン・タランティーノかクリストフ・ヴァルツか、ヴィクトリア・シークレットモデルか、スカーレット・ヨハンソンだったら、入ってもいいよ!」

だって。ぷぷっ!

ホテルの説明書きのボードも楽しいです。「ホームシックになったら?」という項目があったりして。

03-20-6

この日はビリーとジョニーがエッゲンベルク城に向かいます。

エッゲンベルク城のビリーとジョニー。

エッゲンベルク城のビリーとジョニー。

ビリーとジョニーから届いた、エッゲンベルク城の動画。

明日はチームの一人が帰国するということで、夜はレストランでお食事会。
Speisesaal というとってもすてきなお店です。

夕べのごちそうのハンバーガーは「Surf & Turf Burger」という、大きなバンズで、ビーフのハンバーグと大きな大きなブラックタイガーとアボガドをサンド。ベビーリーフが散らしてあるところがおしゃれです〜。

Surf & Turf Burger

Surf & Turf Burger

エビがプリップリで香ばしくてもう。ポテトももちろんワインもほんっと美味しくて。
天井の高い店内の壁は、まさに現代の壁画といった感じでペイントされていて、店内全体がアートになってました。

ツナのピリ辛パスタ。これも美味しかったです。

ツナのピリ辛パスタ。これも美味しかったです。

ふと窓の外に目をやると、歴史ある教会の塔がすっぽりはまって見えました。きっとちゃーんと見えるように窓が縦長に設計されているのだと思います。全く違う文化に触れてるんだなぁというのを実感しました。カジュアルなハンバーガーがそんな文化と私をつないでくれているような気がしました。

デザートは大きな大きなティラミス。もちろんシェアしていただきました。

ティラミスの大皿。iPhoneと比較。

ティラミスの大皿。iPhoneと比較。

食後にはカプチーノを。こっちはミルクがおいしいので、カプチーノ好きになってしまいました。

食後のカプチーノ。

食後のカプチーノ。

エッゲンベルク城 Schloss Eggenberg

Restaurant Speisesaal – Graz

4月 122014
 

洗濯物をお持ち帰り。ホテルに戻る途中には、日本で言うDoCoMoのようなA1という通信会社のビルがあります。このビルは市街のほとんどどこからでも見えるので、方向を確認する目印になります。

03-19-10

ホテルに戻る途中の風景。こぶしが咲き始めていました。

03-19-5

その後ビリーとジョニーはシュロスベルク(Schloßberg)という城山に登り、時計台で記念写真。

03-19-4

市内を見下ろします。

午後はみっちり仕事をして、夕食は、日本チームのみんなと、ずーっと話題になっていて、気になっていた日本料理の「大阪(Restaurant Osaka)」に行きました。

グラーツでも屋台のメニューに巻き寿司があったり、寿司のお店も見かけましたが、いずれも日本人ではなく主に中国人が営んでいるということです。このお店も日本語は通じません。英語も難しい感じです。

メニューも日本語ではありませんが、皆さんインスピレーションを働かせてオーダーしていました(笑)。

焼飯がおすすめということで、私はチキンフリッターの焼飯と焼きうどんをシェアしていただきました。

チキンフリッターの焼飯。

チキンフリッターの焼飯。

焼きうどん。

焼きうどん。

どちらも具が違うだけで、同じ味ではありましたが(笑)、おいしいです。でも味はやっぱり中華ですね。量がものすごく多いです。ビールは「ラドラー(Radler)」を飲んでみました。すっごい甘いビールです。

店内は広く、居心地がよくて、地元のお客さんも結構いました。お箸で食べていましたよ。日本人の私から見ると無国籍な印象でおもしろかったです。

食後に、おちょこに入ったドリンクが配られました。お茶だとばかり思っていたら、なんとこれが暖かくて甘い梅酒と紹興酒をミックスしたような味でビックリ! 食後酒って初めてです〜。
お酒だめな1人が一口飲んでむせてしまったほど(笑)。

でもこういうおもてなし風が日本っぽくて受けているのかもしれません。

食後酒の甘い紹興酒。おちょこが日本でも探そうったってなかなか探せないくらいベタ(笑)。

食後酒の甘い紹興酒。おちょこが日本でも探そうったってなかなか探せないくらいベタ(笑)。

おなかいっぱい満たされました!

シュロスベルク(Schloßberg)

グラーツの日本料理店「大阪(Restaurant Osaka)」