2月 082024
 
とかち野酵母の低温発酵ライ麦パン

とかち野酵母を使って低温発酵のライ麦パンを焼いてみました。通常のドライイーストと同じような使い方で、少量でも十分発酵して味わい深いパンが焼けました。

とかち野酵母は低温発酵でもいろいろなパンに役立ちそうです。あと、ミネラルウォーターでも発酵できました。

<材料>
  • フランスパン用粉(リスドオル) 200g
  • ライ麦粉(細挽き) 25g
  • ライ麦粉(中挽き) 25g
  • 塩 4g
  • ハチミツ 大さじ1(21g)
  • 水(今回はミネラルウォーター) 170ml
  • 無塩バター(今回はグラスフェッド) 10g
  • とかち野酵母 小さじ1/4
<作り方>
  1. 大ボウルに粉類、とかち野酵母を入れて泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  2. 浄水を30度ほどにレンジであたためてハチミツを溶いて、全量ではなく少し残して粉に注いでこねます。
  3. まとまってきたら塩を加えて残りの水で固さを調整して、バターを加えて10分ほどこねます。
  4. べたつくようであれば打ち粉をしながら中ボウルに丸めて移しラップをして、1時間ほど温かい室温(25度)においてから、冷蔵庫の野菜室で1次発酵(今回は12時間)。
  5. 室温に戻しつつ温かいところに置いて、生地が1.5〜2倍にふくれたら打ち粉をした台にやさしく取り出します。ガス抜きはあえてしません。
  6. 生地の下に手を差し込んで気泡をつぶさないようにやさしく正方形にのばします。
  7. 左右を三つ折りにして縦長に伸ばします。
  8. 向こう側と手前を三つ折りにして、軽く正方形に伸ばします。
  9. 正方形の生地を90度回転して、向こう側と手前側を横中央を目安に折り、さらに半分に畳んで、端をしっかり綴じて太さを均等に円筒形に整えます。綴じ目を下にしてオーブンシートの上に置きます。
  10. オーブンをスチーム35度/30分にセットして2次発酵。
  11. 生地の天板を取り出し、オーブンに別の天板を入れて250度20分にセットして予熱開始。余熱中、生地の天板には金属製のコップに湯を入れて生地の側に置きフタをして暖かい場所に置いておきます。
  12. 250度に達したら生地に粉をを振りクープを入れます。刃を深さ1センチくらいに垂直に入れます(今回はクープにオイルは垂らしませんでした)。霧吹きをかけます。
  13. オーブンに入れたら240度に下げてスチームショットを含めて20分前後焼きます。
2月 042024
 
白味噌とクリームチーズの相性ぴったり

八丁味噌のかためのプリンが美味しかったので、今度は白味噌を使ったイタリアンプリンを作ってみました。クリームチーズも味噌も発酵食品なので相性良いはずだけど、今回はどちらも量を控えめに加えて正解でした。濃厚さと甘塩っぱさがクセになります。なめらかでコクがあって美味しいです。

〈材料〉プリン型4個分

カラメル

  • グラニュー糖 20g
  • 水 大さじ2/3
  • お湯 大さじ2/3

プリン

  • クリームチーズ(フィラデルフィア) 40g
  • きび糖 40g
  • 牛乳 150ml
  • 生クリーム(乳脂肪42%) 50g
  • 白味噌(今回は神代味噌) 5g
  • 全卵 2個
  • 卵黄 1個 (卵の合計122g)
  • キルシュ(お好みで) 小さじ1
〈作り方〉
  1. 中ボウルでクリームチーズを室温に戻してクリーム状に練り、きび糖を加えてなめらかにします。
  2. フライパンにグラニュー糖と水を入れて火にかけます。色づくまで落ち着いて待ちます。
  3. 焦げる手前で火を止め、蓋をして、少しずらした隙間からお湯を加えます。ジュワーッと跳ねるので要注意。
  4. 手早くフライパンをひと回したら固まる前にプリン型に均等に流し入れます。フライパンは続けてつかうのでそのままに。
  5. フライパンのあら熱が取れたら牛乳と生クリーム、白味噌、中ボウルのクリームチーズ生地を加えて火にかけます。中ボウルはそのままに。
  6. シリコンヘラで混ぜながら60度で火を止めます。
  7. 中ボウルに卵を溶いておきます。
  8. 卵を泡立て器で素早く混ぜながらフライパンの液を流し込みます。
  9. ザルや茶こしで液を漉します。キルシュを加えて混ぜます。
  10. プリン型に均等に流し入れて、気泡はアルコールスプレーを吹きかけて消します。
  11. プリン型よりも少し大きめの円形にカットしたアルミホイルでしっかりと覆って、バットにキッチンペーパーを敷いた上に並べます。
  12. オーブンを160度/30分にセットします。
  13. バットに40度の湯をプリン型の1/3まで注ぎ、オーブンに入れます。
  14. 160度/10分焼いたら140度/20分焼きます。
  15. 焼き上がったらバットから取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて3時間冷やします。
  16. 取り出すときは、プリンの端を浅めに一周シフォンナイフを差し込んで、1カ所だけ深く差し込んでナイフを抜き、皿にプリン型をひっくり返して揺すって型から出します。
2月 042024
 
ゼリーが中に入っていると思えない!
しっとりフィリング食感

冷蔵庫、冷凍庫にある食材を整理すべく、ゴロゴロ果肉のアップルパイを作りました。こちらの記事にあるレシピを参考にしました。生まれ故郷の弘前のお店のアップルパイ。食べたことは無いのですが…。今度行ったら食べてみたいです。

紅玉はもちろん青森県産。今の時期でもオーケーで手に入ります。オーケーは突然業務用よつ葉バターを売っていたり、頻繁にチェックしています。

残り食材だけで余裕で作れました。先日作ったデコレーションケーキ用のバナージュの残り、スポンジケーキの切れ端、野菜室の紅玉2個、冷凍庫のベラミーズパイシート1枚を美味しく消費できて嬉しい! 冷凍しておいた生クリームのホイップも添えて。

紅玉ゴロゴロアップルパイ

今回のポイントは、仕上げにゼリーを流し込むところ。「えー? パイ生地ぶよぶよにならないの?」と心配でしたが、スポンジケーキの切れ端が吸ってくれて、果汁もゼラチンが含んでくれるのか良いあんばいのしっとり感で驚きました。

砂糖少なめでも十分でした。スポンジケーキが甘いのと、ベラミーズパイシートが美味しいというのもありますが。

<材料>直径18センチパイ型1個分
  • りんご(紅玉) 2個(380g)
  • グラニュー糖 20g
  • 無塩バター 5g
  • シナモンパウダー 3g
  • 太白ごま油 5g
  • スポンジケーキの切れ端 20〜30g
  • 冷凍パイシート(ベラミーズパイシート) 1枚(150g)
  • テリ用卵黄 1個分
  • テリ用水 20g
  • 粉ゼラチン 2g
  • ゼラチンをふやかす水 大さじ2
  • 水 60ml
  • グラニュー糖 30g
<作り方>
  1. 紅玉の皮を剥き、8分割のくし切りにします。耐熱ボウルに入れてグラニュー糖をまぶし、バターを乗せてラップをかけます。
  2. 電子レンジで600w/5〜6分加熱します。ラップの間に爪楊枝を挟んで蒸気を少しだけ逃す状態で涼しい場所に置き一晩冷まします。
  3. 果肉をザルにあげて汁を切ります。果肉にシナモンパウダーと太白ごま油をからめておきます。
  4. パイシートを解凍して半分にカットします。1枚は冷凍庫に入れておき、もう1枚を麺棒でパイ型よりも一回り大きめに伸ばして型に合わせて敷き、はみ出た生地は麺棒を転がして切り落します。
  5. 生地を空焼きします。オーブンを180度/30分にセットして予熱を開始します。天板は出しておきます。
  6. 型よりも一回り大きめにカットしたオーブンシートを生地の上に敷き、タルトストーンをのせて、天板ごと型をオーブンに入れて20分焼きます。
  7. タルトストーンとオーブンシートを外して表面に焼き目がつくまで10分焼きます。
  8. 生地が冷めたらスポンジケーキの切れ端をちぎって底に敷き詰め、その上にりんごを重ねて乗せます。
  9. もう1枚のパイシートを解凍してパイ型の大きさに合わせて伸ばし、メッシュローラーで編み目の切り込みを入れます。オーブンを200度/30分にセットして予熱を開始します。
  10. 生地の縁にテリ用卵黄を水を溶いた卵液を刷毛で塗り、網目状のパイシートを優しくかぶせて、縁を押さえてくっつけます。皿からはみ出た生地は麺棒を斜めに傾けて転がして切り落とします。切り落とした生地をナイフで細長くカットして縁に一周貼り付けて、残った生地をクッキー型でくり抜いて卵液を塗って貼り付けて、表面全体に卵液を塗ります。
  11. 190度/20分焼き、200度/10分で焼き目がしっかりつくまで焼きます。
  12. 型のまま冷まし、その間に流し込むゼリー液を作ります。ゼラチンを水でふやかして、小鍋に水とグラニュー糖を入れて沸騰したらゼラチンを加えて溶かし、火からおろします。ゼリーの粗熱がとれたらパイに流し入れ、涼しいところで冷まし、さらに冷蔵庫で冷やします。