こんなの着せたいと思って描いてみました。
16日目−番外編・ビリーとジョニーがミュンヘンへ・その1
3月25日。
お得なチケットで、ビリーとジョニーがミュンヘンに行ってくるとのこと。
グラーツ発早朝5時30分のザルツブルク行き。先日ザルツブルクに出発した時と全く同じ列車です。ザルツブルクからミュンヘンに行く普通列車に乗り換えてミュンヘンを目指すことになります。
ミュンヘンに行こうと思ってチケットを普通にオーストリア鉄道で手配すると、グラーツからミュンヘンの往復が178.8ユーロ(片道89.4ユーロ)掛かります。ところが、ミュンヘンのあるドイツ鉄道(DB)で手配しますとなぜか安くなり、170.8ユーロとなります。
ところが、ドイツ鉄道が発売している「バイエルンチケット」を使うと、ザルツブルクからミュンヘンの往復は、1日に限り、かつ特急列車に乗らない限り、23ユーロで済みます。日本で言う周遊券みたいなもので、バイエルン地方の駅なら何回乗り降りしても、上記条件では23ユーロで済むんですね。
そのバイエルンチケットに、オーストリアのザルツブルクが含まれており、ザルツブルク出発でミュンヘンへの往復でも、このチケットが使えるんです。
と言うことで、グラーツからミュンヘンへの直行列車は特急列車なので、ザルツブルクで鈍行に乗り換えることになりますが、30分も余分に掛からないので、これはこれで別の列車の旅を味わいたいというのであれば、バイエルンチケットの活用がおすすめです。
グラーツからミュンヘンの旅費としては、グラーツからザルツブルクのチケットが往復96.4ユーロ(片道48.2ユーロ)ですが、あらかじめオーストリア鉄道の「VORTEILSCARD CLASSIC」に入会(99ユーロ)していたので、オーストリア鉄道の分は半額になり、71.2ユーロがグラーツからミュンヘンへの旅費となりました。
ちなみに、この「VORTEILSCARD CLASSIC」は、オーストリア以外の国の人でも入会できますし、有効期間が1年間なので、あとどれくらいオーストリア鉄道に乗車するかを考えて、99ユーロの入会金でも元が取れる程乗車するようでしたら入会した方がお得です。
ただ、入会しても会員カードは現地では受け取れませんので、iPhoneやAndroidのスマホでオーストリア鉄道のオフィシャルアプリ(OBB Ticket)をダウンロードし、「meineOBB」から「VORTEILSCARD」を表示させて、会員証代わりにします。
車内で車掌さんの検札を受ける際は、会員本人だと証明するためにこのスマホの画面とチケットに加え、パスポートも見せて本人だと証明することになります。まあ、ちょっと手間が掛かりますが、十分お得に旅が出来ますので、オーストリア鉄道に何回も乗車するようでしたら(特に長距離)、入会する価値はあると思います。
10日目−エッゲンベルク城のビリー&ジョニーと絶品ハンバーガー
3月19日(水)。
今日の朝食のパンのコーナーに、一皿だけケーキが置いてありました。ロールケーキのようです。ビュッフェですから好きなものを取っていいはずなので、ラッキーと思ってサッとキープしてしまいました。後にも先にもこれ一度だけでしたね。スポンジはチョコレート、中はカスタードクリームでした。甘いですが、日本人好みの味だと思います。
ここのレストランは朝食だけでなく、昼はカフェ、夜は貸し切りのパーティが開かれていることもあるので、その残りものかもしれません。いずれにしてもケーキを食べたかったのですごく嬉しかったです。でも朝食後に食べたのでお腹苦しい…。
宿泊中のホテルの「起こさないでください」カード。
なんて書いてあるのかずっと気にとめてなかったんですが、よく見ると…
「あんたがクエンティン・タランティーノかクリストフ・ヴァルツか、ヴィクトリア・シークレットモデルか、スカーレット・ヨハンソンだったら、入ってもいいよ!」
だって。ぷぷっ!
ホテルの説明書きのボードも楽しいです。「ホームシックになったら?」という項目があったりして。
この日はビリーとジョニーがエッゲンベルク城に向かいます。
ビリーとジョニーから届いた、エッゲンベルク城の動画。
明日はチームの一人が帰国するということで、夜はレストランでお食事会。
Speisesaal というとってもすてきなお店です。
夕べのごちそうのハンバーガーは「Surf & Turf Burger」という、大きなバンズで、ビーフのハンバーグと大きな大きなブラックタイガーとアボガドをサンド。ベビーリーフが散らしてあるところがおしゃれです〜。
エビがプリップリで香ばしくてもう。ポテトももちろんワインもほんっと美味しくて。
天井の高い店内の壁は、まさに現代の壁画といった感じでペイントされていて、店内全体がアートになってました。
ふと窓の外に目をやると、歴史ある教会の塔がすっぽりはまって見えました。きっとちゃーんと見えるように窓が縦長に設計されているのだと思います。全く違う文化に触れてるんだなぁというのを実感しました。カジュアルなハンバーガーがそんな文化と私をつないでくれているような気がしました。
デザートは大きな大きなティラミス。もちろんシェアしていただきました。
食後にはカプチーノを。こっちはミルクがおいしいので、カプチーノ好きになってしまいました。
エッゲンベルク城 Schloss Eggenberg
Restaurant Speisesaal – Graz
9日目−時計台とグラーツの日本料理レストラン
洗濯物をお持ち帰り。ホテルに戻る途中には、日本で言うDoCoMoのようなA1という通信会社のビルがあります。このビルは市街のほとんどどこからでも見えるので、方向を確認する目印になります。
ホテルに戻る途中の風景。こぶしが咲き始めていました。
その後ビリーとジョニーはシュロスベルク(Schloßberg)という城山に登り、時計台で記念写真。
市内を見下ろします。
午後はみっちり仕事をして、夕食は、日本チームのみんなと、ずーっと話題になっていて、気になっていた日本料理の「大阪(Restaurant Osaka)」に行きました。
グラーツでも屋台のメニューに巻き寿司があったり、寿司のお店も見かけましたが、いずれも日本人ではなく主に中国人が営んでいるということです。このお店も日本語は通じません。英語も難しい感じです。
メニューも日本語ではありませんが、皆さんインスピレーションを働かせてオーダーしていました(笑)。
焼飯がおすすめということで、私はチキンフリッターの焼飯と焼きうどんをシェアしていただきました。
どちらも具が違うだけで、同じ味ではありましたが(笑)、おいしいです。でも味はやっぱり中華ですね。量がものすごく多いです。ビールは「ラドラー(Radler)」を飲んでみました。すっごい甘いビールです。
店内は広く、居心地がよくて、地元のお客さんも結構いました。お箸で食べていましたよ。日本人の私から見ると無国籍な印象でおもしろかったです。
食後に、おちょこに入ったドリンクが配られました。お茶だとばかり思っていたら、なんとこれが暖かくて甘い梅酒と紹興酒をミックスしたような味でビックリ! 食後酒って初めてです〜。
お酒だめな1人が一口飲んでむせてしまったほど(笑)。
でもこういうおもてなし風が日本っぽくて受けているのかもしれません。
おなかいっぱい満たされました!
シュロスベルク(Schloßberg)
グラーツの日本料理店「大阪(Restaurant Osaka)」