4月 202014
 

城山を登って来た裏側のルートを下って、王宮へと向かいます。観光ガイド本(グラーツの紹介はわずか4ページのみ)とスマホが頼りです。

城山から下る途中のお土産屋さん。このクマかわいい。欲しかったなぁ。

城山から下る途中のお土産屋さん。このクマかわいい。欲しかったなぁ。

ドーム、マウソレウム(Mausoleum・霊廟)はすぐにわかりましたが、王宮がイメージしていたものよりもかなり質素な建物なので、どれがメインの王宮なんだろうとぐるーっと公園も含めて一回り。疲れてベンチに座って調べ直すと、なんとこの広い敷地全体が王宮だったとは!

マウソレウムの外観。

マウソレウムの外観。

ドームの内部。天井がものすごく高く、ものすごく古い。1400年代に建てられたって...室町時代? はぁ?な世界(世界史も日本史も弱い...)。

ドームの内部。天井がものすごく高く、ものすごく古い。1400年代に建てられたって…室町時代? はぁ?な世界(世界史も日本史も弱い…)。

王宮の庭で見た空。飛行機雲のクロス。

王宮の庭で見た空。飛行機雲のクロス。

ガイドブックで必ず紹介している「二重らせん階段」へ。
これがまた実にわかりづらく、街角の観光案内掲示板を見ても書いていません。ご当地の人にとってはほとんど関心がない場所なのかも。

王宮は現在も市の施設として機能しているるため、門や建物の入り口にはスーツをきた係の人が立っていて、関係無いところに入ろうとすると注意されます。そりゃそうだ。

数十分ぐるぐる敷地をまわっても、それらしき指示版もなければ看板も見当たりません。たとえ書いてあったとしても、読めません(T_T)。

そこで窓口の紳士にガイドブックの二重らせん階段のページを開いて、ここ、ここ、と写真を指さして尋ねたところ、最初どこの写真なのかわかりづらそうでしたが(それだけ普段からあまり感心がない場所なのでしょう)さすが紳士です、丁寧にわかりやすく英語で「まっすぐ行って左側」と教えてくれました。笑顔でお礼をいうと、笑顔でビッテ! ビッテ!と見送ってくれました。オーストリアの人は本当に親切です。

指示通り行くと、ありました! 何度も通り過ぎた場所でした(笑)。
看板小さい〜!

二重らせん階段の入り口。

二重らせん階段の入り口。

小さい小さい看板。確かに「Double Spiral...」と、なるほどそれらしき文字の羅列が...。

小さい小さい看板。確かに「Double Spiral…」と、なるほどそれらしき文字の羅列が…。

二重らせん階段は人がすれちがうのがやっとな狭さで、写真で見るとだまし絵のようですが、実際は2つの対照的ならせん階段がくっついているというものです。

この二重らせん階段は皇帝マキシミリアン1世が1499年に造らせたもので、中世後期の傑作だそうです。

とはいえ、これも500年以上も前に造られたと思うと、…いや思ってもやっぱりピンとこないのですが、そんな昔の建築物にこうやって自由に出入りできて触れられるってすごい。

二重らせん階段。離れてもまた出会う。なにか輪廻みたいな思想から造られたんでしょうかねぇ。

二重らせん階段。離れてもまた出会う。なにか輪廻みたいな思想から造られたんでしょうかねぇ。

歩き疲れたし、お昼なのでとりあえずいったんトラムで中央駅に戻り仕切り直し。
ところがトラムが数十分待ってもなかなか来ません。さっきまで頻繁に行き交っていたのに。
どうもお昼休みのようです。そんなのありですか〜。

仕方がないので歩いて駅に向かいます。
途中で美味しいときいていたジェラート屋さんへ。今日は暑いのでとーっても繁盛していました。

ジェラート!

ジェラート!

ものすごく種類が豊富なのですが、やっぱり基本のバニラの味に興味があったので。
でも「バニラ」といっても通じませんでした。「Vanille(ヴァニレ)」だそうです。

お店のおじさん、たぶんヴァニレだろうなと察してくれてありがとう! (ToT)

甘くて美味しい! 疲れた体に効きます!

甘くて美味しい! 疲れた体に効きます!

トラムに乗ってたら食べられなかったということですね。トラムに乗らずにこれを食べろという事だったのですね。神様の国ですから。感謝感謝。

4月 162014
 

3月21日(金)。
今日の朝食のパンは、ツオップのケシの実(青)バージョン。プチプチしていて食べやすいんです。

ツオップのケシの実(青)バージョン。

ツオップのケシの実(青)バージョン。

おかずは相変わらず欲張ってます。右上の小さいパックはクリームチーズで、その下は鶏肉のソフトなスプレッドで、離乳食みたい! と思いました。でもパンに塗ると食べやすいです。少ししょっぱいですけどね。

今日は1日グラーツ巡りをしようと決心していたので、朝からトラムの24時間券を購入。4.70ユーロです。

チケット販売機。

チケット販売機。

チケット販売機はデフォルトはドイツ語表記ですが、英語にも切り替えられます。
カードとコインはOKですが、紙幣はNGでした。コインもおつりはでないと思います。

チケットには、
「24時間券 2014年3月22日8時42分(購入日時)」と書かれています。たぶん。

トラムの1日券チケット。

トラムの1日券チケット。

トラムに乗ったらまず出入り口近くにある検印機にチケットを入れて、刻印をします。1度刻印をしておけば、あとは乗り降り自由です。たまに車掌さんにチケット見せてと言われたときに見せればOKです。実におおらかなシステムなんですが、もしチケットを持っていないと罰金が厳しいらしいです。

仕事場に立ち寄るため一度下車。近くのコミック書店の入り口のドアの一番目のつきやすいところに、日本の少女漫画のポスターが貼ってあります。これを見た時は複雑な気持ちになりましたね。こっちでいう今の日本の文化がこれなのかぁ?
上の方にはゼルダの絵も。ゼルダが人気なのは嬉しいけど。

6日目に訪れた教会に再び入ってみました。やっぱりスゴイなぁ。今日は人がいて祈ってましたね。映画やドラマでしか見たことがなかったので、リアルに感動しました。

6日目にも立ち寄った教会。

6日目にも立ち寄った教会。

城山へと向かいます。
坂道を登っていくのですが、途中にお土産屋さんがあって、ディスプレイがとてもステキでした。ああ、このおみやげ欲しい! と思ったのですが、思ったときに買うべきでした。結局買えずじまいでした。

途中にあるツインの塔になっているMariahilferkircheという教会にも寄りました。さらに古めかしく厳かでした。
それにしてもなんという青空でしょうか。

ムーア川にかかるデザインされた橋「Murinsel」を渡っていきます。おもしろい橋です。

Murinsel

Murinsel

橋を渡った先にある城山の急な階段があります。ひたすら上っていきます。

03-21-17

大きな時計台が目の前に現れます。それはそれは大きな時計です。

おもしろいのは、短針が分を示し、長針が時間を示しています。この時計の時刻は「9時44分」を示しています。

さらに上を目指すと城跡のような建物が見えてきます。本当に古い。

03-21-18

鐘楼もあります。

鐘楼

鐘楼

城山の頂上は開けていて、グラーツを囲む山々と、さらに向こう側のアルプス山脈も望めます。ミュンヘン、ロンドン、ダブリン、フランクフルト、アムステルダムなどの方向を示しています。

城山へ行き来するケーブルカーはこの日は動いていなかったのでした。残念。
乗り降り口の近くには、観光地によくあるコインをプレスして刻印する手回しマシンがありました。1ユーロと5セント硬貨を入れ、ハンドルを回すと5セント硬化がプレスされて出てきます。2枚ほど記念に作ってきました。

3種類あるのですが、1ユーロのコインが足りなくてもう1種が類作れませんでした。ケーブルカーの刻印のようです。

あとの2種類は、Murinselというムーア川にかかるデザインされた橋と、時計台でした。

Murinselと時計台がプレスされたコイン。

Murinselと時計台がプレスされたコイン。

12日目。ハウフト広場の街角ライブのマリンバの音にのせて

Mariahilferkirche(教会)

Murinsel(橋)

Glokenturm(鐘楼)

Uhrturm(時計台)

4月 142014
 

今日の朝食パンは白ごまのツォップにしました。これも比較的ソフトです。それにしてもオーストリアでは三つ編みパンをよく見かけました。

グラーツは春のような陽気が続いたので、桜が満開!

グラーツの満開の桜。

グラーツの満開の桜。

こんな真っ青な空を背景に桜の花が咲くなんて、日本では絶対あり得ないので、もう本当に感激しました。桜は手入れとか全くされていないので、野生かもしれません。

緯度が高いので、光も横から強烈に差し込みます。

喜んで桜の花の写真を撮っていたら、地元の人が「あらまぁ!」といった感じで見ていきました。桜に執着するのは日本人だけなんだなぁと実感しました。こんなにきれいなのにね。
こちらでは黄色い花が多く咲いていました。

ウィーンに向かうビリーとジョニー。

ウィーンから届いたビリーとジョニーからの画像。

ウィーンも桜が満開だそう。

ウィーンの満開の桜。

ウィーンの満開の桜。

夜までみっちり仕事をして、へろへろで帰りにMERKURへ夕飯を買いにいきました。
でも食べたいのは甘いものばかり。ケーキも大きくて圧巻です。

クグロフ買いました。クグロフってクリスマスだけかと思っていたけど、スーパーで山ほど売ってました。日常的なお菓子なんですね。甘かったですけど、美味しかったです。

小さくクグロフ。2層になっています。

小さくクグロフ。2層になっています。

リステリンを購入。ドイツ語だとなんか強そう。

4月 122014
 

3月19日(水)。

今日の朝食のパンのコーナーに、一皿だけケーキが置いてありました。ロールケーキのようです。ビュッフェですから好きなものを取っていいはずなので、ラッキーと思ってサッとキープしてしまいました。後にも先にもこれ一度だけでしたね。スポンジはチョコレート、中はカスタードクリームでした。甘いですが、日本人好みの味だと思います。

ロールケーキ。一皿のみのサプライズ!

ロールケーキ。一皿のみのサプライズ!

いつもの朝食。今日もロールパン。

いつもの朝食。今日もロールパン。

ここのレストランは朝食だけでなく、昼はカフェ、夜は貸し切りのパーティが開かれていることもあるので、その残りものかもしれません。いずれにしてもケーキを食べたかったのですごく嬉しかったです。でも朝食後に食べたのでお腹苦しい…。

宿泊中のホテルの「起こさないでください」カード。

03-20-2
なんて書いてあるのかずっと気にとめてなかったんですが、よく見ると…

「あんたがクエンティン・タランティーノかクリストフ・ヴァルツか、ヴィクトリア・シークレットモデルか、スカーレット・ヨハンソンだったら、入ってもいいよ!」

だって。ぷぷっ!

ホテルの説明書きのボードも楽しいです。「ホームシックになったら?」という項目があったりして。

03-20-6

この日はビリーとジョニーがエッゲンベルク城に向かいます。

エッゲンベルク城のビリーとジョニー。

エッゲンベルク城のビリーとジョニー。

ビリーとジョニーから届いた、エッゲンベルク城の動画。

明日はチームの一人が帰国するということで、夜はレストランでお食事会。
Speisesaal というとってもすてきなお店です。

夕べのごちそうのハンバーガーは「Surf & Turf Burger」という、大きなバンズで、ビーフのハンバーグと大きな大きなブラックタイガーとアボガドをサンド。ベビーリーフが散らしてあるところがおしゃれです〜。

Surf & Turf Burger

Surf & Turf Burger

エビがプリップリで香ばしくてもう。ポテトももちろんワインもほんっと美味しくて。
天井の高い店内の壁は、まさに現代の壁画といった感じでペイントされていて、店内全体がアートになってました。

ツナのピリ辛パスタ。これも美味しかったです。

ツナのピリ辛パスタ。これも美味しかったです。

ふと窓の外に目をやると、歴史ある教会の塔がすっぽりはまって見えました。きっとちゃーんと見えるように窓が縦長に設計されているのだと思います。全く違う文化に触れてるんだなぁというのを実感しました。カジュアルなハンバーガーがそんな文化と私をつないでくれているような気がしました。

デザートは大きな大きなティラミス。もちろんシェアしていただきました。

ティラミスの大皿。iPhoneと比較。

ティラミスの大皿。iPhoneと比較。

食後にはカプチーノを。こっちはミルクがおいしいので、カプチーノ好きになってしまいました。

食後のカプチーノ。

食後のカプチーノ。

エッゲンベルク城 Schloss Eggenberg

Restaurant Speisesaal – Graz

4月 122014
 

洗濯物をお持ち帰り。ホテルに戻る途中には、日本で言うDoCoMoのようなA1という通信会社のビルがあります。このビルは市街のほとんどどこからでも見えるので、方向を確認する目印になります。

03-19-10

ホテルに戻る途中の風景。こぶしが咲き始めていました。

03-19-5

その後ビリーとジョニーはシュロスベルク(Schloßberg)という城山に登り、時計台で記念写真。

03-19-4

市内を見下ろします。

午後はみっちり仕事をして、夕食は、日本チームのみんなと、ずーっと話題になっていて、気になっていた日本料理の「大阪(Restaurant Osaka)」に行きました。

グラーツでも屋台のメニューに巻き寿司があったり、寿司のお店も見かけましたが、いずれも日本人ではなく主に中国人が営んでいるということです。このお店も日本語は通じません。英語も難しい感じです。

メニューも日本語ではありませんが、皆さんインスピレーションを働かせてオーダーしていました(笑)。

焼飯がおすすめということで、私はチキンフリッターの焼飯と焼きうどんをシェアしていただきました。

チキンフリッターの焼飯。

チキンフリッターの焼飯。

焼きうどん。

焼きうどん。

どちらも具が違うだけで、同じ味ではありましたが(笑)、おいしいです。でも味はやっぱり中華ですね。量がものすごく多いです。ビールは「ラドラー(Radler)」を飲んでみました。すっごい甘いビールです。

店内は広く、居心地がよくて、地元のお客さんも結構いました。お箸で食べていましたよ。日本人の私から見ると無国籍な印象でおもしろかったです。

食後に、おちょこに入ったドリンクが配られました。お茶だとばかり思っていたら、なんとこれが暖かくて甘い梅酒と紹興酒をミックスしたような味でビックリ! 食後酒って初めてです〜。
お酒だめな1人が一口飲んでむせてしまったほど(笑)。

でもこういうおもてなし風が日本っぽくて受けているのかもしれません。

食後酒の甘い紹興酒。おちょこが日本でも探そうったってなかなか探せないくらいベタ(笑)。

食後酒の甘い紹興酒。おちょこが日本でも探そうったってなかなか探せないくらいベタ(笑)。

おなかいっぱい満たされました!

シュロスベルク(Schloßberg)

グラーツの日本料理店「大阪(Restaurant Osaka)」