10月 292023
 
フルーツとナッツザクザクのレトロなパウンドケーキ

無性に昭和レトロなケーキを作って食べたくなりました。レトロなケーキのシンボルは何なのか、自分なりに突き詰めて浮かび上がってきたのが「ドレンチェリー」と「アンゼリカ」の存在。

めちゃくちゃレトロ感満載

昔はこれらの毒々しい色と甘さが苦手だったのですが(そもそも正式な名前を最近知ったくらい)、今でも売っているのだろうかと近所のスーパーを探しても売っていませんでした。ちょっと前まで製菓用品売り場で見かけたような気もするのですが。キラキラ粒のアラザンは売ってるけど。

ネットで購入しようかと思っていたところたまたまレイクタウンの富澤商店に寄ることができたので探してみると、店の奥の角の隅にアンゼリカを発見! 

子どもの頃アンゼリカが蕗でできてると知ったときは冗談でしょとショックでした。

今回初めての購入に際して手に取ってよく見て、本当に蕗なんだと改めて思い知らされました。

ピーカンナッツびっしり

もうひとつ今回のこだわりはクリスマスが近くなると思い出す「COLLIN STREET BAKERYのフルーツケーキ」風に作りたかったのです。昔カード会社のチラシで写真を見て思い切り妄想しまくったアメリカのケーキ。数年前にようやく初めて購入して食べることができましたが、やはりこの時期になるとピーカンナッツがびっしりのベタなやつが恋しくなります。それに近い見た目のケーキを目指してみました。

ミニサイズ2個分

また今回は卵と砂糖を泡立てて薄力粉とバターを混ぜた所に加える「フラワーバッター法」で作ったので粉っぽさが無くしっかりした固さで形よく焼けました。

1個をラッピングして、箱にいろいろ詰めてお楽しみセットにして年配の叔母に送ったところ「メチャメチャ美味しかった!」と喜んでもらえたので、クリスマス用にまた作ろうと思います。

<材料> 5×12センチミニパウンドケーキ型2本分(20センチパウンドケーキ型は1本分)

パウンドケーキの具

  • ドライフルーツビッツ 100g
  • オレンジピール 15g
  • ドライいちじく 30g
  • (フルーツは合計で100~150g)
  • アンゼリカ 12g
  • ドレンチェリー 10g
  • くるみ 15g
  • アーモンドスライス 15g

パウンドケーキ生地

  • 無塩バター 100g
  • 薄力粉 100g
  • シナモン 小さじ1/3
  • ナツメグ 2振り
  • ベーキングパウダー 小さじ1/3
  • 細粒グラニュー糖 80g
  • 卵 100g

シロップ

  • 水 50ml
  • グラニュー糖 30g
  • ラム酒 大さじ1

仕上げ用

  • アンズジャム 50g
  • ラム酒 大さじ1
  • ピーカンナッツ 24個
  • ドレンチェリー 2個
  • アンゼリカ 10スライス
〈作り方〉
  1. 型にオーブンシートを折って敷いておきます。バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。
  2. 具の準備をします。いちじく、アンゼリカ、ドレンチェリーを5ミリ角にカットしておきます。
  3. ドライいちじくとフルーツビッツはくっついていたら一粒ずつほぐしてバットに網を置いてその上に並べます。
  4. 湯をひたひた入れて1〜2分浸し、湯を捨てクッキングペーパーの上に移して水気を切ります。
  5. くるみとアーモンドスライスをフライパンで5分ほど焦げないように煎り、皿に移して冷まします。くるみを5ミリ角にカットしておきます。
  6. 生地をつくります。薄力粉とベーキングパウダー、シナモン、ナツメグを合わせて3回振るっておきます。
  7. ステンレスのボウルに卵とグラニュー糖を入れ、フライパンで湯を40度まで上げて湯煎にかけ、38度になったら湯煎から取り出しハンドミキサーのホイッパーで中速でトロリとするまで泡立てます。
  8. バターをハンドミキサーのビーターでクリーム状になめらかにしたら、ふるっておいた粉類を加えて、全体が馴染み粉気がなくなるまで低速で混ぜます。
  9. このタイミングでオーブンに天板を入れて180度/35分にセットして余熱を開始します。
  10. ホイップした卵生地をバター生地に数回に分けて加えては馴染ませるように混ぜます。
  11. 具を加えてシリコンヘラでサクッと混ぜ合わせます。
  12. 生地を型に均等に分けて入れ、型の底を手のひらでパンパン叩いてならし、シリコンヘラでX状にえぐるように切り込みを入れます。具が出ていたら押し込んでおきます。
  13. オーブンに入れて10分後に取り出し、水をつけたナイフで手早く切込みを入れて戻し、のこり25〜30分やきます。
  14. アルミホイルを広げてその上にラップを重ねて置きます。シロップを作っておきます
  15. 焼き上がったら空中からラップの上に転がしてオーブンペーパーを剥がし、ラップの中央に置き直します。
  16. シロップを表面に塗り、ラップで包み、さらにアルミホイルで包んで涼しい所に置いて半日〜1日冷まします。
  17. ピーカンナッツをオーブンで150度/15分ローストします。ドレンチェリーを半分にカットして、アンゼリカをスライスしておきます。
  18. 仕上げ用のアプリコットジャムを裏ごしして小鍋に入れラム酒を加えて混ぜます。弱火にかけて焦がさないように煮詰めて、少量皿に取りすぐに乾くようになったら火から下ろします。
  19. ケーキの表面全体に刷毛で手早くジャムを塗り、ローストしたピーカンナッツ、ドレンチェリー、アンゼリカを貼り付けます。
  20. 貼り付けたピーカンナッツにもジャムを塗り、冷蔵庫に15分ほど入れて乾かします。
10月 292023
 
紅玉で作ったフィリングをサンドしました

今の時期、いちごが手に入らないのでデコレーションケーキの具に困ってしまいます。

そこで今が旬の紅玉りんごをフィリングにしたところ、甘酸っぱくてアクセントがついてとてもおいしかったです。

デコレーションはかなり雑です

盛り付けは国産フルーツ缶詰を使い、さらに懐かしいドレンチェリーとアンゼリカをプラス。そこはかとなく漂うレトロ感。

〈材料〉直径15センチ1個分
  • 紅玉 1個 (221g/可食部177g)
  • グラニュー糖 70g
  • 熱湯 大さじ2
  • 薄力粉 60g
  • 細粒グラニュー糖 70g
  • 卵 110g
  • 牛乳 20g
  • 無塩バター 20g
  • グラニュー糖 10g
  • 水 30g
  • コアントロー 5ml
  • フルーツ缶詰 1缶
  • ドレンチェリー 5個
  • アンゼリカ 適宜
  • 生クリーム(乳脂肪分42%) 250ml
  • グラニュー糖 20g
  • ホワイトラム酒 小さじ1
〈作り方〉
  1. りんごのフィリングのデコレーションケーキりんごを4つ割にして皮と芯を取って5ミリ幅に切り、フライパンに入れてグラニュー糖を加えて強火で煮詰め、香ばしくなってきたら熱湯を加えて混ぜて火から下ろし、バットに移しておきます。
  2. 薄力粉は最低2回はふるって、さらにふるいに入れておきます。
  3. ボウルよりひとまわり大きいフライパンに、湯煎用の60度のお湯をはっておきます。
  4. バターと牛乳を小鍋に入れ、上記の湯煎で溶かして湯から外しておきます。
  5. 型の内側に薄くバターを塗ってオーブンシートを底と側面内側にくっつけておきます。
  6. 中ボウルに卵を割りほぐして、グラニュー糖を加えてムラが無いように泡立て器で軽く混ぜます。
  7. ボウルを湯煎にかけて、低速で混ぜて滑らかにしながら、卵液を人肌まで上げます。
  8. ボウルを湯煎から外して、ハンドミキサーの中速で泡立てます。
  9. 緩く形を描けてすぐに戻る状態になったら低速できめを整えます。
  10. オーブンを180度30分にセットして余熱を開始します。
  11. 生地に薄力粉をふるい入れます。
  12. シリコンヘラで底からすくい上げては返して、粉を生地になじませます。
  13. 溶かしバターの小鍋に生地をひとすくい加えて混ぜたら、生地のボウルに戻して軽く混ぜ合わせます。
  14. 生地を型に流し入れます。シリコンヘラについた生地は加えません。
  15. 型の底を軽くトントンたたいて大きな気泡を出し、170度で25分焼きます。
  16. オーブンから出した直後に、型を少し高い位置からコンと落として空気を入れ換えて、ケーキクーラーに敷いたオーブンペーパーの上に逆さにして型を外し、そのまま冷まします。
  17. 冷めたら上下を入れ替えて、大きめのポリ袋に入れて、できるだけ冷蔵庫は避けて涼しい場所に保存します(夏場は野菜室がいいかも)。
  18. トッピングの準備をします。フルーツ缶詰のシロップを切り、斜めにスライスしてペーパータオルに並べて置きます。
  19. ドレンチェリーを半分にカットして、アンゼリカを薄くスライスしておきます。
  20. ボウルに氷水を用意しておきます。
  21. シロップを作ります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて一煮立ちしたら火から下ろし、コアントローを加えて冷まします。
  22. スポンジケーキをスライスします。底を5ミリのルーラー(私は木の棒を使ってます)をガイドにしてスライスして、下から1センチ幅で3枚スライスし、トップの層をスライスします(切れっ端はラップで包んで冷凍しておいてちょっとしたおやつ用に)。
  23. 下の層から順にバットなどに並べます。それぞれ表面にシロップを塗っておきます。
  24. ホイップクリームを作ります。ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れて、底を氷水にあてながら、高速でゆるめに泡立てて、低速でトロリと落ちる程度まで泡立てます。
  25. 手前だけを中速でもったりと落ちない程度まで泡立てて、層の中に塗るサンド用にします。おおよそクリーム全体の半量をサンド用に使います。
  26. 回転台にスポンジケーキの一番下の層を直接中央に置き、ホイップクリームの手前のもったりした部分をスポンジケーキに盛ったら、スパチュラで平らにならして、りんごのフィリングを軽く押す感じで並べます。中央には置かないように気をつけます。
  27. その上にサンド用のホイップクリームを盛って軽く平らにしたら、次の層のスポンジケーキをホイップクリームの上に重ねます。中央から外側に軽く押してクリームが少しはみ出る程度に、上面が水平になるように整えます。
  28. 重ねたスポンジケーキにクリームを塗り、りんごのフィリングを重ねて、クリームを塗って、次の層のスポンジケーキ重ねます。
  29. 残ったゆるめのクリームを、ホイッパーですくってスポンジケーキの上にのせたら、スパチュラで上面に薄く透ける程度に下塗りします。側面も薄く一層覆います。
  30. クリームの本塗りをします。クリームをホイッパーで盛ったら、側面に垂らすイメージで上面を平らにします。側面にクリームを足しながらスパチュラを縦にあてて回転させながら平らにのばします。
  31. スパチュラについたクリームは、濡らして絞ったペーパータオルでクリームをきれいにぬぐってから(もったいないけど心を鬼にして)、ケーキの表面をきれいにならします。ケーキの下のエッジにスパチュラを浅く入れて、回転台を一周して下に接しているクリームをきれいにすくい取ります。
  32. 残ったホイップクリームを泡立て器ですくって一瞬とどまり角が曲がる程度まで軽く混ぜて固さを調整してから、絞り袋に入れておきます。
  33. ケーキの上面にクリームを絞り、中央にフルーツ、ドレンチェリー、アンゼリカを盛って飾ります。
  34. 冷蔵庫にそのまま入れて冷やします。
10月 212023
 
カット面はほぼ栗

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今年の和栗で作った甘露煮をゴロゴロ入れてチーズケーキを作りました。ミニサイズのパウンド型3本分。ほぼ直径15センチのホール型と同量です。

本みりん入りなのでてりってりツヤツヤ

本みりんを煮詰めて加えた和風味のチーズケーキです。クリームチーズやサワークリームの酸味がまろやかで和栗にとても合います。なによりきつね色に焼けた照りがきれい。もちろん甘さの深みと美味さも増します。今回も日の出純国産純米みりんを使いました。とても気に入ってしまったので追加購入してしまいました。

クッキー地は小豆パウダー入り
〈材料〉5×12センチパウンドケーキ型3個分(5人分以上)

クッキー台生地

  • 薄力粉 40g
  • アーモンドプードル 4g
  • 小豆パウダー 6g
  • きび糖 18g
  • 塩 ひとつまみ
  • 無塩バター 20g
  • 卵 5g

チーズケーキ生地

  • 生クリーム 100ml
  • プレーンヨーグルト 10g
  • クリームチーズ 200g
  • 本みりん 50ml
  • きび糖 30g
  • 卵 2個(100g)
  • 薄力粉 20g
  • 栗の甘露煮 9個
〈作り方〉
  1. 生クリームにプレーンヨーグルト(今回はオイコス)を混ぜてヨーグルトメーカーにセットし(今回は40度/7時間)、サワークリームを作っておきます。オーブンペーパーを型に合わせて折っておきます。
  2. クッキー生地を作ります。無塩バターを中ボウルに入れて室温に戻しておき、粉類を小ボウルに入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  3. 無塩バターときび糖を混ぜ、溶き卵と塩を加えて混ぜます。
  4. 粉類をザッと加えてヘラで切るようにまぜたらラップを広げて移して四角く包み、麺棒でならして冷蔵庫で休ませます。
この大きさに整えて冷蔵庫へ
  1. 台に置いて麺棒で型の底(内側)の大きさに合わせて伸ばし(今回は幅4.5×3=13.5センチ/高さ11.5センチ)、3つにカットしてオーブンシートに並べます。
  2. オーブンを180度/15分にセットして余熱を開始します。爪楊枝の頭の部分でクッキー地に均等に穴を開けます。
小豆パウダー入りのクッキー地。オーブンシートに乗せてからナイフやヘラなどである程度形を整えます。
  1. 170度に下げて15分焼きます。冷めたら型に合わせてナイフで削って底に敷いておきます。
型の底にピッタリ収まりました
  1. チーズケーキ生地を作ります。クリームチーズを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。みりんを小鍋に入れて中火にかけて、沸騰したら弱火で5分ほど約半量になるまで煮詰め、冷ましておきます。薄力粉をふるっておきます。栗の甘露煮はキッチンペーパーで水気を切っておきます。
いよいよ私たち「栗の甘露煮(クチナシ無し)」の出番だ!
  1. クリームチーズを練り、きび糖を加えて泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜます。
  2. 別の中ボウルにサワークリームとみりんを入れて混ぜ、溶き卵を数回に分けて加えて泡立て器でよく混ぜます。
  3. このタイミングでオーブンを180度/50分にセットして予熱を開始します。
  4. サワークリーム生地を、クリームチーズのボウルに加えてなめらかにします。ふるっておいた薄力粉を加えてさらに混ぜます。
  5. 各型に大さじ5ずつ流し込み、15分焼いたら一度取り出して、生地の上に汁を切った栗の甘露煮を1個の型に3個ずつ並べて置きます。
やけどに気をつけて手早く並べます
  1. 残りの生地を均等に流し入れて、35分焼きます。
  2. オーブンから取り出して粗熱が取れたら型から外して、冷めてからオーブンペーパーを剥がします。
照り照りです
きつね色になるまでじっくり焼きます
緑茶やコーヒーが良く合います

小豆パウダー入りのクッキー地がとても香ばしくて、そのままクッキーにしてもいいくらい美味しいです。

チーズケーキと言えばレモン汁ですが、今回は入れなくて正解でした。

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト

10月 192023
 
焼いているととても良い香りに包まれます

自家製レーズン酵母の元種が2週間以上たってしまったので使いきろうと思い、フォカッチャを作りました。そろそろ発酵の元気もなくなってきていたので膨れるかどうか心配でしたが、思い切り膨らんでくれました。強いなぁ。

四角い方はおすそわけ用

想定していたよりも分厚いフォカッチャになりましたが、焼いているときの猛烈に良い香り! 一口頬張るごとにトッピングのミニトマトやキッチンハーブのバジル、生ハム、玉ねぎ、ローズマリーなどそれぞれの味を楽しめて、粗塩が良いあんばいでした。

元種使い切るのにフォカッチャは最適
〈材料〉2枚分

フォカッチャ生地

  • 準強力粉(リスドォル) 250g
  • きび糖 9g
  • 自家製天然酵母元種 118g
  • 浄水 120ml
  • 塩 4g
  • オリーブオイル 28ml

トッピング

  • オリーブオイル 大さじ1
  • 粗塩 4つまみ
  • ローズマリー(ドライ) 
  • ミニトマト 4個
  • 生ハム 2枚
  • 玉ねぎ 1/8個
  • ピザ用チーズ 散らす程度
  • バジルの葉 6枚
  • 仕上げのオリーブオイル 小さじ1
〈作り方〉
  1. 浄水をレンジで20秒ほど人肌程度に温めておきます。
  2. 大ボウルにリスドオルときび糖を入れてふんわり混ぜ合わせます。
  3. 自家製天然酵母元種を加えて、浄水を少し残して加えて捏ね始めます。
  4. 生地がまとまってきたら塩を加えてなめらかになるまでボウルの中で捏ねます。
  5. オリーブオイルの半量を加えて馴染むまで生地を握ったり折り込んだりして捏ねて、なじんできたらさらに半量を加えて根気良くこねます。
  6. 生地が薄く伸びるようになったら丸め直し、ボウルに濡らして絞ったクッキングペーパーを被せて、室温に1時間おきます。
  7. 発酵用の一回り小さめのボウルに丸め直して移し、濡らしたクッキングペーパーを被せてポリ袋にボウルごと入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室に一晩おきます。
  8. ボウルを冷蔵庫から取り出し、室温に1時間ほど置きます。
  9. 打ち粉をした台に生地を取りだして2つにカットして丸めます。今回は300gと200gに分けました。濡らして絞ったキッチンペーパーをかけてフタをかぶせて30分ベンチタイム。その間にミニトマトを8つに、生ハムを長方形に、玉ねぎを薄切りにしておきます。
  10. 平らにのばして、オーブンペーパーを敷いた型に入れて、30度のスチームオーブンで40分最終発酵。
  11. 生地を取りだしたらオーブンを210度20分にセットして余熱を開始します。
  12. 生地に均等に穴を開けます。今回は圧力鍋のおもりの丸くなっている部分を使って穴を開けました。表面にオリーブオイルを刷毛で塗ります。
四角い方の生地が300gで丸い方が200g
  1. 岩塩を振りかけてからローズマリー、トマト、生ハム、玉ねぎ、ピザ用チーズ、バジルなどをトッピングします。
焼く前
  1. 210度で20〜23分焼きます。
  2. 焼き上がり、取り出したら表面にオリーブオイルを塗ります。
 Posted by on 2023年10月19日 at 4:17 PM
10月 132023
 
初物の紅玉でアーモンドクリームタルト

青森の叔母が紅玉、ゆで栗、新米、しゃもじ(笑)を箱にいつものように限界ギリギリまでぎゅーぎゅーに詰めて送ってくれました。栗はりっぱでホクホクしておいしくて、早速青森の新種「はれわたり」で栗ご飯にしました。ごはんがふっくらもちもちで、まるで餅米を加えてたいたかのようで感動(いつも食べてるお米と全然違ーう!)。

今年初ものの紅玉で何を作ろうか迷いましたが、贅沢に3個使ってアーモンドクリームタルトにしました。

青森の叔母が送ってくれた紅玉

叔母が言ってたように今年の紅玉はさらに小ぶり。そのぶん味が凝縮されているような気がします。

りんごのお皿に青森ひばをイメージしてみました
<材料>直径18センチタルト型

タルト生地

  • 無塩バター 50g
  • 粉砂糖 33g
  • 卵 15g
  • 薄力粉 83g
  • アーモンドプードル 11g
  • 塩 ひとつまみ

りんごのキャラメリゼ

  • りんご(紅玉) 3個(500gうち可食部400g)
  • 無塩バター 10g
  • グラニュー糖 25g

クレームダマンド(アーモンドクリーム)

  • 無塩バター 55g
  • グラニュー糖 60g
  • 卵 55g
  • 薄力粉 15g
  • アーモンドプードル 55g
  • ラム酒(お好みで) 小さじ 1
<下ごしらえ>
  • バターは室温に戻しておきます。
  • 底の取れるタルト型を使います。バターなどは塗らなくてもOKです。
<作り方>
  1. タルト生地を作ります。小ボウルに薄力粉とアーモンドプードル、塩を入れて泡立て器でふんわりまぜておきます。
  2. 中ボウルにバターを入れて、シリコンヘラでなめらかにしてから、粉砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。さらに溶き卵を加えて混ぜます。
  3. 薄力粉、アーモンドプードルをバサッと中ボウルに加えて、シリコンヘラで切るようにして混ぜます。大きくカットしたラップ(なんでもシートが便利)に乗せて平たく包んで、冷蔵庫で1~2時間休ませます。
  4. 休ませたタルト生地をめん棒でタルト型よりもひとまわり大きめに延ばします。
  5. 型に生地をかぶせて、底のくぼみに合わせて指で優しく押しながら敷き、めん棒で型のエッジを転がしてはみ出した生地を切り落とします。生地の底にフォークで空気穴をあけます。余った生地は後でりんごをのせて焼いていただきます。
フォークで優しく押して穴を開けます
  1. オーブンを170度25分にセットして余熱を開始します。
  2. 生地よりも少し大きめに丸くカットしたオーブンシートを敷きその上にタルトストーンを乗せて焼きます。
タルトストーンを乗せた焼きます
  1. 15分焼いたところでいったん取り出して、オーブンシートごとタルトストーンをやけどしないように気をつけて外して、生地をオーブンに戻してさらに10分焼きます。
  2. 焼けたら型から外して冷まします。
タルトが焼けて型から外して冷ましているところ
  1. りんごのキャラメリゼを作ります。りんごを4つ割にして芯を取って皮をむき、5ミリ幅にスライスしておきます。
  2. 大きめのフライパンを火にかけてバターを溶かし、カットしたりんごを加えて焼きます。りんごが崩れないように焦げないようにまんべんなくシリコンヘラで優しくひっくり返しながらしっとりするまで炒めます。
バターでりんごをソテー
  1. グラニュー糖を加えて溶かし絡めて、焦げ付かない程度に炒めたら大皿またはバットに移して冷ましておきます。多少水っぽさが残っていた方が盛りつけがしやすく、後で焼くのでムラが残っていても構いません。冷めたところでりんごを大・中・小に仕分けしておくとあとでトッピングしやすいです。
バットで冷まします
  1. クレームダマンド(アーモンドクリーム)を作ります。小ボウルに薄力粉とアーモンドプードルを入れて泡立て器でふんわりまぜておきます。
  2. 中ボウルにバターを入れて、シリコンベラでクリーム状に練り、グラニュー糖を加えてよく混ぜます。
  3. 溶き卵を少しずつ加てよく混ぜます。ラム酒を加えて混ぜます。
  4. アーモンドプードル、薄力粉を加えて混ぜます。
  5. タルトにアーモンドクリーム生地を乗せ、シリコンベラで平らにのばします。
アーモンドクリームを盛り付けてならします
  1. オーブンを180度35分にセットして余熱を開始します。
  2. りんごをトッピングします。小サイズのりんごをずらしながら重ねて巻いて生地の中央に置き、中サイズのりんごを少しずつずらしながら重ねて一周します。さらに大きいサイズのりんごを一周重ねます。
りんごを並べ重ねたところ
  1. オーブンで30~35分焼きます。小さくカットしたオーブンシートに余った生地を延ばしてりんごをのせて横に置いて一緒に焼きます。20分焼いたところでオーブンシートの小タルトを取り出すついでに、タルト型を180度回転させて、残り10~15分焼きます。
  2. 粗熱がしっかり取れてから型から取りだして冷まします。
りんごをのせるのが楽しい

タルト生地を仕込んだところで近くのヨーカドーへ行ったら、なんとこの時期恒例の青森県産フェアを大々的に開催していました。ひろさきふじ、ときなどが安かったので購入。好物のやっこいサブレ、イギリストーストも。そういえば毛ガニも売っていました。食べたいけど手がかゆくなる…。