11月 072023
 
角食パンをスライスしたところ

そろそろ消費したいと思っていたりんご酵母の元種を全量使って角食パンを焼きました。元種は元気な状態で角までぴっちぴちに焼けました。

少し焼きすぎたかもしれません
<材料>1斤分
  • 強力粉(春よ恋) 230g
  • きび糖 20g
  • スキムミルク 10g
  • りんご酵母元種 92g(ベーカーズ40%)
  • 浄水 150ml
  • 塩 3.5g
  • 無塩バター 20g
<作り方>
  1. 大ボウルに強力粉、きび糖、スキムミルクを入れて泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  2. 浄水をレンジで600w/20秒かけて人肌に温めます。無塩バターを室温に戻しておきます。
  3. 大ボウルに元種を加えて、浄水を少し残して注ぎ、ハンドミキサーのドゥフックの低速で混ぜ合わせます。
  4. ある程度混ざってきたら一段階早くして捏ね、浄水を加えて固さを調整し、まとまってきたところで塩を加えて良く捏ねます。
  5. なめらかに粘りがでてきたら無塩バターを加えて、つややかに生地が薄く伸びるまで捏ねます。
  6. 発酵用のボウルに生地を丸めて移し、濡らして硬く絞ったキッチンペーパーをかぶせて室温に1時間置きます。
  7. ボウルごとポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で12~18時間低温発酵します。
  8. ボウルをポリ袋から取り出して、1時間室温に戻します。
  9. 粉を振った台に生地を取りだして2等分にカットし、軽く丸めて濡らして絞ったキッチンペーパーをかぶせて20~30分ベンチタイム。
  10. 型に薄く油を塗っておきます。
  11. 生地を長方形に延ばして、左右を縦中央に向けて折り、手前からくるくる丸めて端をしっかり閉じ、型に入れます。
  12. 30度ほどの暖かいところか、またはオーブンをスチームの35度/60~90分にセットして2次発酵を開始します。型の8分目まで膨らむまで時間を調整します。
  13. 型にフタをして、オーブンを190度/25分にセットして余熱を開始します。
  14. オーブンに入れて途中で180度回転させて25分焼きます。
  15. オーブンから取り出したら型を少し高いところから落として空気を入れ換えて、網に取り出して冷まします。
10月 312023
 
琥珀のケーキと名付けたいくらい
今季初のアップサイドダウンケーキ

紅玉といえばタルトタタン、アップサイドダウンケーキ。青森県産の紅玉で作りました。

約400gの紅玉

今回は型の鍋で直接カラメルソースを作らずに、別のフライパンで作ったものを型の鍋に入れたので、焦げ付きがなくきれいに取り出せました。型の鍋(取っ手を外せるオーブン可能なコーティング鍋)は必須です。そろそろ新しいのに変えたいかな。

りんごのスライスの層
フラットに重ねられたのはプレスの効果かな
〈材料〉直径16センチの取手を外せる鍋1個分

カラメルソース

  • グラニュー糖 60g
  • 水 大さじ2
  • 熱湯 大さじ1

りんごのソテー

  • りんご(紅玉) 2個(400gうち可食部320g)
  • 無塩バター 5g
  • グラニュー糖 10g

ケーキ生地

  • 無塩バター 50g
  • 卵 90g
  • きび糖 60g
  • 薄力粉 50g
  • アーモンドプードル 10g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/3
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 少々
  • 塩 ひとつまみ
  • ダークラム酒 大さじ1

仕上げのテリ用

  • あんずジャム 50g
  • ダークラム酒 大さじ1
<作り方>
  1. 取手を外せるオーブン可の鍋の内側に無塩バター(分量外)を塗って冷蔵庫で冷やします。
  2. カラメルソースを作ります。大きめのフライパンにグラニュー糖と水を入れて火にかけ、適度に焦げてきたところで蓋でガードしなから熱湯を注ぎ混ぜます。
  3. 手早く冷やしておいた鍋に流し入れ、まわして広げます。フライパンは洗わずそのままにしておきます。
  4. りんごのソテーを作ります。りんごを4つ割にして芯を取って皮をむき、5ミリ幅にスライスしてバットに入れておきます。
  5. 先ほどのフライパンを火にかけてバターを溶かし、カットしたりんごを加えてソテーします。りんごが崩れないように焦げないようにまんべんなくシリコンヘラで優しくひっくり返しながらしっとりするまで炒めます。
  6. グラニュー糖を加えて溶かし絡めて、焦げ付かない程度に炒めたらバットに移して冷ましておきます。後で焼くのでムラが残っていても構いません。冷めたところでりんごを大・中・小に仕分けしておくとあとでトッピングしやすいです。
  7. 鍋のカラメルの上にりんごを大きい物から外側に重ねていきます。少しずつずらしながら1周したら内側に1周重ねます。中央には小さいりんごをずらしながら重ねます。ラップをかけた上から軽く手で押さえて空気を抜きつつある程度ならします。ラップを剥がしておきます。
軽くプレスすることで大きな気泡を防げます
  1. ケーキ生地を作ります。バターを小鍋に入れて、50度の湯煎で溶かしておきます。粉類を3回振るっておきます。
  2. 中ボウルに卵ときび糖を入れて、ボウルを50度の湯煎にかけてハンドミキサーの低速で溶き、卵液が38度に温まったら湯煎から外して高速で泡立ててとろりとさせます。ラム酒も加えて混ぜておきます。
  3. このタイミングでオーブンを190度/30分セットして予熱を開始します。
  4. 卵液に粉類を振るいながら加えて、シリコンヘラで切るように混ぜ合わせ、さらに溶かしバターを回し入れて混ぜてツヤを出します。
  5. 鍋に生地を流し入れ、底を軽くトントンたたいて大きな気泡を取り、オーブンで180度/30分焼きます。
  6. オーブンから取り出したら少し高いところから鍋ごと落として空気を入れ替え、そのまま冷まします。
手で掴める程度まで冷まします
  1. あら熱が取れたら鍋から取り出します。鍋を直火にかけて耳を澄ませてピチピチとかすかに音がしたら火を止めて、オーブンペーパーと取り皿でふたをして鍋をひっくり返して取り出します。
  2. あんずジャムをザルで裏ごしして小鍋に入れ、ラム酒を加えて煮詰めて、刷毛で表面に塗ってテリを出し、冷まします。
琥珀のように透き通る紅玉りんごのみずみずしさにうっとり
ホイップクリームとコーヒーが良く合います
10月 292023
 
フルーツとナッツザクザクのレトロなパウンドケーキ

無性に昭和レトロなケーキを作って食べたくなりました。レトロなケーキのシンボルは何なのか、自分なりに突き詰めて浮かび上がってきたのが「ドレンチェリー」と「アンゼリカ」の存在。

めちゃくちゃレトロ感満載

昔はこれらの毒々しい色と甘さが苦手だったのですが(そもそも正式な名前を最近知ったくらい)、今でも売っているのだろうかと近所のスーパーを探しても売っていませんでした。ちょっと前まで製菓用品売り場で見かけたような気もするのですが。キラキラ粒のアラザンは売ってるけど。

ネットで購入しようかと思っていたところたまたまレイクタウンの富澤商店に寄ることができたので探してみると、店の奥の角の隅にアンゼリカを発見! 

子どもの頃アンゼリカが蕗でできてると知ったときは冗談でしょとショックでした。

今回初めての購入に際して手に取ってよく見て、本当に蕗なんだと改めて思い知らされました。

ピーカンナッツびっしり

もうひとつ今回のこだわりはクリスマスが近くなると思い出す「COLLIN STREET BAKERYのフルーツケーキ」風に作りたかったのです。昔カード会社のチラシで写真を見て思い切り妄想しまくったアメリカのケーキ。数年前にようやく初めて購入して食べることができましたが、やはりこの時期になるとピーカンナッツがびっしりのベタなやつが恋しくなります。それに近い見た目のケーキを目指してみました。

ミニサイズ2個分

また今回は卵と砂糖を泡立てて薄力粉とバターを混ぜた所に加える「フラワーバッター法」で作ったので粉っぽさが無くしっかりした固さで形よく焼けました。

1個をラッピングして、箱にいろいろ詰めてお楽しみセットにして年配の叔母に送ったところ「メチャメチャ美味しかった!」と喜んでもらえたので、クリスマス用にまた作ろうと思います。

<材料> 5×12センチミニパウンドケーキ型2本分(20センチパウンドケーキ型は1本分)

パウンドケーキの具

  • ドライフルーツビッツ 100g
  • オレンジピール 15g
  • ドライいちじく 30g
  • (フルーツは合計で100~150g)
  • アンゼリカ 12g
  • ドレンチェリー 10g
  • くるみ 15g
  • アーモンドスライス 15g

パウンドケーキ生地

  • 無塩バター 100g
  • 薄力粉 100g
  • シナモン 小さじ1/3
  • ナツメグ 2振り
  • ベーキングパウダー 小さじ1/3
  • 細粒グラニュー糖 80g
  • 卵 100g

シロップ

  • 水 50ml
  • グラニュー糖 30g
  • ラム酒 大さじ1

仕上げ用

  • アンズジャム 50g
  • ラム酒 大さじ1
  • ピーカンナッツ 24個
  • ドレンチェリー 2個
  • アンゼリカ 10スライス
〈作り方〉
  1. 型にオーブンシートを折って敷いておきます。バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。
  2. 具の準備をします。いちじく、アンゼリカ、ドレンチェリーを5ミリ角にカットしておきます。
  3. ドライいちじくとフルーツビッツはくっついていたら一粒ずつほぐしてバットに網を置いてその上に並べます。
  4. 湯をひたひた入れて1〜2分浸し、湯を捨てクッキングペーパーの上に移して水気を切ります。
  5. くるみとアーモンドスライスをフライパンで5分ほど焦げないように煎り、皿に移して冷まします。くるみを5ミリ角にカットしておきます。
  6. 生地をつくります。薄力粉とベーキングパウダー、シナモン、ナツメグを合わせて3回振るっておきます。
  7. ステンレスのボウルに卵とグラニュー糖を入れ、フライパンで湯を40度まで上げて湯煎にかけ、38度になったら湯煎から取り出しハンドミキサーのホイッパーで中速でトロリとするまで泡立てます。
  8. バターをハンドミキサーのビーターでクリーム状になめらかにしたら、ふるっておいた粉類を加えて、全体が馴染み粉気がなくなるまで低速で混ぜます。
  9. このタイミングでオーブンに天板を入れて180度/35分にセットして余熱を開始します。
  10. ホイップした卵生地をバター生地に数回に分けて加えては馴染ませるように混ぜます。
  11. 具を加えてシリコンヘラでサクッと混ぜ合わせます。
  12. 生地を型に均等に分けて入れ、型の底を手のひらでパンパン叩いてならし、シリコンヘラでX状にえぐるように切り込みを入れます。具が出ていたら押し込んでおきます。
  13. オーブンに入れて10分後に取り出し、水をつけたナイフで手早く切込みを入れて戻し、のこり25〜30分やきます。
  14. アルミホイルを広げてその上にラップを重ねて置きます。シロップを作っておきます
  15. 焼き上がったら空中からラップの上に転がしてオーブンペーパーを剥がし、ラップの中央に置き直します。
  16. シロップを表面に塗り、ラップで包み、さらにアルミホイルで包んで涼しい所に置いて半日〜1日冷まします。
  17. ピーカンナッツをオーブンで150度/15分ローストします。ドレンチェリーを半分にカットして、アンゼリカをスライスしておきます。
  18. 仕上げ用のアプリコットジャムを裏ごしして小鍋に入れラム酒を加えて混ぜます。弱火にかけて焦がさないように煮詰めて、少量皿に取りすぐに乾くようになったら火から下ろします。
  19. ケーキの表面全体に刷毛で手早くジャムを塗り、ローストしたピーカンナッツ、ドレンチェリー、アンゼリカを貼り付けます。
  20. 貼り付けたピーカンナッツにもジャムを塗り、冷蔵庫に15分ほど入れて乾かします。
10月 292023
 
紅玉で作ったフィリングをサンドしました

今の時期、いちごが手に入らないのでデコレーションケーキの具に困ってしまいます。

そこで今が旬の紅玉りんごをフィリングにしたところ、甘酸っぱくてアクセントがついてとてもおいしかったです。

デコレーションはかなり雑です

盛り付けは国産フルーツ缶詰を使い、さらに懐かしいドレンチェリーとアンゼリカをプラス。そこはかとなく漂うレトロ感。

〈材料〉直径15センチ1個分
  • 紅玉 1個 (221g/可食部177g)
  • グラニュー糖 70g
  • 熱湯 大さじ2
  • 薄力粉 60g
  • 細粒グラニュー糖 70g
  • 卵 110g
  • 牛乳 20g
  • 無塩バター 20g
  • グラニュー糖 10g
  • 水 30g
  • コアントロー 5ml
  • フルーツ缶詰 1缶
  • ドレンチェリー 5個
  • アンゼリカ 適宜
  • 生クリーム(乳脂肪分42%) 250ml
  • グラニュー糖 20g
  • ホワイトラム酒 小さじ1
〈作り方〉
  1. りんごのフィリングのデコレーションケーキりんごを4つ割にして皮と芯を取って5ミリ幅に切り、フライパンに入れてグラニュー糖を加えて強火で煮詰め、香ばしくなってきたら熱湯を加えて混ぜて火から下ろし、バットに移しておきます。
  2. 薄力粉は最低2回はふるって、さらにふるいに入れておきます。
  3. ボウルよりひとまわり大きいフライパンに、湯煎用の60度のお湯をはっておきます。
  4. バターと牛乳を小鍋に入れ、上記の湯煎で溶かして湯から外しておきます。
  5. 型の内側に薄くバターを塗ってオーブンシートを底と側面内側にくっつけておきます。
  6. 中ボウルに卵を割りほぐして、グラニュー糖を加えてムラが無いように泡立て器で軽く混ぜます。
  7. ボウルを湯煎にかけて、低速で混ぜて滑らかにしながら、卵液を人肌まで上げます。
  8. ボウルを湯煎から外して、ハンドミキサーの中速で泡立てます。
  9. 緩く形を描けてすぐに戻る状態になったら低速できめを整えます。
  10. オーブンを180度30分にセットして余熱を開始します。
  11. 生地に薄力粉をふるい入れます。
  12. シリコンヘラで底からすくい上げては返して、粉を生地になじませます。
  13. 溶かしバターの小鍋に生地をひとすくい加えて混ぜたら、生地のボウルに戻して軽く混ぜ合わせます。
  14. 生地を型に流し入れます。シリコンヘラについた生地は加えません。
  15. 型の底を軽くトントンたたいて大きな気泡を出し、170度で25分焼きます。
  16. オーブンから出した直後に、型を少し高い位置からコンと落として空気を入れ換えて、ケーキクーラーに敷いたオーブンペーパーの上に逆さにして型を外し、そのまま冷まします。
  17. 冷めたら上下を入れ替えて、大きめのポリ袋に入れて、できるだけ冷蔵庫は避けて涼しい場所に保存します(夏場は野菜室がいいかも)。
  18. トッピングの準備をします。フルーツ缶詰のシロップを切り、斜めにスライスしてペーパータオルに並べて置きます。
  19. ドレンチェリーを半分にカットして、アンゼリカを薄くスライスしておきます。
  20. ボウルに氷水を用意しておきます。
  21. シロップを作ります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて一煮立ちしたら火から下ろし、コアントローを加えて冷まします。
  22. スポンジケーキをスライスします。底を5ミリのルーラー(私は木の棒を使ってます)をガイドにしてスライスして、下から1センチ幅で3枚スライスし、トップの層をスライスします(切れっ端はラップで包んで冷凍しておいてちょっとしたおやつ用に)。
  23. 下の層から順にバットなどに並べます。それぞれ表面にシロップを塗っておきます。
  24. ホイップクリームを作ります。ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れて、底を氷水にあてながら、高速でゆるめに泡立てて、低速でトロリと落ちる程度まで泡立てます。
  25. 手前だけを中速でもったりと落ちない程度まで泡立てて、層の中に塗るサンド用にします。おおよそクリーム全体の半量をサンド用に使います。
  26. 回転台にスポンジケーキの一番下の層を直接中央に置き、ホイップクリームの手前のもったりした部分をスポンジケーキに盛ったら、スパチュラで平らにならして、りんごのフィリングを軽く押す感じで並べます。中央には置かないように気をつけます。
  27. その上にサンド用のホイップクリームを盛って軽く平らにしたら、次の層のスポンジケーキをホイップクリームの上に重ねます。中央から外側に軽く押してクリームが少しはみ出る程度に、上面が水平になるように整えます。
  28. 重ねたスポンジケーキにクリームを塗り、りんごのフィリングを重ねて、クリームを塗って、次の層のスポンジケーキ重ねます。
  29. 残ったゆるめのクリームを、ホイッパーですくってスポンジケーキの上にのせたら、スパチュラで上面に薄く透ける程度に下塗りします。側面も薄く一層覆います。
  30. クリームの本塗りをします。クリームをホイッパーで盛ったら、側面に垂らすイメージで上面を平らにします。側面にクリームを足しながらスパチュラを縦にあてて回転させながら平らにのばします。
  31. スパチュラについたクリームは、濡らして絞ったペーパータオルでクリームをきれいにぬぐってから(もったいないけど心を鬼にして)、ケーキの表面をきれいにならします。ケーキの下のエッジにスパチュラを浅く入れて、回転台を一周して下に接しているクリームをきれいにすくい取ります。
  32. 残ったホイップクリームを泡立て器ですくって一瞬とどまり角が曲がる程度まで軽く混ぜて固さを調整してから、絞り袋に入れておきます。
  33. ケーキの上面にクリームを絞り、中央にフルーツ、ドレンチェリー、アンゼリカを盛って飾ります。
  34. 冷蔵庫にそのまま入れて冷やします。
7月 282023
 
久しぶりに焼いた自家製酵母の塩バターロールパン。パリパリでジュワーッ! ピリッと塩味がやめられない。

レーズン酵母から始まって、ドライマンゴーや現在ドライプルーンで酵母液を起こして楽しんでいましたが、あまりの猛暑続きのためパンを焼くという気になれないというか、特に高温でライ麦パンを焼くのは無謀なのでしばらく敬遠していました。

でも冷凍ストックしていたパンももう残りわずかになってきたこともあり、冷蔵しておいたプルーン酵母液から久しぶりに元種を起こしてみました。

室温が30度近くあるため、過発酵になるのではと心配でしたが、時間を調整して進めました。特にバターを使ったロールパンなので、最終発酵でバターが流れないように、オーブンでのスチーム発酵を短時間にとどめました。

<材料>6個分
  • 春よ恋 160g
  • 自家製天然酵母元種 74g
  • 塩 3g
  • きび糖 15g
  • スキムミルク 5g
  • 浄水 80ml
  • 無塩バター 15g
  • 中に入れる有塩バター 5gずつ6個分
  • 粗塩 適量
<作り方>
  1. 元種を取り分けて、浄水を加えて混ぜて緩めておきます。
  2. 大ボウルに粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  3. 大ボウルに緩めた元種液を加えて、ハンドミキサーのドゥーフックで低速で捏ねます。
  4. まとまってきたら塩を加えて、柔らかくしたバターを加えて捏ねます。
  5. 生地を発酵用のボウルに移し、濡らしたキッチンペーパーとラップやフタをして、室温で(今回は26度で1時間)発酵させます。
  6. ボウルごとポリ袋に入れて閉じ、冷蔵庫の野菜室で今回は10時間低温発酵させます。
  7. 冷蔵庫から取り出し、室温に(今回は26度で1時間)戻します。
  8. 生地を6等分して、丸めて濡らして固く絞ったペーパータオルをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. 楕円形にのばして、長辺を中心に向けて三つ折りにして、さらに二つ折りにしながら、親指の付け根を使って、軽く押してたたみ、端を摘んで閉じ、転がして細長くします。
  10. 濡らして絞ったペーパータオルをかぶせて少し休ませてから、生地の端を手のひらではさんで空中でこすり合わせながら上の端を細く長く伸ばします。
  11. ペストリーボードに置いて、麺棒を使って細長〜い涙形に伸ばし、太い方に縦に1センチほど切り込みを入れてバターを5gのせたら軽くくるく巻き、端をしっかり押さえて閉じます。
  12. 天板の上にオーブンペーパーを敷き、生地を並べてスチームオーブンで30度10分、そのまま50分2次発酵。
  13. オーブンを210度20分にセットして予熱開始。
  14. 溶き卵を刷毛で塗り、粗塩をひとつまみずつ振りかけます。
  15. 予熱完了したオーブン中段に天板ごと入れ、210度で20分間焼きます。
  16. オーブンペーパーごと取り出して、しみ出たバターを刷毛でパンに塗ってテリを出します。