10月 012023
 
見た目がワイルドで笑ってしまう

【フーディストアワード2023レシピ&フォトコンテスト参加中】

栗まんじゅうを作りたかったのです。そのために昨日はがんばって栗の甘露煮を作りました。中にごろんと1個大きな栗を入れたかったのです。

もっときれいにつるんとつやっとしたもの目指したのですが、技術が伴わずワイルドな栗を再現してしまいました。栗まんじゅうを作りたかったのに。

虫食い穴まで(中の白あんが飛び出た)

作る工程はとても楽しかったです。生地(鬼皮かな?)で白あんを包む時は、和菓子職人になりきっていました。気持ちだけですが。

生地には煮詰めた国産純米本みりんを使ったので形成がとてもしやすくて、薄くのばしても大きな餡を包みきれるのには驚きました。

照り用の卵液にもみりんを加えて焦げ茶色にこんがり焼きました。ムラにならないようにきれいに仕上げてみたいものです。

大きな栗を包んでいるのでかなり大きい栗まんじゅうです

本物の栗の3倍はあります。皮はサクッとしていて、白あんは固めにしたので甘さが凝縮されて、栗の味も楽しめて笑顔になれるお菓子です。

<材料>6個(6人分)

生地

  • 無塩バター 10g
  • きび糖 34g
  • 卵 34g
  • みりん 12ml
  • 重曹 1g
  • 重曹を溶く水 1ml
  • 薄力粉 100g

フィリング

  • 白あん 180g(200gから水気を取ったもの)
  • 栗の甘露煮 6粒(100g)

栗の座(おしりのつぶつぶ)

  • 卵白 1個分
  • けしの実 大さじ2

照り出し用卵液

  • 卵黄 1個分
  • みりん 小さじ1/2
<作り方>
  1. 白あんをキッチンペーパーに包んでラップまたはポリ袋に包んで冷蔵庫で一晩水気を取っておきます。
  2. 栗を分けて、白あんで包んで丸めてバットに並べてフタをして、冷蔵庫に入れておきます。
  3. 生地を作ります。みりんを小鍋に入れて半量の6mlになるまで焦がさないように煮詰めて冷ましておきます。
  4. 重曹を水で溶かしておきます。薄力粉を数回ふるっておきます。
  5. ボウルに無塩バターときび糖を入れて混ぜて、溶き卵を加えながら混ぜます。
  6. みりんと重曹を加えて混ぜて、ボウルを60度の湯煎にかけて混ぜてきび糖を溶かします。
  7. ボウルを冷水にあてて冷ましてから、ふるっておいた薄力粉を加えてシリコンヘラでさっくり混ぜます。フタをして冷蔵庫で30分~1時間休ませます。
  8. 別ボウルに分量外の薄力粉を敷いて、生地を取りだして薄力粉をまぶしながら練り、まとまったら生地を6等分して丸めて並べて置きます。
  9. 生地に打ち粉をしながら麺棒で平たくのばして餃子の皮くらいの大きさします。手にとって栗白あんをのせて包みます。生地を優しく手早く寄せながら閉じておおよその栗の形に整え、バットに並べておきます。
  10. 天板にオーブンシートを敷き打ち粉をしておきます。照り出し用の卵液を作っておきます。卵白を底の丸い小鉢に入れ、けしの実も同様に底の丸い器に入れておきます。
  11. 栗の形の上部を優しく持って下部を卵白に浸し、手早くケシの実に押し付けてまぶしたら、速やかに天板のオーブンシートに置き、指で形を整えます。とんがりはスライムのように強調します。
  12. 生地全体に細かい霧吹きをかけて粉を消して、ケシの実のついていない部分に照り出し用の卵液を塗ります。乾いてからもう一度塗ります。
  13. オーブンを180度20分にセットして余熱を開始します。
  14. 170〜180度で15〜20分焼きます。

  • けしの実を付けるときは栗のおしりを卵白に少し深めに浸してから、けしの実を卵白のついた上辺よりも少し浅めに付けます。カイザーゼンメルのけしの実を付ける工程を思い出しました。

フーディストアワード2023☆レシピ&フォトコンテスト
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8月 132020
 

お盆ですが帰省できないので、自宅で黒米おはぎを作りました。いつもはこしあんですが、今回は母が好きだった白あんを黒米おこわで包みました。
私の定番の中があんこで外側が餅米という、一般的なおはぎとは逆おはぎ。母に実際に食べてもらったことはありません。でもきっと好きだと思う。喜んでもらえると思う。

<材料>10個分

  • もち米…1.4合
  • うるち米…0.4合
  • 黒米…0.2合

(もち米、うるち米、黒米がそれぞれ「7:2:1」の割合)

  • 白こしあん…300g
  • きび糖…大さじ2
  • 塩…小さじ1/4

<作り方>

  1. 米類を一緒に研ぎ、おこわ炊きの分量の水(米類と同量の2合)に数時間浸しておきます。
  2. こしあんは10等分して(1個30g)、ラップで包んで丸めて、バットに並べておきます。
  3. オーブンペーパーを直径5センチほどの円形に10枚カットして、並べておきます。
  4. ご飯を標準モードで炊きます。
  5. しゃもじを水に濡らし、ご飯を大きいボウルに移します。
  6. きび糖と塩を加えて、しゃもじで切るように混ぜます。
  7. すりこぎ(めん棒の端でも)を、こまめに水に濡らしながら、ご飯をつきます(粒が半分つぶれる程度)。
  8. 手を水またはアルコールスプレーで濡らし、手のひら大のご飯をのせて、ご飯を手早く丸く伸ばして中央を少しへこませます。
  9. 丸めておいたこしあんをのせて、手早くご飯で包みます。
  10. 皿にオーブンペーパーを敷いて、丸めたおはぎを並べて冷まします。
虹の根元って初めて見ました!
虹が目の前に。手が届きそう!
3月 152013
 

DSC00946a-225x300黒米とこしあんのおはぎ」の白あんと金ごまバージョンです。
黒米のほんのり甘いおこわで包み、金と黒ごまをまぶした、食感プチプチでホッとする甘さのおはぎです。
白あんは手亡豆で作りました。

白あんはさっぱりしているけど実は砂糖量は多め。

白あんの材料
手亡豆…100g
グラニュー糖…80~100g
塩…小さじ1/4

白あんの作り方

  1. 手亡豆をボウルに入れて洗い、500mlの水に一晩つけておく(6~8時間)。
  2. 鍋につけた水ごと入れて煮立て、アクを大胆に取り除く。
  3. 水を足しつつ、豆が柔らかくなるまで煮る。
  4. 少し冷めたら薄皮をむく。
  5. 豆を鍋に戻し、ひたひたより少なめの水を足してブレンダーで粉砕。
  6. 砂糖を少しずつ加えながら煮詰める。
  7. へらですくって、しばらくあんが落ちてこない程度まで煮詰めて、塩を加えて混ぜ、冷ます。

<材料>おはぎ12個分

  • 白あん…250g
  • もち米…1.2合
  • うるち米…0.5合
  • 黒米…0.3合(もち米、うるち米、黒米の合計が2合)
  • 塩…小さじ1/2
  • 水加減…2合標準
  • きび糖…大さじ3
  • 水…20ml
  • 洗い黒ごま…大さじ3
  • 洗い金ごま…大さじ1

<作り方>

  1. うるち米をとぎ、黒米と合わせて炊飯釜に入れ、釜の水量を0.8合分に合わせて一晩ひたしておく。
  2. 白あんを12等分して(1個20g程度)、丸めて、冷蔵庫で冷やしておく。
  3. 翌朝、餅米をといでザルで水を切り、うるち米と黒米の炊飯釜に入れる。水を釜の2合のラインに合わせて加え、塩を加えて標準米モードで炊き、10分蒸らす。
  4. ごまを合わせてフライパンで煎り、甘い香りが立ってきたところで火から下ろして器に移し、冷ます。
  5. きび糖に水を加えてレンジに30秒ほどかけて溶かしておく。
  6. 炊きあがったおこわを大きいボウルに移す。ここからはおこわが熱いうちに手際よく進める。きび糖シロップをおこわに振りかけたら切るように混ぜる。
  7. すりこぎ(めん棒の端でも)を、こまめに水に濡らしながら、おこわをつく(粒が半分つぶれる程度)。おこわを12等分の目安をつけておく。
  8. 手水を付け、もしくは食品用アルコールで手をスプレーして、おこわを軽く丸めて皿に並べる。これを12個作る。
  9. ぬらした手でおこわを平たくして、丸めておいた白あんをのせて、おこわで包む。
  10. 皿にワックスペーパーを敷いて、丸めたおはぎを並べる。
  11. ごまを少しすくってバット(底が平たく広い器)に移して広げて、丸めたおはぎを転がして全体にまぶす。
3月 062012
 

いつものあこ酵母の春よ恋ロールパン生地の半分にいちごパウダーを練り込んで、桃の白あんを包んだ、バルーンのようなパンです。
手作り編みぐるみを使って、オリジナルのランチョンマットも作ってみました。

いちごバルーンパンとオリジナルランチョンマット

いちごバルーンパンとオリジナルランチョンマット

パンは赤白の生地に分けて、はじめはまりのような、ビーチボールのような、紙風船のような形をイメージしていたのですが、これは難しすぎる…。
しかもはじめて使ったいちごパウダーは、結構量を加えたつもりでも、さほど色づかないので、見た目にわかりづらいです。
色の分け目がわかるようにと低温で焼いたので、生地が柔らかすぎて、マフィン型からうまくはがれず、結構形がいびつになってしまいました。

味の方は、いちごパウダーは香りがする程度でしたが、桃の白あんの甘さとふんわり感で、おやつにぺろっといけちゃいます。

いちごバルーンパンを狙っている

いちごバルーンパンを狙っている

おあずけくらっている

おあずけくらっている

今回もホシノ天然酵母とほぼ同じ分量と時間配分でOKでした。

 

<材料>6個分

  • 強力粉(春よ恋)…150g
  • グラニュー糖…15g
  • 塩…1.3g
  • 牛乳…100ml
  • あこ有機培養酵母生種…12g
  • 無塩バター…10g
  • いちごパウダー…小さじ1
  • いちごパウダーを溶く水…小さじ1/2
  • 桃の白あん…125g

 

<作り方>

  1. いちごパウダーを水で練っておきます。
  2. 大ボウルに粉類を入れて泡立て器でよく混ぜます。
  3. あこ有機培養酵母生種を加えます。
  4. 牛乳をレンジで15秒温めて注いでこねます。
  5. ある程度まとまったら、無塩バターを加えて、手で握りつぶすような感じで混ぜ、よくこねます。
  6. 生地を半分に分けて、片方にいちごパウダーを良く練り込みます。
  7. それぞれ容器に入れてふたをして、室温(19度くらい)で8~9時間一次発酵。
  8. 白桃白あんを6等分して丸めておきます。
  9. パン生地が2倍にふくれたらガス抜きをして取り出します。
  10. 生地をそれぞれ3等分にして丸めて20分ベンチタイム。
  11. マフィン型にオイルを塗って粉を振りはたいておきます。
  12. 計6個の生地をのばして棒状にして、側面の一辺を平べったく伸ばし、色を互い違いに組んで、太巻き状にまとめます。
  13. 棒状の生地を伸ばして6等分します。
  14. 生地を平たく丸く伸ばして桃あんを乗せて包んで丸めます。
  15. オーブンの発酵モード(40度)で90分二次発酵。
  16. 1.5~2倍にふくれたら、160度のオーブンで20分焼きます。

 

 

2月 282012
 

いつもの手亡豆の白あんに、缶詰の白桃を細かく刻んで加えた、桃餡です。

手亡豆の白桃あん。黄色い小さい粒が白桃

手亡豆の白桃あん。黄色い小さい粒が白桃

桃色は少量の紅麹で色づけました。
ピーチエッセンスやリキュールの人工的な味と香りは強すぎるので使わずに、桃はほんのり香る程度で十分なので、山形県産の白桃缶詰を使い、とっても上品でおいしい白桃あんに仕上がりました。

 

<材料>できあがり250g

  • 手亡豆(白インゲン)…100g
  • グラニュー糖…80g
  • 紅麹パウダー…小さじ1/4
  • 紅麹を溶く水…小さじ1/2
  • 白桃…60g

 

<作り方>

  1. 豆を洗い、5倍ほどの水に8時間浸します。
  2. 汁ごと鍋に入れて火にかけます。
  3. 5分ほど沸騰したらゆでこぼしをします。
  4. 鍋に戻し5倍ほどの水を加えてあくを取りながら豆がくたくたになるまでゆでます。
  5. 火をとめてブレンダーで粉砕します。
  6. 大ボウルにこし器を置き、鍋の汁ごと注ぎ入れ、熱いうちにヘラでこします。
  7. こしたあんを鍋に入れ、砂糖を加えて火にかけ、へらで混ぜながら煮詰めます
  8. 粉末紅麹を水で溶いて加え水分を飛ばします。
  9. 刻んだ白桃を加えて混ぜながら、適度な固さになったら火から下ろします。器に移して冷まします。