来週から仕事でチロリアンな国に渡航するので、ずーっと懸案だったビリーとジョニーの服を完成させました。
こびとさんたちが服を作ってくれるわけもなく…。ちくちくこつこつ作り始めました。
その間に彼らの服を洗濯。
彼らもお風呂に入って、乾くまで洗濯干しネットで日光浴。
3月25日。
お得なチケットで、ビリーとジョニーがミュンヘンに行ってくるとのこと。
グラーツ発早朝5時30分のザルツブルク行き。先日ザルツブルクに出発した時と全く同じ列車です。ザルツブルクからミュンヘンに行く普通列車に乗り換えてミュンヘンを目指すことになります。
ミュンヘンに行こうと思ってチケットを普通にオーストリア鉄道で手配すると、グラーツからミュンヘンの往復が178.8ユーロ(片道89.4ユーロ)掛かります。ところが、ミュンヘンのあるドイツ鉄道(DB)で手配しますとなぜか安くなり、170.8ユーロとなります。
ところが、ドイツ鉄道が発売している「バイエルンチケット」を使うと、ザルツブルクからミュンヘンの往復は、1日に限り、かつ特急列車に乗らない限り、23ユーロで済みます。日本で言う周遊券みたいなもので、バイエルン地方の駅なら何回乗り降りしても、上記条件では23ユーロで済むんですね。
そのバイエルンチケットに、オーストリアのザルツブルクが含まれており、ザルツブルク出発でミュンヘンへの往復でも、このチケットが使えるんです。
と言うことで、グラーツからミュンヘンへの直行列車は特急列車なので、ザルツブルクで鈍行に乗り換えることになりますが、30分も余分に掛からないので、これはこれで別の列車の旅を味わいたいというのであれば、バイエルンチケットの活用がおすすめです。
グラーツからミュンヘンの旅費としては、グラーツからザルツブルクのチケットが往復96.4ユーロ(片道48.2ユーロ)ですが、あらかじめオーストリア鉄道の「VORTEILSCARD CLASSIC」に入会(99ユーロ)していたので、オーストリア鉄道の分は半額になり、71.2ユーロがグラーツからミュンヘンへの旅費となりました。
ちなみに、この「VORTEILSCARD CLASSIC」は、オーストリア以外の国の人でも入会できますし、有効期間が1年間なので、あとどれくらいオーストリア鉄道に乗車するかを考えて、99ユーロの入会金でも元が取れる程乗車するようでしたら入会した方がお得です。
ただ、入会しても会員カードは現地では受け取れませんので、iPhoneやAndroidのスマホでオーストリア鉄道のオフィシャルアプリ(OBB Ticket)をダウンロードし、「meineOBB」から「VORTEILSCARD」を表示させて、会員証代わりにします。
車内で車掌さんの検札を受ける際は、会員本人だと証明するためにこのスマホの画面とチケットに加え、パスポートも見せて本人だと証明することになります。まあ、ちょっと手間が掛かりますが、十分お得に旅が出来ますので、オーストリア鉄道に何回も乗車するようでしたら(特に長距離)、入会する価値はあると思います。
3月25日火曜日。
ホテルダニエルの朝食15日目にして、カイザーゼンメルをスライスする技を習得。
ビュッフェでのパンは2種類に大別されていて、1つは丸ごと食べられるカイザーゼンメルなどのテーブルロール、もう一つは食パンのように薄くスライスして食べる硬いパンです。
テーブルロールはすぐ取れるようにサーバーに配置されていて、持ち運び用のカゴが用意されています。
スライスするパンは、白いナプキンで巻かれた状態でカッティングボードに置かれていて、パン用ナイフで好きな分をスライスします。
カイザーゼンメルはいつもちぎって食べていましたが、一般的にはスライスして具材を挟んで食べるものらしいので、カッティングボードのところで横にスライスしました。
そういえばパンの横にあるスライスチーズとトマトは、パンに重ねてたべるものだったのね。
というか、すべての具材が挟みやすいものばかりだということにやっと気が付きました(笑)。
気が付いたことと言えば、15日間このホテルで朝食のようすを観察していて、みなさん意外に小食だということ。いかにも食べそうな人でも、数回にわたって皿に少しずつ盛って食べてまた取りに行くというのを繰り返していました。
なので、私のように一皿にこんなてんこ盛りする人はいません。
ふと、日本人を含めて東洋人って、ビュッフェではあれもこれもと一皿によくばってしまう傾向があるような気がしてきました。「全部のせ」とか、食べ物ではないけど「大人買い」なんて言葉も、西洋にはなさそうだし、あっても似つかわしくないです。
ホテルのお皿は大小2つのサイズが用意されているのですが、ここで大皿を手に取ってしまうところが日本人だなぁと今更ながら思います。
あと気が付いたのは、テーブルロールをスライスしている人も見たこと無かったです。
ヨーグルトやシリアル派の人が多かったですね。2対1の割合くらいで。
さて、カイザーゼンメルをスライスして、具材をサンドしてみたところで、これをがぶりと食べるのは無理だとわかりました。なので片方ずつ具材をのせて食べました。
一口でいろんな味わいがあって、おいしかったです! 以来スライスは必須となりました。
さて、この日は終日仕事に没頭しましたので、あとは夕食の写真しかありません。
このシュークリーム、Brandteigringeといって、訳すとシューペストリーリングなんですけど、例によって大きいんです。2個入りがデフォルトなんですけど無理無理。1個売り見つけて嬉しくて買っちゃいました。
フルーツはタップりで1ユーロほどで安い。甘くてさっぱりしていて美味しかった!
シュークリームのシューは固め。クリームも濃厚なんですけど、アメリカのようなベタな甘さではないのが救いです。見た目も美しいし。
1個で2.19ユーロもするので、その大きさのほどが伺えます。
3月24日月曜日。
この日は午後からにもかかわらず、グラーツをあちこち歩きました。
カフェ・ザッハーをでてから、本日2度目のシュロスベルクの時計台まで登りました。夕方6時を過ぎました。
そろそろ日没です。
日没直後の様子です。
徐々にあたりが暗くなり、街の灯りの方が目立ってきました。
Mariahilferkirche。ライトアップされています。
街の灯りは、思っていたよりも地味です。都会のネオンやギラギラした照明はありません。
市庁舎のあるハウプト広場だけはとても明るいです。
クンストハウスのイルミネーションがユニークです。
時計台もライトアップされています。
夜7時のグラーツの鐘の音です。
気温は少し肌寒く、風も冷たく感じました。
暗くなるほどに、街灯りが鮮やかに魅力的に。空が真っ暗になる前に、城山を後にしました。
昼間も通ったザック通り。建物のライトアップもとてもステキ。
昼間に寄ったデパートK&Oの閉店後。
ハウプト広場の人もかなり少なくなりました。
グラーツ中央駅に戻って来ました。
ホテル・ダニエルに帰ってきました。ホッとします。
本当にグラーツ市内を良く歩き、満喫した1日でした。
かぼちゃの種のパンを焼きました。
ゴマじゃないんだからこんなにまぶさなくても…と思うところですが、こんなもんじゃない、オーストリアやドイツのパン屋さんをのぞいたことがあるならば、おそらく「ああ!」と表面全体が種で覆われているパンを思い出すはず。
相当インパクトがありますから。
「かぼちゃの種のパン」は驚いたことにドイツ語では単語なのです。
「Kürbiskernbrot」と書いて「クービスケンボート」と発音するみたいです。
単語が存在するほど一般的なんてすごいです。日本で言うところの「あんパン」みたいなものでしょうか。
オーストリアでは、四角い硬いパンの表面全体にかぼちゃの種がまぶしてあったり、またパウンドケーキのような形のパン全体にまぶしてあったり、その消費っぷりには驚かされます。
かぼちゃの種のサプリがあるくらい、栄養や効能があるんですね。頻尿や酔い覚ましなんかにも効くらしいです。
捨てちゃうの、もったいない!
<材料>5個分
<作り方>