2月 242023
 
一本を8切れにカット。贅沢な厚みに思わずむふふ。

滅多に柑橘系のケーキを作ろうなんて思わないのに、ポンカンのシロップ煮を使ったパウンドケーキを作りたい衝動に駆られて、チャレンジしてしまいました。昨日作って丸1日寝かしただけなのですが、とってもしっとり。ポンカンの甘み、酸味、皮の歯ごたえもいい感じに仕上がっていて、想像以上においしい! この時期だけ味わえるケーキを贅沢に厚くカットできるのも自家製ならでは。毎年の恒例にしたいほどお気に入りです。

ポンカンのスライスもしっとり。

柑橘系が好きな遠方のお叔母に送り、喜んでもらえました。カットしない状態で送ったので、自分の好きな厚みにカットして冷凍しておいたそうです。このあとさらに2本作ったので、1本は遠方への贈り物に、1本は自分用に冷凍しておこうと思います。

〈材料〉20×7×6センチパウンド型2個分
  • 無塩バター 240g
  • グラニュー糖 240g
  • 卵黄 4個
  • 卵白 4個
  • ラム酒漬けフルーツのシロップ 大さじ2
  • ポンカンのシロップ 大さじ1
  • 薄力粉 240g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • ポンカンのシロップ煮(果肉部分・フィリング用) 100g
  • ラム酒漬けフルーツ(汁を切ったもの) 85g

仕上げのシロップ

  • ポンカンのシロップ 大さじ2
  • ラム酒漬けフルーツのシロップ 大さじ2
  • 水 大さじ2
〈作り方〉
  1. 型にオーブンシートを敷いておきます。
  2. バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。薄力粉とベーキングパウダーを3回ふるっておきます。ラム酒漬けフルーツのシロップを切っておきます。汁も使います。
  3. フィリング用のポンカンのシロップ煮の皮を取り除き※1、果肉部分を房ごとに分けて100gにしておきます。
  4. バターを泡立て器でクリーム状にして、グラニュー糖の半量を加えて混ぜます。
  5. 卵黄を加えて混ぜて、シロップを入れて混ぜます。
  6. 別ボウルに卵白と残りのグラニュー糖を加えてしっかりと泡立てます。
  7. 卵黄のボウルに泡立てた卵白を1/4加えて、シリコンヘラで混ぜます。
  8. ふるっておいた薄力粉の半量を加えて、切るようにして粉をなじませたら、泡立てた卵白を半量加えてさっくり混ぜます。
  9. このタイミングでオーブンを180度50分にセットして予熱を開始します。
  10. 残りの薄力粉を加えて軽く混ぜたら、細かくしたポンカンの果肉と汁気を切ったラム酒漬けフルーツを加えて、粉をなじませながら混ぜます。
  11. 残りの泡立てた卵白を加えて、さっくり混ぜ合わせます。
  12. 2つの型に同量の生地を交互に計りながら入れ、底を手のひらでパンパンたたいて気泡を出してならします。
  13. シリコンヘラで生地の表面の中央をえぐるようにX状に溝を入れます。
  14. オーブンで約18分焼いたところでナイフで中央に切り込みを入れます。
  15. 15分ほど焼き、ポンカンのシロップ煮を1個につき3枚ずつのせて残りの時間を焼きます。
  16. 仕上げ用のシロップを作ります。小鍋にポンカンのシロップ、ラム酒漬けフルーツのシロップ、水を入れて一煮立ちさせて火から下ろします。
  17. 焼き上がったケーキを広げたラップの上に、オーブンシートを外して置き、ハケでシロップを塗り、ラップでしっかり包んで、さらにアルミホイルで包んで一晩以上おいてから切り分けていただきます。
とにかくポンカンのシロップ煮をふんだんに仕込みました。

※1 果肉部分から取り除いた皮でさらに甘露煮を作りました。皮を細かく刻んで鍋に入れて、皮の重量の半量の砂糖とひたひたの水を加えて鍋で20分コトコト、アクを取りつつ煮て、保存容器に移します。ゆず茶のように活用して、ポンカンまるまる食べ尽くします。

切り取った皮を甘露煮にアレンジ。
2月 242023
 
今だけ味わえるポンカンのシロップ煮。

あまり柑橘系は食べないのですが、先日買って食べたポンカンが食べやすくて(種はすごいけど)美味しかったのです。

後日おつとめ品でお安く購入できたので、ポンカンのパウンドケーキを作ろうとシロップ煮にしました。程よい甘さと控えめな酸味で、お菓子はもちろん料理にも活躍しそうです。味わえるのは今だけなので、美味しく使い切りたいです。

〈材料〉
  • ポンカン 4個(約470g)
  • グラニュー糖 100g
  • 水 100ml
〈作り方〉
  1. ポンカンのヘタを取り、塩をまぶして丸ごと優しくこすり、水で洗います。
  2. 3〜5ミリほどの厚さに輪切りにして、ホーロー鍋(今回はストウブを使用)に平に入れます。
  3. グラニュー糖と水を加えて、オーブンペーパーを丸くカットして落とし蓋にします。鍋のふたををして火にかけます。
  4. 沸騰したら弱火にしてふたを少し開けた状態で約20分煮ます。
  5. 火を止めたらそのまま冷まし、密封容器にシロップごと移します。
ポンカンのパウンドケーキを作りました。しっとりしていて美味しいです。
2月 192023
 
ベイクドとレアのダブルチーズケーキ。

ドゥーブルフロマージュの挑戦は2回目。自家製サワークリーム造りも入れると2日かかります。マスカルポーネの代わりにクリームチーズ。なので市販のようなリッチな濃厚さとまではいきませんが、一口でダブルチーズケーキを楽しめるなんて魅力的。クリームチーズ、サワークリーム(生クリーム)も200g使い切ります。土台のスポンジケーキは油不使用でふんわり焼いて活用しました。コーヒーにはもちろん、優しい甘さで赤ワインにも合いそうなデザートチーズケーキです。

ふわふわのスポンジそぼろがなんとも優しい。
【スポンジケーキ】底の抜けない直径15センチ型1個

<材料>

  • 全卵 1個
  • グラニュー糖 35g
  • 薄力粉 30g
<作り方>
  1. 土台と仕上げにまぶすそぼろ用のスポンジケーキを作ります。底の抜けない型に円形にカットしたオーブンペーパーを敷いて、側面には繰り返し使えるオーブンシートを巻いておきます。薄力粉をふるっておきます。
  2. 中ボウルに卵とグラニュー糖を入れて、50度の湯で湯煎しながら卵とグラニュー糖を泡立てます。
  3. このタイミングでオーブンを180度25分にセットして余熱を開始します。
  4. ふるっておいた薄力粉を加えて、ヘラですくうとリボン状に落ちていき粉気がなくなるまで混ぜます。
  5. 型に流し込み、軽く底をトントンたたいて大きい気泡を抜きます。170度で25分焼きます。
  6. オーブンから取り出し型ごと15センチ上からトンと落とし、型から外して冷まします。
  7. あら熱がとれたら、ポリ袋に入れて冷まします。
油不使用でもしぼまない。
【ベイクドチーズケーキ】

<材料>

  • クリームチーズ 100g (今回は雪印のクリームチーズを使用)
  • 細粒グラニュー糖 40g
  • 薄力粉 3g
  • コーンスターチ 3g
  • サワークリーム 30g (乳脂肪42%の生クリーム200gに20gの自家製ヨーグルトを加えて発酵させた物)
  • 全卵 40g

<作り方>

  1. ベイクドチーズケーキを作ります。クリームチーズを室温に戻して置きます。薄力粉とコーンスターチを合わせてふるっておきます。
  2. 冷ましたスポンジをひっくり返して、1センチの厚みにスライスします。丸くカットしたオーブンペーパーを型の底に敷き、側面には繰り返し使えるオーブンシートを巻いて、スライスしたスポンジを入れておきます。※このとき後でケーキを型から取り出しやすいように長めの幅の広い帯状のオーブンシートを型の底に渡してからスライスしたスポンジを入れておくといいです。
1センチにスライスした上面を底にして型に入れ(右)、残りのスポンジ(左)は底と周りの茶色い部分をそぎ取って2〜3時間乾燥させます。
  1. クリームチーズとグラニュー糖をなめらかに混ぜて、卵とサワークリームを加えて混ぜます。
  2. このタイミングでオーブンを180度25分にセットして余熱を開始します。
  3. 生地にふるった薄力粉とコーンスターチを加えてさくっと混ぜます。
  4. 細かい目の漉し器で一度漉してから型に流し込みます。
  5. 150度で25分焼きます。
  1. あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
低温で焼きます。
【レアチーズケーキ】

<材料>

  • 水 25ml 
  • 粉ゼラチン 4g 
  • グラニュー糖 50g
  • 牛乳 30ml
  • クリームチーズ 100g
  • サワークリーム 170g

<作り方>

  1. レアチーズケーキ生地を追加します。クリームチーズを室温に戻しておきます。ゼラチンを水でふやかしておきます。
  2. 小鍋にチーズとサワークリーム以外を入れて50度の湯煎で温めながら溶かします。
  3. チーズを加えて滑らかに混ぜ、サワークリームを加えて混ぜます。
  4. 鍋底を冷水に浸して混ぜながら、少しとろみが出てきたところで2/3を型に流し込み、冷蔵庫で3時間冷やし固めます。1/3残った小鍋も冷やしておきます。
2/3量を注ぎます。
  1. 残ったスポンジを、ザルでそぼろ状にしておきます。
地味に手間と時間がかかりますが、細かいフワフワのそぼろが仕上がると癒されます。
  1. 冷やし固まったらケーキを型から取り出し、側面と底のシートをはがして広めの平らな台に置きます。
  2. 小鍋の残りを湯煎で柔らかくして、鍋底を冷やしてとろみがでたらケーキに流してスパチュラで側面に流し、塗りながらならします。
ザッハトルテのチョコレートコーティングの操作を彷彿させます。
  1. そぼろを上面にたっぷり振りかけて、そぼろを手に取り側面にも優しくくっつけて軽く押さえます。バットごと冷蔵庫に入れて冷やし固めて完成です。
衣を付けるように優しくペタペタ。
層のバランスはとれました。

残ったスポンジの切れ端やそぼろ、レアチーズ生地はそのまま食べても美味しいし、器に小分けしておいて、朝のヨーグルトといっしょに食べちゃいます。

2月 182023
 
ミルクバターシートを折り込んだツイスト スティック デニッシュ。

外側がカリッとしていて中がフワフワのミルクバターを折り込んだデニッシュです。私にしては珍しく甘さたっぷりの菓子パン。本当はもっと中までカリカリにしたかったのだけど、とてもふんわりと食べやすいです。1本が結構大きいのですが、甘くて美味しくて2本は食べられそう(がまんしたけど)。

見た目カリッとしているけれど中はふんわり。
〈材料〉6個
  • 準強力粉(リスドォル) 150g
  • きび糖 20g
  • スキムミルク 15g
  • ドライイースト(サフ金) 2.5g
  • 浄水 100ml
  • 塩 1.5g
  • 無塩バター 20g
〈作り方〉
  1. 中ボウルに準強力粉、きび糖、スキムミルク、ドライイーストを入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  2. レンジで軽く温めた浄水を少し残してボウルに回し入れてこね始めます。今回はハンドミキサーの低速でこねました。
  3. 水気が行き渡ったところで塩を加えて、硬さを浄水で調整しながらこねます。
  4. やわらかくしたバターを加えて、生地がなめらかになるまでこねます。
  5. ボウルに丸くまとめてラップをして、暖かいところで2倍に膨れるまで1次発酵。イースト少なめなので2時間かかりました。
  6. ガス抜きをして打ち粉をした台に取り出し、丸めなおしてボウルでフタをして20分ベンチタイム。
  7. 生地を17×32センチの長方形に伸ばして、15×15センチのミルクバターシートを置いて包み、閉じたら麺棒で長方形に伸ばします。
  8. 三つ折りに畳んで、麺棒で長方形に伸ばし、さらに三つ折りに畳んだら、ボウルでフタをして15分休ませます。
  9. 麺棒で24×18センチの長方形に伸ばして、ピザカッターで6分割します。
  10. 片方の縁を少し残して中央に切れ目を入れて、互い違いに巻き付けてツイストさせます。
  11. 天板にオーブンシート敷いた上に優しく移して並べます。
  12. 35度のスチームオーブンで30分2次発酵。終了と同時に天板ごと取り出してフタをかぶせてオーブンの上に移します。
  13. オーブンを210度25分のスチームショットにセットして余熱を開始。フタをかぶせた天板の中が35度になったところで作業台に移しておきます。
  14. しっかり焼き色が付くまで焼きます。
2月 182023
 
パン折り込み用のミルクバターシート。

パンの折り込み用シートです。ミルクの香りと味をたーっぷり楽しめる、優しい甘さのパンシートです。

べとつきも少なく形成しやすくて、1斤用にちょうど良い量だと思います。

<材料>15×15センチ角1枚
  • 強力粉 20g
  • コーンスターチ 7g
  • グラニュー糖 35g
  • スキムミルク 10g
  • 牛乳 125ml
  • 無塩バター 20g
<作り方>
  1. 小鍋に強力粉、コーンスターチ、グラニュー糖、スキムミルクを入れて、泡立て器で混ぜ合わせます。台の上に大きくカットしたラップを敷いて、同じ大きさでもう一枚カットしておきます。
  2. 牛乳を少し加えてはシリコンヘラで溶き混ぜます。
  3. 小鍋を中弱火にかけて、たえずヘラでゆっくりと鍋底をなぞります。
  4. ゲル状になってきたらヘラの速度を速めて手早く混ぜ、つやが出てきたら火からサッと下ろします。
  5. 台の上のラップに手早く移し、もう一枚のラップを上からかけて、四方を正方形になるように折って平らに伸ばします。最終的に15×15センチ角に整えます。
  6. 平らなトレーなどに入れて冷蔵庫でひやしておきます。

ミルクバターシートを使ってツイスト スティック デニッシュ を作りました。