私的にクリスマスの3大お菓子といえば“シュトレン““クグロフ““パネトーネ“。今年は早々に自家製シュトレンを各所に配り(好評でした!)食べ切ってしまったので、今回はパネトーネを作りました。
パネトーネ種のパンは時間に余裕を持って作りやすくて、香りもマイルドで、長持ちして優くほっとする美味しさ。
今回は具材をたっぷり、ゆず茶も加えて柑橘風味も楽しめました。この時期ならではのささやかな贅沢。
<材料> パネトーネ用ベーキングカップ(紙製 直径11×高さ12センチ)2個分
- ラム酒漬けフルーツビッツ 200g
- 強力粉(春よ恋) 360g
- きび糖 70g
- 塩 6g
- パネトーネマザー 28g
- 卵黄 1個
- 卵 1個
- 牛乳 175ml
- 浄水(調整用) 20ml
- 無塩バター(練り込み用) 100g
- ゆず茶 30g
- 無塩バター(クープ用) 13g
- 無塩バター(仕上げ塗り用) 10g
<下ごしらえ>
- ラム酒漬けフルーツビッツをザルにあげて汁を切っておきます。
- 練り込み用バターを室温に戻しておきます。
- 牛乳を人肌に温めておきます。
- 卵と卵黄を溶いておきます。
- クープ用のバターは短冊状に8つにカットして冷やしておきます。
<作り方>
- 大ボウルに強力粉、きび糖、塩を入れてざっくり混ぜ合わせます。
- 牛乳、卵黄と卵、牛乳、パネトーネマザーを加えて捏ねを開始します(今回はキッチンエイドの1〜2速で捏ねました)。
- 生地が固すぎるようであれば浄水を少しずつ加え、通常よりも少し固めに捏ねます。
- バターを加えて捏ねます。生地が緩くなりますがしばらく捏ねを続けます。粘りが出てきてまとまるまで20分ほどかかりました。
- 粉を多めに振った台に生地を取りだして、手早く広げて、ゆず茶を全体に塗ってから、汁を切ったフルーツビッツを乗せて、生地で包むように何度もたたみます。具材が飛び出さないように、生地の中で均等になるようにまとめます。打ち粉は多めに使います。
- 粉を振ったボウルに丸めた生地を入れて、ラップをかけて暖かい場所で約2時間、2倍に膨れるまで1次発酵。
- 生地の表面に打ち粉をして、グーで優しくパンチでガス抜きをしてから取り出して、打ち粉をした台に取りだし、2等分にします。軽く丸めて、濡らしたペーパータオルを固く絞って生地にかぶせて、20分ベンチタイム。
- 生地の表面から具材が飛び出さないように丸め直し、パネトーネのベーキングカップに入れます。35度のスチームオーブンで60〜90分、生地のトップがカップの高さに膨れるまで2次発酵。
- オーブンを190度35分にセットして余熱を開始します。その間も生地にふわっとラップをかけて乾燥を防ぎます。
- 生地に十字形にクープを入れて、切れ目に沿ってクープ用のバターを乗せます。
- 170度のスチームショットで33分焼きます。
- 仕上げ用のバターを湯煎で溶かして、焼き上がった直後の表面に塗ります。
- 十分に冷めたらポリ袋に入れて、涼しい場所で休ませます。冷蔵庫には入れないように。熟成させて美味しくいただきます。