4月 062014
 

3月15日(土)。ホテル5日目の朝食は、四角い固いパンに初挑戦。

ホテル5日目の朝食。

ホテル5日目の朝食。

このパンはグラーツのパン屋さんならどこでも見かけました。名前がわからないのですが、チャパタのような表面にクランチのようなものがまぶしてあって、細かくひび割れています。所々にスパイスのきいたシードがまぶしてあります。表面はカリカリと噛みごたえがあるので、1個食べるとかなり満腹になります。味は香ばしくておいしいです。

四角いパン。

四角いパン。

ジュースはオレンジと、マンゴーみたいな色の2種類のジュース。ヨーグルトはプレーンとブルーベリー入りと、オートミールのようなものが入っている3種。私は主にプレーンにシリアルやコーンフレーク、プルーンも入れたりして。

お皿には毎日サーモンをのせています。わさびと酸味のきいた白いソースがおいしいです。わさびじゃなくてきっとホースラディッシュでしょうね。
この頃からエスプレッソとマキアートのダブルショット?ワザを覚えました。砂糖を入れなくてもミルク自体が濃厚で甘いです。

この日は土曜日なので、午前中仕事をして午後からは旧市街のカフェに連れて行ってもらいました。

途中立ち寄った教会のドアをあけた瞬間、息をのみました。

03-15-4

いきなり中世ヨーロッパの世界に飲み込まれました。
これまでの数日間はどうしてもテーマパークに迷い込んだとしか考えられなかった光景が、ここではじめてこれが本物なんだと認識できた気がしました。

なにしろ、仕事のことで頭がいっぱいで、事前にオーストリアやグラーツの事はなにも調べていなかったし、ましてや歴史なんて忘れかけた高校の世界史のわずかな記憶しかありませんでしたから。なぜここに自分がいるのか不思議でした。魂は日本にあって、体だけがここにいるような。

日本で言うお寺と同じようなものなのでしょうけど、歴史も文化もまったく違う、まさに別世界。比べようがありません。
まだまだこのあと、もっとスゴイ教会を見てきましたが、それよりもまずここでのインパクトは相当強かったです。

土曜日ということもあって、街はとても賑わっていました。
デパートは日本に比べるときらびやか。おそらく中級よりも少し上のデパートだと思うのですが、アメリカのデパートに比べても陳列がとてもきれいで、高級感があります。

デパートの屋上にあるカフェはそれは多くの人が訪れていて、やっと席を見つけたほどです。
赤い屋根の街を身近に感じることができ、岩山の時計台もすぐです。

赤い屋根の街。

赤い屋根の街。

ここでカプチーノを頼むと、期待通りハート型のラテアート。嬉しい! 

03-15-2

のどが渇いていたので、レッドブルコーラも飲みました。

オレンジジュースにお酒が入ったドリンクが人気でしたね。

オレンジのお酒。誰かが飲んでいるのを見ると、「あれと同じのを」という感じで、テーブルを越えてオーダーが伝染していました(笑)

オレンジのお酒。誰かが飲んでいるのを見ると、「あれと同じのを」という感じで、テーブルを越えてオーダーが伝染していました(笑)

ウェイターさん、かっこいいです。もうみんなかっこいい人ばかりなんですけどね。
この日は薄曇りで、少し肌寒かったのですが、でも風が気持ちよかったです。

この国は喫煙者が多く、街を歩いていると煙かったりするのですが、建物の中ではほとんど禁煙なのはありがたいです。

その後歩いて仕事場に戻って一仕事して、ホテルの帰り道。おぼろ月夜でした。

03-15-6

デパート Kastner & Öhler(K&O)

4月 062014
 

3月14日(金)。ホテル4日目の朝食。3種の角食パンとクロワッサン。相当パンを欲張ってます。

自分でスライスするパンが3種類ほど用意されていて、いずれもかなり固いパウンドケーキほどの角食パンで、表面にかぼちゃの種や、ひまわりの種、麦がまぶしてあります。
パンは切るときに握りやすいように、白いナプキンで包んであります。

3種のハードなパンのスライスとクロワッサン。

3種のハードなパンのスライスとクロワッサン。

グラーツの名産はパンプキンシードオイルだそうです。
なのでパンの表面にまんべんなくかぼちゃの種がまぶしてあっても当然なんでしょうね。
薄くスライスしてもかなり噛みごたえありますが、味わいがあります。

また、このホテルはワンちゃんOKなので、朝食にもワンちゃんを連れてきている家族がいました。それもまた、普通の風景らしく、気にとめている人はいませんでした。

朝食にワンちゃんを連れてきている家族。

朝食にワンちゃんを連れてきている家族。

この日も朝から夜まで仕事でした。
昼に息抜きにバルコニーから外を眺めると、梅のような木につぼみがいっぱいついていました。
この花はその後満開になり、散るころまで滞在しました。

梅のような木。つぼみがいっぱい。

梅のような木。つぼみがいっぱい。

ホテルに帰る頃には夕暮れです。
ここは空が焼けることなくあっという間に日が沈みます。そのあとで空が焼けていきます。
きっと標高の高いところで、さらに周りが高い山に囲まれているからでしょうね。

ホテルの6階廊下から、エッゲンブルク城のある方向を見た夕焼けです。手前は中央駅のホームです。
夕焼けの色は淡いのですが、今まで見たことがない色でした。

グラーツの夕暮れ。

グラーツの夕暮れ。

4月 062014
 

見て、食べて衝撃を受けたオーストリア料理「Tafelspitz(ターフェルスピッツ)」を真似して作ってみましたよ。

オーストリア料理「Tafelspitz(ターフェルスピッツ)」

オーストリア料理「Tafelspitz(ターフェルスピッツ)」

視覚的にはどちらかというとメインの肉よりもほうれん草のソースの方に衝撃を受けたのですが、ところが実はステーキだとばかり思っていた肉は煮込みなんですって。かたまり肉をスープで煮込んで、それをスライスして温めてサーブするのだそうです。
さすがに日本のスーパーではそんな大きなブロック肉は手軽に手に入らないので、安いステーキ肉で作りました。
ほうれん草のソースはとっても簡単で、こんなふうにピューレにすると一度にたくさん食べられていいかも。肉を煮込んだあとの汁でスープも作れちゃうし、油は一切加えていないし、意外とヘルシーで、考えられている料理だなぁと思いました。

今朝、長野のわさび漬けをいただいたので、添えてみました。これがまたホースラディッシュっぽくて、肉にあっておいしかったです。

<材料>2人分

  • ステーキ肉…2枚
  • スープ…200ml
  • 酒…50ml
  • 塩・コショウ…適宜
  • にんじん…1/2本
  • じゃがいも…1個
  • ネギ…適宜
  • ほうれん草…1/2束
  • 塩・コショウ…適宜
  • 牛乳…小さじ1
  • スープ…小さじ1
  • 砂糖…小さじ1/2
  • 米粉…小さじ1/2

<作り方>

  1. 塩コショウをしたステーキ肉を油をしかずにフライパンで表面を焼いて、圧力鍋にスープと酒を入れ、15分加圧します。
  2. にんじんとじゃがいもをレンジで蒸します。じゃがいもは皮をむいて牛乳と塩コショウと練乳を入れてマッシュポテトにして刻んだネギを合わせます。
  3. ほうれん草はサッとゆでてから、軽く水を絞り、刻んで塩コショウ、スープ、牛乳、砂糖と共にブレンダーでピューレにします。
  4. ほうれん草のソースに米粉を加えて混ぜ、レンジで少し加熱してよく混ぜとろみをつけます。
  5. ステーキのゆで汁をスープと合わせて、ゆでた人参とネギを加えてスープを作ります。
  6. 皿に肉、にんじん、ポテト、ほうれん草のソースを添えていただきます。