5月 122014
 

3月24日月曜日。
この日は午後からにもかかわらず、グラーツをあちこち歩きました。
カフェ・ザッハーをでてから、本日2度目のシュロスベルクの時計台まで登りました。夕方6時を過ぎました。

時計台の針は午後6時を指しています。

時計台の針は午後6時を指しています。

そろそろ日没です。

山の向こうに日が沈みます。

山の向こうに日が沈みます。

日没直後の様子です。

まだ少し明るさが残っています。

まだ少し明るさが残っています。

徐々にあたりが暗くなり、街の灯りの方が目立ってきました。

A1のビルの窓明かりが目を引きます。

A1のビルの窓明かりが目を引きます。

Mariahilferkirche。ライトアップされています。

Mariahilferkirche

Mariahilferkirche

街の灯りは、思っていたよりも地味です。都会のネオンやギラギラした照明はありません。

落ち着いた光でライトアップされた夜景。

落ち着いた光でライトアップされた夜景。

市庁舎のあるハウプト広場だけはとても明るいです。

市庁舎とハウプト広場。

市庁舎とハウプト広場。

クンストハウスのイルミネーションがユニークです。

クンストハウスのイルミネーション。

クンストハウスのイルミネーション。

時計台もライトアップされています。

ライトアップされた時計。

ライトアップされた時計。

夜7時のグラーツの鐘の音です。

気温は少し肌寒く、風も冷たく感じました。

暗くなるほどに、街灯りが鮮やかに魅力的に。空が真っ暗になる前に、城山を後にしました。

昼間も通ったザック通り。建物のライトアップもとてもステキ。

ザック通り。

ザック通り。

昼間に寄ったデパートK&Oの閉店後。

K&O

K&O

ハウプト広場の人もかなり少なくなりました。

ハウプト広場。

ハウプト広場。

花屋さんのウィンドウ。

花屋さんのウィンドウ。

閉店後の手芸屋さん。

閉店後の手芸屋さん。

グラーツ中央駅に戻って来ました。

グラーツ中央駅。

グラーツ中央駅。

グラーツ中央駅前。

グラーツ中央駅前。

ホテル・ダニエルに帰ってきました。ホッとします。

ホテル・ダニエル

ホテル・ダニエル

本当にグラーツ市内を良く歩き、満喫した1日でした。

5月 122014
 

かっこよく書くと「パンプキンシード・スコーン」です。

かぼちゃの種のスコーン

かぼちゃの種のスコーン

<材料>10個分

薄力粉…250g
ベーキングパウダー…小さじ2(7.3g)
きび糖…20g
塩…小さじ1/4
卵…50g(1個)
牛乳…60ml
生クリーム(またはヨーグルト)…5ml
無塩バター…50g
かぼちゃの種(無塩)…30g

<作り方>
かぼちゃの種をフライパンで軽く煎っておきます。
無塩バターを1センチ角に刻んで冷蔵庫で冷やします。
卵、牛乳、生クリームを混ぜて冷蔵庫で冷やします。
粉類を大ボウルに入れて泡立て器で混ぜ合わせます。
フードプロセッサーにかぼちゃの種を入れて粗く粉砕して器に移します。
バターをフープロに入れ、粉類を加えて数秒粉砕します。
液体類を少しずつ注ぎいでは撹拌し、粉っぽさが残る程度でポリ袋に取り出します。
打ち粉をした台に生地を置き、麺棒でのばし7回折りたたみます。
厚さ2cm程度に伸ばし型で抜きます。
表面にドリュールを塗り、砕いたかぼちゃの種に押しつけてくっつけて、オーブンシートにひっくり返して一度置き、再びかぼちゃの種の面を上にします。
230度で20分焼きます。

5月 112014
 

かぼちゃの種のパンを焼きました。

かぼちゃの種のパン Kürbiskernbrot

かぼちゃの種のパン Kürbiskernbrot

ゴマじゃないんだからこんなにまぶさなくても…と思うところですが、こんなもんじゃない、オーストリアやドイツのパン屋さんをのぞいたことがあるならば、おそらく「ああ!」と表面全体が種で覆われているパンを思い出すはず。
相当インパクトがありますから。

「かぼちゃの種のパン」は驚いたことにドイツ語では単語なのです。
「Kürbiskernbrot」と書いて「クービスケンボート」と発音するみたいです。

単語が存在するほど一般的なんてすごいです。日本で言うところの「あんパン」みたいなものでしょうか。

オーストリアでは、四角い硬いパンの表面全体にかぼちゃの種がまぶしてあったり、またパウンドケーキのような形のパン全体にまぶしてあったり、その消費っぷりには驚かされます。

かぼちゃの種のサプリがあるくらい、栄養や効能があるんですね。頻尿や酔い覚ましなんかにも効くらしいです。
捨てちゃうの、もったいない!

<材料>5個分

  • 強力粉…160g
  • きび糖…15g
  • 塩…2.4g
  • 無塩バター…10g
  • 水…80ml
  • ホシノ天然酵母フランスパン種生種…13g
  • かぼちゃの種…40g

<作り方>

  1. 中ボウルに強力粉、きび糖、塩を加えて泡立て器でふんわり混ぜ合わせます。
  2. HBのパンケースに水、無塩バター、生種を入れ、1.の粉類を加えます。
  3. 天然酵母の生地コースでこねます。
  4. こねが終わったらスイッチを切り、生地を中ボウルに取り出し、ラップをして一晩(25℃7時間)1次発酵。
  5. ガス抜きをして生地を5等分し、丸め直して20分ベンチタイム。
  6. 生地を丸め直して少し平らにのばし、表面に溶き卵を塗り、かぼちゃの種を押しつけてくっつけます。
  7. 表面を下にしてオーブンペーパーに置き、30分間前半の2次発酵をします。
  8. 生地をひっくり返してさらに20分間後半の2次発酵をします。
  9. 200℃に予熱し、15〜20分焼きます。
5月 072014
 

オーストリアにもし行くことがあったら、これだけは食べておきたい! と思っていたものが「ザッハトルテ」です(他に知らなかったと言うのもありますが)。

あこがれのザッハトルテ。

あこがれのザッハトルテ。

さかのぼること30年前、初めて購入したお菓子作りの本に載っていたザッハトルテにあこがれていたものの、作り方がものすごく面倒そうで(チョコレートの量と扱いの難しさがはんぱない)、作った事もなければもちろん本格的なザッハトルテを食べたことも無かったのです。

ただ、チョコレートの生地に、あんずジャムが挟んであるということは知っていたし、結晶化させたチョコレートでコーティングされたつややかで美しい姿の写真は、30年間脳裏に刻まれ続けていました。
きっと「これでもかっ!」ってくらいチョコレートを満喫できるケーキなんだろうなぁと。

ザッハトルテの発祥は、1832年にウィーンにて、オーストリア帝国の政治家クレメンス・フォン・メッテルニヒの下級料理人として仕えていた「フランツ・ザッハー」が、16才の時に貴族のための特製料理として考案。人気を博し、その後フランツ・ザッハーの次男があの「ホテル・ザッハー」をオープンして、そこのレストランカフェで出されていたのだそうです。

ホテル・ザッハーといえばあれです。先日ザルツブルクで、ザルツブルクカードの購入の際にお世話になった5つ星ホテルです。
ホテル・ザッハー・ザルツブルクは支店ですが、その名前をすっかり忘れていたうえに、これからザッハトルテを食べに行こうと探している店「カフェ・ザッハー」も、ホテル・ザッハーの支店だと知らなかったのでした。

これらがすべてホテル・ザッハー絡みと知ったのは、恥ずかしながらこの数日後なのでした。「ザッハー」の発音と「SACHER」文字列が一致しなくて。

3月24日のこの日はグラーツのヘレン通りにあるカフェにザッハトルテを食べに行くと決めていたので、おおよその場所は把握してはいました。ハウプト広場から歩いてすぐのところに、「カフェ・ザッハー・グラーツ」があります。
ヘレン通りは一番の繁華街で、先日SIMを購入したT-Mobileのある通りです。

例によって、その「カフェ・ザッハー」を見つけるのに時間がかかりました。店の間口が狭いからです。

ありました。入り口をやっと見つけました。

ありました。入り口をやっと見つけました。

カフェ・ザッハーの入り口。

カフェ・ザッハーの入り口。

店内に入ると、お好きな席にどうぞという感じで通されましたので、奥の居心地の良さそうな席を選びました。

奥の席。

奥の席。

吹き抜けのガラスの高い天井があり、店内は明るく、ほぼ満席でした。

明るい店内。

明るい店内。

オーストリアでは男女と共におしゃべりをするときでもとても穏やか。日本の昼下がりのファミレスや喫茶店でおしゃべりに夢中になるあまり大声で話しているようなお客はいません。

メニューはテーブルのスタンドにぶら下がっているので、それを取り外します。

スイーツメニューからは、オリジナルザッハトルテ・ホイップ添え(Original Sacher-Torte mit Schlag)4.90ユーロと、スイートスパイス・リングケーキ ウィーン風(ジンジャーとオレンジピール・Original Sacher Gewürzgugelhupf)3.50ユーロ。

スイーツのメニュー。

スイーツのメニュー。

ドリンクメニュー。マリアテレジアカフェ Maria Theresia Kaffee (mit Alkohol).
オレンジリキュールとホイップクリームを添えたスペシャルでたっぷりのコーヒー。
A speciality consisting of a large coffee served with orange liqueur and whipped cream.

ドリンクメニュー。

ドリンクメニュー。

オーダーしてしばらくして、飲み物とザッハトルテが運ばれてきました!

フォークを入れるのがもったいないくらい美しい。切り口スパッとどうやったらこんな風にきれいにカットできるのかしら。

ザッハトルテ!

ザッハトルテ!

一口食べて、おそらく、頭の中で30年間想像し続けていた味と食感に間違いはなかったです。
結晶化したチョコレートのシャリシャリ感、甘いチョコレート生地、そしてアプリコットジャムの酸味。

期待外れなことといえば、チョコレートの層の厚みです。想像以上に分厚かった!  恐るべしザッハトルテ!

正直、私はチョコレートは日本が一番美味しいと信じていたので、オーストリアのチョコレートにあまり期待はしていなかったのですが、大きな間違いでした。本当に美味しいです。
また、チョコレートがビターな分、濃厚なホイップは必須です。

マリア・テレジア・カフェ。左側の大きなグラスにはこれまたホイップたっぷりのウィンナーコーヒー。右側のオレンジリキュールのグラスにはチョコレートでフタがされています。かわいいです。実は飲み方がわからなかったので、iPhoneで検索してしまいました。

マリア・テレジア・カフェ。

マリア・テレジア・カフェ。

マリア・テレジアはコーヒーにお酒を注いで飲むのがお好きだったとか。なるほど。

おそるおそるウィンナーコーヒーにリキュールを少しだけ注いで飲んでみました。
リキュール入りのコーヒーは初めてですが、風味がよくて、コーヒーもリキュールも甘いのもあって、くいくい飲んでしまいそうでした。ただしオレンジリキュールはかなり度数が高いので、全部注いだら酔っ払い確実なのでほどほどにしておきました。
ホイップも多そうでいて、ホイップ、コーヒー、リキュールの量と組み合わせは絶妙です。マリア・テレジアのチョイスはさすがです。

スイートスパイス・リングケーキ ウィーン風。

スイートスパイス・リングケーキ ウィーン風。

スイートスパイス・リングケーキ ウィーン風。

ウィーン風というのはおそらくホィップ添えてるところじゃないのかしら。見た目は地味ですけど、オレンジピールが効いていて美味しいです。

ダージリン。こっちのティーパックは日本のように糸でつながっていなくて、パックと紙が直接つながっているため、どういう形で抽出するのかがわからず、はじめのうちはお湯があふれてきてしまったのですが、やっとこのように紙をスタンドさせて抽出することに気が付きました。

ダージリン。

ダージリン。

店内の装飾や調度品の品の良さなども含めて、全体の雰囲気がすばらしいです。
ザッハトルテはもちろん、オーストリアのカフェを満喫して、もう思い残すことないとホンキで思いました。

こんなに贅沢な時間を過ごした割に、料金は以外にリーズナブルでした。
支払の際にチップを払おうとしたところ、「チップはいらない」と言われました。
そういうサービスを受けると、また行きたいと思いますよね。
何世紀にもわたって続いてきたというのには、そういう何かしらの理由があってこそだと思いました。

カフェ・ザッハー・グラーツの店内入り口。

カフェ・ザッハー・グラーツの店内入り口。

カフェ・ザッハー・グラーツ Café Sacher Graz

5月 072014
 

今日は3つめのカイザーゼンメルの押し型で、前回と同じミルク味にしました。

花の形のカイザーゼンメル

花の形のカイザーゼンメル

<材料>5個分

  • 強力粉…160g
  • きび糖…16g
  • 塩…2.4g
  • 無塩バター…12g
  • 牛乳…85ml
  • ホシノ天然酵母フランスパン種生種…13g

<作り方>

  1. 中ボウルに強力粉、きび糖、塩を加えて泡立て器でふんわり混ぜ合わせます。
  2. HBのパンケースに水、無塩バター、生種を入れ、1.の粉類を加えます。
  3. 天然酵母の生地コースでこねます。
  4. こねが終わったらスイッチを切り、生地を中ボウルに取り出し、ラップをして一晩(25℃7時間)1次発酵。
  5. ガス抜きをして生地を5等分し、丸め直して20分ベンチタイム。
  6. 生地を丸め直して綴じ目を下にして、押し型を上から強く押し当て型を抜きます。
  7. 1個分ずつ切ったオーブンペーパーに切り目を下にして20分間前半の2次発酵をします。
  8. パンをひっくり返してさらに30分間後半の2次発酵をします。
  9. 200℃に予熱し、15〜20分焼きます。