2月 192023
 
ベイクドとレアのダブルチーズケーキ。

ドゥーブルフロマージュの挑戦は2回目。自家製サワークリーム造りも入れると2日かかります。マスカルポーネの代わりにクリームチーズ。なので市販のようなリッチな濃厚さとまではいきませんが、一口でダブルチーズケーキを楽しめるなんて魅力的。クリームチーズ、サワークリーム(生クリーム)も200g使い切ります。土台のスポンジケーキは油不使用でふんわり焼いて活用しました。コーヒーにはもちろん、優しい甘さで赤ワインにも合いそうなデザートチーズケーキです。

ふわふわのスポンジそぼろがなんとも優しい。
【スポンジケーキ】底の抜けない直径15センチ型1個

<材料>

  • 全卵 1個
  • グラニュー糖 35g
  • 薄力粉 30g
<作り方>
  1. 土台と仕上げにまぶすそぼろ用のスポンジケーキを作ります。底の抜けない型に円形にカットしたオーブンペーパーを敷いて、側面には繰り返し使えるオーブンシートを巻いておきます。薄力粉をふるっておきます。
  2. 中ボウルに卵とグラニュー糖を入れて、50度の湯で湯煎しながら卵とグラニュー糖を泡立てます。
  3. このタイミングでオーブンを180度25分にセットして余熱を開始します。
  4. ふるっておいた薄力粉を加えて、ヘラですくうとリボン状に落ちていき粉気がなくなるまで混ぜます。
  5. 型に流し込み、軽く底をトントンたたいて大きい気泡を抜きます。170度で25分焼きます。
  6. オーブンから取り出し型ごと15センチ上からトンと落とし、型から外して冷まします。
  7. あら熱がとれたら、ポリ袋に入れて冷まします。
油不使用でもしぼまない。
【ベイクドチーズケーキ】

<材料>

  • クリームチーズ 100g (今回は雪印のクリームチーズを使用)
  • 細粒グラニュー糖 40g
  • 薄力粉 3g
  • コーンスターチ 3g
  • サワークリーム 30g (乳脂肪42%の生クリーム200gに20gの自家製ヨーグルトを加えて発酵させた物)
  • 全卵 40g

<作り方>

  1. ベイクドチーズケーキを作ります。クリームチーズを室温に戻して置きます。薄力粉とコーンスターチを合わせてふるっておきます。
  2. 冷ましたスポンジをひっくり返して、1センチの厚みにスライスします。丸くカットしたオーブンペーパーを型の底に敷き、側面には繰り返し使えるオーブンシートを巻いて、スライスしたスポンジを入れておきます。※このとき後でケーキを型から取り出しやすいように長めの幅の広い帯状のオーブンシートを型の底に渡してからスライスしたスポンジを入れておくといいです。
1センチにスライスした上面を底にして型に入れ(右)、残りのスポンジ(左)は底と周りの茶色い部分をそぎ取って2〜3時間乾燥させます。
  1. クリームチーズとグラニュー糖をなめらかに混ぜて、卵とサワークリームを加えて混ぜます。
  2. このタイミングでオーブンを180度25分にセットして余熱を開始します。
  3. 生地にふるった薄力粉とコーンスターチを加えてさくっと混ぜます。
  4. 細かい目の漉し器で一度漉してから型に流し込みます。
  5. 150度で25分焼きます。
  1. あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
低温で焼きます。
【レアチーズケーキ】

<材料>

  • 水 25ml 
  • 粉ゼラチン 4g 
  • グラニュー糖 50g
  • 牛乳 30ml
  • クリームチーズ 100g
  • サワークリーム 170g

<作り方>

  1. レアチーズケーキ生地を追加します。クリームチーズを室温に戻しておきます。ゼラチンを水でふやかしておきます。
  2. 小鍋にチーズとサワークリーム以外を入れて50度の湯煎で温めながら溶かします。
  3. チーズを加えて滑らかに混ぜ、サワークリームを加えて混ぜます。
  4. 鍋底を冷水に浸して混ぜながら、少しとろみが出てきたところで2/3を型に流し込み、冷蔵庫で3時間冷やし固めます。1/3残った小鍋も冷やしておきます。
2/3量を注ぎます。
  1. 残ったスポンジを、ザルでそぼろ状にしておきます。
地味に手間と時間がかかりますが、細かいフワフワのそぼろが仕上がると癒されます。
  1. 冷やし固まったらケーキを型から取り出し、側面と底のシートをはがして広めの平らな台に置きます。
  2. 小鍋の残りを湯煎で柔らかくして、鍋底を冷やしてとろみがでたらケーキに流してスパチュラで側面に流し、塗りながらならします。
ザッハトルテのチョコレートコーティングの操作を彷彿させます。
  1. そぼろを上面にたっぷり振りかけて、そぼろを手に取り側面にも優しくくっつけて軽く押さえます。バットごと冷蔵庫に入れて冷やし固めて完成です。
衣を付けるように優しくペタペタ。
層のバランスはとれました。

残ったスポンジの切れ端やそぼろ、レアチーズ生地はそのまま食べても美味しいし、器に小分けしておいて、朝のヨーグルトといっしょに食べちゃいます。

2月 182023
 
ミルクバターシートを折り込んだツイスト スティック デニッシュ。

外側がカリッとしていて中がフワフワのミルクバターを折り込んだデニッシュです。私にしては珍しく甘さたっぷりの菓子パン。本当はもっと中までカリカリにしたかったのだけど、とてもふんわりと食べやすいです。1本が結構大きいのですが、甘くて美味しくて2本は食べられそう(がまんしたけど)。

見た目カリッとしているけれど中はふんわり。
〈材料〉6個
  • 準強力粉(リスドォル) 150g
  • きび糖 20g
  • スキムミルク 15g
  • ドライイースト(サフ金) 2.5g
  • 浄水 100ml
  • 塩 1.5g
  • 無塩バター 20g
〈作り方〉
  1. 中ボウルに準強力粉、きび糖、スキムミルク、ドライイーストを入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  2. レンジで軽く温めた浄水を少し残してボウルに回し入れてこね始めます。今回はハンドミキサーの低速でこねました。
  3. 水気が行き渡ったところで塩を加えて、硬さを浄水で調整しながらこねます。
  4. やわらかくしたバターを加えて、生地がなめらかになるまでこねます。
  5. ボウルに丸くまとめてラップをして、暖かいところで2倍に膨れるまで1次発酵。イースト少なめなので2時間かかりました。
  6. ガス抜きをして打ち粉をした台に取り出し、丸めなおしてボウルでフタをして20分ベンチタイム。
  7. 生地を17×32センチの長方形に伸ばして、15×15センチのミルクバターシートを置いて包み、閉じたら麺棒で長方形に伸ばします。
  8. 三つ折りに畳んで、麺棒で長方形に伸ばし、さらに三つ折りに畳んだら、ボウルでフタをして15分休ませます。
  9. 麺棒で24×18センチの長方形に伸ばして、ピザカッターで6分割します。
  10. 片方の縁を少し残して中央に切れ目を入れて、互い違いに巻き付けてツイストさせます。
  11. 天板にオーブンシート敷いた上に優しく移して並べます。
  12. 35度のスチームオーブンで30分2次発酵。終了と同時に天板ごと取り出してフタをかぶせてオーブンの上に移します。
  13. オーブンを210度25分のスチームショットにセットして余熱を開始。フタをかぶせた天板の中が35度になったところで作業台に移しておきます。
  14. しっかり焼き色が付くまで焼きます。
2月 182023
 
パン折り込み用のミルクバターシート。

パンの折り込み用シートです。ミルクの香りと味をたーっぷり楽しめる、優しい甘さのパンシートです。

べとつきも少なく形成しやすくて、1斤用にちょうど良い量だと思います。

<材料>15×15センチ角1枚
  • 強力粉 20g
  • コーンスターチ 7g
  • グラニュー糖 35g
  • スキムミルク 10g
  • 牛乳 125ml
  • 無塩バター 20g
<作り方>
  1. 小鍋に強力粉、コーンスターチ、グラニュー糖、スキムミルクを入れて、泡立て器で混ぜ合わせます。台の上に大きくカットしたラップを敷いて、同じ大きさでもう一枚カットしておきます。
  2. 牛乳を少し加えてはシリコンヘラで溶き混ぜます。
  3. 小鍋を中弱火にかけて、たえずヘラでゆっくりと鍋底をなぞります。
  4. ゲル状になってきたらヘラの速度を速めて手早く混ぜ、つやが出てきたら火からサッと下ろします。
  5. 台の上のラップに手早く移し、もう一枚のラップを上からかけて、四方を正方形になるように折って平らに伸ばします。最終的に15×15センチ角に整えます。
  6. 平らなトレーなどに入れて冷蔵庫でひやしておきます。

ミルクバターシートを使ってツイスト スティック デニッシュ を作りました。

2月 132023
 
濃厚なめらかチョコレートプリン
卵黄と生クリームを贅沢に使った濃厚なめらかチョコレートプリン。

明日のバレンタインデーに間に合わせるべく、先日「すごいおいしかった!」と大好評いただいた濃厚なめらかプリンのチョコレートバージョンを作りました。年に一度のイベントですから卵黄と生クリーム、スイートチョコレートを少し多めにしてみました。

鍋から取り出してバットに移そうとしたときに1個ひっくり返してしまって(号泣)…。幸い半分残ったのでこれは自分用に。他は無事で良かったです。いつも詰めが甘いというか、最後まで気を抜かないように気をつけよう。

レトロっぽくラッピング。

今回のチョコレートプリンも贈った相手からの評判がとてもよくて嬉しかったです。量が少なくても満足してもらえるので、手みやげの定番になりそうです。

〈材料〉100ml容器5個分
  • 卵黄 3個分
  • グラニュー糖 20g
  • 塩 ほんのひとつまみ
  • 牛乳 150ml
  • 生クリーム 170ml
  • スイートチョコレート 80g
〈作り方〉
  1. チョコレートを刻んでおきます。
  2. 中ボウルに卵黄を解きほぐして、グラニュー糖を数回に分けて加えてその都度よくすり混ぜます。塩も加えてよく混ぜます。
  3. 鍋に牛乳と生クリームを入れて中火にかけます。
  4. 沸々としてきて60度で火を止めて刻んだチョコレートを入れてよく混ぜ溶かします。
  5. 中ボウルに少しずつ注いでは手早くヘラでその都度手早く混ぜます。
  6. 再び鍋に茶漉しを通して漉します。
  7. プリン型に均等に注ぎます。小瓶など口の小さい物は漏斗を使って注ぎます。アルミホイルで口を覆います。
  8. 大きめの鍋に瓶の底から1/3程度の湯を注いで沸騰させたら、プリンの瓶を並べて置き、フタをして弱火で10分蒸します。
  9. 火を止めて5〜10分ほどそのまま放置します。
  10. 鍋から取り出して冷まします。あら熱が取れたら冷蔵庫でしっかり冷やします。
鍋底に網を置いて、容器が直接鍋底に触れないように。水はたっぷりと。

残った卵白で、今回は白い茶碗蒸しを作りました。卵白3個分に対して水150mlでだし汁を作って溶き混ぜて、2つの器にそれぞれ冷凍しておいた渋皮栗、しいたけ、麩、冷凍ほうれん草、カニかまを具として入れて、卵白だし汁を注ぎ、プリンと同じように鍋で蒸して作りました。

卵白で作った白い茶碗蒸し。食感がふわふわ軽くて美味しかったです。
2月 122023
 
キッシュ直径14センチ2個。

ホームセンターのアウトレットで日本製の小さいタルト型(残り2個!)を安く買えたので嬉しくて、久しぶりにキッシュを作りました。1個は手みやげ用に1個は味見(自宅)用。

タルトは事前にしっかり2度焼きしたものの、仕上げ焼きまで2日経過してしまったためか、本焼きでは卵液が1個漏れてしまっていました。それでもこの程度でとどまってくれたのはタルトの2度焼きのおかげかもしれません。具材たっぷりの自家製キッシュは安心して美味しく食べられます。

<材料>直径14センチ2個分

タルト生地

  • 薄力粉 100g
  • 塩 ひとつまみ
  • バター 50g
  • 冷水 25ml

卵液

  • 卵 100g
  • 生クリーム 60ml
  • 牛乳 40ml
  • 塩 (調味料はお好みで少し濃いめに)
  • コショウ
  • ナツメグ

具材(お好みで)

  • シャウエッセン 2本
  • 玉ねぎ 1/4個
  • しいたけ 1個
  • ほうれん草 10g
  • パプリカ 小1個
  • ピーマン 小1個
  • プロセスチーズ 20g
  • 溶けるチーズ 10g
  • バジル 適宜
<作り方>
  1. タルト生地を作ります。ボウルに粉類を入れて泡立て器でふんわり混ぜ合わせます。
  2. バターを加えてカードを両手に持って、細かく切り刻みながら粉と混ぜ合わせます。
  3. 冷水を全体に回し入れ、ヘラで切るようにして混ぜ、切っては重ねて押しつけるを繰り返してまとめます。
  4. 生地を2等分してそれぞれを大きくカットしたラップの上に生地を置き、その上にラップを重ねて、手でま押しつぶして丸くまとめます。冷蔵庫で冷やし固めます。
  5. 麺棒でパイ皿よりも一回り大きめにのばします。パイ皿の上に生地を重ねてラップをはがし、指で優しく型に合わせて押さえます。
  6. 麺棒でパイ皿の縁を転がして余分な生地を落とします。落とした生地を棒状に長くのばして、生地の角の部分にくっつけて補強します。
  7. パイ皿にラップをかぶせて、オーブンペーパーとともに冷蔵庫で休ませます。
  8. 丸くカットしたオーブンペーパーを生地にかぶせ、さらに重石を入れて200度で20分焼きます。
  9. 熱いうちに卵を塗って150度で15分焼きます。あら熱がとれたら型から外して冷まします。
  10. 具材を8ミリ角で刻んで炒めて、若干強めに味付けをして冷まします。卵液を作っておきます。
  11. 200度30分にセットして余熱を開始します。型にオープンペーパーを敷き、パイ生地を重ねて、具材を並べます。
  12. 卵液を具材の上から9分目まで流し入れます。溶けるチーズをちりばめて180度で30分焼きます。型から取りだしてバジルを上に散らして完成です。