2月 122023
 
キッシュ直径14センチ2個。

ホームセンターのアウトレットで日本製の小さいタルト型(残り2個!)を安く買えたので嬉しくて、久しぶりにキッシュを作りました。1個は手みやげ用に1個は味見(自宅)用。

タルトは事前にしっかり2度焼きしたものの、仕上げ焼きまで2日経過してしまったためか、本焼きでは卵液が1個漏れてしまっていました。それでもこの程度でとどまってくれたのはタルトの2度焼きのおかげかもしれません。具材たっぷりの自家製キッシュは安心して美味しく食べられます。

<材料>直径14センチ2個分

タルト生地

  • 薄力粉 100g
  • 塩 ひとつまみ
  • バター 50g
  • 冷水 25ml

卵液

  • 卵 100g
  • 生クリーム 60ml
  • 牛乳 40ml
  • 塩 (調味料はお好みで少し濃いめに)
  • コショウ
  • ナツメグ

具材(お好みで)

  • シャウエッセン 2本
  • 玉ねぎ 1/4個
  • しいたけ 1個
  • ほうれん草 10g
  • パプリカ 小1個
  • ピーマン 小1個
  • プロセスチーズ 20g
  • 溶けるチーズ 10g
  • バジル 適宜
<作り方>
  1. タルト生地を作ります。ボウルに粉類を入れて泡立て器でふんわり混ぜ合わせます。
  2. バターを加えてカードを両手に持って、細かく切り刻みながら粉と混ぜ合わせます。
  3. 冷水を全体に回し入れ、ヘラで切るようにして混ぜ、切っては重ねて押しつけるを繰り返してまとめます。
  4. 生地を2等分してそれぞれを大きくカットしたラップの上に生地を置き、その上にラップを重ねて、手でま押しつぶして丸くまとめます。冷蔵庫で冷やし固めます。
  5. 麺棒でパイ皿よりも一回り大きめにのばします。パイ皿の上に生地を重ねてラップをはがし、指で優しく型に合わせて押さえます。
  6. 麺棒でパイ皿の縁を転がして余分な生地を落とします。落とした生地を棒状に長くのばして、生地の角の部分にくっつけて補強します。
  7. パイ皿にラップをかぶせて、オーブンペーパーとともに冷蔵庫で休ませます。
  8. 丸くカットしたオーブンペーパーを生地にかぶせ、さらに重石を入れて200度で20分焼きます。
  9. 熱いうちに卵を塗って150度で15分焼きます。あら熱がとれたら型から外して冷まします。
  10. 具材を8ミリ角で刻んで炒めて、若干強めに味付けをして冷まします。卵液を作っておきます。
  11. 200度30分にセットして余熱を開始します。型にオープンペーパーを敷き、パイ生地を重ねて、具材を並べます。
  12. 卵液を具材の上から9分目まで流し入れます。溶けるチーズをちりばめて180度で30分焼きます。型から取りだしてバジルを上に散らして完成です。
2月 042023
 
桜あんパン(低温発酵)

こしあんたっぷりの桜あんパン。桜の花はしっかり塩抜きをしました。イースト少なめの低温発酵なので、それぞれの素材が引き立って味わい深いです。

<材料>5個分
  • 桜の花の塩漬け 5〜6個
  • 強力粉(春よ恋) 160g
  • きび糖 16g
  • 塩 2.4g
  • 無塩バター 13g
  • ドライイースト(サフ金) 小さじ1/4
  • 浄水 100ml
  • こしあん 200g
  • 溶き卵 1個
<作り方>
  1. 桜の花の塩漬けをサッと洗って水を切り、密封容器に入れて水をたっぷり注ぎフタをしてそのまま冷蔵庫で一晩塩抜きをします(塩気が強いので)。
  2. 大ボウルに塩以外の粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  3. 浄水をレンジで35度にあたためて、バターもやわらかくしておきます。
  4. 浄水を少しだけ残して大ボウルの粉に注ぎ、手でこねます。生地がまとまってきたら塩を加え、固さを残りの浄水で調整しつつ、バターを加えて軽くこねてまとめます。ボウルにラップをかけてそのまま20分休ませます。
  5. 生地を丸めて中ボウルに移しラップをかけて室温で1時間置きます。ボウルごと大きい密封袋に入れて冷蔵庫で12時間ほど1次発酵。
  6. 冷蔵庫からボウルを取り出し1時間以上かけて室温に戻します。時間は大まかでも構わないので、おおよそ2倍に膨れるまで暖かいところに置いておきます。
  7. こしあんを1個40gでラップで丸めておきます。塩抜きした桜の花をペーパータオルで挟んで水分を取っておきます。
  8. パン生地のガス抜きをして5等分して、優しく軽く丸めてフタをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. パン生地を手で平たく丸く伸ばして、麺棒で中央を少し高めにしてのばします。丸めておいたあんこを包み、つまんで閉じて天板に並べます。天板の上で上から押して平らにします。
  10. 30〜35度のスチーム発酵で50分2次発酵。
  11. オーブンを200度15分にセットして余熱を開始します。表面に溶き卵を塗り、中央に水気を切った桜の花を置いて指でギュッと奥深く押し込みます。
  12. オーブンで焼きます。こんがりと焼く場合は5分延長します。
1月 282023
 
家にあるものでパリパリカラメルの濃厚なめらかプリンを作りました。

神保町のカレー店で以前食べたプリンが濃厚で美味しかったので、家にある物で挑戦してみました。目指したのは濃厚さ、滑らかさ、カラメルのあとのせです。

カラメルをパリパリにしてあとのせすると、いつものカラメルの量よりも格段に少なくて済みます。

<材料> 100ml プリン用容器 4個分

プリン生地

  • 卵黄 3個分
  • グラニュー糖 40g
  • 塩 ほんのひとつまみ
  • 牛乳 150ml
  • 生クリーム 150ml
  • バニラビーンズ 1/4本

パリパリカラメル

  • グラニュー糖 20g
  • 水 小さじ1
<作り方>
  1. パリパリカラメルを作ります、大きめのバットに、大きめにカットしたオーブンペーパーを敷いておきます。
  2. フライパンにパリパリカラメル用のグラニュー糖と水を加えて中火にかけて溶かし、香ばしくなったところで火から下ろして、オーブンペーパーに注ぎます(フライパンは洗わずそのままにしておきます)。
  3. 注いだカラメルにオーブンペーパーを折ってかぶせて、フライ返しなどの平たい物で押して薄くのばします。バットの底を冷水につけて冷やします。
量が多すぎてはみ出してしまいました…。
  1. 固まったらオーブンペーパーを剥がして、適度な大きさに割ってオーブンペーパーで包んで冷凍庫で冷やしておきます。
  2. プリン生地を作ります、中ボウルに卵黄を解きほぐして、グラニュー糖を数回に分けて加えてその都度よくすり混ぜます。塩も加えてよく混ぜます。
  3. 先ほどのカラメルを作ったフライパンに牛乳と生クリーム、鞘からこそげ取ったバニラビーンズと、鞘も入れて中火にかけます。
  4. 沸々としてきて60度で火から下ろします。中ボウルに少し注いでは手早くヘラでその都度手早く混ぜます。
  5. 再びフライパンに茶漉しを通して漉します。
  6. プリン型に均等に注ぎます。小瓶など口の小さい物は漏斗を使って注ぎます。アルミホイルで口を覆います。
  7. 大きめの鍋に瓶の底から1/3程度の湯を注いで沸騰させたら、プリンの瓶を並べて置き、フタをして弱火で10分蒸します。
  8. 火を止めて5〜10分ほどそのまま放置します。
  9. 鍋から取り出して冷まします。あら熱が取れたら冷蔵庫でしっかり冷やします。
  10. 食べる直前にパリパリカラメルを小瓶の口に入るサイズに割ってプリンに乗せていただきます。
<後記>
  • パリパリカラメルをプリンに乗せたままにしてしばらく経つと徐々に沈んで中で溶けていきます。
  • パリパリカラメルを割り、先に容器に入れてからプリン生地を注ぐと、通常のカラメルシロップと同じように溶けて下に沈みます。
  • 残った卵白はフライパンでカリッと焼いてから刻み、塩昆布、明太子、ダイス状にカットしたパルミジャーノ・レッジャーノとあえていただきました。貴重なたんぱく質。
  • 後日このレシピを元に「濃厚なめらかチョコレートプリン」を作りました。こちらも贈った先から「また作って!」とリクエストが来たほど好評でした!
 Posted by on 2023年1月28日 at 3:36 PM
1月 222023
 
チョコレートにシーリングスタンプを押しました。

かねてからやってみたかった、シーリングスタンプチョコレート。ザッハトルテのホールに1個だけトッピングされるようなチョコレート。

昔から憧れのシーリングスタンプを購入できたので、早速ブラックチョコレートをテンパリングしてドキドキしながら押してみました。

初めてのシーリングスタンプ。

思いの外簡単で感動!おもしろい!

連続で4個は楽勝で押せます。

チョコレートのボリュームが足りなかったかな。次はもう少し盛ってみよう。

〈材料〉2.5センチシーリング型8〜10個

  • ブラックチョコレート 20g

〈作り方〉

  1. シーリングスタンプを冷蔵庫で冷やします。凍った保冷剤も用意しておきます。
  2. オーブンペーパー5センチ角にカットして、ならべておきます。
  3. オーブンペーパーでコルネを作っておきます。
  4. チョコレートを刻んで小鍋に入れます。フライパンに50度の湯を用意して、小鍋を湯煎し、チョコレートを40度にして溶かします。
  5. 氷水に鍋底をつけて、チョコレートを26度に下げます。
  6. 再び鍋底を湯に一瞬つけて30度に上げます。
  7. コルネにチョコレートを注ぎ、先をカットしてオーブンペーパーに絞り出します。1円玉の大きさに収まるようにして盛ります。
  8. シーリングスタンプを冷凍庫から取り出して、チョコレートの上に優しくあてて、1、2、3、4、5、と数えたら、オーブンペーパーの端を押さえながらシーリングスタンプを静かに傾けてはずします。キレイにはがれます。
  9. チョコレートを冷やし固めます。

剥がれにくくなってきたら、スタンプを保冷剤にあてて冷やします。

1月 152023
 
編み網み山盛りアップルパイ

「家に残っている食材を使い切ろう! 」フェア実施中につき、昨年いただいて、あと数個残っているりんごと、先日作ったガレットデロワで使った冷凍パイ生地を消費すべく、アップルパイを作りました。

りんごが大きいので山盛りです。型を使わず、周りの三つ編みパイ生地で高さを出しました。

タルト型を使わなくても、りんごの汁があふれることもなく焼けました。

〈材料〉直径18センチ1個

りんごの甘露煮

  • りんご 2個(正味550〜600g)
  • 有塩バター 20g
  • グラニュー糖 60g
  • ラム酒 大さじ2
  • レモン 1/8個

パイ

  • 冷凍パイシート 100g×2枚
  • テリ用の卵黄 適宜
  • テリ用のシロップ 適宜
〈作り方〉
  1. りんごの甘露煮を作ります。8つ割のくし切りにして、皮をむいて芯を取ります。
  2. フライパンにバターとグラニュー糖を入れて中火で溶かし、りんごを加えたら弱火でときどきヘラで優しく返しながら15分炒めます。

  1. ラム酒と、レモンを皮付きのまま加えて、軽く蓋をして5分程煮ます。水分が出てくるので蓋を取って、レモンは房の汁をこしたら取り出します。
  2. 中火で水分をとばし、少し汁が残り、こびりつかない程度まで煮詰めます。
  3. 火を止め、粗熱がとれたらバットに移して冷まします。
  4. パイ生地の形成をします。室温または冷蔵庫で解凍したパイ生地1枚を打ち粉をした台に取り出して、18センチ角に伸ばします。長方形のシートの場合は半分にカットして重ねて、正方形に近い形から伸ばします。
  5. 直径18センチの円形の皿や型などをあてて、ピザカッターでぐるりと切り落とします。

  1. ひとまわり大きく円形にカットしたオーブンペーパーに乗せて、フォークで穴をあけておきます。この状態で冷蔵庫に入れておきます。

  1. もう1枚の生地を取り出して、20センチ角に延ばします。定規を使って1センチ幅で10本、5ミリ幅で9本の短冊にカットします。
残った生地は重ねてリボン状にしてあとで周りに重ねます。

  1. 5ミリ幅の短冊の上端に少量の水を付けて3本重ねて押さえてから三つ編みにします。3本作ります。

  1. りんごの甘露煮を、生地の縁を残して中央に形良く盛ります。
甘露煮全量盛りきりました!

  1. このタイミングでオーブンを220度30分にセットして予熱を開始します。
  2. 1センチ幅の短冊5本を等間隔で平行に置き、残りの5本を1本ずつ斜め平行に等間隔で編み込んでいきます。爪楊枝の先で生地が重なった部分を突いて穴を開けます。残った生地をまとめてリボン状に伸ばして、周りをぐるり一周重ねます。周りをフォークで押して閉じます。周りも爪楊枝で穴を開けておきます。
1箇所重ね順を誤ったところが…おしい!

  1. 三つ編みを周りに重ねて、表面に卵黄を塗ります。
三つ編みの下には卵や水を塗らなくてもそのまま乗せるだけでOK。

  1. 200〜180度で30分焼きます。
  2. 焼き上がり直後にシロップを塗ります。
<後記>
  • りんごの甘露煮は冷やしている間にも汁が出てくるので、生地にのせるときはペーパータオルで拭かないまでもサッと汁を切る程度でOK。残った汁は煮詰めて冷やしておきます。固まるので使う時はレンジで軽く溶かしてヨーグルトのソースとしても。
  • アップルパイはカットしてから数十秒グリルで温めてサーブすると、カフェやバーのおやつに。前述のりんごのシロップをまわしかけるとパーフェクト!