2月 182023
 
ミルクバターシートを折り込んだツイスト スティック デニッシュ。

外側がカリッとしていて中がフワフワのミルクバターを折り込んだデニッシュです。私にしては珍しく甘さたっぷりの菓子パン。本当はもっと中までカリカリにしたかったのだけど、とてもふんわりと食べやすいです。1本が結構大きいのですが、甘くて美味しくて2本は食べられそう(がまんしたけど)。

見た目カリッとしているけれど中はふんわり。
〈材料〉6個
  • 準強力粉(リスドォル) 150g
  • きび糖 20g
  • スキムミルク 15g
  • ドライイースト(サフ金) 2.5g
  • 浄水 100ml
  • 塩 1.5g
  • 無塩バター 20g
〈作り方〉
  1. 中ボウルに準強力粉、きび糖、スキムミルク、ドライイーストを入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  2. レンジで軽く温めた浄水を少し残してボウルに回し入れてこね始めます。今回はハンドミキサーの低速でこねました。
  3. 水気が行き渡ったところで塩を加えて、硬さを浄水で調整しながらこねます。
  4. やわらかくしたバターを加えて、生地がなめらかになるまでこねます。
  5. ボウルに丸くまとめてラップをして、暖かいところで2倍に膨れるまで1次発酵。イースト少なめなので2時間かかりました。
  6. ガス抜きをして打ち粉をした台に取り出し、丸めなおしてボウルでフタをして20分ベンチタイム。
  7. 生地を17×32センチの長方形に伸ばして、15×15センチのミルクバターシートを置いて包み、閉じたら麺棒で長方形に伸ばします。
  8. 三つ折りに畳んで、麺棒で長方形に伸ばし、さらに三つ折りに畳んだら、ボウルでフタをして15分休ませます。
  9. 麺棒で24×18センチの長方形に伸ばして、ピザカッターで6分割します。
  10. 片方の縁を少し残して中央に切れ目を入れて、互い違いに巻き付けてツイストさせます。
  11. 天板にオーブンシート敷いた上に優しく移して並べます。
  12. 35度のスチームオーブンで30分2次発酵。終了と同時に天板ごと取り出してフタをかぶせてオーブンの上に移します。
  13. オーブンを210度25分のスチームショットにセットして余熱を開始。フタをかぶせた天板の中が35度になったところで作業台に移しておきます。
  14. しっかり焼き色が付くまで焼きます。
2月 042023
 
桜あんパン(低温発酵)

こしあんたっぷりの桜あんパン。桜の花はしっかり塩抜きをしました。イースト少なめの低温発酵なので、それぞれの素材が引き立って味わい深いです。

<材料>5個分
  • 桜の花の塩漬け 5〜6個
  • 強力粉(春よ恋) 160g
  • きび糖 16g
  • 塩 2.4g
  • 無塩バター 13g
  • ドライイースト(サフ金) 小さじ1/4
  • 浄水 100ml
  • こしあん 200g
  • 溶き卵 1個
<作り方>
  1. 桜の花の塩漬けをサッと洗って水を切り、密封容器に入れて水をたっぷり注ぎフタをしてそのまま冷蔵庫で一晩塩抜きをします(塩気が強いので)。
  2. 大ボウルに塩以外の粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜておきます。
  3. 浄水をレンジで35度にあたためて、バターもやわらかくしておきます。
  4. 浄水を少しだけ残して大ボウルの粉に注ぎ、手でこねます。生地がまとまってきたら塩を加え、固さを残りの浄水で調整しつつ、バターを加えて軽くこねてまとめます。ボウルにラップをかけてそのまま20分休ませます。
  5. 生地を丸めて中ボウルに移しラップをかけて室温で1時間置きます。ボウルごと大きい密封袋に入れて冷蔵庫で12時間ほど1次発酵。
  6. 冷蔵庫からボウルを取り出し1時間以上かけて室温に戻します。時間は大まかでも構わないので、おおよそ2倍に膨れるまで暖かいところに置いておきます。
  7. こしあんを1個40gでラップで丸めておきます。塩抜きした桜の花をペーパータオルで挟んで水分を取っておきます。
  8. パン生地のガス抜きをして5等分して、優しく軽く丸めてフタをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. パン生地を手で平たく丸く伸ばして、麺棒で中央を少し高めにしてのばします。丸めておいたあんこを包み、つまんで閉じて天板に並べます。天板の上で上から押して平らにします。
  10. 30〜35度のスチーム発酵で50分2次発酵。
  11. オーブンを200度15分にセットして余熱を開始します。表面に溶き卵を塗り、中央に水気を切った桜の花を置いて指でギュッと奥深く押し込みます。
  12. オーブンで焼きます。こんがりと焼く場合は5分延長します。
12月 012022
 
パウンドケーキ
今年はマーガリンを太白ごま油に置き換えました

半世紀以上作り続けているパウンドケーキ。いつも油脂は無塩バターと無塩マーガリンを半々で作っていましたが、最近マーガリンの味が気になるようになり、今回は油脂の3/4をバター、1/4を太白ごま油に置き換えてみました。

いつもよりもしっとりやわらかくて口当たりも軽やか

これからはこのレシピでいこうかなと思います。

1本を12等分して袋詰めして各所にお裾分け。あっという間に消えます。

<材料>18センチパウンド型2個分

パウンド生地

  • ラム酒漬けフルーツ 150g
  • くるみ 50g
  • 無塩バター 150g
  • 太白ごま油 50g
  • 薄力粉 225g
  • ベーキングパウダー 小さじ1
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • グローブ 小さじ1/4
  • 塩 ひとつまみ
  • 細粒グラニュー糖 200g
  • 卵 3個
  • バニラエッセンス 数滴

シロップ

  • グラニュー糖 30g
  • 水 50ml
  • ブランデー(またはラム酒) 大さじ1
<下ごしらえ>
  • ラム酒漬けフルーツをザルで漉しておきます。汁は生地に使います。
  • くるみを余熱無しのオーブンで150度で15分焼きます。冷めてから大きい粒はカットしておきます。
  • バターを大ボウルに入れて室温に戻しておきます。
  • 型に合わせてオーブンペーパーを折って敷いておきます。
  • 卵を溶いておきます。
<作り方>
  1. パウンドケーキ生地を作ります。中ボウルに粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  2. 大ボウルのバターをハンドミキサーでクリーム状にして、太白ごま油を加えてよく混ぜます。
  3. グラニュー糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。
  4. 溶き卵を数回に分けて加えてよく混ぜます。バニラエッセンスと、ラム酒漬けフルーツの汁も加えて混ぜます。
  5. 粉類をバサッと加えて、ラム酒漬けフルーツを粉の上に乗せ、シリコンヘラで切るように混ぜ、粉気が少なくなったところにくるみを加えて、サッと混ぜ合わせます。
  6. オーブンを200度45分にセットし、余熱を開始します。
  7. 型に均等に生地を入れて、手のひらで型の底をパンパンたたいて空気を出しながらならします。生地にXのように切り込みを深く入れて型の角に生地を盛り上げて、オーブンに入れます。
  8. 180度で10分焼いたらナイフで中央縦に切り目を入れます。残り35分を170度で焼きます。
  9. 焼いている間にシロップを作ります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて火にかけて煮溶かし、沸騰したら火から下ろしてブランデー(またはラム酒)を加えて冷まします。
  10. 広いテーブルにアルミホイルを敷き、その上にラップを敷いて、焼き上げたケーキをひっくり返してオーブンシートを剥がして中央に置き直します。とても熱いので気をつけます。
  11. シロップを均等にシリコン刷毛で手早く塗り、ラップでピッタリ包んでさらにアルミホイルで包んで冷まします。
  12. 涼しい所に3日〜1週間おいてからいただくと美味。
11月 302022
 
マジパン入りシュトレン

今年のマジパン入りシュトレン作り。気合を入れたのはいいのですが、1年に1度きりの作業に結構手間取ってしまって、キッチンはしっちゃかめっちゃか。11月22日に作り、28日にカットして味見をしてみました。

こだわっただけおいしく仕上がり正直ホッとしました。これからカットして各所にお裾分け。気に入ってもらえると良いなぁ。

薄くスライスしていただきます

マジパンのラム酒が効いていて、大人向け。甘さもちょうどよかったです。常温で寝かせたので熟成したのかな。

<材料> 2個分

フィリング

  • ラム酒漬けフルーツ 300g
  • スライスアーモンド 80g

マジパン

  • アーモンドプードル 140g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • 細粒グラニュー糖 90g
  • 練乳 大さじ2
  • フルーツ漬けのラム酒 大さじ3〜5

シュトレン生地

  • ライ麦粉 10g
  • 準強力粉 145g
  • 薄力粉 145g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ2/3
  • カルダモン 小さじ1/3
  • グローブ 小さじ1/3
  • ドライイースト 4g
  • 無塩バター 60g
  • 卵 1個
  • きび糖 60g
  • 塩 4g
  • 牛乳 50ml
  • 水 40ml

仕上げ用

  • ラム酒 大さじ3
  • 無塩バター 50g
  • グラニュー糖 50g
  • シナモン 小さじ1/2
  • 粉砂糖 30g
<下ごしらえ>
  • ラム酒漬けフルーツをザルで漉しておきます。漉したラム酒はマジパンに使います。
  • スライスアーモンドを150度15分ローストして、牛乳にいったん浸し、ザルで漉しておきます。漉した牛乳はシュトレン生地に使います。
<作り方>
  1. マジパンを作ります。粉類をボウルに入れて泡立て器でよく混ぜたら、練乳と漉したラム酒を少しずつ加えながらシリコンベラで混ぜて、緩くなりすぎない程度にまとめて、ラップに2等分して筒状にして丸めて冷蔵庫に入れておきます。
  2. シュトレン生地を作ります。大ボウルに粉類を入れて泡立て器でよく混ぜます。
  3. スライスアーモンドを浸して漉した牛乳と水と卵を加えて、こねを開始します(今回はキッチンエイドの低速でこねました)。
  4. 生地の固さを確認しながら、固いようであれば水を少しずつ足します。
  5. バターを加えてこねて、さらに漉したあとのフルーツとスライスアーモンドを加えて軽くこねます。
  6. こねが終わったら大きめの密封容器に生地を移して、室温(19度くらい)で数時間一次発酵。
  7. 生地が2倍にふくれたらガス抜きをして取り出し、生地を2等分にして丸めて30分ベンチタイム。
  8. 軽く伸ばしてマジパンを挟んで二つ折りにします。
  9. オーブンの発酵モード(40度)で45分二次発酵。
  10. 1.5倍にふくれたら180度で30分、170度に下げて20分焼きます。
  11. 取り出したらラム酒を塗り、溶かしバターを刷毛で塗ります。
  12. 粗熱がとれたらポリ袋に入れ、シナモンシュガーを入れてまぶします。そのまま一晩おきます。
  13. アルミホイルの上にラップを大きめにカットして敷き、シュトレンを置いて上から1個につき15gずつ粉砂糖をふるって、包んで涼しいところに1週間保存します。

<後記>

冷蔵庫ではなく常温で約1週間熟成しました。涼しい場所を選んだつもりですが、ふんだんにまぶしておいた粉糖はとけていたので、改めてふりかけました。

1月 072020
 
トヨ型パン

久しぶりにパン型を複数出してきて、しっかりと空焼き処理をしました。その中からトヨ型を使ってジャストな分量で焼き上げました!。

そもそもトヨ型って? 日本語の「とい」から来てるのだろうけど、もともとはドイツの伝統菓子用の型で、レーリュッケン(Rehrücken)「鹿の背中」を意味するのだそう。なんともワイルドな。

材料

  • 強力粉 220g
  • きび糖 20g
  • スキムミルク 10g
  • ドライイースト サフ青 3g
  • 浄水 150ml
  • 塩 4g
  • 無塩バター 20g

作り

  1. 型はあらかじめ空焼きをして、薄くサラダオイルを塗っておきます。
  2. 塩とバター以外をボウルに入れてニーダーでこねて、塩、バターを加えて滑らかになるまでこねます。
  3. 生地を取り出して丸め直して、内側に粉を振ったヨーグルトメーカーの容器に入れてフタをして30度で1時間、一次発酵。
  4. 2倍に膨れたら粉をふってバンチしてガスを抜き、打ち台に取り出して丸め直して、フタを被せて20分ベンチタイム。
  5. 生地を長方形に伸ばして、くるくる巻いてとじます。型に生地を入れます。
  6. フタを開けたまま35度に設定したオーブンで30分2次発酵します。型の8割ほどに膨れたところでフタをして210度に余熱開始。
  7. 210度で20〜25分焼きます。型ごとトンと落として空気を入れ替えて、型から取り出し冷まします。