10月 292023
 
紅玉で作ったフィリングをサンドしました

今の時期、いちごが手に入らないのでデコレーションケーキの具に困ってしまいます。

そこで今が旬の紅玉りんごをフィリングにしたところ、甘酸っぱくてアクセントがついてとてもおいしかったです。

デコレーションはかなり雑です

盛り付けは国産フルーツ缶詰を使い、さらに懐かしいドレンチェリーとアンゼリカをプラス。そこはかとなく漂うレトロ感。

〈材料〉直径15センチ1個分
  • 紅玉 1個 (221g/可食部177g)
  • グラニュー糖 70g
  • 熱湯 大さじ2
  • 薄力粉 60g
  • 細粒グラニュー糖 70g
  • 卵 110g
  • 牛乳 20g
  • 無塩バター 20g
  • グラニュー糖 10g
  • 水 30g
  • コアントロー 5ml
  • フルーツ缶詰 1缶
  • ドレンチェリー 5個
  • アンゼリカ 適宜
  • 生クリーム(乳脂肪分42%) 250ml
  • グラニュー糖 20g
  • ホワイトラム酒 小さじ1
〈作り方〉
  1. りんごのフィリングのデコレーションケーキりんごを4つ割にして皮と芯を取って5ミリ幅に切り、フライパンに入れてグラニュー糖を加えて強火で煮詰め、香ばしくなってきたら熱湯を加えて混ぜて火から下ろし、バットに移しておきます。
  2. 薄力粉は最低2回はふるって、さらにふるいに入れておきます。
  3. ボウルよりひとまわり大きいフライパンに、湯煎用の60度のお湯をはっておきます。
  4. バターと牛乳を小鍋に入れ、上記の湯煎で溶かして湯から外しておきます。
  5. 型の内側に薄くバターを塗ってオーブンシートを底と側面内側にくっつけておきます。
  6. 中ボウルに卵を割りほぐして、グラニュー糖を加えてムラが無いように泡立て器で軽く混ぜます。
  7. ボウルを湯煎にかけて、低速で混ぜて滑らかにしながら、卵液を人肌まで上げます。
  8. ボウルを湯煎から外して、ハンドミキサーの中速で泡立てます。
  9. 緩く形を描けてすぐに戻る状態になったら低速できめを整えます。
  10. オーブンを180度30分にセットして余熱を開始します。
  11. 生地に薄力粉をふるい入れます。
  12. シリコンヘラで底からすくい上げては返して、粉を生地になじませます。
  13. 溶かしバターの小鍋に生地をひとすくい加えて混ぜたら、生地のボウルに戻して軽く混ぜ合わせます。
  14. 生地を型に流し入れます。シリコンヘラについた生地は加えません。
  15. 型の底を軽くトントンたたいて大きな気泡を出し、170度で25分焼きます。
  16. オーブンから出した直後に、型を少し高い位置からコンと落として空気を入れ換えて、ケーキクーラーに敷いたオーブンペーパーの上に逆さにして型を外し、そのまま冷まします。
  17. 冷めたら上下を入れ替えて、大きめのポリ袋に入れて、できるだけ冷蔵庫は避けて涼しい場所に保存します(夏場は野菜室がいいかも)。
  18. トッピングの準備をします。フルーツ缶詰のシロップを切り、斜めにスライスしてペーパータオルに並べて置きます。
  19. ドレンチェリーを半分にカットして、アンゼリカを薄くスライスしておきます。
  20. ボウルに氷水を用意しておきます。
  21. シロップを作ります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて一煮立ちしたら火から下ろし、コアントローを加えて冷まします。
  22. スポンジケーキをスライスします。底を5ミリのルーラー(私は木の棒を使ってます)をガイドにしてスライスして、下から1センチ幅で3枚スライスし、トップの層をスライスします(切れっ端はラップで包んで冷凍しておいてちょっとしたおやつ用に)。
  23. 下の層から順にバットなどに並べます。それぞれ表面にシロップを塗っておきます。
  24. ホイップクリームを作ります。ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れて、底を氷水にあてながら、高速でゆるめに泡立てて、低速でトロリと落ちる程度まで泡立てます。
  25. 手前だけを中速でもったりと落ちない程度まで泡立てて、層の中に塗るサンド用にします。おおよそクリーム全体の半量をサンド用に使います。
  26. 回転台にスポンジケーキの一番下の層を直接中央に置き、ホイップクリームの手前のもったりした部分をスポンジケーキに盛ったら、スパチュラで平らにならして、りんごのフィリングを軽く押す感じで並べます。中央には置かないように気をつけます。
  27. その上にサンド用のホイップクリームを盛って軽く平らにしたら、次の層のスポンジケーキをホイップクリームの上に重ねます。中央から外側に軽く押してクリームが少しはみ出る程度に、上面が水平になるように整えます。
  28. 重ねたスポンジケーキにクリームを塗り、りんごのフィリングを重ねて、クリームを塗って、次の層のスポンジケーキ重ねます。
  29. 残ったゆるめのクリームを、ホイッパーですくってスポンジケーキの上にのせたら、スパチュラで上面に薄く透ける程度に下塗りします。側面も薄く一層覆います。
  30. クリームの本塗りをします。クリームをホイッパーで盛ったら、側面に垂らすイメージで上面を平らにします。側面にクリームを足しながらスパチュラを縦にあてて回転させながら平らにのばします。
  31. スパチュラについたクリームは、濡らして絞ったペーパータオルでクリームをきれいにぬぐってから(もったいないけど心を鬼にして)、ケーキの表面をきれいにならします。ケーキの下のエッジにスパチュラを浅く入れて、回転台を一周して下に接しているクリームをきれいにすくい取ります。
  32. 残ったホイップクリームを泡立て器ですくって一瞬とどまり角が曲がる程度まで軽く混ぜて固さを調整してから、絞り袋に入れておきます。
  33. ケーキの上面にクリームを絞り、中央にフルーツ、ドレンチェリー、アンゼリカを盛って飾ります。
  34. 冷蔵庫にそのまま入れて冷やします。
7月 282023
 
久しぶりに焼いた自家製酵母の塩バターロールパン。パリパリでジュワーッ! ピリッと塩味がやめられない。

レーズン酵母から始まって、ドライマンゴーや現在ドライプルーンで酵母液を起こして楽しんでいましたが、あまりの猛暑続きのためパンを焼くという気になれないというか、特に高温でライ麦パンを焼くのは無謀なのでしばらく敬遠していました。

でも冷凍ストックしていたパンももう残りわずかになってきたこともあり、冷蔵しておいたプルーン酵母液から久しぶりに元種を起こしてみました。

室温が30度近くあるため、過発酵になるのではと心配でしたが、時間を調整して進めました。特にバターを使ったロールパンなので、最終発酵でバターが流れないように、オーブンでのスチーム発酵を短時間にとどめました。

<材料>6個分
  • 春よ恋 160g
  • 自家製天然酵母元種 74g
  • 塩 3g
  • きび糖 15g
  • スキムミルク 5g
  • 浄水 80ml
  • 無塩バター 15g
  • 中に入れる有塩バター 5gずつ6個分
  • 粗塩 適量
<作り方>
  1. 元種を取り分けて、浄水を加えて混ぜて緩めておきます。
  2. 大ボウルに粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  3. 大ボウルに緩めた元種液を加えて、ハンドミキサーのドゥーフックで低速で捏ねます。
  4. まとまってきたら塩を加えて、柔らかくしたバターを加えて捏ねます。
  5. 生地を発酵用のボウルに移し、濡らしたキッチンペーパーとラップやフタをして、室温で(今回は26度で1時間)発酵させます。
  6. ボウルごとポリ袋に入れて閉じ、冷蔵庫の野菜室で今回は10時間低温発酵させます。
  7. 冷蔵庫から取り出し、室温に(今回は26度で1時間)戻します。
  8. 生地を6等分して、丸めて濡らして固く絞ったペーパータオルをかぶせて20分ベンチタイム。
  9. 楕円形にのばして、長辺を中心に向けて三つ折りにして、さらに二つ折りにしながら、親指の付け根を使って、軽く押してたたみ、端を摘んで閉じ、転がして細長くします。
  10. 濡らして絞ったペーパータオルをかぶせて少し休ませてから、生地の端を手のひらではさんで空中でこすり合わせながら上の端を細く長く伸ばします。
  11. ペストリーボードに置いて、麺棒を使って細長〜い涙形に伸ばし、太い方に縦に1センチほど切り込みを入れてバターを5gのせたら軽くくるく巻き、端をしっかり押さえて閉じます。
  12. 天板の上にオーブンペーパーを敷き、生地を並べてスチームオーブンで30度10分、そのまま50分2次発酵。
  13. オーブンを210度20分にセットして予熱開始。
  14. 溶き卵を刷毛で塗り、粗塩をひとつまみずつ振りかけます。
  15. 予熱完了したオーブン中段に天板ごと入れ、210度で20分間焼きます。
  16. オーブンペーパーごと取り出して、しみ出たバターを刷毛でパンに塗ってテリを出します。
5月 072023
 
直径18センチの抹茶ムース。

昔からよく作っていた抹茶ムース。抹茶や生クリームを用意するのが手間だったものですが、今は家で抹茶を手軽に挽いたり、生クリームもすぐに手に入る良い時代。甘納豆を切らしてしまったので、今回は小豆パウダーでクッキー台を作ってみました。小豆パウダークッキー美味しい…。

クッキー台なので崩れず美しくカットできました!
抹茶のツブツブが見えるけど、自家製抹茶なので贅沢に濃厚にもできちゃいます。

ゼラチンがラスト1袋、しかも4gしか残っていなかったので、ギリギリ固めた形になりました。シュワシュワっと口の中で溶けてしまうので、あっという間に食べてしまいます。

通常はお茶っ葉は淹れたら捨ててしまうものですが、抹茶にすればすべて消費できるのが嬉しいです。

<材料> 直径18センチセルクル1個分

小豆パウダークッキー台

  • 薄力粉 15g
  • コーンスターチ 15g
  • 小豆パウダー 11g
  • アーモンドプードル 5g
  • 無塩バター 20g
  • 太白ごま油 8g
  • きび糖 18g
  • 塩 ひとつまみ
  • 卵黄 4g

抹茶ムース

  • 抹茶(緑茶を抹茶ミルで挽いたもの) 8g
  • 湯(抹茶溶き用60度) 50ml
  • 粉ゼラチン 4〜5g
  • 水(ゼラチン煮溶かし用) 40ml
  • 生クリーム(42%) 200ml
  • グラニュー糖(生クリームホイップ用) 20g
  • 卵白 1個分(42g)
  • グラニュー糖(卵白ホイップ用) 24g
<作り方>
  1. クッキー台を作ります。粉類を小ボウルに入れて泡立て器でふんわり混ぜ合わせます。
  2. バターと太白ごま油ときび糖を混ぜ、卵黄と塩を加えて混ぜます。
  3. 粉類をザッと加えてヘラで切るようにまぜたら、台にオーブンシートを敷いた上に取り出してまとめます。
  4. このタイミングでオーブンを180度15分にセットして予熱を開始します。
  5. まとめた生地の上にさらにオーブンシート(なんでもシートがおすすめ)を重ねます。セルクルよりも少し大きめに平らに丸くのばし、爪楊枝の先でクッキー地に均等に穴を開けて、天板に移します。
  6. 170度で15分焼きます。
  7. 冷めたらセルクルをクッキーにあてて、クッキーの周りの余分なところを切り落とします。型よりも気持内側をナイフの先で軽く何度も引いてカットするのがポイントです。
  8. クッキーにセルクルを被せて、底をセルクルごとラップで包み、ゴムバンドで押さえます。砕けたクッキーの粉でセルクルとクッキーの隙間を埋めます。
  9. 抹茶ムースをつくります。小ボウルに60度のお湯を入れて抹茶を振り入れて泡立て器でよく混ぜます。
  10. 小鍋に水を入れ、ゼラチンを振り入れてしばらくふやかしてから、弱火にかけて煮溶かします。
  11. 抹茶のボウルに小鍋のゼラチン液を加えてよく混ぜ合わせておきます。
  12. 卵白をハンドミキサーの泡立て器で解きほぐしたらグラニュー糖を2回に分けて加えながらしっかり泡立てます。
  13. 生クリームにグラニュー糖を加えて、持ち上げるとお辞儀する程度に泡立てます。
  14. 生クリームに抹茶ゼラチン液を加えて泡立て器で混ぜます。
  15. 卵白を3回に分けてその都度混ぜ合わせます。
  16. セルクルに生地を流し入れて、シリコンヘラで平にならします。水平を保った状態で冷蔵庫で一晩冷やし固めます。
縁ピッタリまで入れてならします。
  1. 60度の湯で温めたペティナイフを型の内側に入れて一周して切り離します。
抹茶ミルで挽き立てを使用。今回は知覧茶。色がきれい。
<余った材料を活用>
  • 今回、セルクルの容量に対してムースの量が多く、溢れてしまいそうだったので、ココットに切り落としたクッキーを入れた上に余ったムースを入れて冷凍してアイスクリームに。これがまたシャリシャリ濃厚でおいしいかったです。
  • 卵黄は全卵1個を足して溶いて、ソーセージやパプリカのピカタに使用。それでも卵液が残ったので玉子焼きにしました。
5月 062023
 
ランチ+おやつ。

卵1個とクリームチーズ100gで作るカスタードスフレチーズケーキ。一日冷やした後でもふわふわでシュワシュワ。通常のチーズケーキよりも嵩があまりないけど、食後のデザートにちょうどいい量です。

なぜか真っ平らに。
<材料> 底が抜けない直径15センチ型1台分

カスタードクリーム

  • 卵黄 1個
  • グラニュー糖 9g
  • 薄力粉 6g
  • 牛乳 75ml
  • 無塩バター 15g

チーズケーキ

  • クリームチーズ 100g
  • グラニュー糖 3g
  • レモン汁 1/8個分
  • 卵白 1個
  • グラニュー糖 21g
<下準備>
  • クリームチーズを室温に戻しておきます。
  • 型に薄くバターを塗って、底に丸くカットしたオーブンペーパーを敷き、側面にオーブンシートを巻いておきます。。
  • 卵白をボウルに入れて冷蔵庫で冷やしておきます。
<作り方>
  1. カスタードクリームを作ります。小鍋に卵黄とグラニュー糖を入れてシリコンヘラで白っぽくなるまで混ぜます。
  2. 薄力粉を加えて混ぜ、牛乳を加えて混ぜます。
  3. 中火にかけてゆっくり混ぜながらトロリとしてきたら手早く混ぜ、ツヤが出てきたところで火から下ろします。ゆるめでOKです。
  4. バターを加えて良く混ぜ、あら熱を取ります。
  5. チーズケーキ生地を作ります。クリームチーズをシリコンヘラでクリーム状に練り、カスタードクリームを少しずつ加えながらよく混ぜます。
  6. レモン汁を加えて混ます。
  7. 卵白のボウルを取り出して泡立てます。少しずつグラニュー糖を加えて角が立ちきめ細やかに仕上げます。
  8. このタイミングでオーブンを200度70分(可能であれば)にセットして余熱を開始します。
  9. 卵白をひとすくいチーズケーキ生地に加えてよく混ぜたら、2〜3回に分けて卵白を加えてサックリと混ぜ合わせて、型に流し入れます。
  10. 型よりもひとまわり大きい耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、40度の湯を入れ、型を入れて、オーブンで200度15分、120度35分、180度で10分、150度で10分蒸し焼きにします。
  11. オーブンのトビラを少しだけ開けた状態で冷まし、オーブンから出して室温で冷まします。ラップをかけて冷蔵庫で一晩寝かせます。翌日ボウルの周りを温めて、ひっくり返して取り出します。
5月 052023
 
ふわふわしっとりで持つとしなります。

小豆パウダーをふんだんに使った自家製天然酵母の食パンです。

捏ねているといつもよりグイグイ水分を含んで、相当水を追加しました。

そのためなのか焼き上がりはふんわりしっとり。小豆の香りも楽しめて、味も濃い!

きっちり2等分しているのにいつも片方だけが高くなってしまうのは私の特徴。

時間がかかりましたが、自家製酵母も元気に育ってくれていて嬉しいな。

〈材料〉1斤分
  • 強力粉(スーパーカメリヤ) 190g
  • 小豆パウダー 27.5g(5.5g×5包)
  • スキムミルク 6g
  • きび糖 15g
  • レーズン酵母元種 76g(うち粉の量が38g)
  • 浄水 170ml(130+40ml)
  • 塩 3.5g
  • 無塩バター 15g
〈作り方〉
  1. 小ボルに浄水を入れてレンジで人肌よりも低め(30度)に温めて、元種の容器に少し加えて緩めておきます。
  2. 大ボウルに粉類を入れて、泡立て器でふんわり混ぜ合わせておきます。
  3. 大ボウルに緩めた元種液を加えて、ハンドミキサーのドゥーフックで低速で捏ねます。
  4. まとまってきたら塩を加えて、柔らかくしたバターを加えて捏ねます。
  5. 生地を発酵用のボウルに移し、濡らしたキッチンペーパーをかけてフタをして、室温で(今回は26度で2時間)発酵させます。
  6. ボウルごとポリ袋に入れて閉じ、冷蔵庫の野菜室(10度)に入れて低温発酵(今回は19:30〜4:30で9時間)。
  7. 冷蔵庫から取り出し、室温に(今回は23度で2時間)戻します。
  8. 打ち粉をした台に生地を2等分して、切り口を包み込むように形を整えながらガス抜きをして丸めます。閉じ目を下にして濡らして固く絞ったペーパータオルをかけて約20分間ベンチタイム。
  9. 型に薄く油を塗っておきます。
  10. 手や麺棒で優しく正方形に伸ばしながら大きな気泡を抜き、縦に三つ折りにたたみ、手で優しく押さえて麺棒で縦に伸ばし、手前からくるくる緩く巻いて端をきっちり閉じ、閉じ目を下にして型に入れます。
  11. 型に濡らして固く絞ったペーパータオルをかぶせて28度の所に置き、型の8分目ほど膨れるまで発酵します(今回は7:20〜10:45で、おおよそ3時間30分)。その間ペーパータオルが乾いたら随時濡らします。
  12. 型をオーブンに入れて、予熱なしの110度30分にセットして焼成を開始します。
  13. 110度で10分、160度に上げて10分焼き、200度で10分間焼きます。
  14. 少し高いところからトンと落として型から取り出して、網で冷まします。
のびのびと育ちここまで生地を持ち上げてくれる力持ち自家製酵母。