11月 302022
 
マジパン入りシュトレン

今年のマジパン入りシュトレン作り。気合を入れたのはいいのですが、1年に1度きりの作業に結構手間取ってしまって、キッチンはしっちゃかめっちゃか。11月22日に作り、28日にカットして味見をしてみました。

こだわっただけおいしく仕上がり正直ホッとしました。これからカットして各所にお裾分け。気に入ってもらえると良いなぁ。

薄くスライスしていただきます

マジパンのラム酒が効いていて、大人向け。甘さもちょうどよかったです。常温で寝かせたので熟成したのかな。

<材料> 2個分

フィリング

  • ラム酒漬けフルーツ 300g
  • スライスアーモンド 80g

マジパン

  • アーモンドプードル 140g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • 細粒グラニュー糖 90g
  • 練乳 大さじ2
  • フルーツ漬けのラム酒 大さじ3〜5

シュトレン生地

  • ライ麦粉 10g
  • 準強力粉 145g
  • 薄力粉 145g
  • シナモン 小さじ1
  • ナツメグ 小さじ2/3
  • カルダモン 小さじ1/3
  • グローブ 小さじ1/3
  • ドライイースト 4g
  • 無塩バター 60g
  • 卵 1個
  • きび糖 60g
  • 塩 4g
  • 牛乳 50ml
  • 水 40ml

仕上げ用

  • ラム酒 大さじ3
  • 無塩バター 50g
  • グラニュー糖 50g
  • シナモン 小さじ1/2
  • 粉砂糖 30g
<下ごしらえ>
  • ラム酒漬けフルーツをザルで漉しておきます。漉したラム酒はマジパンに使います。
  • スライスアーモンドを150度15分ローストして、牛乳にいったん浸し、ザルで漉しておきます。漉した牛乳はシュトレン生地に使います。
<作り方>
  1. マジパンを作ります。粉類をボウルに入れて泡立て器でよく混ぜたら、練乳と漉したラム酒を少しずつ加えながらシリコンベラで混ぜて、緩くなりすぎない程度にまとめて、ラップに2等分して筒状にして丸めて冷蔵庫に入れておきます。
  2. シュトレン生地を作ります。大ボウルに粉類を入れて泡立て器でよく混ぜます。
  3. スライスアーモンドを浸して漉した牛乳と水と卵を加えて、こねを開始します(今回はキッチンエイドの低速でこねました)。
  4. 生地の固さを確認しながら、固いようであれば水を少しずつ足します。
  5. バターを加えてこねて、さらに漉したあとのフルーツとスライスアーモンドを加えて軽くこねます。
  6. こねが終わったら大きめの密封容器に生地を移して、室温(19度くらい)で数時間一次発酵。
  7. 生地が2倍にふくれたらガス抜きをして取り出し、生地を2等分にして丸めて30分ベンチタイム。
  8. 軽く伸ばしてマジパンを挟んで二つ折りにします。
  9. オーブンの発酵モード(40度)で45分二次発酵。
  10. 1.5倍にふくれたら180度で30分、170度に下げて20分焼きます。
  11. 取り出したらラム酒を塗り、溶かしバターを刷毛で塗ります。
  12. 粗熱がとれたらポリ袋に入れ、シナモンシュガーを入れてまぶします。そのまま一晩おきます。
  13. アルミホイルの上にラップを大きめにカットして敷き、シュトレンを置いて上から1個につき15gずつ粉砂糖をふるって、包んで涼しいところに1週間保存します。

<後記>

冷蔵庫ではなく常温で約1週間熟成しました。涼しい場所を選んだつもりですが、ふんだんにまぶしておいた粉糖はとけていたので、改めてふりかけました。

5月 232022
 
フランスパン天板でバリバリバゲット

コロナ禍、おうちでフランスパンを焼こうと買い置きしておいたリスドォルをそろそろ消費しなくてはと心に留めていたので、出先で立ち寄ったカルディでモルトパウダーを見つけたので購入。それならばと真面目にバゲットを焼きたくなって、長年憧れだった波型のパンチされたフランパン天板を冨澤商店で購入。大小どちらのサイズにしようか迷ったけど、大は小を兼ねるということで、大を選び、翌日届きました。

早速前の晩から仕込んで、オーバーナイト発酵後、今朝から形成をして、フランスパン天板で2次発酵。いつもより短めで、気持ち膨らんだくらいでオーブンに入れましたが、焼いてる途中でモリモリクープから膨らんできて、パチパチと割れる音が聞こえました。

そうか、今までのように充分膨れて過ぎてからだと、焼成のときにはもう膨れないから、いまいち開かなかったのだと気がつきました。

形成とクープの入れ方が下手なのでいびつですが、皮はバリバリ薄めで、中がもっちりな、今までにない仕上がりにただただ感動です。

フランスパン天板

〈材料〉フランスパン天板 大 2本分

  • 凖強力粉(リスドォル) 250g
  • モルトパウダー 0.3g
  • 塩 5g
  • ドライイースト(赤サフ) 小さじ1/8
  • 浄水 170ml

〈作り方〉

  1. 水を計量カップごとレンジで20秒あたためます。
  2. モルトパウダーを1.の少量の水で溶かしてから戻し、ドライイーストを振り入れて溶かします。
  3. 大ボウルに粉を入れてホイッパーでふんわりまぜておきます。
  4. 2.の水溶液を少しだけ残して粉にまわしかけて、シリコンドレッジで軽く粉気が無くなるまで混ぜます。固めであれば残りの水溶液で調整します。
  5. ボウルにラップをかるくかけて、25分休ませます。
  6. 塩を加えて再びシリコンドレッジで周りから折りたたむようになじむように混ぜて、ラップをかけて25分休ませます。
  7. ボウルの中で生地を三つ折りして、さらに90度回転させて三つ折りにして、フタ付きの四角い容器に入れ、冷蔵庫で10〜18時間、オーバーナイト発酵します。
  8. 冷蔵庫から容器を取り出し、そのまま1時間ほどかけて室温に戻します。
  9. 粉を振った台に、フタを取った容器をひっくり返してそのまま生地を自然に台に落とします。
  10. 生地を2等分にカットして、正方形に整えてから三つ折りにして、フタをかぶせて15〜20分休ませます。
  11. 向こう側から1/3手前に折り、手前1/3を向こう側に折り、さらに親指の付け根で抑えながら半分に折り、しっかり閉じます。とじ目を下にして、フランスパン天板の中央を開けて2本並べます。
  12. オーブンをスチーム300度※20分にセットして余熱開始します。オーブンの上に打ち台を置き、その上にフランスパン天板を置き、お湯を入れたコップを置いてビニールシートで生地に付かないように覆います。余熱に25分ほどかかるので、その熱を利用して二次発酵します。
  13. 余熱完了したのを見計らって、生地に茶こしで粉を振り、クープを入れます。クープにオリーブオイルを垂らして伸ばします。
  14. オーブンに生地を入れたら250度にしてそのまま20分焼きます。

※家のオーブンは300度まで上げられますが、数年間使い続けてきた実感としてそこまで高くないと思われるため(家庭用だけに)、フランスパン天板の耐熱温度よりも高めに設定しています。

フランスパン天板(大)は、家のオーブンに入るとはいえオーブンの天板のくぼみにはまらないので、オーブン天板をひっくり返して設置して、底面の上にフランスパン天板を重ねました。

熱伝導がいいのか、生地の底もしっかり香ばしく焼けました。

今までパンマットは洗えないというのが気になって使いこなせなかったので、今回は波型フランスパン天板の強力なサポート力を実感しました。

4月 242022
 
自家製カヌレの断面

個人的には人生2度目のカヌレブーム到来。ちまたでもリアルにブームらしく、出先で見つけるとラッキーという感じです。

最近は市販で、コスパ良くて美味しいのが、エクセルシオールのカヌレ。290円で満足感が味わえます。コーヒーにもとても良く合います。

ブームのためか近所のコンビニやカルディでも探しても、なかなか売っていません。そこで自分で作ってみようかと。最初のブームの時は、まずカヌレ型のお高さに速攻で心が折れてしまった記憶があります。銅製で1個4000円とか。もはや家で焼くのは無理だとあきらめていました。

今回はもう少しリーズナブルな、1個500円ほどの型を探したのですが、これもまたブームのためか品薄状態。
お取り寄せではありましたが、ヨドバシで霧島製作所のカヌレ焼型を6個購入。思いの外早く届きました。

早速生地を仕込みました。材料はいたってシンプル。ただし生地を24時間は寝かせておきたいのに加えて、焼き上がりまで1時間は必要なので、焼くタイミングを見計らうのが難しいです。

家のオーブンで果たしてこんがり焼けるのだろうか不安でしたが、焼き上がって型から取りだした瞬間と、ひとくち食べた時の感動は忘れられません。

カヌレだよ〜!(感涙)

カヌレだよ
<材料> カヌレ型6個分
  • 牛乳 250ml
  • 無塩バター 10g
  • グラニュー糖 100g
  • 卵 1個
  • 強力粉 50g(準強力粉のスーパーカメリアを使いました)
  • ダークラム酒 大さじ2
  • バニラオイル 数滴
  • 型塗り用の無塩バター 小さじ1程度
<作り方>
  1. 小鍋に牛乳とバターを入れて火にかけます。沸騰寸前まで温めて火から下ろして、人肌まで冷まします。
  2. ボウルに砂糖と強力粉を入れ泡立て器でふんわり混ぜておきます。卵を加え混ぜ合わせざっと混ぜます。冷ました牛乳バターとバニラとラム酒を加えてざっと混ぜます。
  3. 生地にラップで密着させて、冷蔵庫で18時間、できれば24時間寝かせます。
  4. 生地を冷蔵庫から取り出して、室温に戻します。型の内側にべったりバターを塗って、冷蔵庫に入れておきます。
  5. オーブンを230度50分にセットして予熱します。
  6. 生地を軽く混ぜてから、冷蔵庫から取り出した型の7〜8分目まで均等に流し込みます。
  7. 230度で30分、その後190度で20〜30分焼きます。
  8. 熱いうちに型から取り出して網で冷まします。冷めてもしばらくは外側カリカリで中もちもちです。

外側がしっとりなってしまったら、グリルの弱火でアルミホイルをかぶせて焦がさないように2分ほど温めて、冷まします。

 Posted by on 2022年4月24日 at 11:17 AM
5月 302021
 

フワッフワの真綿のようなパネトーネマザー山型食パンです。
先日通販で購入したパネトーネマザーの菓子パンバラエティセットがとてもふわふわで美味しかったので、久しぶりにパネトーネマザーパン作り再燃。パネトーネマザー種がなかなか手に入らず(昔はカルディでも手に入ったのに)、レイクタウンの富澤商店でも売り切れになっていて、数日後にやっと買うことができました。
こねているときのイースト臭さも無く、とても扱いやすい。膨れ具合もハンパないし、ふわふわふっくら、優しくくせのない味に改めて感動しました。これはしばらくはまりそうです。

<材料>

  • 強力粉 250g
  • パネトーネマザー種 10g
  • てんさい糖 15g
  • スキムミルク 5g
  • 浄水 185ml
  • 塩 3.5g
  • 無塩バター 20g

<作り方>

  1. 大ボウルに強力粉、てんさい糖、スキムミルク、パネトーネマザーを入れて泡立て器でふんわり混ぜておきます。バターは室温にもどします。
  2. 浄水をレンジで20秒温めます。ボウルにまわし入れます。
  3. ハンドミキサーにドゥフックを取り付けて低速でこねをスタートします。
  4. ザッと生地がまとまったところで塩とバターを加えて、1段階高速で3分ほどこねます。
  5. シリコンヘラで生地をまとめてボウルにラップをして10分ほど休ませます。
  6. シリコンヘラで生地をまとめなおして、暖かいところで1次発酵。
  7. 生地が1.5倍に膨らんだら、シリコンヘラで生地を軽くまとめなおして、発酵を続けます。
  8. 生地が2倍に膨らんだらガス抜きをして取り出し、2等分して丸めて15〜20分ベンチタイム。
  9. 食パン型の内側にサラダオイルを塗ります。
  10. 生地を縦長の長方形にのばして左右から三つ折りにして、手前からくるくる丸めて閉じ、食パン型に並べます。
  11. 型にラップをかけて、暖かいところで30分ほど二次発酵。
  12. 食パン型の8分目まで膨らんだら、オーブンをスチーム200度27分にセットします。
  13. 170度で27分焼きます。
  14. 型ごと落として空気を入れ換えて取り出して、冷めてから切り分けます。
5月 042021
 

先日電気ホットサンドメーカーをいただいて朝食に大活躍しているのですが、今日は十数年前から使っている直火式のホットサンドメーカー(バウルー Baw-Loo)でベランピング。ミルク求肥あんこホットサンドを焼いてみました。

いかにも年季はいってる

自家製食パンは小ぶりなので、はみ出すこと無くちょうどいいサイズ。風が強くて焼き目が思ったほど付かなかったけど、焼きたて美味しい!

あんこも自家製なのですが、固めに炊いてしまって失敗したものをブレンダーで強引にこしあん風にしたものを使いました。甘み控えめ。ミルク求肥加えるだけでモチモチ度絶妙!

<材料>

  • 食パン 8枚切り4枚
  • あんこ 120g

ミルクぎゅうひ

  • 白玉粉 25g
  • 練乳 25g
  • グラニュー糖 10g
  • 牛乳 40ml

<作り方>

  1. 食パン8枚切り4枚用意します。私の場合自家製角食パン1斤を4枚切りにしてから、さらに半分にスライスして使っています。
  2. あんこを2等分しておきます。
  3. ミルクぎゅうひを作ります。バットにコーンスターチを敷いておきます。鍋に牛乳以外の材料を入れて、牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜます。そのまま20分ほど休ませて、白玉粉をふやかします。
  4. 滑らかになったら中火にかけてゆっくりヘラで鍋底をなぞり、固まり始めたら鍋を火からおろして勢いよく混ぜます。
  5. ぎゅうひをバットの上にのせて手早く粉をまぶしながら2等分して、食パンよりひとまわり小さく四角形に平たく均等に伸ばします。
  6. 食パンにあんこを均等に塗り、その上にぎゅうひをのせて、食パンを重ねて軽く上から押しておきます。
  7. ホットサンドメーカーの焼き面に薄くオイルを塗って閉じ、火にかけて両面十分温めます。
  8. やけどをしないようにパンをはさんで閉じて、両面こんがり焼きます。